2013年　クラブのないイビサ旅行（ダルト・ヴィラ逍遥）

2013/06/01 - 2013/06/03

イビサ島の中心地エイビッサの見どころと言えばなんと言っても丘の上に造られた旧市街ダルト・ヴィラです。
城壁に囲まれたこの小さな町を歩くのに適している時間は、人が誰もいない朝方と人々が三々五々食事に繰り出してくる夕方ではないでしょうか。
この二つの時間帯がダルト・ヴィラが一番美しい姿を見せる時ではないかと思っています。

エリア イビサ島(スペイン)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ダルト・ヴィラは城壁に取り囲まれています。
城壁の入り口から見た白い家。

まずは朝のダルト・ヴィラから。
光と影の対比が美しい時間帯です。

朝はやや冷えていますが、坂道を登るにつれて汗が出てきます。

まだ観光客の訪れもなく、住民も寝ているのか、ひっそりとしています。

階段の上り下りが結構大変です。

でもそんな階段を上った上には。

小さな広場があったりします。

さらにだらだらの坂道を登っていくと、頂上に到達します。

ダルト・ヴィラの頂上に鎮座する教会。

頂上から見るイビサの海。

吸い込まれそうなほど深い蒼です。

ダルト・ヴィラの中では猫を良く見かけます。

対岸から見たダルト・ヴィラの全景。
城壁に囲まれた中世の街並みなのに下はクルーザーが浮かぶ海。
そんな一見似合わない取り合わせが、ダルト・ヴィラの魅力かもしれません。

海の街並みに与える雰囲気がアンダルシアの白い街にない魅力を与えているのかもしれません。

夕食を食べに行ったレストラン。
このあたりは何軒かのレストランが並んでいます。
どこもウェイターは男性ばかり。
見栄えの良い若い男で客を呼ぼうという店が多い中、ここはちょっと変わったものを売りにしていました。
ウェイター陣は、若くもなく年寄りでもない。（でも旬は過ぎた男ばかり）
ここの売りは右側の戸口でポーズを決めて立っている方。
客が来ると思いっきりオネエで呼び込みます。で、その面白さにつられて客が入ってくる仕組みではないかと・・・
ただ、客が席に着くとサービスの態度はそこまでオネエでないのが面白いです。（もちろんそれでも充分女っぽいのですが・・・客を呼び込む時は芝居がかったほど大袈裟なオネエぶりなので・・・）
ま、もっとも周りの店のウェイターもほとんどがゲイと言う感じでしたが・・・・

でもこのレストランの料理、かなり美味しかったです。
オードブルはアスパラガスにパルメザンチーズを乗っけて焼いたもの。

ここの所、魚ばかり食べていたので、メインは子羊にしました。
てっきり焼いたものかと思いきや、とろとろに煮込んだ子羊が来ました。でもかなり美味しかったです。
グラスで頼んだ赤ワインも美味しかったです。

それに比べるとデザートはやや平凡。
チョコレートブラウニーとアイスクリーム。
ブラウニーがちょっと重たかったです。

なんにせよ、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
食事が終わって暫くすると陽が沈んで、あたりが暗くなってきました。

もう９時半を過ぎていますが、これから食事に出かける人たちも。

皆さん楽しそうに食事をなさっています。

この広場にはレストランがいくつも集まっているので、非常に賑やかです。

けれどもレストランの周辺以外はひっそりとしています。

昼間は半袖でも暑かったのが、日が沈むと途端に冷えてきて、セーターが必要になります。

ほろ酔い加減で、ダルト・ヴィラを歩きます。

迷路のような小道を当てもなく逍遥するのが一番でしょう。

酔っているせいもあってどこをどう歩いているのかさっぱりわかりません。

でも、美しさと静けさに誘われてあてどもなく歩き続けます。

階段を登ったり、下ったり。
その度に街は表情を変えます。

あれ？ここはさっき通った道じゃないかな？

同じような所をぐるぐる回っているような気もします。

もしかして魔法にでもかかって、永遠に同じ道を歩き続けなければならないのかもしれない。

と思った時に不意に見覚えのある場所に出たりします。

そんなきまぐれな散歩がこの街には似合います。

港から見たダルト・ヴィラの全景。

明りが水面に映って、非常にきれいです。