2013/03/17 - 2013/03/17
116位(同エリア148件中)
まりも母さん
”ひなまつりウィーク”もついに最終回の”第七弾”常陸太田市の
「第五回スロータウン鯨ヶ丘ひなまつり」の旅行記後半です。
おやつも食べて、再び街歩きを再開します。
鯨ヶ丘は一方通行(車の)の道をぐるっと廻ると 見どころをほぼ歩けるようになっています。
ひなまつり参加店もこの長いV字型の道沿いにあります。
全てのお店の中まで入って見た訳ではありませんが、
ここまで見せていただいた分でも かなり充実度が高いのは、
建物の見ごたえやおひなさま飾りのすばらしいのもありますが、
町の方々の温かさです。
お茶でもてなして下さったり、建物や飾りの説明をして下さったり。
お店の方ばかりでなく、
写真を撮っている地元の方も、話しかけて下さったりするのです。
鯨ヶ丘のひなまつりが、3月1日〜31日までの開催なのは、
旧暦にあわせていることもあるようですが、
同じ茨城のおひなまつりでは最大と思われる"真壁のひなまつり”と時期をずらせているのだそうです。
今年、茨城県内の7箇所のおひなまつりに出かけましたが、
ここ鯨ヶ丘のひなまつりは、真壁にも負けない、スローに楽しめる素敵なひなまつりでした。
鯨ヶ丘のひなまつりをたっぷり楽しんだ後は、
梅の花を見に、西山荘あたりへ行ってみました。
梅の花の満開時期にはまだ早かったですが、
中には花を沢山咲かせた木もあり、北茨城の春を感じる事が出来ました。
最後に近くに見学できる古い建物は無いか?と調べて、
”旧町屋変電所”の煉瓦の建物へも。
大まかなコメントは記載しますが、
詳しいコメントは後ほど追記予定です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
-
24考鯨庵
ギャラリーと看板に書かれていました。 -
中に入ってみると、おひなさまは少々でしたが、
手作り作品や骨董品が沢山置かれています。
珍しいのはタバコ関連のものが多く、昔のパッケージなどもありました。 -
そして、この建物は外から見ただけでは、どうって事ないように見えたのですが、
中が奥に長い作りで、鯨ヶ丘でも最も古い町屋形式の建物だそうです。 -
手作り品のコーナーにいらっしゃった方に伺って、建物の奥の方まで見せて頂きました。
-
昔の冷蔵庫もありました。
-
28根本司法書士事務所
階段を利用した段飾り、これは良いアイディアですよね。
(でも階段使えないけど・・・)
迫力がありますし。 -
30大和田時計店
-
こちらにも大正時代や昭和初期の古いおひなさまが飾られています。
どれも屏風が豪華です。 -
こちらの時計店は明治33年創業創業という事ですからもう110年も前から時計店を営まれているのです!
そして、この大きなホールクロックは創業時からのもの。
おじいさんの古時計の100年もとっくに超え〜。
お店の奥様に伺った所、
やはり何年かごとにオーバーホールするのだそうです。
前回は6年前とおっしゃったかな?(すいません記憶が曖昧です) -
狭いこの坂は”板谷坂”
-
坂の左手に細長い建物があります。
その脇にはこんな路地が。
坂の脇の建物はどうもアパートらしいのです。
昭和な感じの狭そうなアパートではありますが、
路地と言い、坂を見下ろす窓と言い、
物語の舞台になりそうな雰囲気です。 -
37あひるの工房
サンドイッチやケーキのあるカフェです。
ここで休憩もいいな〜
今日は、そこまでお腹空いてないので無理だけど、
次回、鯨ヶ丘に来たら、入ってみたいです。 -
35御菓子処なべや
見世蔵造りのお菓子屋さん。
「ちまき」の看板もいいです!
そうそう、このあたり、ちまきが名物だった事思い出しました。
何かで読んだのです。 -
おひなさまの隣のお人形は福助でしょうか?
座ってない、立ち姿の福助は初めて見たような・・・。 -
お店の中もいい感じです。
私たちもその名物ちまきを買うことにしました。 -
本当に、昔の作り。
この建物は、昔は役場に使われていたと、後日調べていたら出てきました。 -
ちまきを二つ買いました。
お店の方に、「食べますか?包みます?」と聞かれたので、
食べる事にしました。
ちょうどお店の前のバス停前にベンチがあったので、そこで笹の葉をほどきます。
笹の葉の良い香のする程よい甘さのちまき。
レトロでスローなこの鯨ヶ丘にぴったりのおやつ。 -
法然寺の山門は竜宮門。
風神雷神が描かれています。 -
ここが常陸太田駅から上がってくると最初に行き当たる
”鯨ヶ丘ふれあい広場” V字の先端の内側にあたる場所です。
右の道が鯨ヶ丘商店街の道。
左は梅津会館の方へ戻る道です。 -
イベントなども行われる公園のようです。
元は太田警察署のちに太田消防署となった場所ですが、
消防署が移転し、平成20年頃にこの公園になったようです。
トイレは鯨ヶ丘の歴史ある町の雰囲気に合わせた建物になっていました。 -
ふれあい公園から梅津会館の方へ戻る道を進みます。
石材店の建物も懐かしい感じ。
この通りには商店より会社が多いようです。 -
外灯の形がおもしろいです。
けっこう昔のかな? -
りっぱな門構えのおうちもあります。
-
坂の脇道から見ると、奥にいくつもの蔵の並んだ敷地内が見えます。
栄えた商家だったんだろうと思います。 -
”杉本坂”
赤い車の先にはお寺があります。 -
42立川醤油店
マンゴク醤油醸造元。
宝暦年間創業 江戸時時代の後期からの老舗です。 -
お店と敷地内の建物におひなさまを飾ってあるそうなので、敷地奥へはいってみます。
奥には醸造所の建物らしきものがありました。 -
お店の建物に続いたすぐ奥の母屋におひなさま飾りがありました。
お部屋まるごとすばらしい飾りです。
今年のテーマは「花」だそうです。
藤の花飾りやうさぎの飾り、
築230年の母屋が華やかです。 -
色々な所に鞠や吊るし飾りが。
これもかわいいですね。 -
私たちの他にも見に来たお客さんがいました。
ご夫婦の方のようでしたが、
先にお会いした、地元のおじさんに案内されて来られたようです。
そして、その方が立川醤油の奥様に声をかけて下さって、珍しいものを見せて頂きました。
水戸天狗党がこちらに押し入った際につけた刀傷跡
お仏壇の前の桟に刻まれた傷跡がそれだそうです。 -
肖像画の下の鴨居が不自然に面取りされていますが、
それも刀傷の為だそうです。
あまりにキズがひどいので、削って直したらしいという事です。
170年もの歴史あるこの母屋では色々な事があったのですね。 -
お店と母屋の間にある引き戸です。
障子とガラスの扉です。
こちらもかなり古いもので、ずっと使われているそうです。 -
奥様が、この障子戸の便利な機能を見せて下さいました。
途中の障子紙を貼った枠が外せるのです。
するとその下には縦の桟だけが。
夏はこの障子紙の貼られた部分を外せば、表からの風が抜けるようになっているのです。
夏はとても涼しいとおっしゃっていましたよ。 -
奥様のお話は他にも大変興味深く聞かせて頂きました。
昔火事にあって、お店が焼けてしまった事、
再建を急いだ為、材料不足で、古材を使ったのが、今もお店の方に見て取れる事、
便利な明かり取りのからくりも見せて頂きました。
震災では、奥の建物が被害を受けたそうですが、
お店の部分は3年ほど前にゆがんだ梁を直したり、構造的な直しもされていたので、大丈夫だったとの事です。 -
お店の建物も築145年だそうです。
お店の中にも素敵な飾りが沢山ありました。 -
店内には会社の製品、お醤油やあわ漬けの素など、他にもおせんべいやお土産的なものが売られていました。
-
私は小瓶の”梅っこしょうゆ”と言うのを買ってみました。
毎年地元の青梅を使って限定200本位しか作らないようですが、
さっぱりしておいしいですよ、との奥様の言葉に買ってみたのです。
奥様は毎朝、これを目玉焼きにかけて食べるそうです。
これは・・・うまいです!!!
醤油と言う名前なので、普通の濃さの醤油に梅風味かと思ったら、(梅干しエキス入ってる的な)
もっとさっぱりしたお醤油で、梅も青梅ならではのさっぱり感。
ノンオイルドレッシングと言ってもいいです。
これが〜サラダにも冷奴にもいいですよ〜〜〜。
トマトにのっけた新玉ねぎスライスの上にかけたら〜めちゃうまでした!!
これは、次回も絶対買う。友達にも配る。
超おすすめ品となりました。お土産に一押し!
瓶に貼られた千代紙も色々なの。
それもかわいいです。
こういう手作り感のある雑貨的パッケージはマダムのツボですからね〜。
値段も1瓶472円(200ml) -
”立川醤油”さんのお向かいにはこんな建物が。
ひなまつり地図を見ると”蔵ギャラリー”と書かれているので、
イベントなどに使われるのかもしれません。
今日は何も開催されていはいませんでしたが。
中も見たかったです。 -
”和田薬局”
この掲げられた薬名の看板は目を引きます。
こちらではおひなさまは飾られていませんでしたが、
この梅津会館前の通りは見どころのある建物が多いのです。 -
見世蔵を改築して使われている印刷店
-
”橘文化服装学院”という名前が掲げられています。
今はもうやっていないのかな?
洋裁学校ですよね。
常陸太田の娘たちが、花嫁修業に通ったんだろうな。
ぐるっと街歩きをして梅津会館前の駐車場に戻りました。
おひなまつり見物を終えて、まだ少し時間もあるので、
西山荘の方へ行ってみる事にしました。
西山荘は、前回2009年の時に見ていますので、
今日はその手前の公園部分の梅を見に。 -
”西山の里・桃源”の駐車場に来ました。
西山荘の入口にある休憩施設で、和風レストランやお土産物売り場。
それに西山荘までの間が園地になっています。
季節の花が咲き、小川や池があります。
今日は建物入口で、北茨城の地酒の試飲会が行われていました。 -
食事のできるレストランからは池が眺められます。
きれいに手入れのされたお庭です。 -
梅の花・・・咲いていました。
-
ここにはなかなか沢山の梅の木がありますが、
まだまだ、咲き始めの木も多く、満開には1週間は早かったみたいです。
それでもまぁまぁ咲いている木もありましたし、
散策を楽しんだり、写真を撮ってる方もちらほらといました。 -
お天気が良いので、もうちょっと咲いていたら最高だったな〜。
-
こちらの男性、鯨ヶ丘の街歩きで 何度もお会いしました。
地元の方のようで、ご自分の写真撮影のついでに観光で来た人に
案内や見どころの説明をして下さるのです。
立川醤油さんでは、奥さんに声をかけて下さって、室内も見せていただけましたし、
煉瓦の蔵では、夏祭りの時の山車と煉瓦蔵の図が写真好きにはおススメだともおしえてもらいました。
ここでもまた会っちゃいましたね。
梅、まだ早いですね、とお話すると、西山荘のあたりは常陸太田でもちょっと寒いからね、との事でした。 -
”桃源”の建物と反対側にはお茶室があり、
一席500円で一服頂く事ができます。
また、この先に”助さん住居跡”があると言う看板があったので行ってみました。
池の脇に木道があり、散策がてら行かれます。 -
池の脇からややのぼり道です。
西山荘からは徒歩15分って感じでしょうか?
ご隠居様の下へ助さん、この道(こんな風に整備されていませんけど)
毎日通ったのかな? -
住居跡は・・・さっぱり判りません。
井戸の跡を直した風なものがあるだけです。
正直、ふーんって感じなだけですが、
助さんの家がここ。じゃ〜角さんは??? -
今日は西山荘には入らず、そろそろ帰宅です。
太田一高入り口交差点で こんなレトロ建物も見つけました。
もうやってないのかな?
文具店みたいだけど・・・一高の生徒さんが昔はみんな通ったんだようなぁ。
太田一高にも文化財の”旧太田中学校講堂”があるのですが、
普段は非公開で、決まった公開日にしか見られないのです。
外からも見えない場所なので、残念なのです。 -
あとちょっとだけ時間もあるから〜と
欲張って、他に文化財建築など見るところないかと検索〜。
ipadやiphoneあって、便利になったよな〜。
数年前まで調べられなくて残念な事多かったもん。
近場で、国登録有形文化財となっている”旧町屋変電所”があったので、行きました。 -
>昭和31(1956)年まで変電所として機能した後は,地域の集会所として利用され,現在は地区の保存会によって周辺整備が進められています。
震災で煉瓦が崩れ落ちる被害があったそうです。 -
今は修復も完了していました。
-
中は窓から覗き見るだけです。
ガラスが邪魔で写真は良く撮れません。
内部は空っぽです。 -
イベントなどで使われるように空っぽなんですね。
天井の木製の梁が歴史を感じます。
煉瓦が少し落ちた位でよかったです。
鯨ヶ丘のひなまつり、思った以上に楽しく街歩きができました。
古い建物を見るのが好きですが、
中も見せていただけるのは公開されていないと難しいので、
おひなまつりのような期間は大変ありがたいです。
今年は、おひなさまついでに沢山の建物を見ることができて本当に充実の2月3月でした。
おひなさまと古い建物、この見ごろの時期が毎年楽しみになりそうです。
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