2013/01/27 - 2013/01/27
422位(同エリア978件中)
エムさん
世界遺産のメディナがあるマラケシュを観光します。
27日はマラケシュ・マラソンが開催され、私達のバスはしっかり渋滞に嵌まりました。
1月27日
午前:サーディン朝の墓、クトゥビアのミナレット、バヒア宮殿見学、
メディナ散策。
午後:ホテルで休憩
夕方:ジャマ・エル・フナ広場にてフリータイム。
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9:03 本日はマラケシュマラソンの日
ホテルの前を走るランナー達
この道路を横切ってバスに乗車するので、暫く待つより仕方がありません。
声援を送っていると、「アリガトウ!」の声
もしかして日本人ランナーがいらっしゃるの?
子供チームに続いて、最後に障害者チームが走る。
声援に応え、大きく手を振るダウン症の女の子・・・
感動で、朝から目が潤んでしまった私。 -
9:16
12世紀に造られたメナラ庭園にやって来ました。
朝は快晴でしたが、9時頃には霧が立ち込め見通しが悪い。
道の両側は12世紀からあるオリーブ畑が広がっています。
オリーブの木は雌雄を一緒に植え、一本の大株に育ちます。
大体200年位で実を付けなくなるので、古い幹を伐採。
そうすると、まわりから新芽が枝を伸ばすそうです。
朝はまだ気温が低いので、野良犬たちが一斉に穴を掘り、土の中に入っていました。 -
アトラスの雪解け水を湛えた貯水槽(200mX150m深さ3m)は軍隊の水泳の練習用に造られたもの。
18世紀になって、アラウィ朝の王様が寛いだり、愛人達に逢うための離宮が建てられたそうです。
霧で薄っすら見えるだけなので、神秘的です。
マラケシュの赤い街では池の水も赤茶色です。
貯水槽はオリーブ林の灌漑用水として利用されます。 -
「ようこそ!」と歓迎の言葉を書いてくれました。
模様のようなアラビア文字は美しい。
チップも要求しないし、良い人でした。
今さら言っても何ですが、ラクダの絵を買えば良かった〜。 -
マラソンの影響で道路が大渋滞
路上駐車も渋滞の原因で、信号はランナーが来ると青でも進めず・・・
辛抱強く待つだけです。
ドライバーが抜け道に行ったのですが、そこも渋滞。 -
10:38
ようやく、旧市街に入れました。
サード王朝の墳墓群に行くのに、狭い通路を歩きます。
ムーレイ・イスマイル王はサーディン朝を倒し、マラケシュの街を焼き払いますが、墳墓だけは破壊せず、高い城壁で囲んで中に入れないようにしました。
ということで、1917年フランス人が上空から発見するまで、
300年近く存在を知られなかった墳墓です。 -
サード王朝の墳墓群
16世紀サード王朝の廟は3つの部屋に分かれています。
第1の部屋「ミフラーブの間」
メッカの方向を示す壁に窪みだけある礼拝堂 -
第2の部屋は「12本の柱の間」
この一番豪華な部屋の中央が王の墓。
柱はイタリア産大理石、床はモザイクタイル張り。
墓石の幅が狭いのは横向きにするためで、遺体は右側を下にしてメッカの方角に向けます。
部屋に入ることはできず、順番に並んで入口から写します。 -
第3の部屋は「3つのミフラーブの間」王妃と子供の部屋。
イスラム教では死後も男女は別々に埋葬されます。 -
サード王朝の墳墓群
部屋の外には使用人のお墓があります。
高い塀の周りには、美しいバラが咲いていました。 -
10:50
サード王朝の墳墓を後にして、スークを通ってハビア宮殿まで歩きます。
下の写真は豚足ならぬ、ロバの足
ロバは一頭1〜2万円で買えるらしい。
人間のために良く働いて、最後はこんな姿に・・・ -
まだ現役のロバ
モロッコでは、ロバはなくてはならない存在。
アトラス越えの時、雪の中でもジッと動かず、下を向いたまま待つ姿を何度も目にしました。
逃げもせず、良く働き、けなげなロバなのです。
もし、牧場に住むことがあったら(絶対ない)ロバを飼いたい。 -
マラケシュのシンボルカラーが赤で「建物の色は赤」と、いう決まりがあるそうです。
女の子のズボンが下がってるんですけど・・・ -
2階にバルコニーがある街並みは、ユダヤ人街
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外壁やドアノッカーにファーティマの手を見かけました。
イスラムの五戒律を表わし、魔除けを意味します。 -
ナツメヤシの実、デーツが美味しそう。
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道を歩くと香ばしい匂いが漂って・・・
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綺麗にディスプレイされた香辛料
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11:10
15分位でバヒア宮殿の門まで来ました。
19世紀、首相の住居として建てられ、歴代の首相が住み、バー・アハメド首相が4人の妻と24人の愛人とで住んでいたことで有名。 -
門をくぐると、両側にオレンジ木。
初めて見たバナナの花(左下)
ブーゲンビリアが美しく咲いていました。 -
アトラス杉と漆喰に施されたアラビア模様が美しい。
まるでレース編みのような美しさ。 -
バヒア宮殿
ここは会議室に使われた部屋で、暖炉があります。
色鮮やかな天井画が見事です。 -
見事な透かし彫りが施された入口
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4人の妻は平等に扱わなければいけないという事で、噴水のある中庭に面し、東西南北にお部屋があります。
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中庭を囲む通路
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部屋の入口アーチは透かし彫りが美しく、4つの部屋から中庭が眺められます。
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バヒアは総理大臣の第一夫人の名前を付けたもので、ここがバヒア夫人の部屋。
どの部屋も美しいですが・・・
バヒア婦人専用の中庭あり、ステンドグラスあり、どう見ても別格。
美しい扉の付いた衣装棚まであります。 -
光が差し込み、ステンドグラスが美しい。
芸術の粋を極めた装飾
ただただ、見入るばかり・・・ -
クトゥビアの塔
マラケシュのランドマークで、ミナレットは12世紀に建造。
クトゥビアとは本屋のことで、この辺りは本屋さんが多かったことから、そう呼ばれるようになった。
このミナレットの高さは77mで、これ以上高い建物は建てては行けない決まりがあるらしい。
先端の3つの黄金の玉は現世・来世・神の世を表わし、メッカの方角を指しています。 -
12:30
昼食はレストランで中華料理
アラブ系レストランなので、中華とは名ばかり・・・
あれは焼飯とは言えない。 -
13:30
昼食後はホテルで休憩
お部屋に行く途中にあるアンダルシア庭園
赤い茎の植物は野菜なのか、お花なのか? -
ウェルカムフルーツが今頃届きました。
昨日はマラソンの宿泊客で混んでいたため、用意できなかったのでしょう。 -
ホテルを4時に出発して、メディナ散策。
写真は結婚式の時に使う道具だそうです。 -
オリーブの実は秋から冬が収穫期で、10月は緑、11月はピンク、12月まで置くと黒色になります。
左下の写真はサボテンの実 -
メディナの中心部、ジャマ・エル・フナ広場に出ました。
オレンジジュース屋台の店主はガイドさんの友達だとか・・・ -
水売りのおじさん(写真は遠くから写したもの)
隣の親子さんも店開き? -
蛇は大の苦手なので、カフェの2階から写したもの
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カフェの2階テラスから見たジャマ・エル・フナ広場
ミントティー(15DH)を注文してテラス席で休憩。
飲物を注文しないと入れないようになっています。
日曜日の夕方だからか、とっても賑やか。
昔は公開処刑場だった所だそうです。 -
クトゥビアの塔が夕焼けでキレイです。
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ジャマ・エル・フナ広場を後にして、ホテルに戻ります。
フェズで買えなかったバブーシュをスークで3足購入。
1足100DH(1100円)思った以上に割高ですが、安いモノは中国製だとか。
ショールも中国製が多いので要注意でした。
ホテルに帰ってバブーシュをよく見ると、シミや汚れがあってガッカリ!
臭いも残っているので、ビニール袋を二重にしてスーツケースに入れました。
明日は西の果て、大西洋を望むエッサウィラに行きます。
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