2012/08/31 - 2012/09/02
339位(同エリア490件中)
tuviajeroさん
- tuviajeroさんTOP
- 旅行記137冊
- クチコミ6件
- Q&A回答106件
- 145,281アクセス
- フォロワー9人
今日はイエロー・ストーン国立公園目掛けてひた走ります。今回の旅はワイオミング州の北限であるイエロー・ストーン国立公園が北端になります。イエロー・ストーンの後は一気に南下してユタへ戻る予定です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
昨日のキャンプ場を出て直ぐに滝がありました。ここはもうモンタナとの州境付近でワイオミングの北限でしかも山岳地帯なので風景は緑豊かで美しく、川の水も澄んで清らかです。空気まで美味しいと言う感じです。
-
この様な天国のようなところなのですが・・・私は暑くて、砂漠と禿山ばかりで埃っぽくて、なけなしの水もココアのようにドロドロなユタやアリゾナの方が性に合っているようです。
-
立ち寄ったコーディーという町で久し振りにレストランで昼飯にしました。メニューは失念いたしましたがどうせビール(アンバー・琥珀)とステーキでしょう。なかなか凝ったインテリアでした。
-
此処に限らず、中西部では鹿狩りが盛んなのでこの様な装飾をよく見ます。なかなか洒落ていて嫌いではないのですが疑問が・・・
欧米は日本の捕鯨を盛んに外道扱いにしますが鹿狩りの犠牲になる命の方が比較にならぬほど多いし、米国では正肉と皮と角以外(内臓と骨)は捨ててしまいます。
しかも、熊など野生動物への餌付けは強く禁止されているのに“その場”に内臓を捨てて行くのは禁止されていないらしいです。現地の人に聞きましたが、そんな訳で猟銃の発射音は熊にとって食事のベルになっているので獲物を仕留めたら早いところ処理して撤退するそうです。ナンダカナァ・・・です。
しかも、シー・シェパードが製作した和歌山県・大地町でのイルカ漁を告発したザ・コーヴ(The Cove)と云うドキュメンタリ(とは云うものの大偏向で殆ど魔女狩り)映画がサンダンス映画祭で数々の賞を受賞しましたが其の映画祭の場所が鹿狩りの盛んなユタのソルト・レイク・シティなのも悪いジョークみたいです。
兎角、欧米人達は自分が係っていない異文化(しかし絶滅危惧鯨類の原因は欧米人の過剰捕鯨による)には本当に否定的です。本質的に自分達と違うものに否定的な根っ子があるのでしょう。
しかし、魔女狩りの歴史は西欧のものですが、福島原発事故以降の東電だけを吊るし上げる様子を見ていると人間にはそう云う面があるのでしょう。他人の不正を攻撃することにより自らの正義を証明しようとすると言う・・・私は無宗教ですが「罪無き者、石をもて打て」と云う聖書の言葉はかなり普遍的に正しいと思います。
福島事故も国策だった原発政策(事故直前に菅総理が依存率を50%に上げる計画を表明した)の結果であり、受益者も原発が日本の経済を支えていたのだから我々国民全部だった筈ですが一旦事故が起きたら他人事です。
福島の補償は一民間企業でなく国が対処すべきだし、そうしないと福島の人々は救われないでしょう。当時の菅総理と枝野官房長官・経産大臣が図った東電への責任転嫁にマスコミが乗ったところからボタンの掛け違いが始まりました。
最近も“歴史問題”の筈なのに“現在の政治問題”になっている“歴史問題”と従軍慰安婦問題も第三者である欧米まで“日・韓・朝鮮の歴史”に今になって口を出すのは“欧米的魔女狩り”の延長線上ではないかと云う気もします。
魔女狩りの裏には必ず法外な利益を狙った人間がいます。ロビイストもそうでしょうし、魔女狩りで世間の喝采を受けたい米国の政治家、叩き人形を叩いて喝采を狙う韓国の歴代大統領やマスメディアなど・・・理屈で考えないと魔女狩りの片棒を担ぐことになります。慰安婦問題も“被害を訴える人々”の証言だけで本当に真実が判るのか、双方の意見を“歴史の問題”として客観的証拠に基いて検証しなければ矢張り魔女裁判ではないのかと云う気がします。
“歴史問題”で日本がとるべき対応は今までのような軋轢を避けるために相手の言い分を認めると云う事実と関係の無い妥協よりも“客観的な証拠”を保存し、“歴史”を政治的ツールとして利用する中・韓は兎も角、その他の世界に対しては認めるべきは認め、反論すべきは反論して“客観的な歴史的事実”を訴えるべきでしょうね。 -
美しい風景ですが、コロラドに入ってから後は天候が崩れる傾向です。
-
大分イエロー・ストーンに近付いてきました。湖の様子も映画“猿の惑星”で使われたユタ南部やアリゾナの灼熱の太陽の下の地球離れした赤い岩と青い水の強烈なコントラストとは違う冷たくて少し陰鬱で軟らかな光景です。
-
世界的な人気公園イエロー・ストーンの直ぐ近くでこんな凄い牧場に住んでいるとは・・・この上なく贅沢な環境と言えます。
-
イエロー・ストーンに入って直ぐにビッグホーン・シープの歓迎を受けました。
-
湖にも温泉が湧き出ています。
-
イエロー・ストーン・レイクです。
-
今度はバイソンです。
-
翌朝も朝一番でバイソンです。しかし、矢張り大公園のキャンプ場で面白くも無かったせいか写真はなしです。
-
この風景には最強の哺乳類ともいえるグリズリー・ベアがいるそうです。
-
木の化石です。
-
こう云う風景もよく西部劇で見るナァ・・・と思いましたが、そう云えばイエロー・ストーンも映画の舞台になっています。確か、私の大好きな「シェーン」もこの近くで撮影された筈です。DVD持ってるから良く見直してみようっと・・・
-
これは袋田の滝に一寸似てると思います。
-
この公園は水に恵まれていて滝が多いです。
-
こちらは温泉ですが矢鱈と有ります。
-
テラスです。
-
湧き出すミネラルによって色とりどりのテラスができてます。
-
至る所に開いている穴から蒸気が立ち上っています。
-
この風景は生き物の如く現在でも拡張しているようです。
-
これも温泉ですが、手を突っ込みたいのを我慢しました。
-
足湯をしているよりも食べ物を探しているのではないかと思うのですがこんな所に何があるのでしょうか。
-
不思議な光景です。
-
何故にこの様な段々畑のようなテラス構造になるのでしょうか・・・不思議です。
-
流れるお湯の量は結構多いです。
-
これが全景です。
-
池の中にはミネラルが形成する色々な造形があります。
-
これらの他にも千差万別な模様がありました。
-
テラスもこんな間の山みたいなものや・・・
-
こっちは青い空が似合う色鮮やかなテラスです
-
行く先々に土饅頭のような噴出があります。
-
本当に至る所に唐突にと云う感じで出現します。
-
これだけ色々と有ると段々と有り難味がなくなってきます。
-
そして温泉です。
-
これが温泉の中身です。水は綺麗だし、温度も高そうですがそれを薄める綺麗な水も幾等でも有るし・・・日本人はどうしても“その方向”で考えてしまいますね。
-
せめてゆで卵ぐらいは作って欲しいのですが・・・風景台無しになるでしょうね。そう云えばベスビオの上でも卵を茹でていて「何処でも人の考える事は一緒だナァ」と変に感心しました。
-
風景全部が“賽の河原”みたいです。
-
熱湯を噴出し続ける地獄の釜のようなのもあれば・・・
-
青い瞳のような露天風呂もあります。
-
周りには直ぐに美しい森が続きます。
-
それにしても日本人は直ぐに“賽の河原”を連想しますので・・・
-
周りに居たインド人の若者グループに「日本ではこう云うのを“賽の河原”と呼ぶのだ」と言って其の説明をすると、一人に「あなたは輪廻を信じるか?」と訊かれたので、「そう云う人々も居るが私は信じない。だから精一杯人生を楽しんでいるのだ」と応じると何故か大変喜んでハイタッチまで求められました。彼らにとって輪廻が旧い世代の思想で彼らは新世代と云う事なのかもしれません。私はインドはあまり詳しくありません。
-
昨晩もキャンプですが、何故か大きな公園の管理されすぎたキャンプ場は面白くなくて写真を残していません。一晩中雨が降って苦労しているキャンパーも居ました。私は矢張り乾燥した気候と荒々しい岩山に囲まれたユタのキャンプが好きです。
-
湿度が高いので朝は毎朝霧が出ます。
-
人気公園で混雑していますが朝早いうちは空いているし霧がロマンチックな形式を演出してくれます。
-
朝一番のミュール・ディア(雌)です。
-
此処なんぞはもう日本人だったら考える前に飛び込んでいるというか本能的に温泉と川の水の最適混合点を見付け出すでしょうね。
-
こんな風景を眺めながらの露天風呂ならネェ・・・先住民は温泉を利用しなかったのでしょうか???因みに私は温泉は特に好まず、温泉宿に行っても水道のお湯のシャワーを浴びるだけで済ませてしまいます。長い間湯に浸かっていると云う事が嫌なのです。温泉の硬水の湯上りヌルヌル感も嫌だし・・・
-
“露天風呂”周りの草はまだ朝露でビッショリです。
-
また前方に湯気が立ち昇っています。こんな光景があちらこちらにあります。
-
近付くとまた御馴染みの賽の河原が・・・
-
賽の河原も色々な表情があります。
-
こちらにも御馴染みの“青い目”があります。
-
こちらは泥パック状態ですが、これ良くテレビの自然物等に出てくる“極限環境微生物”の代表みたいに出てくる菌が棲んでいる泥ではないかと思います。
また、泥の粘性が高いので左下の小さな泡は一瞬で破裂しないでスローモーションみたいに穴が開いた状態が見えます。 -
こちらは有名な噴水です。
-
こちらも綺麗な温泉ですが、もう至る所に同じような光景があるので段々と飽きてきます。矢張り風景を眺めるだけと云うのは直ぐに飽きます。かといってハイキングルートは温泉周りの散歩道意外のループは少ないのでシャトル・バスの無いこの公園ではなかなかやり辛いです。こんなに一般観光客が多いのに・・・一寸不満です。全米有数のグランド・キャニオンは当然としても、ユタのザイオンやコロラドのメサ・ベルでなんかはもっと観光客が少ないのにシャトルが走っていてとても便利です。ザイオンなどは門前町のスプリングデールの街中各所と結んでるくらいで車が全く必要ないです。
-
こちらは温泉の滝です。
-
風景は本当に多彩です。
-
堆積物の地形や色などがそれこそ色とりどりです。
-
まるで芸術品のような造形です。
-
溢れる温泉が長い時間を経てミネラルなどを堆積したのでしょう。
-
こちらは藻類でしょうね。
-
お湯の色も様々で、こちらは日本の温泉でもよく見る色です。
-
コッチは凄い緑色ですがこれも藻類でしょうね。
-
このバイソンの糞みたいなのも土の中から圧力で押し出された泥のようです。
-
滝へ行く往復2時間ぐらいのハイキングがあったので観に行きました。
-
途上には花などが多くて良い気分転換です。
-
花も道すがらに色々とありました。
-
天気が良かったので風が吹くと水面がさざめいて金の粉を散らしたように煌めいて幻想的でした。
-
其の後は南に隣接するグランド・ティートン国立公園に移動しました。
-
こちらも殆どイエロー・ストーンと同じと言っても良い公園です。
-
ところが大変だったのがキャンプ場で、最初に見付けたなかなか居心地の良さそうなバック・カントリーのキャンプ場では小銭がなくて、通りがかりのレンジャーも持ち合わせず諦めて・・・次に本格的なビレッジみたいなキャンプ場では異常に料金が高く、テント用のサイト(普通は10〜20ドルの間)がグリーン・リバーの定宿、清潔な部屋に清潔なベッド、清潔なトイレにコーヒー・サーバ付きよりも高いという殆ど泥棒と云う料金でした。
怒り狂って窓口に当り散らすと、「管理が民間会社に委託されたらとたんに高くなった」と気の毒そうに言われました。よほど気の毒に思ったのか「実は駐車場の裏の道を行くと無料のキャンプ場がある」と教えてくれました。こんな綺麗なところです。 -
この様にテーブルも便所もあって、結局サイトの環境は有料のものと同じです。却って混雑していない分だけこちらの方が良いです。
鋼鉄製の大きなベア・ボックスも一つずつ付いていますから値段がバカ高いイエロー・ストーンやロッキー国立公園のキャンプ場よりも良いかもしれません。 -
周りの環境はこんな感じです。トレーラー・ハウスの住民は20年ぐらい毎年通い続けているそうです。
-
結局、トレーラーの住民と夜中まで酒盛りすることになりました。大いに気持ちの好い晩でした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
77