慰霊碑参り（谷川岳2009）

2009/05/16 - 2009/05/16

昭和60年（西暦1985年)5月。小学校時代のクラスメイトが谷川岳で遭難し、亡くなっっていた。

．．．26歳という若さで。なんと、残念なことか。

かなりの年月が経ってしまったが、谷川岳へ慰霊碑参りをすることになり．．．

【日本一うまい！もつ】を食べるため、早起き苦手の私も早朝集合の指示に従わざるを得ず。

友人は写真を撮るのが趣味で、ツーリングが趣味。

慰霊碑参りには頻繁に行っているので、今回、私を誘ってくれた。
私はバイクに乗れないので、友人の車で3人で行くことになった。

その友人の要望により、今回旅ブログに載せることとなったが、果たして、友人の満足いくように書けるかしら．．．

エリア 水上温泉(群馬)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

まずは、朝食。

【日本一うまい！もつ】を食べようと友人が連れてきてくれた店、『永井食堂』。

混まないうちに行こうということで、早朝集合の指示が出て、朝食となった。（彼らにとっては早朝ではなかったのだろうけど）

これが、そのもつ煮定食。

このボリューム。　う〜ん、これは男の定食だ。

完食できるのか．．．

できるはずもなかったが、確かに美味しかった！

ので、家族にも、もつ煮をお持ち帰り♪（3人前で一袋）

向こうに見えるは谷川岳？

手前の枯れ木に目を奪われる。

大きく両手を広げているかのよう。　まるで、人のようにも見える。
（自然の景色の中には、人の顔に見えたり、人の姿に見えることってあるよね）

足元はねじれているようだ。

あの木に何があったのだろう。

水辺が近いので水不足で根が枯れたとは思えない。

雷でも落ちたのだろうか。

あ、タンポポ。

谷川岳は群馬と新潟の県境にある標高1977mの山。
魔の山といわれるほど遭難死が多いという。

その麓にある慰霊碑にやってきました。

後ろの石碑に遭難死者の名前が刻まれている。

驚くことに、遭難死者数は昭和6年の統計を取り始めてから、毎年増え、今では800人を超えるらしい。

人はなぜ命の危険を冒してまで、山登りに挑戦するのだろう。

友人の名前を確認する。

あった．．．人生これからという時に命を落としていたなんて。

娘くらいの歳じゃないの。　胸が詰まる。

本当に残念。　

お参りをする。

ご冥福をお祈りします。

この時、身体中にビンビンくるものを感じた。

無念な思いの魂たちが漂っているのかもしれない。

3人でお参りに来た証。

谷川岳ロープウェー入り口。

ロープウェーに乗り込みます。

往復2000円。

天神平駅（1319m）までぐんぐん上がっていきます。

天神平スキー場。

斜面がなだらか。

私にも滑れるかな。

次はリフトに乗り換え。

往復700円。

天神平峠（1502m）へやってきました。

展望台からの景観。

山の麓から見たときは、雲がかかっていなかったのに、残念。

天気が良ければ、この展望台から大パノラマが望める。

紅葉の季節は圧巻だろうな。

ぜひ、訪れてみたい。

展望台には谷川岳連邦の看板が。

標高が高くなり、震える私に優しい友人が上着を貸してくれました。

お陰で寒さが凌げました。

で、その友人は、というと．．．

なんと、半袖。

「大丈夫？」

「大丈夫。しっかり脂肪ついてますから〜(笑)」って。

やせ我慢させたならゴメンネ。

展望台から鳥居が見えます。

ちょっと行ってみましょう。

天満宮、弁財天、ですって。

神様、登山者やスキーヤーを見守ってくれているかな。

リフトで降りま〜す。

ロープウェーの看板。

ロープウェーにつづく回廊。

そういえば、回廊にこんなものが。

長靴だ。

鑑賞用って？　何を鑑賞するときに履くのかな？

ハイキングしながら高山植物などを鑑賞するのに、残雪で足元が滑るといけないからかな。

天神平に訪れた日時、天気、気温などが記入されていた。

5月で10℃かぁ。そりゃ、寒いよね。

熊、出るんだ。

出会わなくてよかった、よかった。

天神平から一ノ倉沢へ向かいます。

途中、マチガ沢でパチリ。

マチガ沢から見た雄大な景色。

一ノ倉沢へやってきました。

一ノ倉沢、駐車場（標高850m）から見た景色。

向こうまで行ってみましょう。

一ノ倉沢は日本三大岩壁の一つらしい。

あの切り立った、壮大な岩壁。

沢の残雪はまるで氷河のよう。

その壮大なスケールと美しさに感動！

紅葉の季節はさぞ、美しいだろうな。また訪れてみたい。

谷川岳の山頂の一つがあの尖った耳のような、オキノ耳（1977m）。
向かい側にトマノ耳（1963m）というのがあるらしい。

天神峠から尾根づたいを登り、谷川岳の山頂（トマノ耳）まで約2時間半なので登山の魅力を味わうのにちょうどいいらしい。

山頂からの眺望は天気が良ければ、南に富士山、北に日本海まで望めるそうだ。

夏でも消えない万年雪が見られ、沢の流れは真夏でも手を浸していられないほど冷たいそうだ。

確かに冷たい。

それにしても、あの切り立った岩壁を登ったりするのだろうか．．．背筋がゾクッとする。

あ、野生のサル。

あ、てんとう虫。

帰り道。足湯に浸かって行こうよ。

あ〜、あったかい。　ホッとする。

誰の足？

仲良し3人組。

皆さん、ぬくぬくしながら団欒してるのね。

昼食は舞茸天ぷらうどん。

なかなかのボリューム。　美味しかった。

お土産は『小荒井製菓』の生どら焼き♪

ほんと、ここのは美味しい。ふわふわで。

翌日には少し固くなるので、やはり、当日中に食べるのがお勧め。

あまりに美味しかったので、彼がまたここを訪れた時に、ダメもとでお願いしてみた。
お土産と言ってわざわざ届けてくれたのには感激。　ありがとう(=^0^=)

気になっていた友人の慰霊参りもでき、素晴らしい景観の谷川岳まで見られて、いい一日でした。

この旅行記へのコメント （4）

• mauさん 2013/02/27 11:16:12

  このお店は・・・

  トラックの運ちゃんとライダーには有名なお店です。
  ワタシの身体の１/4はここのもつ煮で出来てるかも〜！

  tabirunrunさん からの返信 2013/02/28 07:48:33

  RE: このお店は・・・

  > トラックの運ちゃんとライダーには有名なお店です。
  > ワタシの身体の１/4はここのもつ煮で出来てるかも〜！
  
  
  どんだけ〜！
  立派な体型の原因はもつ煮にあった？(笑)

• mauさん 2013/02/27 11:13:23

  もう２８年経つんですね・・・

  でも私たちの中の彼女は昔のままです。
  一緒に歳をとって行きたかったなー。

  tabirunrunさん からの返信 2013/02/28 07:58:35

  RE: もう２８年経つんですね・・・

  > でも私たちの中の彼女は昔のままです。
  > 一緒に歳をとって行きたかったなー。
  
  mauさんの中の彼女は昔といっても、大人の彼女かな？
  私は大人の彼女を知らないので、私の中の彼女は小学生のまま。
  一緒に歳をとり、クラス会で一緒に楽しく過ごしたかったね。