2013/02/25 - 2013/03/09
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Takinovskiyさん
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大学生のうちに知らない世界に触れておきたいと思い、ロシア号3等車でシベリア鉄道を全線走破してきました。今回が僕の初めての海外旅行でビザ取得から全て個人で手配したのでいろいろ不安もありましたが、特にトラブルもなくとても良い旅行ができました。写真はiPhone5のカメラで撮ったので画質は劣りますが、雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。
第2弾の今回は、いよいよシベリア鉄道に乗車します!
その1はこちらからどうぞ http://4travel.jp/traveler/takinovskiy/album/10756847/
参考映像として「世界の車窓から」のダイジェスト版も挙げておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=Yihi4E7SHYE
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2013/2/26現地時間(GMT+11)21:50、休憩所の部屋を後にして受付にキーを返しに行きます。
ここでちょっとしたトラブルに見舞われます。
実は休憩所に連れてこられた(その1参照)際、大きなお金は米ドルで持っていたため、特別にドルで支払いを行ってもらいました。
その際お釣りはルーブルに替えてチェックアウトの時に渡す旨受付の女性に言われていたのですが、チェックアウトに行ってみると受付担当が他の女性に変わっており、そんなことは聞いていないと引き留められてしまったのです。
結局電話越しに二人の女性が激しい口調で話し合う(?)こと20分、きちんとお釣りをもらうことができました。
元はと言えば僕が蒔いた種、きちんとルーブルに両替しておかなかったのがいけなかったんですよね。
休憩所のスタッフの皆さんにはとてもご迷惑をお掛け致しました。
ロシア語も分からない僕にきちんと対応してくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
この場をお借りしまして、お詫びとお礼を申し上げます。
休憩所を後にし、切符売り場から出てきた車掌さんと思われる女性を捕まえて、再び格闘の開始です。
今度はしてほしいことを事前に辞書を見ながら翻訳して紙にまとめていたので、すんなりわかってもらえました。
車掌さん(?)は「ついてこい」というようなことを言って僕のキャスター付きバックパックをむんずと掴んでスタスタと歩いていきます。
ロシア人は一見無愛想で不親切なようですが、親切の形は違えど結構優しい人たちなんだなあ、とレスリング選手ばりにがっしり体型のおばさん車掌(?)の背中を追いかけながら思ったのでした(笑)
案内された先で手続きを済ませ、そして受け取ったのがシベリア鉄道の切符(写真右)です。
インターネットで予約して印刷したeチケット(写真左)でも乗車はできますが、これでは旅情も何もないと思い交換してもらったわけです。
僕の我侭で駅舎の皆さんには大変ご迷惑をお掛けしました。
助けていただき本当にありがとうございました。 -
22:20、駅舎からホームに出ます。
駅舎の隣、2番線には白青赤の汎スラヴ色、すなわちロシア国旗色に塗られた車両がホームの端までずらーりと並んでいます。
シベリア鉄道、ロシア号です。
各車両の昇降口には一人ずつ車掌が立って切符のチェックをしています。
各車両の車輪が踏みしめる1520mm離れた2本のレールは、遥か9200km彼方の首都モスクワへと続いています。
先ほど交換してもらった切符と日本国パスポートを握りしめ、11号車の車掌の元に向かいます。
さあ、出発しましょう! -
車内は入った瞬間何だこれはと口に出かけたほど暖房が効いており、少し暑いくらいでした。
車内の温度は25℃。
なぜわかるかというと、写真のように寝台部分の出入り口の上に電光掲示板がついており、現在の車内温度が表示されているからです。
写真では少しわかりづらいかもしれませんが、車内を貫く通路に沿って、進行方向左側は窓に対して平行に、右側には窓に対して垂直で2つが向かい合わせになるように2段ベッドが設置されており、合計6つの寝台で1コンパートメントを形成しています。
左側の下段の寝台に座りじっと出発を待つことおよそ5分、窓の向こうから何やら威勢のいい音楽が流れてきました。
ロシアの軍歌「スラヴの娘の別れ」です。
今なお軍事的拠点として存在感を放つかつての要塞都市ウラジオストクとの別れと掛けているのでしょうか。
ふと気づくと、周りの景色がゆっくりと左に流れていることに気が付きました。
ロシア号は夜闇に紛れる蛇のように恐ろしくスムーズかつ静かに、極東ウラジオストク駅のホームを離れてゆきます。 -
発車するとすぐに、車掌さんがこのようなシーツや枕カバーの入った寝具セットを一人ずつ配っていきます。
-
ベッドメイキングも終わり、いざ就寝!と思いきや、周りの人はまだ眠るつもりはないようです。
近くのコンパートメントには韓国人と思われるグループもいました。
国籍、性別に関わらず、みんなが思い思いの時間を過ごしています。 -
ふと目を開けて窓から外を眺めると、空が白んできていました。
いつの間にか寝てしまっていたようです。
ロシアで迎える2日目の朝です。
周りの乗客にまだ起きる気配はありません。 -
2/27現地時間(GMT+11)8:51、ヴャーゼムスカヤ駅に到着しました。
-
ホームに出るとドアの前でイクラを売っている人たちがいたので、思い切って買ってみました。
お値段700руб.。
…値切りをすっかり忘れていました(笑)
他にホームにはこれといったものはありません(これは他の殆どのシベリア鉄道の駅でも言えることですが)でしたが、なんといってもやっぱり、
寒い!!!!!
日本の真冬用の服を着ていけば-20℃くらいなら数字ほどの寒さではないと思いますが、それでもやっぱり大気に直接暴露している部分は寒いです。
試しに防寒帽を脱いでみたら、1分くらいで頭が圧迫されるような感覚が…
冬将軍、恐ろしいです。 -
ヴャーゼムスカヤを発車して陽光が車内に入ってくるような時間になっても、まだまだお休み中の人は多いです。
列車は日本の通勤電車並みに揺れますが、通路を歩くときちょっとふらつくくらいで、あまり不便は感じません。 -
隣の人がのそのそと起き出して身支度を始めたので、僕も遅い朝食を摂ることにします。
昨日ウラジオストクのスーパーで買ってきたケフィアと黒パンです。
ケフィアは砂糖の入っていない飲むヨーグルトという感じでとても酸っぱく、どろっとした口当たりです。
黒パンはとても酸っぱくておいしいです。
この酸っぱいコンビ、さすがに途中で飽きてしまいましたが(笑) -
歯磨きのため車両後部にあるトイレへ。
トイレは各車両に2つずつあり、もちろん水洗式です。 -
初めての海外旅行ゆえ非常に困惑したのがこの表示。
寝台に戻って辞書で調べて分かったのですが、どうやら便器には使った紙を捨ててはいけないようです。
おそらく紙が詰まってしまうからなのでしょう。
トイレットペーパーはわら半紙のような粗悪なものでしたが、お尻を拭くのには十分です。 -
そんなこんなで過ごしているうちに、ハバロフスクの街並みが近づいてきました。
シベリア鉄道のどころどころには広大な車両基地や貨物積み出し基地があって、たくさんの貨物車両が並んでいます。
走っているときにすれ違うのも殆どが長大編成の貨物列車で、旅客列車はほとんどありません。
貨物列車の長さは異常と言っていいほどで、一度数えたときは72両(!)もありました。 -
ハバロフスクの街並みです。
-
現地時間(GMT+11)11:01、ハバロフスク駅に到着しました。
-
貨物車両の向こうに見える駅舎です。
-
ずらりと並ぶ3色塗装の1・2等車です。
その後ろには食堂車も連結されています。 -
僕が乗車している3等車です。
3等車はなぜか3色塗装ではありません。
3等車と機関車の間には郵便貨物車が数両連結されています。 -
ハバロフスクを発車して、アムール川大鉄橋を通過すると、景色はまた一面の雪原です。
遠く遠くにうっすらとお化けのように巨大な送電線が連なっているのが見えます。
シベリア鉄道ロシア号は距離と速度の割に停車駅が少なく、しかも景色は単調(特に冬は)なので、イベント好きの旅行者の皆さんには少し苦痛な旅かもしれません。
車内では時間がゆっくりと流れています。 -
現地時間13:34(GMT+11)、ビロビジャン駅に到着しました。
ユダヤ自治州にある駅なので、駅名もロシア語の横にヘブライ語が併記されています。
とはいえ、現在ではユダヤ人は全人口の1%ほどしか住んでいないようです。
手前には特急列車「エロフェイ・ハバロフ」号が見えます。 -
車内では家族に電話したり隣の人と話したり映画を見たり本を読んだりとそれぞれが思い思いの時間を過ごしています。
時刻は15:00。
そろそろ腹の虫も無視できなくなってきたので、遅い昼ご飯を食べることにしましょう。
人間はやることがないとついついだらだらと過ごしてしまうものです。 -
ロシア号車内には「昼間から酒なんか飲んで…」なんていう非難の言葉はありません。
ならばと昼ご飯を片付けてから取り出したのが朝ヴャーゼムスカヤで買い求めたイクラ。
車内では定期的に食堂車のおじさんがよく冷えたコーラやビールを売りにくるので、バルチカビール(3%)を買いました。
お菓子や飲み物は車掌室でも買うことができます。 -
朝食べて余った黒パンの上にスプーンでイクラを乗せて…
いただきます。
イクラの皮(?)が日本のものと比べてかなり肉厚で、噛むとかなりの迫力でプチッ、プチッとつぶれてくれます。
そこに黒パンの酸味が合わさって
あー、最高です(笑)
これが食材の有効活用というものですね(笑)
僕のそんな姿をビロビジャンから乗ってきた隣のおじさんが見ています。
彼が平穏だった僕のシベリア鉄道旅行を一変させ、僕が彼によってロシア人のなんたるかを知ることになるとは、その時は知る由もありませんでした… -
オブルチエ周辺の沿線はシベリア鉄道では珍しく起伏のある地形が多く、こんなドラマチックな景色も見ることができます。
-
現地時間20:31(GMT+10)、ベロゴルスクI駅に到着しました。
左端にレーニン像がちらりと写っています。
モスクワでもそうですが、ロシアには至る所にレーニンの像があったりレーニンの名前を冠した駅があったりで、レーニン大好きです(笑) -
さて始まりました、酒盛りの時間です。
隣のおじさん(写真左)はもう一人のおじさん(写真右)がオブルチエで乗ってきてからいうものずっと酒を飲みながら話をしていたのですが、夜になってからは歯止めが効かなくなったようで、ついに僕にも会話が飛び火してきました。
「おい、お前中国人か?そうか日本人か。まあ飲め。ダワイダワイ」
一言目に飲めはないだろうと思いつつ差し出されたマグカップくらいのコップを見ると、透明な液体が100mlくらい注がれています。
出ました、ウォッカです。
一杯くらいなら、と思いつつコップを受け取ったのが地獄の始まりでした。
ウォッカを一気に飲み干した後、ジュースのパックとふかしたじゃがいも、ネギのような薬草(?)を差し出されました。
悪酔いしないように腹に入れとけということでしょう。
それらを口の中に押し込むと、また例のコップが差し出されます。
「さあ飲め。ダワイダワイ」
「もっと飲め。ダワイパショール」
やめろーーーーーーーーー -
その後2人のロシア人おじさんと辞書を片手にいろいろ話していた気がするのですが、気付いたらベッドの上にいました。
時刻は2/28 5:00。
結局4杯ほど飲まされ、頭は今にもかち割れそうです。
あの後左のおじさんは三等車内のみんな一人一人に酒を飲ませていたようです。
いびきと列車の走行音だけが車内に響く、そんなロシア号車内の朝の様子です。 -
8時過ぎになって、ようやく日が昇ってきました。
車内のみんなはまだ起きる気配がありません。 -
雪をかぶったザバイカル丘陵を照らすのは朝日ではなく夕日です。
結局、9時ごろに隣の酒豪さんが起き出してから昨日の夜と全く同じ光景が繰り広げられました。
食っちゃ寝ではなく、飲んじゃ寝です。
ロシア人、恐るべし。 -
現地時間2/28 18:49(GMT+10)、チェルヌィシェフスク・ザバイカリスキー駅に到着しました。
その名前の長さと酔いの両方から催される頭痛に呻きつつ、駅の売店に何か飲むもの(ソフトドリンク)を探しに行きます。
駅名のチェルヌィシェフスクは、19世紀の「革命的民主主義者」、ニコライ・チェルヌィシェフスキーの名を取ったものだそうです。
革命大好きだな… -
チェルヌィシェフスク・ザバイカリスキー(長い)発車後も何杯か付き合わされたあと、現地時間3/1 2:16(GMT+10)、チタII駅に到着しました。
このとき、酒に付き合わされて昼間をつぶしたことがショックで、こんなことをするためにロシアに来たのではないと落ち込んでいましたが、こんな幻想的な光景を目の前にすると何かどうでもよくなるものです。
逆に、お酒を結構な勢いで飲んでいたおかげで他の車内の人たちも注目してくれて、僕に比較的気軽に接してくれるようになりました。
話しかけてくれるようになっても相変わらずロシア語は全くわかりませんが(笑) -
チタ駅の駅舎です。
さて、この線路の先モスクワまでにはどのような旅が待っているのでしょうか。
(今回の話の流れでだいたい予想がついてしまいそうですが(笑))
次回はいよいよバイカル湖に差し掛かります。
食堂車の料理も紹介したいと思っています。
第3弾、乞うご期待!
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