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かつての日本鉄道随一の難所・横軽越え(横川−軽井沢間)。長野新幹線の開通と同時に廃止になったこの区間の一部が、ハイキング道として整備されている。旧熊ノ平駅から横川駅までのハイキング道約6キロを2013年GWに歩いてみた。首都圏からそれほど遠くないこともあり、観光客の数はかなり多かった。<br />「アプトの道」と呼ばれているが、アプトとは歯車を利用して鉄道がきつい傾斜を上り下りする方式。実際は、廃止時までアプト式が使われていたわけではない。しかし、廃止時でも、急傾斜を上り下りするための補助機関車を連結しなければ通過できない難所だった。

アプトの道を歩く

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2013/05/05 - 2013/05/05

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まさらっき

まさらっきさん

かつての日本鉄道随一の難所・横軽越え(横川−軽井沢間)。長野新幹線の開通と同時に廃止になったこの区間の一部が、ハイキング道として整備されている。旧熊ノ平駅から横川駅までのハイキング道約6キロを2013年GWに歩いてみた。首都圏からそれほど遠くないこともあり、観光客の数はかなり多かった。
「アプトの道」と呼ばれているが、アプトとは歯車を利用して鉄道がきつい傾斜を上り下りする方式。実際は、廃止時までアプト式が使われていたわけではない。しかし、廃止時でも、急傾斜を上り下りするための補助機関車を連結しなければ通過できない難所だった。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
3.0
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
旅行の手配内容
個別手配
  • 横川駅前からJRバス関東の軽井沢行きに乗車。在来線廃止に伴う代替路線で通常はノンストップだが、2013年のGWには1日1往復のみ途中5箇所に停まる臨時便が運行された。50席くらいの前ドアのみのバスだったが、ちょうどほぼ満席の状態で横川駅をほぼ定刻11:10に出発。

    横川駅前からJRバス関東の軽井沢行きに乗車。在来線廃止に伴う代替路線で通常はノンストップだが、2013年のGWには1日1往復のみ途中5箇所に停まる臨時便が運行された。50席くらいの前ドアのみのバスだったが、ちょうどほぼ満席の状態で横川駅をほぼ定刻11:10に出発。

  • バスは、ヘアピンカーブが連続する国道の旧道を、車線をはみ出しながら進んでいく。臨時便なので自動放送は全くないが、ドライバーが停留所の案内だけでなく簡単な観光案内も放送していた。しばらくしてアプトの道の終点・旧熊ノ平駅の最寄停留所・熊ノ平駐車場に到着。時刻表の到着予定時刻11:30から5分ほど遅れていた。

    バスは、ヘアピンカーブが連続する国道の旧道を、車線をはみ出しながら進んでいく。臨時便なので自動放送は全くないが、ドライバーが停留所の案内だけでなく簡単な観光案内も放送していた。しばらくしてアプトの道の終点・旧熊ノ平駅の最寄停留所・熊ノ平駐車場に到着。時刻表の到着予定時刻11:30から5分ほど遅れていた。

  • 熊ノ平駐車場停留所は文字通り、観光用の駐車場。駐車場は結構広いので、6キロも歩くのが嫌なら、車でここまで来る手もある。すぐ近くに旧熊ノ平駅への上り階段がある。廃駅になる前からあったものなのかは不明。観光用に上りやすく整備されているが、段数は少なくはなく、結構しんどい。

    熊ノ平駐車場停留所は文字通り、観光用の駐車場。駐車場は結構広いので、6キロも歩くのが嫌なら、車でここまで来る手もある。すぐ近くに旧熊ノ平駅への上り階段がある。廃駅になる前からあったものなのかは不明。観光用に上りやすく整備されているが、段数は少なくはなく、結構しんどい。

  • 階段を上りきれば、旧熊ノ平駅がある。横川−軽井沢間の在来線が廃止されたのは長野新幹線開通時だが、熊ノ平駅としてはそれよりも前に廃止されており、在来線廃止時にはただの信号場(鉄道用信号のための境目)となっていた。はっきりホームの跡が残っており、レールも廃止時のままである。ホームのそばには変電所の廃墟や山崩れ事故の殉難碑などもある。<br />

    階段を上りきれば、旧熊ノ平駅がある。横川−軽井沢間の在来線が廃止されたのは長野新幹線開通時だが、熊ノ平駅としてはそれよりも前に廃止されており、在来線廃止時にはただの信号場(鉄道用信号のための境目)となっていた。はっきりホームの跡が残っており、レールも廃止時のままである。ホームのそばには変電所の廃墟や山崩れ事故の殉難碑などもある。

  • 旧熊ノ平駅と現峠の湯の間の区間は、在来線廃止時のルートとは別に、旧線があった。アプト式鉄道だったのは旧線の方であり、ハイキング道もそっちを進む。廃止時のルートと旧線は熊ノ平駅のすぐ東側で分岐し、すぐにトンネルに入るため、トンネルの入り口が3つ並ぶ珍しい光景が見られる。

    旧熊ノ平駅と現峠の湯の間の区間は、在来線廃止時のルートとは別に、旧線があった。アプト式鉄道だったのは旧線の方であり、ハイキング道もそっちを進む。廃止時のルートと旧線は熊ノ平駅のすぐ東側で分岐し、すぐにトンネルに入るため、トンネルの入り口が3つ並ぶ珍しい光景が見られる。

  • しばらく、100メートルほどのトンネルを出たり入ったりの繰り返し。トンネル内は照明がついているので、懐中電灯などは特に要らない。ハイキング道は歩きやすいよう、土が固められていたり、舗装されていたりしている。

    しばらく、100メートルほどのトンネルを出たり入ったりの繰り返し。トンネル内は照明がついているので、懐中電灯などは特に要らない。ハイキング道は歩きやすいよう、土が固められていたり、舗装されていたりしている。

  • 500メートルの6号トンネルを抜けると、1番の見どころ・めがね橋が現れる。旧熊ノ平駅からここまでゆっくり歩いて40分くらい。そのまま進んでしまうと、橋の上を通るだけで見えにくい。階段を下って下から橋を見る。下からみると、めがね橋と呼ばれてはいるが、形は全然めがねではない。しかし、谷間の高いところを渡るレンガ橋は、とても美しく見える。

    500メートルの6号トンネルを抜けると、1番の見どころ・めがね橋が現れる。旧熊ノ平駅からここまでゆっくり歩いて40分くらい。そのまま進んでしまうと、橋の上を通るだけで見えにくい。階段を下って下から橋を見る。下からみると、めがね橋と呼ばれてはいるが、形は全然めがねではない。しかし、谷間の高いところを渡るレンガ橋は、とても美しく見える。

  • めがね橋の横川駅側には、撮影用のスペース?があるので、そこから橋を横から撮ることもできる。記念のスナップ写真をとるなら、ここからがいいと思う。

    めがね橋の横川駅側には、撮影用のスペース?があるので、そこから橋を横から撮ることもできる。記念のスナップ写真をとるなら、ここからがいいと思う。

  • めがね橋を通っていたのは旧線。長野新幹線開業時に廃止になったときに通っていたいわゆる新線は、このあたりは少し離れたところを通っていた。めがね橋から山のほうをよく見ると、新線の高架橋が見える。

    めがね橋を通っていたのは旧線。長野新幹線開業時に廃止になったときに通っていたいわゆる新線は、このあたりは少し離れたところを通っていた。めがね橋から山のほうをよく見ると、新線の高架橋が見える。

  • めがね橋より横川駅へ向かうと、トンネルの区間は少なくなり、単調なハイキング道になる。ハイキング道は、結構傾斜があるように感じる。昔であれば、アプト式でなければ当然登れなかっただろうと思う。

    めがね橋より横川駅へ向かうと、トンネルの区間は少なくなり、単調なハイキング道になる。ハイキング道は、結構傾斜があるように感じる。昔であれば、アプト式でなければ当然登れなかっただろうと思う。

  • しばらくすると、途中に碓氷湖が見えてくる。この湖には1周1.2キロの散策コースがあるらしく、パンフレットで案内されている。ただ、それほど景色がいいようには見えなかったので、遠くから見るだけにして素通りした。

    しばらくすると、途中に碓氷湖が見えてくる。この湖には1周1.2キロの散策コースがあるらしく、パンフレットで案内されている。ただ、それほど景色がいいようには見えなかったので、遠くから見るだけにして素通りした。

  • ほぼ1時くらい、峠の湯に到着。旧線と廃止時のルートがちょうど合流するところに、温泉施設・峠の湯がある。温泉は500円。自分は入らなかったけど。<br />温泉施設の中にはあの駅弁で有名な「おぎのや」が経営するレストランがあり、あの駅弁も売っている。

    ほぼ1時くらい、峠の湯に到着。旧線と廃止時のルートがちょうど合流するところに、温泉施設・峠の湯がある。温泉は500円。自分は入らなかったけど。
    温泉施設の中にはあの駅弁で有名な「おぎのや」が経営するレストランがあり、あの駅弁も売っている。

  • あの駅弁とはもちろん「峠の釜めし」である。もともとは、横川駅で補助機関車を連結している間にホームで売られていた。現在は横川駅近辺の多数の駅ではなく普通の店舗で売られている。峠の湯の前の庭園にベンチがあったので、ランチに買って食べることにした。

    あの駅弁とはもちろん「峠の釜めし」である。もともとは、横川駅で補助機関車を連結している間にホームで売られていた。現在は横川駅近辺の多数の駅ではなく普通の店舗で売られている。峠の湯の前の庭園にベンチがあったので、ランチに買って食べることにした。

  • 横川駅と峠の湯の間は、トロッコ列車「シェルパくん」というのが廃線跡を走っている。しかし、本数が少なく、車両も小さく、ただの移動手段としてはあまり使い物にならない。特に混雑期は、子ども向けと思ったほうがいい。

    横川駅と峠の湯の間は、トロッコ列車「シェルパくん」というのが廃線跡を走っている。しかし、本数が少なく、車両も小さく、ただの移動手段としてはあまり使い物にならない。特に混雑期は、子ども向けと思ったほうがいい。

  • 2時くらいに峠の湯を出発。ここから横川駅までの間は廃線跡は複線分あり、一方がハイキング道、もう一方はトロッコ列車が通っている。このあたりは一直線に近いトンネルや橋がほとんどなく、単調であまり楽しくない。

    2時くらいに峠の湯を出発。ここから横川駅までの間は廃線跡は複線分あり、一方がハイキング道、もう一方はトロッコ列車が通っている。このあたりは一直線に近いトンネルや橋がほとんどなく、単調であまり楽しくない。

  • 峠の湯からの途中には、丸山変電所がある。もちろん、現在は使われてなく、廃墟である。一時朽ち果てていたときもあったが、今は修復され、きれいなレンガ造りの建物になっている。

    峠の湯からの途中には、丸山変電所がある。もちろん、現在は使われてなく、廃墟である。一時朽ち果てていたときもあったが、今は修復され、きれいなレンガ造りの建物になっている。

  • 丸山変電所を過ぎると、上信越自動車道の高架橋がかなり高いところを横切っている以外、横川駅近くまで見どころはない。ひたすら歩くのみ。

    丸山変電所を過ぎると、上信越自動車道の高架橋がかなり高いところを横切っている以外、横川駅近くまで見どころはない。ひたすら歩くのみ。

  • 2:45頃、横川駅近くまで到着。ハイキング道から少しそれると、碓氷関所跡がある。横川駅近くはかつて旧中山道の碓氷関所があり、当時の東門が復元されて残されている。また、隣接して碓氷関史料館があり、古文書などを展示してあった。

    2:45頃、横川駅近くまで到着。ハイキング道から少しそれると、碓氷関所跡がある。横川駅近くはかつて旧中山道の碓氷関所があり、当時の東門が復元されて残されている。また、隣接して碓氷関史料館があり、古文書などを展示してあった。

  • こちらは碓氷峠鉄道文化むら。機関庫のあとが鉄道のテーマパークになっている。かつて碓氷峠で使われていた機関車だけでなく、この区間とは関係ない車両も展示されている。園内に入るのは有料だが、車両を眺めるだけなら園外からでも十分。

    こちらは碓氷峠鉄道文化むら。機関庫のあとが鉄道のテーマパークになっている。かつて碓氷峠で使われていた機関車だけでなく、この区間とは関係ない車両も展示されている。園内に入るのは有料だが、車両を眺めるだけなら園外からでも十分。

  • ちょうど3時、横川駅前のアプトの道入口まで到着。

    ちょうど3時、横川駅前のアプトの道入口まで到着。

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