神々の国・北インド４都市周遊 ～5つの世界遺産を巡る旅～⑦

2012/10/06 - 2012/10/13

この度【世界遺産検定2級】に合格したので
自分へのご褒美にインド行きを決行。

汚い所苦手だしインドだけは一生ご縁のない国だと思っていたが
世界遺産を学んだら一番行きたくなった国がインドだった。


【旅のスケジュール】

1日目：日本 → デリー
2日目：デリー → アグラ
3日目：アグラ → カジュラホ
4日目：カジュラホ → バラナシ
5日目：バラナシ
6日目：バラナシ → デリー
7日目：デリー → 日本


旅へ出ると毎回思うことがある。
それは、実際に自分がそこへ行きその地に立ってみて
五感をフルに使い体感しなければ何事も意味が無いということ。
やはり「百聞一見にしかず」なのである。

世界遺産のみならず、インドは私にいろんな事を教えてくれた。
一人旅は道中自己対話するしかない。
　
「インドへ行くと価値観が変わる」
このウワサは本当かもしれない。

エリア デリー(インド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 航空会社: エアインディア
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エス・ティー・ワールド

帰国に向けてデリーへ舞い戻り、朝一番でフマユーン廟へ。
誰も居なくて貸切状態、ラッキーでした♪

タージマハルによく似てます。
時代的にタージマハルよりこっちの方が先ですからね！

フマーユーン廟 史跡・遺跡

中に入る前の階段で、カップルの彼氏の方に投げキッスされてしまった。

フマーユーン廟 史跡・遺跡

真ん中に棺が置いてあり、涼しい風が吹き抜ける造りになっている。
外は30℃超えで暑くて暑くて・・・
ここ、意外と避暑地かもしれない。

フマーユーン廟 史跡・遺跡

ペルシア様式？　イスラム様式？
棺の上の空間。

フマーユーン廟 史跡・遺跡

フマユーン廟の上から見えた白い寺院(？)らしき建物。
気になったので本当は観に行ってみたかったですが
もう帰国日のため時間も無くて断念。

フマーユーン廟 史跡・遺跡

レッドフォートも時間が無くて通り過ぎただけ。
高い壁がずーっと続いてて圧巻。　

近所には賑わっている市場もあるらしいので、機会があれば次回は是非見学したい建築物だ。

レッド フォート 史跡・遺跡

街角にあったカフェに入って朝食を済ます。
食べ物には散々気を付けていたのですが、すでに腹の調子悪し。
ここまでくるともうどうでも良くなって、素直に食べたい物を頼んで好きに食べてみることに。

このお店の中で一番甘いカレーをオーダー。
生タマネギのスライスをポリポリつまみながら、チャパティと一緒にいただきました。
はちみつが入っているかのようなお味で甘辛かったです。

ただコレを食している最中に突然の腹痛&下痢に苛まれ、店のトイレにしばらく立てこもるハメになりました！

具合が悪いままガンジーの記念碑であるラージガートへ。
広い公園になってます。散歩にはちょうどいい場所。

ラジ ガット 建造物

お次はインド門。
第一次世界大戦で戦死したインド人兵士の慰霊碑です。
近寄ると兵士の名前が細かに刻まれている。
誰かがシャボン玉吹いてました。

インド門と官庁街 建造物

世界遺産でもあるクトゥブ・ミナールは72.5mもあって世界で一番高い塔(ミナレット)だそうだ。
以前は登れたようだが、転落事故があってから閉鎖されたとのこと。
ヒンドゥー様式とイスラム様式が混在した様式　だそうです。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

塔を真下から見上げるとこんな感じ。
細かな模様が美しいです。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

ズームにしたら黄緑色のオウムが止まっていました。
このオウム、インドの公園がある観光地ではよく見かけました。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

塔の周辺はこんな感じの遺跡が残っている。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

国内のインド人もたくさん観光に来ていました。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

見る方向で雰囲気もまた変わります。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

官公庁などが立ち並ぶ落ち着いた雰囲気の、ちょっと良さげなレストランで最後の晩餐。
カレーの他、チャーハン、タンドリーチキンなどを（無理して）モリモリ食べる。
キングフィッシャーとマンゴーラッシー、ドリンク2杯も注文しちゃった。
お腹痛いのに。

車で空港に向かっている途中の赤信号で子供が車内を覗いて来た。
物乞いなんだろうけど窓を叩くわけでもなく
カメラを構えても、ただただじっと私を見つめている。

この子の目に私はどう映っていたのだろう。
何を思っていたんだろう。

夜21:00のフライトだったから本当は19:00頃空港に着けばOKだったのだが、ガイドのシャルマとは16:00頃に早々と空港でお別れをした。
私と一緒に食べ歩きしていたシャルマは現地人なのに高熱を出し、次のお客さんのガイドの仕事をキャンセルするハメになったのだった・・・。
私も具合が悪かったし空港のキレイな椅子で少し休みたかった。

そして帰りの機内食ではベジタリアン用のカレーをまたモリモリ食べる。

2回目の機内食。

隣も隣の隣も空席だったのだが、日本で暮らしているという南インド出身のインド人が突然隣に座り出し、しばし漫談。
今は新潟住まいだが、昔は新宿アルタのすぐ隣でインド料理店をやっていて
タモリさんと仲良くなり一度だけ いいとも！ に出演したことがあると言っていた。

その方は私に、インドのカースト制度のことや南インドの風土について色々と教えてくれた。
一眠りして成田に着陸の際ふと隣を見たら、そのインド人はもうそこに居なかった。
空港に着いてからも彼を見つけることはなく、牧師さんのような優しさを感じるあの方は一体誰だったのだろう。夢ではなかろうか。
なんだか不思議な旅の締めくくりとなってしまった。


「日本の常識は世界の非常識。世界の常識は日本の非常識」を
強く感じたこのインド旅。

インドという国はとても広い。
今度は南の方にも足を運んでみたいと思う。

この旅行記へのコメント （2）

• jswbj880さん 2017/10/09 23:55:17

  インドの遺産は素敵ですね。

  私も先月に、多忙だった出張の隙を突いて午前のみでフマユーン廟に行きました。早朝で貸し切り状態だったので、５年前に訪れたタージマハルよりも最高でした。クトーブミーナールは２回目でしたが、ここも最高でしたね。またインドに出張の機会があると思うので、次回が楽しみです。
  

  Sallyさん からの返信 2017/10/10 23:55:42

  RE: インドの遺産は素敵ですね。

  > jswbj880さん
  フマユーン廟はタージマハルより一世紀も前から存在していた建築物なのに
  知名度も低いんですよね、、、。
  涼しいので散歩がてら避暑にも最適。
  またの機会があるようで羨ましい。楽しんで来て下さい♪
  
  
  > 私も先月に、多忙だった出張の隙を突いて午前のみでフマユーン廟に行きました。早朝で貸し切り状態だったので、５年前に訪れたタージマハルよりも最高でした。クトーブミーナールは２回目でしたが、ここも最高でしたね。またインドに出張の機会があると思うので、次回が楽しみです。