モロッコの砂漠でアラビアンロマンス (Arabiran nights in Morocco)

2012/05/05 - 2012/05/07

ちょうど１年前(2012年)にモロッコの砂漠を旅してきました。モロッコというと砂漠のイメージが非常に強いのですが、ガイドブックで見るようなさらさらな砂丘というのは実は少なくて、アルジェリアの国境の近くまで行かないとありません。そんな訳で、マラケシュからは車で10時間位かかります。短期間で砂漠に効率よく周りたいという場合、ツアー参加となるでしょう。私も迷ったのですが、時間があまりなかったので、前日にホテルでSahara Expeditionのツアー予約しました。マラケシュからメルズーカ(直訳で砂漠)・エルグチェビに行き、3日間で950MAD(1万円ほど)でした。フナ広場では客引きがサバク！といって勧誘しています。要らないという顔をするとイッタ？っておもしろい。当日は12人ほど乗れる小型バンが沢山あり、参加者は多そうです。ゴールデンウィーク中なんで日本人も多く、一緒に旅行することになった日本人やカサブランカからのモロッコ人など多国籍グループで出発です！

エリア その他の観光地(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.5

マラケシュから出発して1時間、2000m程のアトラス山脈の峠を越えます。景色が良い所で何箇所か休憩がありますが、この道なら酔ってしまうかもしれないです。

Ait Benhaddouです。ベルベル人の村です。

昔から変わらないんでしょうね。タイムスリップしたみたいです。

Ouarzazateを越え、ランチで小さな村へ立ち寄る。アラビアのロマンスのために着替えなくては。

バラを売る少年。30MADほどで安い。車内に飾るとあららラブワゴンの様に。今日はKelaa M'gounaでバラ祭りがあったのですが、ツアーの宿命、素通りされました。。

映画のセットの様な町並み。

こんな所でも人は住んでいるんですね。

トドラ渓谷の近くの名もない小さな村のホテルに泊まります。辺境の割には思ったより良いホテルでした。写真は夕食での巨大タジン。その後、近くを散歩しますが、川の流れ以外の音は何もなく、月の光以外の光は何もない、静粛な雰囲気。

２日目の朝、近くの村で人々の日常を見ます。写真はタブーらしく撮っていません(皆さんも洗濯中に外から突然写真撮られたら嫌ですよね？)。写真はイスラム式にチャイで歓迎を受けたところ。とはいっても絨毯屋ですが。

途中立ち寄った街(Tinerhir?)では、小さなお祭りに遭遇。建物の中ではベイビーを抱えたお母さんでいっぱいです。目のやり場に困ります。ツアーで一緒だったモロッコ人グループは時間を忘れて踊りだし、クスクスを食べてリラックス。出発は1時間ほど遅れたでしょう。これもモロッカンタイムということで（笑

トドラ渓谷(Todra gorge)です。ここまで来る風景で結構満足していたので、その続きかな。

ここでも踊りだします。モロッコ人はラテン系ののりです。

リッサニ(Rissani)の村。この辺では、アフリカ系とアラブ系の人がミックスしています。砂漠はもうすぐです。

もうすぐなんですが、この辺りは石の砂漠というか絵にならない砂漠が続きます(トドラ渓谷辺りは景色も飽きないのですが)。

Erg Chebbi(メルズーカ)についに到着！ラクダが私たちを待っています。

絵になる砂漠です。出発はもう夕方です。この時間が一番美しくまた暑くもないのでベストです。5月でも真昼は暑すぎでしょう。

綺麗な夕日。１時間ほどキャメルライドを楽しみました。馬に乗るように腰を使えば疲れませんが、乗り心地は馬よりちょっと固めかな。

砂漠の真ん中で念願のキャンプ(テントは常時張ってある)です。夜はタジンを食べて、ライブミュージックを楽しんで、満月の明りを頼りに砂丘まで登ってアラビアンナイトを楽しみました。

翌朝、日が昇る頃に出発。この夜は風が強くて起きるとテントの中も砂だらけ(でもツアーメンバーに砂丘の上で野宿で夜を明かした強者も)。荷物はできるだけ、車(またはマラケシュのホテル)に置いておくのが良いです。でもそんな事も気にならない程、最高の朝です。

日が昇ると、メルズーカの村へ来た道(道なんてないですが)を戻ります。1時間ほどの距離で、夜は砂丘の上から村の明かりも見えたのでそんなに遠くではないです。メルズーカで朝食＆シャワーを浴びて、今日は1日マラケシュまで車で移動してツアーは終了です。ガイドは英語・フランス語・スペイン語で３度も説明してくれ、なかなかいい奴。他のメンバーとも楽しく過ごせて良い思い出となりました。