新日本名木百選に選ばれた日本三大桜の「山高神代ザクラ」

2013/04/05 - 2013/04/05

　「山高神代桜は、三春の滝桜、根尾の薄墨桜と並ぶ日本三大桜で、国指定天然記念物に指定されている樹齢２０００年ともいわれるエドヒガンザクラの古木である」と聞けば、私でなくとも一度は見てみたいと思うはずです。
　そこで、昨年見頃だったと聞いた４月５日に、夫を伴って神代桜に会いに来ました。
　三月末、仕事を辞めたので時間のできた私は、この春は桜の追っかけです。
　４月４日は身延山久遠寺のシダレ桜を散策。
　４月５日の朝は、富士川町で大法師公園の２０００本の桜見物。
　そしてその後で、増穂ICから須玉ICまで移動、日野春を抜けて山梨県北杜市武川町にやってきました。日本三大桜の神代桜は、国道６１２号線から少し入り込んだ武川町山高の大津山実相寺の境内にあります。
　実相寺はちょうど花の見頃で、観光客でいっぱいでした。一度は枯死寸前までいったという樹齢２０００年の古木、神代桜が、広げた枝に花を付けている様子は、復活のシンボルにも思えて、とても感動しました。

エリア 明野・須玉(山梨)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　４月５日の朝、富士川町で大法師公園の桜を見た後、増穂ICから須玉ICまで移動、日野春を抜けて山梨県北杜市武川町に入りました。
　これは国道６１１号線で、須玉から日野春へ抜ける途中から見た南アルプスです。

　須玉から日野春へ抜ける途中から見た南アルプスです。雪の残る甲斐駒ヶ岳からアサヨ峰の辺りが見えています。

　日本三大桜の神代桜は、国道６１２号線から少し入り込んだ武川町山高の大津山実相寺の境内にあります。
　有料の駐車場￥５００に車を止め、露店の並ぶ間を抜けて実相寺へと急ぎます。

　私は三月末で仕事を辞めたので、この春は桜を追いかける時間が出来、そこで、神代桜が昨年見頃だった４月５日に夫を伴って、武川町にやってきました。
　ちょうど実相寺の桜は見頃で、観光客がいっぱいでした。

　実相寺に植えられた全国名木の子桜で、これは「神代桜」の子桜です。神代桜の子桜は、このほかにもう１本植えられています。

　実相寺に植えられた全国名木の子桜でこれは「身延山のしだれ桜」の子桜です。

　実相寺に植えられた全国名木の子桜でこれは「三春の滝桜」の子桜です。

　実相寺は日本三大桜の「山高神代桜」が有名ですが、他にも３０本のソメイヨシノや神代桜の３本の子桜、三春の滝桜や根尾の薄墨桜の子桜など多くの桜があります

　桜と南アルプスの眺め、絵になります。

　それだけではありません。ここには１５万株の水仙畑も広がっています。

　実相寺の桜と水仙です。見事です。

　ここは実相寺本堂です。拝んで行きます。

　そしてこれが、私がどうしても見たいと思った国指定天然記念物、樹齢２０００年ともいわれる山高神代桜です。

　山高神代桜は、三春の滝桜、根尾の薄墨桜と並ぶ日本三大桜です。

　山高神代桜は、エドヒガンの古木で、新日本名木百選になっています。

　山高神代桜は、樹高１０・３ｍ、根元周１１・８ｍ、枝張り　東西方向１７・３ｍ、南北方向１３ｍの古木エドヒガンザクラです。

　戦後、一度は枯死寸前までいったという樹齢２０００年の古木桜は、大規模な土壌の入れ替えなど、樹勢回復工事が行われてきたのだそうです。

　昭和３４年に、この地方を襲った台風では、神代桜も主幹が折れ、すっかり樹形を変え、今の姿になったのだそうです。

　それでも、神代桜は人々に見守られながら、春になると美しい花を付け、多くの人々を励まし、幸せな気分にさせてきました。

　見てください！この神代桜の姿を！

　広げた手のような枝に花をいっぱいに付けている神代桜の姿は、復活のシンボルにも思えて、とても感動的です。

　これは神代桜と南アルプスです。

　古木で、支柱でいっぱい支えられているけれど、この堂々とした姿。私は山高神代桜が大好きになりました。

　できるならば、来年も神代桜に会いに来たいと思います。
歴史の生き証人のような巨大な古木ザクラ、素敵です。

さくらって、いいなぁ〜！