2012/09/14 - 2012/09/15
134位(同エリア157件中)
ナオさん
日本二百名山で一等三角点のある御正体山1681.6mは、山梨県の都留市と道志村の境に聳える道志山塊の中心をなす大きな山です。
2005年に日本百名山を登り終えた後も、日本二百名山や三百名山をぽっんぽっんと登っている私たち老夫婦は、9月の連休を利用して、御正体山に登りに行きました。
以前、三ツ峠山や御坂黒岳に登った帰り、次に登るのは御正体山になるだろうと、簡単な下見は済ませていましたが、その後、このあたりは大雨による被害が出ているので、まず道志村の道の駅で最新の登山情報を仕入れた後、4本の登山コースから最終登山コースを決めることにします。
結局、私たちは最近道志村役場の人が登ったので標識がはっきりしていると言う白井平コースを選んで、御正体山に登りました。御正体山の頂上に着くまで誰にも出会わず、山と対話する静かな登山が出来ました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2005年に日本百名山を登り終えた後も、日本二百名山や三百名山をぽっんぽっんと登っている私たち老夫婦は、9月の連休を利用して、御正体山に登りに行きました。
愛車で中央自動車道を走り、大月JCTより富士吉田方面に向かい、都留ICで下り、県道24号線で山越えして道志村に入りました。
まず、道の駅どうしに立ち寄ります。
これは道志村の総合案内図です。 -
イチオシ
「道の駅どうし」には、変わった形の大きな鐘があります。いくつもの鐘が吊り下げられて出来ています。
この備え付けられたいくつもの鐘の澄みきった音、本当に素晴らしいです。 -
道志村は自然が豊かな憩いの村です。名水にも恵まれています。道の駅どうしには、「道志七里 清流の水」があります。
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道志村の「道の駅どうし」で最新の御正体山登山情報を仕入れます。白井平から、最近道志村役場の人が登ったので標識がはっきりしているとのことで、安心です。
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この夜、私たちが泊まった道志村椿の民宿旅館「椿荘」です。
「椿荘」はキャンプ場も運営しており、横浜方面からアウトドアを楽しむ人々が何組も訪れていました。 -
これは私たちが「椿荘」で食べた夕食です。地元の食材を使った料理、美味しかったです。
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これは私たちが「椿荘」で食べた朝食です。
午前8時、民宿「椿荘」を後にし、登山口へと向かいます。 -
国道413号線で「道の駅どうし」を左手に見て通り過ぎ、コンビニエンスストアーの先の御正橋を渡り、板ノ沢に沿って林道御正体線に入り込みます。
別荘地を抜け、未舗装の荒れた林道を車の入れる所まで入り、道の脇の広いところに駐車し、8時15分から歩きだします。道が荒れてなければ、終点まで入れるのですが、今回は仕方がありません。 -
御正体山は横浜市の水源になっており、山林が保護され、豊かな自然が残されています。
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御正体山には「クマ出没注意」の立札もありました。私たちもザックに小さな鈴を付けて行きます。
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涸沢を左に渡り、植林帯の中を行きます。次に現れた沢も渡り、その沢に沿って登って行きます。
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8時50分、三合目の小さな石柱を見つけます。
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うっそうとした植林帯を抜けると、明るく美しい雑木の森が現れます。
木漏れ日の下には、テンニンソウやミズヒキソウ、トリカブトの花が咲いています。
私の好きな、二人だけのこの上なく贅沢な、静かな静かな山歩きの時です。 -
9時、この標識を見て、沢沿いの道から尾根に取り付きます。左に進み、ガれた箇所もある登山道をたどり、だんだん急になる尾根道を登って行きます。
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これは、御正体山に咲くトリカブトの花です。
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9時25分、5合目です。5合目まで登ると、木々の間に御正体山の頭が見え隠れします。あわててカメラを構えるも、逆光でいい写真はと撮れません。
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木漏れ日の優しさに励まされながら、急登を頑張ります。
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明るい心地よい御正体山の雑木林です。
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9時50分、6合目の小さな石柱を見つけました。
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10時、やっと稜線まで登ってきました。白井平コースは、ここで道志坂からの登山道と合流します。
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イチオシ
これも御正体山に咲くトリカブトです。
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10時15分、7合目を通過します。あと一頑張りです。
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10時30分、8合目で小しだけ休憩します。
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イチオシ
御正体山はブナ、ミズナラなどの巨木の多い山ですが、その中でも森の王者に相応しい貫禄あるブナの巨木に出会いました。9合目も過ぎ、急坂を登り切って、道が平になってきたあたりです。
この辺り、「やまなしの森林100選」になっています。 -
11時10分、2時間55分かけて、1681.6mの御正体山の頂上に着きました。日本二百名山で山梨の100名山でもある御正体山の頂上は、木々に囲まれたかなりに広い草むらで、一等三角点がありますが、展望はありません。
けれども、この辺り一帯は、樹齢50〜200年のツガ、モミ、ハリモミ、ミズナラ、ブナなどの針葉樹と広葉樹が混じった代表的な混交林で、自然が良好に保たれており、自然保護地区に指定されています。 -
まずは、標柱や祠を入れて、御正体山頂の記念写真を撮ります。
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これも御正体山の頂上での1枚です。私たちがタッチしているのは、1等三角点です。
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御正体山には皇太子殿下も登頂なさっておられ、登頂記念の立札がありました。
それで、立派なベンチとテーブルが作り付けられているのだとか? 聞きました。 -
私たちが早めの昼食を取っていると、にぎやかな声とともに、静岡の沼津のグループが登ってきました。この日、私たちが御正体山で出会ったたった1組のグループです。果物など色々と食べ物をいただき交流、楽しい時を過ごしました。
静岡のグループと別れて、一歩先に、12時から下りに向きます。登った同じコースを下ります。 -
7合目の先で、道志坂ルートから白井平方面へと道を分けます。12時45分、5合目近くまで下ってきました。
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振り返ると、笹や木立の間から御正体山の頂上を望むことができます。
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1時30分、尾根から沢道に下ってきました。登山口まであとわずかです。
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1時33分、最後の涸沢を渡ります。
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1時34分、登山口に無事下山です。
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2時間55分かけて登った御正体山を、約半分の1時間34分で駆け下りました。
30年以上も夫婦で山に登り続けてこられた幸せを感じ、また一つ二百名山を登り終えられたことに満足しています。
この後、道の駅どうしで、お土産に漬物やこんにゃくを購入、道志村を後にします。 -
イチオシ
県道24号線の都留側から見た道志山塊です。
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振り返り見た御正体山は迫力がありました。
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民宿旅館 椿荘
3.03
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