エステ家により繁栄した中世都市、フェラーラ

2013/04/20 - 2013/04/20

フェラーラは１３−１６世紀にエステ家により繁栄のピークを迎えています。
その当時のエステンセ城、カテドラーレなどの建物や
中世の雰囲気を残す街並みを歩いています。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

viale cavour（大通り）です。
フェラーラを東西に横切る大通りです。

北側は１６世紀に世界最初の都市計画で作られた町並みで
碁盤目状の街並みです。

南側（エステンセ城側）は中世以来続く街並みで
細い道が曲がりくねっています。

エステンセ城です。エステ家の城という意味です。

赤れんが造りの正方形の城で四隅に塔のある城です。
城の周囲は堀となっています。

まだ中世の城砦の雰囲気があります。

中庭に入ると窓などを見ると
ロマネスク様式、ルネッサンス様式がみえます。

城壁の上には石落としなどの城塞機能があります。

エステンセ城を過ぎて市庁舎のほう来ると

鬼気迫る雰囲気のサボラノーラの銅像があります。

１４９０年代にサンマルコ修道院の院長であったサボラノーラは
フィレンツエで原理主義的な宗教政治をおこない
ロレンッオ・メディチを追放しています。

サボラノーラがフェラーラの出身でした。

市庁舎、カテドラーレなどがあるフェラーラの中心部です。

市庁舎です。
中世の時代にはコムナーレ宮として使われていた建物です。

市庁舎の中庭です。
１階には店もあるようです。

コムーネの長官の邸宅です。

カテドラーレです。
１１３５年に建てられたロマネスク様式の教会です。
１２３５年に正面にゴシック様式も加味されています。

３つの屋根の形をした珍しい建物です。

カテドラーレはフェラーラの守護政治のサン・ジョルジョを祀った教会です。
入り口上部にはサン・ジョルジョが描かれています。
また入り口両側にはライオン像が１対あります。

聖堂内は高い天井など荘厳な感じです。

正面祭壇の上部にはバスティアニーーノのフレスコ画があります。

最後の審判ですが、
ミケランジェロの弟子ということで、
バチカンのシスティナ礼拝堂の作品と似ています。

カテドラーレの横ですが、鐘楼も見えます。

カテドラーレ、市庁舎のある広場から東へ行く道です。
via mazini（マチー二通り）です。

かつてユダヤ人街であった場所です。
エステ家はユダヤ人を保護し産業を盛んにしたようです。
スペイン統一後には多くのユダヤ人が住んでいます。

道すがら古い家並が続いています。

ブランドショップのザラも街に溶け込んでいます。

横道はより暗い雰囲気があります。

シナゴーグです。
現在は博物館ともなっています。

マチーニ通りからもカテドラーレが見えます。

サン・フランチェスコ教会です。

フェラーラは建物がよくレンガで造られています。

フェラーラ大学です。
１３９１年の創立で、
コペルニクス、サボナローナも学んだようです。

スーパーでお菓子を買いました。

ナッツ、オレンジピールがはいったケーキを
チョコレートでコーティングしたお菓子です。

フェラーラの名物のようです。

フェラーラは街の北側と南側に城壁が残っています。