2009/05/23 - 2009/05/27
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scomitcheeseさん
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2009年5月26日 16:00 パロ キチュリゾートにて
話は長くなるが、キチュラカンをお参りした夜、キチュリゾートの第1夜、めずらしくなかなか寝付けず、とてもヴィヴィッドで怖い夢を見た。夢の中で、最後に誰かが私に大きな声で言ったのは、「お参りしないのか!」という強い口調の言葉だった。敬虔なブータンの友だちの祈る姿を毎日目にして、全く宗教心のない自分への自分の言葉だったのだろう。きちんとお祈りしたその夜にこんな夢を見るとは・・・。異国に来て色々な刺激を受け、色々な文化背景の人々と話し、それも頭の中で母国語以外の言葉がグルグル廻っている。普段とは違った脳の細胞が働いているに違いない。
今日はブータンから帰国するという25日の朝から雨は降り出した。湿舌の真っ只中にいるような激しい雨は降り止まず、川の音が激しくなった。昨夜は、「明日帰国できるだろうか」と心配しても始まらないので、「ここにいることを楽しもう」とやや楽天的に変わっていた。いつか帰られればいいさ、と。
昼下がり、ラウンジで他の客たちと談笑してから散歩に出た。コテージから色とりどりの花が咲くガーデンを横切り、2日前に写真を撮った本流を見たとき、心臓が早鐘を打ち出した。川岸の土手1m以内のところまで水が来ているではないか。泥水は川の中の岩石にぶつかり盛り上がりながら駆け抜けている。洪水の1歩手前?急いで取って返し、ホテルを取り巻いているもう一つの支流を見ると、小川から庭園に泥水が流れ込んでいる。私の心配は、「生きて帰れるのだろうか」に変わってしまっている。
コテージはいやだ、湿気はあるし、高いところに行かなければ!とロビーに駆け込み、本館3階の部屋に変えてもらった。荷物を運んでくれたボーイが、「これで安心でしょ」と言うが、返事ができない。この部屋から両方の川の流れが見渡せるのだ。岩に当たる水の音までクリアに聞こえる。私の右側に本流が、左側に支流が怒号をあげて流れていく。大きな丸太がいくつも流されていく。流れから目が離せない。
寺を回ったときのようにお祈りの呪文を唱えた方がいいのだろうか。ホテルの裏側には、ゴミ捨て場がある。4~5匹の野犬が入れ替わり立ち替わり餌を食べに来る。この国の野犬は多く、おとなしい。夜になるとよくほえるが昼間はのんびりしている。食べ終わった犬は寝そべっている。増水のことなど何も感じないかのように。鳥の声も聞こえる。動物は感が働くというから、大丈夫なのかもしれない。
ホテルのスタッフは、「大丈夫」を繰り返すが、この国では正式なアナウンスは殆どない。TVはインド系の放送ばかりで、BBCの映りも悪いし、ブータンのTVはこれまでついぞ見なかった。人々の話をつなげて判断しなければ。先月はこのホテルに4日泊まった人がいたという話。パロ-ティンプー間は土砂崩れで不通になっているという話。ティンプーでは川に6人の生徒が流された話。1時間当たりの降水量とか天気予報とか、合理的な情報がないのだ。この雨の訳とか、今後の予想とかそういうものは情報としてなく、ただ時間が来れば食事ができたと告げるだけ。
●まだ飛行機は飛ばない
http://4travel.jp/traveler/scomitcheese/album/10766674/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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