西国三十三箇所　その12

2013/03/16 - 2013/03/16

昨年3月からスタートした月1回の西国めぐりもとうとう最終日を迎え、無事満願となりました。良いお天気に恵まれ、四国もそうでしたが、本当に毎回お天気に恵まれています。
さてさて・・・終わってしまってどうするか。
秩父三十四？坂東三十三？
百観音目指すか・・・
と、思いつつも、来月からまた四国二巡目にします(^_^;)。
でも、来月は西国のお礼参り「善光寺」があります。

エリア 岐阜

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

最終日は、滋賀県の三十二番「観音正寺」から。
前回の先達さんも今回の先達さんも「西国の
最難所」と言われるも、先達さんによっては
施福寺だったり番外の花山院だったり…
個人的には、やっぱり施福寺が命がけだったなぁ(^_^;)
花山院も心臓やぶり。今回は事前に散々脅された
せいか、それほどでもでした。けどキツイです。
この坂、写真で見ると大したことなさそう
ですが、実際は結構心臓の負担きます。

息切れ状態の坂が終わると、石段に。
なんと1200段だそうです。かなり不揃いの
ごつごつ石なので、足の弱い人はやめた
ほうがいいし、雨の日もやめたほうがいい。
大変です。

ときどきこういう坂もあります。

もくもくと上るとようやくお寺か…
と思いきやまだまだ。これが見えると残り
1/3くらいでしょうか…

振り返るとこんな感じ。
幅も高低差もバラバラなので、かなり
足が鍛えられます。毎日これ上り下り
すると、足腰の特訓になりますね！

最後の最後のほうに、この教えが等間隔に
目に入ります。
「もうダメかも〜」というときに、
心に響きます。

石段のきつさに「もうダメだぁ〜」と思い
ながら、ふと小さい足休めスペースが
やってくると、感謝と幸福感に包まれます。
私たちの普段の生活は、本当は素晴らしい
ものなのに、あれが足りん、これが嫌だと
文句言う。足るを知らないのですね。
苦しいからこそ、平穏のありがたさが身にします。

はい、己に勝つ！です。

常に挑みつづけよ！

はい、がんばります。
苦しくったって、悲しくったって…

トシをとるとともに、
そう思えるようになってきました。
Go ahead!

ようやく1200段踏破！
風神雷神の山門です。
いいお天気やねぇ〜(^o^)

ご本堂は消失したそうで再建され
美しい講堂でした。
ここはご本尊さまがオープンになって
おられ（千手観音）とても近くて
いい感じです。
千手観音さま、大好き〜。

和みますねぇ。

この石は自然現象なのか、積み上げられた
ものなんだろうか…？

400mくらいあるそうです。
でも、薬飲んでいても鼻がムズムズ。
花粉症にはつらい巡礼の旅です。

観音正寺を下りたところに地元の野菜など
を販売する小さい小屋があります。
80歳くらいのおばあちゃんが一人で店番。
この大根は近隣農家の方がもってこられ
おもしろいので、こんなにしたとか？！
大根蛸！すごい(^o^)
ちなみに、お野菜が超安いです！
菜の花と水菜（ビニール袋にたっぷり）が＠100円
買いました〜

お店の中に、石段の途中にあった
言葉について書かれています。

まったく、その通りです。
子どもにも理解できる内容なのに、
大人はできないことが多い。
私たちはなんと自分中心に生きて
いるのでしょうか…

バスで2時間弱。
岐阜の三十三番「華厳寺」到着。
参道は500mほどあるそうで、桜並木です。
（まだ咲いてないけど）
両脇にお店がたくさんあって、到着した15時
頃はもう店じまいしているところも多く。
どうも私の好きな「ういろう」が名物らしい
のに、「売り切れ」になってました。
残念〜。

ともかくこの日は「足」をよく
働かせねばなりません。

満願のお寺です、風格があります。

もうこれくらいの階段（笑）

本堂です。
華厳寺は、３つのお堂にお参りします。
それぞれ現在、過去、未来を表して
いるそうです。

この魚は、精進落としの鯉、とかだそうで
満願した人がお参りの後に触って俗界に
戻るそうです。後から知ったので、先に
触ってしまった(^_^;)。
両方にあり、口が阿吽。どちらかが智慧、
どちらかが健康だとか？

おいづる堂（未来）でも納経します。

満願堂（過去）でほんとの最後の納経。
お疲れさまでした。
なぜか、まわりに狸が多いんですけど。

見ざる、聞かざる、言わざるの
狸。なんで狸？？

ともかく狸と満願。

梅と青空。
よいお参り日和でした♪
おかげで翌日、足はパンパンです(^_^;)…