2013/02/25 - 2013/02/25
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josanさん
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2013年2月25日、今日はタイの3大仏教行事の1つ
の「ワン・マーカンプシャー(万仏節)」の日です。
この「ワン・マーカンプシャー(万仏節)」は、タイ人には
とても大切な日なのです。(祝)
この日は毎年、陰暦の3月の十五夜の満月の日と決め
られて居るのです、陰暦の3月は現在の暦では、2月に
成ります。
タイの大事な仏教行事は、陰暦の十五夜の満月の日と
決められて居るので、全ての仏教行事は毎年日程が違
います。
因みに今年のタイの3大仏教行事は以下の通りです。
①ワン・マーカンプシャー(万仏節)2/25
②ヴィサカブーチャ(仏誕節)5/24
③アサラハブーチャ(三宝節)7/22
他にもカオパンサー(入安居)、オークパンサー(出安居)
、ロイガトーン(灯篭流し)、がタイの主な仏教行事です。
この3大仏教行事の日や選挙の前日は、タイ国内は全
て法律で禁酒及び販売禁止に成るので、バーやレストラ
ンでも飲酒は出来ません、お酒の好きな方は注意して下
さ~い。(笑)
-
ワン・マーカンプシャー(万仏節)とは、お釈迦様がウエ
ールワン寺院を訪れた際に、悟りの境地に達した125
0人の弟子達が、何の事前の知らせもなく、集結した奇
跡を記念した聖日です。 -
仏教は、紀元前588年の12月8日、釈迦族出身のシッ
タールダ王子が苦行の末に悟りを開き、仏陀となった
日から始まりました。 -
仏陀はそれ以後の生涯を布教と啓蒙活動に捧げ、地
方を旅して教義を説き、80歳で入滅されました。 -
仏陀の教えはその後、バラモン教全盛のインドでじわ
じわと信者を延ばし続けて行きました。 -
しかし、入滅から100年後、戒律と修行だけでは人々を
救えないと判断した仏教大衆派の運動が起こり、仏教
教団は保守正統派と改革進歩派の2派に分裂してしま
いました。 -
この改革進歩派がチベットから中国を経て、日本に伝来
した大乗仏教(北伝仏教)です。 -
大衆の救済という大いなる理想を掲げたこの改革進歩派
は自らを「すぐれた乗り物(大乗/マハーヤーナ)」と名乗
り、その懐の深さを強調しました。 -
しかしもう一方の保守正統派は、あくまでも仏陀本来の教
えに拘り、「厳しい修行と禁欲によって、選りすぐられた者
だけに、救済の道が開かれる。」との教えに従い「上座部
仏教」と、呼ばれる様になりました。 -
これがアショカ王の時代にインド全土に普及し、セイロン
(現スリランカ)にて教義編纂され、ミャンマーを経てタイ
に伝来した仏教「南伝仏教」です。 -
タイの仏教徒は、一部の華僑系仏教徒を除き、そのほと
んどがこの上座部派に属しています、教義教典はサンス
クリット語の一種である、パーリ語で記された三蔵経です。 -
俗に「上座部仏教」は「小乗仏教」と呼ばれて居ますが、
これは「(大乗に対して)劣っている乗り物」という意味
で、使われて大乗側からの一方的な蔑称です、つまり
1人しか乗ることが出来ないと言う意味で、その狭量さ
を軽蔑して居るのです。 -
1950年の世界仏教徒会議でこの名称の正式撤廃が決議
されましたが、調べて行くとこの「ひとり乗り」という言い方
が、意外と「上座部仏教」の本質を、表しているかも知れ
ません。 -
「上座部仏教徒」の最終目標は、厳しい修行により「仏陀」
の域に達する事なのです。
「仏陀」とは個人名ではなく、悟りを得て涅槃に入った人達
の事を指します。 -
そして、人間を苦しめる艱難辛苦から切り離され平穏の
世界に至るためには、厳しい修行と禁欲で苦悩の根源
となっている煩悩や欲望を、捨て去る事が必要だと「上
座部仏教」は、説いて居るのです。 -
すなわち、すべての信徒はゴータマ・シッタールダ(仏陀)
の歩んだ道程を行くべきであり、その実践のため、タイ仏
教には「227条の戒律」が用意され居るのです。 -
これは日常生活全般にわたる広範なもので、中でも①性
交、②窃盗、③殺生、④悟りを得たと嘘をつく事、の四戒
は絶体に、犯すべからざる物とされて居ます。 -
あとの「227の戒律」は、これら四戒の拡大解釈の様な
ものですが、一般の仏教徒には、⑤禁酒を加えた「五戒」
を守るべくようタイ仏教では義務づけられて居ます。 -
この「五戒」だけでも、タイ人にはむずかしいですが(笑)
僧侶は全ての戒律を順守しなければ成りません、この
為真の「上座部仏教徒(出家中の僧侶)」は,婚姻する
ことが許されず、僧侶の姦通の事実には宗教裁判の断
罪をもって厳しく償わされます。
もし偶然に女性に摺れて仕舞った僧侶は、其れまで
の修行が全て無に成ると、教義で教えられて居ます、
ですので公共の乗り物に乗る時も、僧侶が1番先に乗
り座る席も、女性の側は絶体に有り得ません。
ビデオ;万仏節①
http://youtu.be/ghcQk3I3N5w -
上座部仏教には出家者だけで構成される「サンガ」と呼
ばれる教団組織があり、戒律に違反した僧はこのサンガ
を追われ、これは実質的にタイ仏教界からの追放を意味
して居ます、戒律は絶対であり、守れない者は涅槃に至
る道を断たれるのです。 -
このように厳格な戒律を守り通し、厳しい修行を経た
者だけに、救いの有るのが「上座部仏教」であり黙っ
ていても誰かが救ってくれる日本の「大乗仏教」とは、
大きな違いが有るのです。 -
ゴータマ仏陀の教えによると、「世俗の一切を捨てて居
ない者は、出家したとは言えない」欲得の一切から隔絶
されなければ、悟りを得ることが不可能だからです。 -
タイの僧侶の食事は1日二度、午前中にのみ取る事が
許されて居ます(実際は、一度の寺院が多いです)また
、一度出家した僧侶は一時たりとも僧衣を脱いで、一般
人の服装をする事は、僧侶を辞めるまで許されません。
ですので、僧侶達は午後からは教義で食事が取れない
ので、タンブンのお寺の行事なども、殆ど午前中に行わ
れます。 -
上座部仏教における僧侶の序列は修行年数によって決
まり、5年以下、9年以下、10年以上の3段階に区分され
ます。
(注)私の義弟の、ノイ住職です。 -
しかし、ただ漫然と寺にいれば良いと言う者では有りま
せん、タイ仏教界のサンガには階級があり、その階級は
毎年行われる、進級試験の結果によって決定されます。 -
この試験がまた難関で、上位に行けば行くほど難易度
が高まるのは日本の大学受験と同じで、徳の高さより、
知性の深さが勝敗の分かれ目なのです。 -
長期出家を自慢すればいいというものではなく、高い
理想と向学心を維持し努力を続けていかないと、タイ
仏教サンガ内での確固たる位置をくのは、難しいのだ
そうです。
ビデオ;万仏節②
http://youtu.be/nQ7l1ZhbCSQ -
以上の仏教の話はこのお寺の住職に成った、私の妻
の弟のノイ僧侶から3年に亘り教えられた、「上座部仏
教」の教義の、全て受け売りで〜す。(笑)
ノイ僧侶は去年のサンガの昇級試験で、異例の出世を
して、タイ仏教の最高擁護者プミポン国王からお褒めの
賞状を受け、若くして今年からこのお寺を任された我が
一族の誇りの僧侶なので〜す。(祝) -
大乗仏教と小乗仏教の教義の大きな違いは、輪廻転生
を信じて居る側の、小乗仏教には墓地が無く、輪廻転生
を信じない大乗仏教側にはお寺の外にも、大きな墓地が
必要なのです。
タイ仏教との違いを特に感じるのは、葬儀の進め方です
中国系タイ人の大乗仏教徒の葬儀方法は複雑極まりな
く、儀式的で大乗仏教徒の遺体は棺桶に納められ、墓地
に運ばれ土葬されます。 -
その一方で一般的タイ人のお寺での葬儀は、非常にあ
っさりしていて、彼らには墓地は無く、タイ人のお金持達
でさえ、遺体は火葬されると、遺骨は大金を払い寄進し
た寺院の境内の仏塔の中に納められるか、普通のタイ
人達はお骨はお寺の壁の中に埋め込まれ、永代供養さ
れます。
没後の供養も中国系の場合は日本と同様に決められた
法事が何度も行われますが、タイ人の場合は、これとい
った儀式が有りません、ソンクラーンやロイガトーンなど
で故人を偲ぶ位なのです。 -
仏教発祥の国インドでも、お墓は無く火葬後遺骨は川に
流すのでお墓は作りません。
何故なら、故人は輪廻転生して新しい人生を生きて居る
ので亡骸にはもう魂は無く、お墓を作りそこに霊を縛り付
けるのは、教義に反すると考えて居るので、大多数のタ
イの小乗仏教徒達にはお墓は必要無いのです。 -
タイ人が良くタンブンするのは、自分の次の来世がより
良い来世に、輪廻転生出来る様に願い、生前みんなタ
ンブンに励むのです。
タンブンとは自分の為に行う行為(徳を積む)で、他人の
為に行う物では有りません、ですから大乗仏教側からは、
「小乗仏教」と馬鹿にされるのです。 -
実はなんとタイでは女性は不浄の者とされて、出家も
出来ないのです。
タイ上座部仏教における女性の救済は、まず男の子を
産み、その子を立派に育てて出家させ、僧侶として徳を
積ませて初めて成就するのです。
タイ人達が言う所の「僧侶の法衣の裾にすがって、初め
て女性は救いを得る事が出来る。」と言う考え方なので
すマジ失礼ですね〜。(笑) -
タイ国内を旅すると、黄色い袈裟姿の僧侶をよく見かけ
ますが、その中に中国人然とした僧侶の姿が無いのを
変に思われた人は居ませんか?。
タイ経済の実権を握り、タイ全土を支配するほどの人口
にもかかわらずです、実は中国系のタイ人は大乗仏教
を信仰して居るので、彼らは僧侶にならずとも平安の地
(涅槃)に至る事が出来るのです。
もちろん敬意は表しますが、それぞれが仏門に入る必
要は無く、日本の様に信仰心を持ち続けるだけで、事
足ると彼らは考え、全員金儲に奔走するので~す。
(笑)ビデオ;万仏節③
http://youtu.be/vpn75T_bDnQ -
ひとくちに仏教徒がタイ全国民の95%を占めるといえど
も、その信仰のスタイルは同じでは有りません、宗派や
教儀が違えば、究極の目標も違って来るのです。
華僑の大乗仏教徒に接すると、一般的なタイ人の小乗
仏教徒との違いに気づくはずです、それは土着のタイ人
と、他国からの移民である華僑とを区別する違いでも有
ります(在タイベトナム人も大乗派)。
華僑の仏教は本土である中国から運び込まれた北伝仏
教、すなわち「大乗仏教」です、タイを支配する「上座部仏
教」とは、西暦紀元前400年頃から、袂を分かち合った対
立派閥なのです。 -
仏教国タイといっても、ひとつにまとまっているのでは有
りません、それはタイ人と中国系の人々との関係にも似
て居ます 彼らはタイ人として同化している者の、同一で
は有りません。
実は融合した異質の者でもたとえ同じように見えても、本
質的には、どこかちょっと違うので〜す。(マジ)
(終)
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ゲストさん 2013/03/07 10:26:42
- 仏陀Dayでしたか。
- 2月25日は仏教の祭日だったのですね。
朝から、ビ−ルをラッパ飲みしていたらホテルのスタッフに「メ・ダイ、メ・ダイ」と注意されました。
その頃、BKKでは選挙期間中のようでしたので、てっきり投票日だと思っていましたよ。
「こりゃ参ったな」と思いましたが、案の定、ス−パ−やコンビニでは酒類販売禁止でしたし馴染みの店も軒並み閉店でした。
しかし、やっている店は裏でシッカリ営業していましたのでの問題ありませんでしたよ。
その辺が、他の厳格な宗教圏の国と違う「緩くて適当」なタイ王国の魅力なのかもしれませんね。
- josanさん からの返信 2013/03/07 11:53:04
- RE: 仏陀Dayでしたか。
- > 2月25日は仏教の祭日だったのですね。
> 朝から、ビ−ルをラッパ飲みしていたらホテルのスタッフに「メ・ダイ、メ・ダイ」と注意されました。
> その頃、BKKでは選挙期間中のようでしたので、てっきり投票日だと思っていましたよ。
> 「こりゃ参ったな」と思いましたが、案の定、ス−パ−やコンビニでは酒類販売禁止でしたし馴染みの店も軒並み閉店でした。
> しかし、やっている店は裏でシッカリ営業していましたのでの問題ありませんでしたよ。
> その辺が、他の厳格な宗教圏の国と違う「緩くて適当」なタイ王国の魅力なのかもしれませんね。
タイは不思議な国で、国民の趣向品まで規制をします、如何に仏日だと
言えここまで規制する事は、外国では無いと思います。
しかし何でも有りの国民性ですから、バーでもマグカップにビールやウ
イスキーを入れて、堂々と営業して居るバーも多数有ります。
タイの仏教教団サンガは、タンブンされるお金の出所は問いません、で
すのでヤクザや泥棒もタンブンに励みのです、面白い国ですねタイは。
また国によりラマダンなどで、食事を規制する国も有りますが、我々に
は理解不明の事が多いですね。
タイでは選挙の時にも、同じ禁酒令が出ますが余程、国民を信頼して居
ない、お役人が多いのでしょうか?。
ウドンよりJOSAN。
- ゲストさん からの返信 2013/03/08 10:08:37
- RE: RE: 仏陀Dayでしたか。
- タイに限らず他の国や地域って、他所者から見れば程度の差はあれ「不思議」な部分はあるでしょう。
また、どの宗教だって異教徒から見れば「異様」に見えるものですよ。
まあ、不思議に思えばキリが無いのですが・・・
本来、戒律で飲酒を戒めているのに祭日だから「禁酒」というのも妙な話ですよね。
殊更に「禁酒日」を設けるという事は、国民が戒律を守っていないと政府が公言しているに等しいことですからね。
しかし、禁酒以外の戒律には言及されていませんね。
尤も、政府が「祭日だから性交するな!泥棒するな!」とは流石に大っぴらには言えませんか・・・
それにしても「選挙日の禁酒」に至っては完全に意味不明。
次期選挙日にでも、また「ウドンだより」にレポ結果を掲載して下さい。
- josanさん からの返信 2013/03/08 14:38:26
- RE: 仏陀Dayでしたか。
- タイ王国では一般の仏教徒には、?性交、?窃盗、?殺生、?悟りを
得たと嘘をつく事,?禁酒、の「五戒」を守るべくタイ仏教では義務づけ
られて居ます。
またー時僧制度で短期間出家する、男子には拠り厳しい「十戒」を守
る様に、出家中は義務ずけられて居ます。
そして仏陀の域に経つする為の僧侶の修行には、「227の戒律」を設
けて、涅槃に入る為の厳しい修行を課しています。
如何考えても、「サバイ・サバイ」が大好きで、「マイ・ぺン・ライ」のタイ
人達には、この様な厳しい戒律は守れそうにも無いので、タイ王国で
は日本と違い、お坊さんを尊敬するのでしょうね。
それと重要な仏日、選挙の投票日の「禁酒」を法律で決めた、お役人の
身内には相当、酷い酒癖の悪い人間が居たのかも知れませんね〜。(笑)
JOSAN。
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