2009/03/01 - 2009/03/04
5744位(同エリア12010件中)
ちくわさん
会社の26歳のタリー君を上海ロケハン出張に連れて行きました。
何故タリー君かというと、タリーは「深夜特急/沢木耕太郎著」に憧れてアジアを放浪。特に中国にハマったとめずらしくやる気のあるプレゼン(昼飯時での口頭ですが)を僕にしたからです。
「うーーん、タリーで大丈夫か?」
と思ったのですが、人を育てるのもちくわの役目。
今回はこの仕事タリー君の深ーーい上海情報にかけてみました。
タリー君の特徴。
タリー君、いつも疲れてます。
タリー君、すぐ座る。
タリー君、髪の毛気になる。
タリー君、酒が入ると敬語忘れる。
タリー君、変なところでやる気出す。
タリー君、しかし資料忘れる。
タリー君、上海知らない。
バカヤロ!こっちのほうが、かっタリーよ!
ロケハンの写真は諸問題あり掲載NGなので、OFFの時間に自分でちょこっと撮ったものを掲載します。
たいした旅行記ではないので、おもしろくはないですよ。タイトルと内容は一致しません。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
-
1日目は夜着。ただ寝るだけです。
この日は2日目。今日のロケハンは早朝なので、午後からオフ!
ロケハンてのはね、ただ風景見ればいいってもんじゃない。
時間帯に合わせて太陽の向きなどをチェックするんです。撮影した時の陰の出方や、色温度などもろもろチェックが大切なんです。
今回カメラマンが都合で来てないから可成り金成日なり火なり。。。(カナリ位は簡単に変換してね、僕のMac)カナリあせっておりますが。
ちくわは初上海だったので、コーディネーターも初対面。
路くんという人です。
路くん、日本に来た事ないのに日本語ぺらぺら。でも「おじゃまむし」とか、傘の事を「こうもり」、ハンカチも「ハンケチ」って言ったりします。
生粋の中国人なのに日本人に見られたいみたいで、現地の人に日本語で話しかけて話がちょっと混線したりしましたがなんとか終了。
剛毛ロン毛のヘビースモーカー。でも優秀です。 -
南京東路を歩いて、豫園に行こうと思います。
ひとりで行きたかったけど、タリーが連いてくる。
ダッシュで逃げても、連いてくる。
色々廻ってやっと一人で行けると思ったら、あら?前から来やがった。 -
豫園に着いて、庭園に入りました。
まず、梅です。
銘木らしい。 -
強いね。
日本にない強さ。 -
鯉は嫌いだけれど、この庭園で見るとほっとしました。
ファイト! -
瓦を重ねて壁にしたものだと思います。
-
この感じがずっと続きます。
-
迷路みたい。
話別ですが、何故かタリー君の情報って僕の持ってきた地球の歩き方にそっくりなんです。 -
豫園商城は浅草だね。中国中から人が集まってるみたい。「千と千尋の神隠し」みたいな建物があるよ。
南翔饅頭店は、長い行列で絶対に入るのは無理。何でこんなに並ぶのか?
豫園商城に飲食店は多いけも、何となく店に入る気がしない。
しょうがねえので豫園の外に出る。
アンティークの毛沢東グッズなど沢山売ってて、心引かれるが無駄遣いはやめます。
すると遠くに鼎泰豊の看板が。
ここなら間違いないでしょ、って事で入りましたが、これが大当たり!
台北の店より全然旨い。旨すぎる。
今回一番のお店でした。
画像は、再来店の際に使えるクーポン。 -
ラディソン上海ニューワールドの部屋から雨の上海。
その時、曲を思い出す。。。
この国を見限ってやるのは俺のほうだと
追われながらほざいた友からの手紙には
上海の裏町で病んでいると
見知らぬ誰かの下手な代筆文字
なのに永遠の嘘をつきたくて
探しには来るなと結んでいる
永遠の嘘をつきたくて
今はまだ僕たちは旅の途中だと -
夕食は、燕雲楼に来ました。北京ダックの名店。
(動画の画像なので画質悪し)
南京東路の雑居ビルの中。
すごい混みようですが、接客のさばきがいいので早く席に行けますよ。
ファミレスみたいなインテリア。
雑な対応だけど嫌みはない。プロの接客だ。
おーーすごい数の北京ダックが吊られてる。
皿の上の北京ダックが少ないでしょ?
これね、出たの路くんが全部喰っちゃって。。。
5人で来ましたが、ほとんど路くんが全部喰っちゃって。。。
ちくわは肉より付け合わせのキュウリと葱を巻いて食べました。
あ、こっちの方が旨い。
日本人だね。 -
スープです。
北京ダックの皮以外を煮込んでます。料金は込みなので自動的に出てきます。
ちょっと癖がありますが、中国スタッフはこのスープ大好きで骨しゃぶります。
この辺から記憶ないですが。。。 -
スープの向こうがタリー。
実はイケメンで、今回どこに行ってもモテてました。
タリー君の向こう側はコーディネーターの路くんのやらしい腰。
酒を注文し過ぎです。
どうやって帰ったかわかりません。目覚めたのはホテルの風呂の中。 -
3日目の午後もオフ。
昼飯はラディソン上海ニューワールドの「名軒」。
高級メニューだけ持ってきましたが即却下。
普通のチャーハンですが、旨いですな。
タクシーで上海博物館に来ました。所要時間10分くらいかな。
タリー君も一緒です。
お前上海詳しいんだから自由にしていいよ!って言っても「てか…」なんてつぶやいて僕についてきます。
上海博物館、入館チェックあります。ペットボトルは捨てます。
書画のコーナーで。
落款の押し方がイチイチかっこいいですな。 -
文字が歌ってるよう。
自由だ。フリーダム。 -
素晴らしいフォントデザインだよね。この時代の人はすごいねえ。
なあ、タリー?これすげーだろ?タリー?
反応なし。。。
あれ?タリー君がいなくなった。
。。。いたよ。
ベンチに座って自分の息を手のひらにハァーーって口臭チェックしてました。 -
何だか忘れた木像。素朴だけれど造形的。
これ逆さに持って、タリーの頭ひっぱたくのに便利だな。 -
誰かに似てるけど思い出せない。
-
ここから足が動かなくなった。
いつまでも見ていたい、すごい絵。 -
洒脱さが嫌みにならない、抜き加減。
ここから足が動かないよ。 -
金魚だ!
やっぱりここから足が動かない。
動きたくない。見ていたい。
パリで見たモネと同じ感触。MOMAで見たマチスやピカソへの同じ感情。 -
どうしてもここから足が動かないみたい。
足が動かない。。。
すみません。足が疲れてシビレてるみたい。。。 -
こういうところにくると、俺は藤原信也じゃないかと錯覚してしまう自分が恥ずかしい。
シャッターを切っても切っても、僕ではただの汚い川しか写らない。
黄浦江の支流、蘇州河だと思います。
この周辺は、ビスやねじなど鉄加工品の店が多い。鉄と油の匂いがします。 -
鳥だ!
-
この建物の向こう側に、怪しい店は必ずあるだろう。
小さなホテルの地下に、合い言葉のピンクの裸電球があるだろう。 -
さて夕食。店名忘れました。
ラディソン上海ニューワールドの裏側には、小さな食堂が沢山にぎわっています。
『健康的な』中国食材満載のご飯。 -
お店には金魚の水槽がいっぱい。
顔の横30センチに金魚がいてご飯食べるの初めてです。
ニコニコ。 -
気のせいか、ウエイパーの味がする。
-
がっしゃーん!びしゃーー。
「◎×△□!!◎×△□!!◎×△□!!」
二つ隣の席で若い男がいきなり机をひっくり返した。僕の足下にもスープの具が飛んで来て靴が汚れた。
先ほどから店員が何度もオーダーを間違えていたけど、最後に決定的なミスをしたんだよ。持って来たスープを机にこぼして男の服を汚したんだ。
「◎×△□!!◎×△□!!◎×△□!!」
大声で怒鳴る若い男。
店員は謝らない。店も謝らない。
結末は。。。。
若い男は机をひっくり返して店を出て行った。
料理が床に散らばり、無言で片付ける店員。
上海かぁ…。
タランティーノの映画みたい。
すると突然、タリー君が掃除を手伝う。
タリー、まぁそれは良い事だけど、ここでやる気だすより頼むから資料を忘れて来ないでくれ。永遠の嘘をついてくれ。 -
タイのとろっと感に慣れている僕は、上海はちょっと苦手かもしれません。
この仕事、本番は部下に任せよう。
でも、上海本当にありがとう。路くんありがとう。金魚さんありがとう。
タリーのばか!
おしまい。
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