◎草津温泉と石楠花

2013/05/25 - 2013/05/26

（写真は湯畑、西の河原通り入口）

　草津温泉は標高1,200ｍほどの高原にある。白根山に登ればそこは標高2,000ｍ。下界より12℃は低い。春から夏、秋にかけては気持ちのいい風が吹いている。ただＰＭ2.5の影響なのか、あのスペインの空のようなくっきりとした青さは見られない。

温泉は日本武尊が発見したといい、なんと1,700年以前の話だ。（行基が開湯721年という説もある）その後有名人もたくさん訪れている由。その名は湯畑の柵に刻まれている。かのベルツ博士も何度も訪れ、温泉治療の効能を確認したという。

この温泉地は珍しく、以前よりますます栄え、観光客が多いのは来てみればわかります。温泉地のモデルケースといえるかもしれない。
湯畑という中心の存在、高原と温泉、健康志向のホテル造り、通りと出店の多さ、背後に白根のお山、東京からの直通バス・・・

・しゃくなげの群れて咲きたる東道（あずまみち）　＜悠遊人＞
・草津の湯三度三分（ぷん）入りませ　　　　　　　＜鈴　子＞

エリア 草津温泉(群馬)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

白根山、湯釜

　ここに来たら、まず湯釜を見なきゃあね。
標高は2,000ｍはある。残雪もタップリでまだスキーもやっている。ハーレーのツーリングも目立ちました。

　・確かめよ湯釜の色と石楠花と　　＜色いろ＞

　

殺生河原のアズマシャクナゲ

　自生の石楠花がいっぱいだが、今年はハズレ年のよう。
一割も花がない。咲かないのではなく花自体がないのだ。
そのせいか付近にはまったく人がいません。

殺生河原のアズマシャクナゲ2

　これからハクサンシャクナゲが咲いてくるはずだが、やはり蕾が見当たらない。

白根神社の石楠花

　ここも今年は花が少ないが石楠花はたくさんある。。草津温泉の中にあるのでぜひ足を延ばしたい。殺生河原よりは幾分花多し。神社は日本武尊を祭っている。

白根神社の石楠花2

　自分の花があるとすれば私の花はシャクナゲだ。
やたら視線が引っ張られてしまうのだ。花だけでなく独特の厚みのある緑の葉、その長楕円の形、向きに惹かれる。

草津温泉、湯畑

　日本武尊が発見したいわれ(1700年前？）、やはりそれだけの雰囲気と情緒がある。湯量も相当なもので、すべてをひっくるめ東日本第一の温泉といっていいだろう。

草津温泉、湯畑2
　
　若い男女のグループや年配さん、家族連れも多い。
草津の湯はみなＰＨが?〜２と強酸性の硫黄泉だが、お湯は意外と澄んでいて透明に近い。しかも大変熱いので名物「湯揉み」が行われてきた。



　

草津温泉、湯畑3

こうして湯の華を採っているのです。

草津温泉、湯畑4

　だれかに見られている感じ・・・
これって人面花？

草津温泉、西の河原通り1

　もともと湯畑中心に拡がって行った町なので、この辺りには風情のある老舗旅館がいっぱいだ。もちろん健康志向の大型リゾートホテルも周辺にたくさんある。これはベルツ博士の影響が大きい。

草津温泉、西の河原通り2

　草津温泉は大小数多くの源泉（自噴湯）がある。一に湯畑、そして熱の湯、地蔵の湯・白旗（しらはた）の湯・煮川（にかわ）の湯、千代の湯、西の河原と続く。無料の共同浴場もたくさんある。ただし酸性の濃さ、湯の熱さからそう入れるものではない。

・草津の湯三度三分（ぷん）入りませ　　　　　＜悠遊人＞

草津温泉、西の河原通り3

　湯畑から西の河原にむかう通り、若い客も多く、いろんなお店は鎌倉の小町通りを思い出した。久しぶりに行く温泉地はさびれてしまったところが多いが、ここ草津は以前よりにぎやかなのが嬉しい。

西の河原

　賽の河原じゃないぞ、でも案外そこに通じてるかも・・・

草津温泉、再び湯畑

　新宿から直通バスで約４時間、早めの予約なら往復5,000円と格安。
熱帯園には確か白い蛇がいるはず。片岡鶴太郎美術館がある。
次は紅葉の１０月がお薦めだ。