JOSANの心の旅ー②「１９７４年卒業旅行・欧州１人旅（⑥ベルギー編）」

2013/07/10 - 2013/07/10

今回の「１９７４年卒業旅行・欧州１人旅」は、私の
大学の卒業旅行(2月中旬～３月末）の１人旅の話
です。

私はパリの街から列車に乗り、お隣の国べルギー
王国の首都ブリュセルに行きました。

当時の私はベルギーの知識は殆ど無く、知つて居
たのは小便小僧と、チョコレートだけでした。

ベルギーは殆ど通過するだけで、観光は殆ど有りま
せんでした。



この企画は、生前この企画を私が約束して果たせな
いまま、第二の故郷デンマークで病死した、４トラの
悪友のGINさんに捧げます。

エリア ブリュッセル(ベルギー)

パリから何の観光知識も無く、ホテルに着くとホ
テルのガイドブツクに、観光名所は街の広場だ
と書いて有りました。

ガイドブツクに因ると「ブリュッセルの観光は、グ
ランプラスと呼ばれる広場が中心で、世界ー美
しい広場です。」だそうです。

「グランプラス広場には15世紀初頭に建てられ
た市庁舎、王の家、様々なギルドハウスが立ち
並び、そのパノラマビューは圧巻です。」とガイド
ブツクに有ります。

「グランプラスは11棟の建物によって取り囲まれ
て居て、ギルドハウスには「星」「白鳥」「狐」「袋」
など、それぞれのギルドを象徴する物の名前が
付けられて居る。」とガイドブツク有ります。

ギルドとは「職業別に集まった、組合組織」の事
です、ブリュッセルが繁栄したのは、こうした商人
ギルドや、それによって集まって来た、手工業者
のギルドのお陰でもあった様です。

「ギルド達は街を守り、何より自治を愛した、ドイツ
やベルギーでは、国家としてまとまる事が余りなか
った代わりに、都市がそれぞれの特色を活かして
産業を育み発展した。」と書いて有ります

やっぱり欧州のゴシック様式は、マジでかっこい
いですね！。

この広場の最寄駅は、ブリュッセル中央駅なの
で、グランプラス周辺での観光が目的でブリュッ
セルに滞在する場合は、この辺りに宿を探した
方が、良いかと思います。

ただし、国際線の鉄道の発着はブリュッセル南駅
が中心ですのでご注意を！。

私が思うには、このグランプラスと呼ばれる広
場の観光は夜間がベストです。

広場の建物もライトアツプ用に、建物の表面に
炭が塗装が成されているので、昼間は煤けて
見えてあまり綺麗では有りませんね。

でも流石に有名な観光地です、レストランはこ
の広場に集中して居て、色々な種類のレストラ
ンが並んでいます。

「ベルギー料理」と言えばフリット（フライドポテト）
、そしてワッフル、さらに次にはムール貝の料理
が挙げられるでしょう｡

ベルギー人に因れば、「フリット（フライドポテト）
は元祖はベルギーで、我が国から世界中に広
まった！。」との事で〜す。

ベルギー人の話の通りに、街中にフリット屋台
が出て居て、大きめな２度揚げの熱々のフリッ
トに、みんな特製マヨネーズを掛け、とても美味
しそうに歩きながら食べて居ます。

そして有名なムール貝のワイン蒸しは、豪快に
バケツで山盛りに、出て来るそうですが、でも私
は1人ですので、安い炭焼きのステーキのお店
に入り、大きなＴボーンステーキを食べました。

このお店は入り口でお肉を選び、炭焼き場に行
き網の上で自分でステーキを焼く、とても面白い
お店でした。

ステーキの味付けは、塩とコショウと特製ソース
で、食べ放題のサラダとポテトが付き、大変美味
しいお肉でした。

でも円が1ドル300円の時代ですので、何を食べ
ても高くてマジで、泣きたく成りました〜。（涙）



※料理はやはりカラーでなければ、美味しさが
伝わりませんので、友人に写真を借りました。

グランプラス広場周辺が観光の中心で、世界ー
美しい広場だそうですが、私には物価も世界一
高いと、貧乏旅行者の私は思いました。

ホテルもレストランもパリより高く、長居は禁物だ
と3日間の予定を2日にして、オランダに行く事に
決めました。

実は私は有名な小便小僧の像を探して、歩き周
りましたが3度も前を通つたのに、気ずか無い程
小さくて、世界3大ガッカリ君の意味が、良く判り
ました〜。（笑）

観光地は何もかも高いので、食事も立ち食い
の簡単なお店で済ませて、おやつには名物の
ワッフルを食べて、私はお腹が減るのを我慢
して居ました。

市内には気軽なオープンサンドのお店が多く
て、先ず入り口で５〜６種類の中からパンを
選んで、20種類位の具の中から、３〜４品選
んでパンに乗せて貰い、食べるのです。

そして文化の違いなのか、ベルギー人はこの
オープンサンドをなんと、ナイフとフォークで食
べるのです、しかしこのオープンサンドが当時
でも８００円もするので、私は泣きそうでした〜。（涙）

ですので1日のお小使いが３０００円の予算の
旅では、まともなレスランでは食事は、珠にし
か出来ませんでした。

当時の私の月のお小使いが、1万円の時代で
したので欧州は、何でも高くて参りました。（汗）

私はベルギーに来て、ビールがこの国の名
産品で、物凄い種類の珍しいビールが有る
と、ホテルマンに教えられました。

確かにベルギーのホテルマンが言う通り、街
には物凄い種類のビールが、売られて居て１
つの街に幾つものビール会社が有り、ドイツ
より種類が多い様でした。

そして有名なゴディバと言うチョコレート会社
のチョコは小さなー粒でも、1個300円もする
ので、残念ながら私はお土産を買う事は、出
来ませんでした〜。（涙）

マジで欧州人は、良くビールやワインを飲みま
す、聞く所に因るとアルコールに対する、強い
消化酵素が、８割位の人に有るので、日本人
の様に酔わないので、昼からお酒を飲んでも、
問題無いそうです。

パトカーのお巡りさん達もランチに、ビールや
ワインを、飲んで居るお国柄ですので、多少の
お酒では余り、煩い事は言は無い様ですね。

私の姉が後年ベルギーに、３年間駐在員で暮ら
しましたが、本格的なフランス料理は、現在では
ベルギーの方が美味しいと、わざわざフランス
人達が伝統的なフランス料理を食べに、国境を
越えてベルギーのレストランに、来るとの姉の話
でした。

そしてベルギーは物価がとても高いので、ベルギ
ーの人達も特別の事が無い限り、レストランには
年に1〜2回しか、行けないそうです。



明日は７ヶ国目の国、オランダ王国に列車に３時間
半揺られ、首都のアムステルダムに行きます、目的
は念願のゴッホ美術館で〜す。（祝）

※この知人から借りたカラー写真は、昔食べ損ねた
　ムール貝の写真です、美味しそうですね〜。（笑）

（終）