29年ぶりの台湾-のんびり旅 2013 Part2/2

2013/04/13 - 2013/04/20

29年前に台湾を離れてから、ずっと台湾に訪問せずに日本、中国、香港、韓国、インドネシア、オーストラリア、シンガポール、タイ、ネパールと色々な国を旅行しました。なぜ台湾に寄らなかったかというと、日本に近いため素通りしていたのです。（ごめんなさいね。）今回、主人の出張（主人はちょくちょく台湾に行っている。）に同行してもいいと言われ、戒厳令が解かれてからとしては初めての再訪問です。

昔は映画館で映画の始まる前に起立させられて“三民主義”を歌わされました。今は本当に自由になったし、人々の表情が明るく豊かになったように思えます。

今回、昔はなかった温泉に是非行ってみようと思います。テレビでは台北の街の中の変貌を知る事ができますが、温泉はどんな泉質なのかどんなにおいでどんな色なのかとっても興味津々。それでは後半です〜。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エアアジアX
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの窓から台中駅裏口（台中後站）がみえます。

表通りには親切にも台中後站の入り口を知らせる青い看板が。。

台中駅のプラットホームが見えます。

ホテルの朝食　お粥とアメリカンブレックファスト。コーヒーはエスプレッソ、アメリカン、ラッテなど選べます。うれしい。

台湾のトーストは歯ごたえがあり、もっちりとしていておいしい。
毎朝しっかりいただきました。

在席中のお知らせ人形。

朝混んでますが、スタッフが食べ物の補給を迅速に行なってくれるので助かります。

そうそう、珍しい飲み物がありました。豆乳と米乳（お米から出来たミルク）を半々に混ぜて飲むと美味しかった。

日月潭観光のパッケージチケットは南投客運でしか売ってないというので、前日に台中駅から干城まで徒歩20分かけて買いに行きました。途中なかなかオフィスにつかないので道を間違えたかと思って、道行く人に尋ねたところみなさん親切に教えてくれました。やっと着くと、女性スタッフがぶっきらぼうに、明日の出発分は明日しか売らないよ、と時刻表を渡されました。更に、出発したいバスがもし満杯なら次のバスに乗ってね。という。乗り場は台中駅前にもあるのでそこから乗りたいというと、そこから乗ったらバスチケットしか買えない、パッケージチケットはここでしか売らない、とのこと。ううむ。。要するにコンピューター化されてないので早いもの勝ち、払い戻しの手間を省く為乗る寸前にしかチケット出さないという感じかな？汗だくだくで着いたけどチケット買えず、あきらめて翌朝またココに来る事にしました。

翌朝また南投客運のオフィスへ。今度は違うスタッフがいてサンドイッチをぱくつきながら、“あんたら、どこへ行きたいのさ？”という。主人、中国人のくせにびびって“あ〜シャオチェ。。”とどもる。すかさず私が、“ウォーメンヤオチ、リーユェタン。990元ダ　リューユーペイタオヨウマ？”(私たちは日月潭に行きたい。990元の旅遊パック券ある？）と聞くと即座に“ヨウ！（あるよ。）”と返事が返ってきて、チケットさっさと切ってくれました。

南投客運のオフィスはこのハイビスカスが目印。

バス乗り場。朝の日差しは真夏と一緒。待ってる間に汗だくだく。

他のバス会社もたくさん運行しています。

990元のパッケージチケット。台中ー日月潭往復バス代、遊覧船、日月潭周遊バス、ロープウェイ、九族文化村入場券代込みです。

山は油桐花の季節。

快適なバス。

途中で降りる人もちらほら。

途中、埔里(プリ）を経由します。セデック族の霧社へはココで乗換え。
私達はそのまま乗って水社（日月潭）まで行きます。

水社から遊覧船に乗って日月潭の真ん中にある神様のところへ。お邪魔しますね、どうぞよろしく。この湖は半分が円形(太陽）、半分が月の形をしているので日月潭という名前がついたとか。。

珍しく青天白日満地紅旗のついた遊覧船を見ました。

ロープウェイで九族文化村まで上って行きます。結構早くて恐かったです。

文化村は山の上から下に向けて高山民族の家やら小屋を再現してあります。園内結構広くてぜーぜーしてしまいます。お年寄りには無理かも。。
ショーまで時間があるのでお昼ご飯にしました。(食べてばっかり。）
竹筒おこわとおいも、枝豆まで！薄味でOK。コカコーラつきでしたが、あったかいお茶に変えてほしかった。。。

ショーを見せる前に高山民族の歌のCDを売ってました。必死な顔して売るんですけど誰も買おうとしないので、3枚売ってるうち、2枚だけ記念で購入。結構高い。

帰ってきてマイカー内で毎日聞いてます。
ナールワント　イヤナヤ　へーイャヘイ
ナールワント　イヤナヤ　オッハイヤン♪

歌が止まらなくなっちゃいました。

CD買ったら金色の松ぼっくりをおまけに２つもくれました。

精悍な顔つきの男の子、高山民族の衣装がよく似合っています。

ナルワ−ン！（こんにちは！）で始まった民族舞踊。生活様式を踊りで紹介してゆきます。

この会場は観客席から舞台までがすごく遠いと思う。
本当のナルワンシアターは現在補修工事中なので仕方なし。

狩に出かけるところを表現しています。

このあと、昔は首狩りもしたということで、パフォーマンスしてくれたのですが、男の子が人形の首を髪の部分を鷲掴みして目をギラギラさせて雄叫びを上げるところがありました。

口で楽器を演奏しています。びょんびょんという音です。

勇ましく力強い男子に比べ、女子の踊りは手も足もしなやかによく動いていました。山では女の子は機織りをして家族の衣服が作れないといけないとか。また、結婚したら女性は顔に刺青を入れなくてはいけなかったのを知りました。

この九族文化村はテーマパークで遊園地もありましたが、全然そっちに行く気にならず、生憎というか丁度雨が降り出したので早々に引き上げました。テーマパークは私たちの年齢ではね。。。

台中駅前。

タクシーもたくさんありました。いざとなったら乗ろうと思ってましたが、路線バスも日本と同じくらいの間隔で運行されていてとっても便利で、タクシーは乗らなかったのです。

小腹がすいたときホテルの近くには食べ物屋さんが至る所にあるので便利。
ワンタンスープ

台中から台北へ向かう

電車の中にトイレもあります。

台北のホテルに到着〜。MRT古亭駅から出てすぐのところ。台湾の友人に予約してもらいました。突然キャンセルしてもキャンセル料なしだそうです。でも場所的にアクセスが楽なので今回はここで3泊。スタッフきびきびしていました。

ホテルの窓から下を見下ろしたところ。

向かい側にはTrue Fitnessセンターがありました。

はす向かいにはWatsonがありました。最終日ここでフェイシャルパック山ほど買いました。
マレーシアの3分の1のお値段なんだもん。日本のお薬、正露丸、新ビオフェルミン、龍角散も売ってたので購入しました。助かる〜。

台北についてすぐホテルの近所で腹ごしらえ、本格的ニュージーランドソーセージのドッグが出てきてびっくり。どうりで高いわけね。本当は餃子屋さん行こうと思ったんだけど、お腹空きすぎて歩けず近所のカフェにはいりました。

“ゲイウォーカーフェィ。(コーヒー下さい）”というと、“ナッテ？ｘｘｘ？”と聞かれまして、こりゃ　“ラッテ”の事だわさと思って、“ナッテ。”といったら、やっぱりラッテが出てきました。ｘｘｘ？のほうはたぶんアメリカンにしますかと聞いたんだと思う。

後で帰ってきてこのコーヒーショップのことチェックしたら、Dante Coffee（丹堤咖啡）でした。ランチセット色々あって、日本の喫茶店みたいで好きですこういうところ。

最初は龍山寺へ。
いつもながら混んでる〜。この日は何か節気だったのかすごい人でお参りの人がわんさか、そこへ団体の観光客がついちゃってもう足の踏み場もなかった。

MRTで駅に着いたらどの出口から出たらいいかマップで再確認。トイレも衛生的。昔は街の中でトイレに入るのは恐怖でしたが、とっても進んだ国になったんだね。。。ペーパーもどこにもあるようになったし。

台北市内でお友達に会いました。(肖像権などの関連により写真載せていません。あしからず。）
久しぶり(29年ぶり）に会った台湾の友達、みんな元気で暮らしていたかい？
やせていた人は太り、太っていた人はほっそりとしていて、でも面影はそのまま。やさしさもそのまま。じ〜んときちゃいました。私だって色々あった、皆だって色々あったよね。。。これからは時々出かけてくるからもっとみんなと会う機会が増えるといいなぁ。

台湾友達とのおしゃべりもあっという間に時間が来てしまいました。
帰りに、私が送っていく。と言ってくれた人がいて、食べ過ぎて重くなった体を車で送ってくれるものと思っていたらなななんと地下鉄で2駅くらいの距離を徒歩で帰ったんです。
私達夫婦は常夏のマレーシアに暮らしているので、歩く事をまずしないです。一つには暑すぎて脱水症状おこすから。一つには歩道があまり整備されていないこと、もう一つは多民族国家の為まだひったくりは多発していてひったくられて転倒し重症を負う事故は多いから。
友達はすたこらさっさと歩いてゆきます。台湾って日本と同じくらい安全な街だったんだね。忘れてた。

途中においしい台湾奶茶があるよと並んで買ってくれました。

こんなに並んでいます。小雨も降ってきて肌寒いのにいっこうに気にせずみんな買い求めています。でも本当に台湾滞在中ジュースやお茶を何回も買いました。小寒いのに喉が渇いてしかたないのです。

やっとゲットしたのがこれ。新鮮牛乳を使ったアイス・ティー・オーレに黒糖味のタピオカジェリー入り。甘さ控えめで喉が渇いていたのかごくごく飲んじゃいました。

今日は朝からMRTで士林へ行き、バスに乗り換えて国立故宮博物館へ行ったんだけど、大陸から中国人観光客が千人くらい押し寄せてきていて、3分の2ぐらい見学したあとギブアップ。2時間も歩いたのに、疲れて休もうにもレストランも全部椅子が埋まっているし、酸素も足りない感じ。頭痛がしてきたので次に行く事に。。

士林駅に戻り、近くで気を取り直して豆乳と油条を食べる。濃くてすごくおいしい豆乳。甘さ控えめでイケます。

ここの小籠包も皮厚めのふっくら肉まん。美味くってしあわせ〜。

そういえば昔からあるよこのお店。赤の文字と黄色のテーブル。うん思い出した。(遅っ。）でも昔は小籠包もっと小さかったと思うんだけど。。

気を取り直して新北投温泉にレッツゴー。

お昼頃からの電車内はガラ空きです。

でも台北から直行したら30分くらいじゃないの？　本当に温泉出てるの？2度沸かしなんかしてたらしらけるぞ〜。

あった。地熱谷というところの硫黄温泉。すごい匂い。

川までミネラル色。

地熱谷至近にある日帰り温泉所みたいなことろにぶらりと入りました。
お部屋にベッドがあるだけですが、目的はお湯なのでじゃんじゃんお湯入れたところ。。すごいお湯だった。硫黄の匂いぷんぷんで白黄色半透明、肌触りはとろりとしてビリッとくる感じ。（どう表現していいか分からない）
草津より強い硫黄温泉なんではないかと感じました。
そうそう、去年草津にいって、湯の花を買おうと思ったら、どこにもなくてお店の人に聞いたところ、今年は湯の花が少なくってもう売り切れなんですよと言ってました。どこに行ってしまったんだよ〜と思っていたけどこんなところにあったとは。。で、2袋も買っちゃいました。当分家で硫黄温泉楽しめます。

新北投温泉のあたり

温泉会館。ごめんなさいね素通りです。なんせ夕方にアポ入っているので駆け足になってしまいました。

ホテル近所のパン屋さんをのぞく。ケーキもすごいいい感じに作ってある。
おいしそ〜。でも、胃袋が空くヒマが無くて食べる機会無し。。次回にね。。

パンはすごく大きめな気がする。

今日は朝から永和区のお友達が仕事の時間を割いて朝食に連れて行ってくれました。

この写真の前に永和名物の豆乳と油条を食べてから、2度目の食事です。
オイスター入りの麺線です。

これ大好き。米粉で練った生地の中に芋頭（タロイモ）を入れて蒸した団子に綺麗なソースがかかってます。名前聞くの忘れた。

この街の中2−3キロ歩いたと思う。

もう一回食べることに。3度目です(死ぬっ。）
味噌湯(ミソタン）だよって、まさしくお味噌汁。ツミレ団子入りで味はちょっぴり台湾風に甘め。いける。お腹がごろごろいってたのが、この味噌汁いただいたあと治っちゃった。。。

涼麺。ゴマダレソースが香ばしくって、また食べちゃいました。

お友達はこれから仕事なのでここでお別れ、朝市で台湾バナナとトマトとパイナップル買ってくれました。ありがとう。。。

お友達お勧めの烏来温泉にでかけました。赤いつり橋がかかっています。

MRTで新店まで行って、烏来まではこのバスです。バス乗り場はだいたいセブンイレブン前です。（だんだん分かってきた。）駅から30分くらいで山の中に入ってきました。

名湯温泉に電話をかけると5分くらいで迎えに来てくれました。

天気が曇っていたのであまり写りがよくないですが、外気が入ってくるお部屋。お湯は単純酸性温泉とか、ゆっくり浸かると芯まであったまってきます。そのあと休憩しても汗が引かないの。ここのお湯もすごいなと思います。

外をみると川が流れています。ミネラルいっぱいの緑色をしています。

上を見あげると新緑の山に霧がかかっていて、川のせせらぎと共に最高のリラックス気分です。

パッケージにはお食事つき。薄味で優しい味です。

食後にウェルカムコーヒー券を使用しても可。タイガーロール付です。

夕方のアポの為もう帰ります。く〜もっとゆっくりしたかったな。。

台北からこんな近くの山中に温泉があるなんてとっても便利。帰りはバスで台北市内まで帰ろうと停留所をチェックしたら、宿泊しているホテル前を通る事が判明。烏来温泉からずーっと乗りっぱなしで台北車窓見学も出来て45分くらいでホテル前まで帰ってきました。ラッキー！運賃NT$30だけ。（安っ。）ユーユーカード使用できるのでとても便利でした。

今回の旅はこれまで〜お付き合いくださりありがとうございました〜。

この旅行記へのコメント （3）

• ムロろ～んさん 2013/05/14 21:35:13

  ウーライの温泉

  naruwan129さま
  
  初めましてこんばんは。ムロろ〜んと申します。
  この度はラオス旅行記に投票をして下さりありがとうございます。
  おかげさまでラオスの仏教寺院を巡ることができ、色んな方と触れ合うことができて良かったと思っています。
  
  naruwan129さまの台湾旅行記を拝見しました。
  友人がいるって素晴らしいですね。そしてお互いに元気に再会できたことが本当に嬉しいですよね。
  
  ウーライには行ったことがないのです。台北から気軽に行けるはずなのですけど。風光明美な所で、私も温泉に入ってのんびりしたいなぁと思いました。
  
  私も旅行記を書いて行くつもりでいます。今後ともお時間が許せる限り、ご覧頂ければ幸いです。
  
  今後ともよろしくお願い致します(-人-)。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-)

  naruwan129さん からの返信 2013/05/15 09:02:23

  RE: ご連絡ありがとうございます。

  ムロろ〜んさん、お早うございます。
  
  ご連絡ありがとうございます。私の拙い台湾旅行記を読んで下さりありがとうございます。日本の家族にも知らせて読んで貰ったのですが、食べ物の写真が多いとクレームがつきました。(笑）
  
  ウーライは、昔はバスを乗り継いで石だらけの山道をガードレールもないところを2時間くらいかけて猛スピードで上っていった記憶があります。
  今は高速道路も出来てバスも沢山走っているし、新店までMRTもあるし、台北から1時間で山の中にはいってしまうという意外性も楽しめるので、お勧めです。なにせ交通費が安いです。(NT$30/バス片道）
  
  ムロろ〜んさんのラオス旅行記読ませていただきました。とても平和な、人々がまだまだ純朴で良いところですね。また行きたい所が増えてしまいました。
  旅行から帰ってきてから、仕事をしながら“よし、この仕事頑張ってまた旅行に出よう！”とニヤニヤしています。
  
  これからもよろしくお願い致します。
  

  ムロろ～んさん からの返信 2013/05/15 18:17:39

  フォローありがとうございます(-人-)

  naruwan129さま
  
  ムロろ〜んです。
  フォローもして下さりありがとうございます。
  私の方からもさせて頂きます。今後ともよろしくお願い致します。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-)