2009/05/30 - 2009/05/31
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ジール250さん
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昔の旅行を思いだし再録。モトGPの海外観戦の方法を『観客の荒らさとアグレッシブさでは最高峰』と名高いムジェロ・サーキットでの観戦記録を元に紹介します。
海外観戦、楽しいですよ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
レース観戦は楽しいです。
ただ毎年日本の茂木にあるサーキットに足を運ぶのも決して悪くないのですが、せっかくなら他のサーキットにも行ってみたい。
そうかねがね思っていた私なんですが、ちょうど2009年にイタリアに住んでいた時がありました。
折しもその頃はGP界きってのスーパースターでありイタリア人であるバレンティーノ・ロッシが通算100勝を獲得したりしていた凄い時期。
こんな時にイタリアにいてサーキットに行かない話はないでしょう。
という事で、当時の赤貧生活の中からどうにかチケット代を捻出して行ってきました。
この記事はその時の様子を記録したモノです。海外観戦(特にムジェロ)の役にたてばいいなと思っています。
さて、それではとりあえずこのムジェロサーキットへのアクセス方法…はおいおい調べるとして、
とりあえずやらなきゃいけないのは、チケットの確保です。 -
とはいえ、別に枚数に限りのある指定席などを購入して優雅に観戦するつもりも予算もない私の場合、最悪その場で当日券を購入しても問題ないんですが…、
一応調べてみたところ、どうやら当日券よりもネット上であらかじめチケットを購入したほうが若干安い事が判明(オフィシャルサイトからの公式な値段は変わりませんでした)。
というわけで、いそいそとチケット販売サイトを見てみることにしました。
今回購入したサイトは、こちらのTicketOne(http://www.ticketone.it/)という所。
たぶん日本の『ぴあ』的な総合チケットサービス会社です。
はじめはちょっと不安もありましたが、
まあチケット購入なんて日本でも良くやっていた話だし、要所要所のイタリア語さえ理解できれば購入できるだろ。
と楽観的に構えていたのですが……、 -
………分からん。
あまりに分からな過ぎてPC前で軽く放心状態。
なんとか気を取り直して辞書を開いてみても、
チケットの種類の言葉を探したら、出てきた単語は Prato=牧草地
……なんだそれ。
最安値の自由席を買いたいのにその自由席のイタリア語すら分からない事に気づかされた、そんな春の午後でした。もっと勉強が必要ですね。
というより、これはスポーツ観戦全般に言える事ですが、スポーツ用語というのは普通の学校なんかではまず教わりません。
ちゃんと自分が求める世界の用語は自分で勉強するようにということでしょうか。
その後、とりあえず購入したいのは「自由席=一番安いチケット」だったため、その牧草地と呼ばれたチケットの中でもさらに一番安い奴(Ridottoと書かれてありました)をとりあえず購入してみました。
私の中では『牧草地→緑の大地にピクニック座り→座席指定が無い→自由席』というハイパー連想ゲームを完成させた上での購入だったのですが、幸運にもこれは正解で、Pratoという単語は『自由席』を意味するのだそうです。
ただし、私が購入した最安値の『Ridottoチケット』はさらに意味があって、
なんと、これはどうやらシルバーおよび障害者割引適用チケットだったんだそうです(後で詳しい方に教えていただきました)。
というわけで、もちろん私が購入できる権利は無し。完全な私の購入ミスです。
うーーーんどうしよう。
キャンセルできないかな?
無理だろうな〜。 -
だってもう……、
届いちゃってるし………。
うーむ。やっぱり語学の素人が良く分からないままネット販売に手を出すのは難があったようです。
どうせ前売りも当日もそこまで金額に差が無かったので、安全を考えてチケットは当日でも対面窓口で色々聞きながら買うことをおすすめします。 -
そして当日。
正確には3日間あるレース期間の2日目朝。
練習日(1日目)予選日(2日目)本戦日(3日目)というスケジュールは当然日本と同じ。
そして日本同様練習日は平日金曜日となってしまうため、ムジェロには2日目からの参戦となりました。
そしてこれもお馴染みの通り、バイクレースの朝は早く、この日私の起床時間は午前の3時。
もはや朝というか完全な夜中ですね。 -
そもそもこのムジェロ・サーキットがどこにあるのかと言うと、イタリアの真ん中辺り、トスカーナ州の有名な街、フィレンツェから北に30キロ程度行った所にあります。
こちらの地図上のAの点がある所ですね。
私が当時住んでいたのはフィレンツェより南に下ったシエナという所。
そこからからサーキットまでは、ちょうど東京から栃木県のツインリンク茂木並の距離ぐらいです。多分。
という事は荷物をまとめて家を出て、5時に出る始発の列車に乗ればどうにか8時頃にはサーキットには入れるんじゃないかという計算です。
ちなみに5時の列車のために何故3時起きなのかと言えば、シエナの駅は街のはずれにあるため、家から駅まで40分くらいかかっちゃうんです。徒歩で。 -
ようやく駅に着いたらそのまま乗車。
鈍行列車を使ったため、途中2回程乗り換えしました(ここはフィレンツェのサンタマリアノヴェッラ-SantaMariaNovella-駅です)。 -
こちらがイタリアの主要路線の図。
国内の至るところにまで電車が通っているのは、正直世界広しと言えども日本ぐらいなもんです。
イタリアなんて首都ローマですら電車が2車線ですから。
という訳で、暮らす分には何かと不自由ですが、逆に初めて知らない所に行く際にはかなり簡単で楽チンです。何せ路線が少ないので迷う暇がありませんから。
そして肝心なムジェロサーキットへの道。
このサーキットへの最寄駅と呼ばれているのは、このフィレンツェサンタマリアノベッラ(Firenze S.M.N)駅から電車で約4〜50分。
ボルゴ・サン・ロレンツォ(Borgo San Lorenzo)という田舎の小さな駅がそうです。
この図で言うと、フィレンツェから北に伸びている路線のどこかの駅です。
なので駅の窓口まで行って「ボルゴ・サン・ロレンツォ!」と連呼していれば、おそらくそれだけでチケットを出してくれるはずです。
その際には是非どう見てもレース観戦に行くような格好をしておけば、たとえうっかり違う駅名を言ったとしても訂正してくれるかもしれません。
ともあれフィレンツェ以外に宿を取っている観戦予定者は、まずフィレンツェサンタマリアノベッラ(Firenze S.M.N)駅まで来てからボルゴ・サン・ロレンツォ(Borgo San Lorenzo)に向かってください。
そしてそこからの乗り換えは是非『レース観戦ルック』に身を包んだ仲間を探して後をついて行ってください。
私はこの方法で無事たどり着けました。 -
という訳で無事ボルゴ・サン・ロレンツォ(Borgo San Lorenzo)駅で下車。
その後、無料で出ているというシャトルバスに乗ってサーキットへと向かおうとしたのですが…。
いくらキョロキョロしても駅の周辺にバスらしきものはなんもなし。
下車駅間違えたか?と思ったけれど、一応私の他にもGP観戦体制を整えた服装の人たちも数名いるので多分大丈夫。
しょうがないので、この小さな駅についている古めかしいBARの店員っぽいおじちゃんにバスの場所を聞いてみる。
すると…、
駅のBarのおじちゃん『今日(予選日)はシャトルバス出てないよ。』
なんとビックリ、今日はバスの運行がまったく無いんだそうです。
いやいやいや……。
MotoGPだよ?
イタリアじゃココだけ(もう一つサンマリノ戦もあるけど一応あそこはサンマリノ共和国扱い)でしかやってくれない一大イベントだよ?しかもどんなに望んでも一年に一度しか行われないんだよ???その1年に一度のイベントに、何十万人もの人間が押し寄せて来るんだよ?
それなのに、このムジェロ側のやる気の無さはなんでしょ。
練習日の昨日ならまだしも今日までバスがないとはどういうことでしょ。
っていうか私これからどうしましょ。憧れのmugello観戦が、最寄り駅手前でうっかり終了を迎えそうです。 -
その後、
一応駅員のおじさんに徒歩で行けるかと聞いてみたところ、駅からサーキットまでは大体4キロ程度の道のりだそうで。
こりゃいっそ歩いちまうか?
と腹をくくろうとしたんですが、運よくそこにいたおじさんの一人が白タクを買って出てくれたため、ありがたいことにその他のお客さんと一緒にサーキット近くまで乗せて行ってくれました。
おじさんの8人乗りワゴンに揺られて5分程度、『こっから先は車のパス必要だから歩いてくれ』と言われる所まで乗せてもらい、一人7ユーロずつ支払いました。
うん、日本でのタクシー料金を考えれば大変良心的な値段です。
本当は無料で行くつもりだったけど。 -
そして下ろされた場所から延々と歩き続けなきゃならないけれど。
そんなわけでさわやかな気候の中、一人ぼっちでテクテクテクテク歩くこと15分…… -
たどり着きました。ここがMugello(ムジェロ)サーキットです。
いやーー感動。
今まで写真と映像でしか見たことの無かった巨大ヘルメットのエントランスを実際に見ることができるなんて。
今から私はこのヘルメットの門をくぐって憧れのムジェロの地を踏みしめるのね。と感慨に浸ろうとしていたら……。 -
看板発見。どうやらヘルメットの下は専用車&パドック用入り口らしく、残念ながら一般人があの門をくぐれる訳ではないらしい。
(看板の左←がヘルメットのあるパドック入り口、右→が一般入り口でした)
なんか、
折角テンションがあがったのにあのヘルメットを拝むだけ拝んで通れないっていうのにちょっとだけガッカリ。
でも…、 -
一般入り口に行ったら、さっきのメットの縮小版(通常サイズの物)発見。
チケット読み取り機でした。可愛い。 -
そして入場。
この日は2日目だったので、既にコース脇のあちこちにテントが張られています。
テント越しにもうコースが見えるという異様な風景。
日本と違ってここムジェロサーキットは、ステイ場所と通常観戦場所とを分けていません。
なので試合前日・前々日から来ている観客たちは、思い思いの陣地を決めるとそこにテントを広げ、まさに朝から晩までサーキットとレースとエキゾースト音と共に生活するのです。
こんな所で眠れるわけが無い。 -
そしてやはりコース脇、車の上、テントの壁……、いたるところに溢れる46の黄色い文字。
-
もはやムジェロ全てがバレンティーノを応援しているようでした。
いやあ凄い。
日本でももちろんバレ人気はすごいですが、ここにいるイタリア人たちの母国の英雄に対する愛は、他の誰よりも強く、そしてとんでもなく大所帯でした。 -
そして他国の人だって、彼を愛する余り異国のサーキットまで足を運んできます。彼らはドイツから来たそうです。
スズキのVanVanに乗っての国境越え。実にタフな男達です。 -
彼らはオーストリアからだそうで。
そんなこんなしているうちに、いつの間にか練習走行が始まってました。
さて、どこで見ようか……
※続きではお昼情報なども
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