2013/02/09 - 2013/02/09
140位(同エリア255件中)
voodootokyoさん
- voodootokyoさんTOP
- 旅行記22冊
- クチコミ7件
- Q&A回答0件
- 41,981アクセス
- フォロワー3人
自転車を利用して魅力ある町をめぐり、さまざまな出逢いと感動、そして何よりも到達感と心地よい疲れを味わう輪行旅です。
今後のシリーズ化も考え、「輪行風土記」と名付けました。早い話、寅さんと火野正平さんを足して割ったような、、、
記念すべき1発目の今回は3連休を利用して、大阪から播磨の小京都龍野、作州の城下町津山、男はつらいよ最終作「紅の花」ロケ地の美作滝尾駅そして、岡山から総社までの吉備路、倉敷、瀬戸大橋の町・下津井、ジーンズストリートのある児島までを、ローカル線と自転車で回りました。途中、奇跡のような、「ウソ!」って思ってしまうような出逢いがあったり、旅人どうしの語らいがあったり、道に迷ったときの人との出逢いがあったり、、、一期一会っていうけれど、また会えるような気がする旅になりました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まずは、今回の輪行風土記全体の行程ルートです。
これを自転車とローカル線でつなぎます。
自転車で走る距離は一日約40〜50kmにして、あとはローカル線のまったりとした車窓を楽しむという計画です。 -
で、これが事前に調べ、計画した詳細行程表です。
この書類が命なので、常に一番出し入れしやすい上着のポケットに入れておきました。で、食べたもの、値段、変更などを現地で記入しています。
一日目は、JR大阪駅を当初予定より1本早い新快速で姫路まで行き、姫新線に乗り換えて「本竜野」まで輪行。三連休の初日の朝の大阪駅で人出の多さを心配していましたが(輪行バッグをかついでいるので)、それほどでもなく助かりました。07:45発の新快速です。 -
大阪駅ホームでの輪行バッグ荷姿、車両最後尾に乗車するつもりです。
では、行ってきます。道中、なにとぞ無事で、、、 -
最後尾の車両の車掌室前が定位置になりました。
これならば乗り降りのお客さんに迷惑がかかることは最小限かなと。 -
08:48、姫路駅に到着。
姫新線は予定通り、09:09発の列車です。 -
姫新線の時刻表です。
ちゃんとあります、09:09。 -
姫新線車内の案内板、旅の雰囲気を盛り上げてくれるデザインです。
-
本竜野に到着後、まずは自転車の組み立て開始。
-
組み立て完了、彼の名は「チャーリー」。
火野さんのはチャリオなので、、、私はSTONESファンだし、、、
お互いがんばろうな、よろしく頼む、チャーリー! -
本竜野駅です。
-
まずは駅前の喫茶店でモーニングセットで腹ごしらえ。ちなみにトーストはジャムが色々選べました。これは「いちじくのジャム」。
コーヒーを飲みながら、龍野の町のまわり方を検討。
今回なぜ龍野を選んだのか、、、それは「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」のロケ地だからです。この作品、私の中でもっとも好きな作品のひとつで、太地喜和子、宇野重吉もちろん寅さんも歩いた町だからです。 -
早速、揖保川を渡って市街地へ入ります。
するとすぐにこんな路地に出逢います。 -
とりあえず、町のはずれまで走って、観光マップにも載っていないようなお寺で、道中の安全を祈りました。
-
で、こんな路地を走りながらというか、歩くように町中にもどり、、、
この後、信じられないことが起こります、奇跡に近いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私が自転車をとめて、映画のエンディングで寅さんが「ぼたん、東京どっちだ、こっちか?」って言って、東京に向かって拝むシーンがあるのですが、その場所を探していると、50mほど向こうから荷物をぶら下げて歩いてくるご夫婦が見えたので、「かくかくしかじかを探しているのですが」と尋ねてみました。すると、なんとなんとなんと!!!そのご夫婦の家の前がその場所だそうじゃないですか!で、「すぐそこなんでご案内しますよ、よかったら上がって中も見てみますか?」
内心、ウソ〜〜〜〜〜って思いながら、「是非お願いします!」って。 -
で、お宅のなかにお邪魔することになりました。
今は宝塚にお住まいで久しぶりにこちらの家に戻ってきたとのこと。
私が自転車でうんぬんかんぬんと旅の説明をし、なぜ龍野なのかとか山田洋次監督はいいですよねなんて話をしたら、「実は知り合いが山田監督の助監督をやってまして、、、「東京家族」の券をもらったんですよ。」と。
またまたびっくりと驚きの展開、、、
小さいながらも中庭と襖戸の風情がなんとも言えません。 -
一緒にお写真をとお願いしたら、気持ちよく収まっていただきました。
(奥様は固辞されましたが) -
で、玄関から外へ。
ここが紛れもなくそのシーンが生まれた場所です。 -
で、寅さんが東京にいる宇野重吉演じる青観先生に向かってやったように、私も単身赴任で家族を残す東京の方角に向かって。
-
よく見ると、そのお宅の塀の脇にこんな案内板がありました。
-
さらに、もう1カ所行きたかったのが、太地喜和子演じる「ぼたんの路地」です。そのころとは変わってしまっていますが、教えていただいてたどり着くことができました。
-
最後にお宅の玄関まわりを撮影させていただき、この奇跡のような出逢いをたいせつに胸にしまってまた走り出しました。
ありがとうございました、木村様。(表札にそう書かれていたので)
ありがとうございました、寅さん、ぼたんさん、青観先生、そして山田監督。 -
次に立ち止まったのは、旅館「梅玉」。
こちらもロケで使われた場所で、撮影関連の資料や当時の写真などが展示されています。これは、その玄関です。 -
こちらの玄関からは入ることができませんが、なんとも風情のあるたたずまいです。
-
館内に展示されているポスター。
-
ロケの様子を伝える写真。
-
こんな道を走りながら、、、
-
次に目指したのが、映画のサブタイトルにもなった夕焼け小焼け「赤とんぼ」の碑です。
-
少し高台からの龍野市街の景色です。
ホント、小京都と呼ばれるだけあり、周囲の小高い山、そして揖保川、立ち並ぶ旧家が太陽にまぶしかった。 -
龍野城です。
ガイドブック的写真になってしまいましたが、チャーリーが写っているのがミソです。 -
龍野小学校水練場です。
要はプールなのですが、歴史の重厚感が伝わってきます。
徹底的に泳いだんだろうな、、、 -
ここからは、寅さんから離れ、龍野の町で気になったもの、場所をランダムに紹介します。
まずはこれ。
朽ち果ててしまい、もう使われていないポスト。捨てるに捨てられないのか、記念館の裏側に置かれていました。あまりに寂しそうなので、何か入れてあげようかなとも思いましたが、、、 -
私もチャーリーもちょっと休憩。
-
角のお店屋さん。
でも、俗に言うお土産物屋さんではありません。 -
交番の名前も「あかとんぼこうばん」です。
-
和菓子屋さん。
ここはロケの際、太地喜和子さんがまんじゅうを買いに来られたそうです。
私も「しょうゆまんじゅう(120円)」をいただきました。
素朴で美味しかった。 -
もう一回ロケが行われた路地のほうに戻りました。
ここは「氷屋さんの四つ角」近くです。ちょうど地元の学生が二人並んで自転車で通り過ぎていきました。この子たちは知っているのかな、この場所の由緒を。。。 -
朝、本竜野に着いて渡った「揖保川」。
そのとき撮り忘れていたので、、、 -
こちらも撮り忘れていた「龍野橋」。
向こう岸に見えるのが、ヒガシマル醤油の工場です。 -
龍野をあとにして、播磨新宮駅へと走ります。
こちらが播磨新宮駅、また輪行です。 -
駅のホームから見えるのが、名物「揖保の糸」工場です。
-
切符です。
播磨新宮〜津山 1,280円 -
今度の列車は、同じく姫新線で、佐用行きとなります。
-
車内の様子です。
のんびり、生活感のある列車旅です。 -
佐用の駅では、津山行きの列車時間まで約1時間の待ち合わせ時間がありますので、チャーリーはそのままホームに残し、一旦駅から外へ出て遅めのお昼を食べることにしました。ごめんね、チャーリー。
-
リュック&チャーリー
-
播磨の車窓から①
今回のローカル線で一番楽しみにしていたひとつがこの「姫新線」での
兵庫から県をまたいで岡山県津山への路線です。
佐用発15:38、津山着16:39なのでちょうど時間的にも冬の夕暮れ前で、
陽が穏やかな時間帯にあたります。
そんな私の願い通り、でも風景は期待以上の素敵さでした。 -
播磨の車窓から②
日本の里山の美しさが堪能できます。 -
播磨の車窓から③
いくつも川をわたり、、、 -
播磨の車窓から④
いくつもの知らない名前の町を過ぎて、、、 -
播磨の車窓から⑤
線路は続き、列車は走ります。 -
いつのまにか岡山県に入ったらしく、徐々に乗客が増えてきました。
となりのボックス席には作陽の名前の入ったジャージ姿の学生たちが乗ってきました。 -
冬枯れの田園風景に映る列車の影がおもしろかったので、、、
-
比較的大きな川を渡って、いよいよ今日の宿泊地「津山市」に入ってきました。
-
到着。津山駅。
今回のコースでは城下町津山をゆっくりとまわることは目的にしていなかったのですが、明るいうちに着けたので、明日の下見がてら走ってみることにします。 -
駅を出るとすぐに大きな川を渡ります。吉井川です。
ちょうど夕方5時頃だったので、こんな夕景に出会えました。 -
あまりにきれいだったので、もう一枚。
-
で、セントラルホテルにチェックインしてリュックサックだけ部屋に入れておいて、明日のルートを下調べがてら走りました。
もう暗くなってきていましたが、30分ほどなら体力も残っているしと思い走り始めたのですが、すぐに後悔しました。
なんと情緒のある町並みなんだろう、どうしてここをポイントにしなかったのだろうと。。。それぐらい宿泊だけで済ますにはもったいない町です。 -
旧道で見かけた素敵なお店。辺りが暗い中、おひな様が浮かび上がっていました。
-
こんな家が続く旧道。
赤いポストがたたずんでいます、もちろんこれは現役バリバリ。 -
すっかり体が冷えてきたので、旧道沿いで見つけた銭湯へ。
実は今回の泊まりはすべて安上がりにしているので、食事もなければ風呂温泉の類もなし。食事は地元の居酒屋へ、お風呂は地元の銭湯へと決めていました。が、しかし、、、一瞬通り過ぎてしまったほどの存在でした。
「武蔵湯」さんです。でも驚くのは、次の写真です。 -
暗くて少しわかりづらいかもしれませんが、この細くて薄暗い通路が入り口になっていて、奥に銭湯があるのです。
表通りにチャーリーを置いていくわけにもいかないので、チャーリーを引いてギリギリ通れる幅です。ちょっと怖いような感じで、女性は入れないだろうなあ、、、でもですよ。中には昔ながらの番台ではおばちゃんが一人いて、「通りすがりでタオルも何も持っていないのですが、、、」と言うと、「タオルは中用と上がり用で二枚これ使っていいよ。石けんもなかにあるのを使って。」
お湯の温かさと心遣いの温かさに、芯まで温まりました。
ありがとうございました。 -
ホテルに戻る途中の旧道で妙に気になったお店「北海」を今日の締めにすることに決定!
まずは生ビールでひとり乾杯。
そして、刺身盛り合わせ、大山鶏の炙り焼きを注文。
店内には大きなテレビが一台あり、ちょうど四大大陸フィギュアをやっていました。それを観ながら、「美味しい」「うま!」を連発。 -
で、ビールは一杯にして日本酒にチェンジ。銘柄はもちろんご当地「御前酒」。で、まだもう少し食べたかったので、メニューを見ながら大将に「ここに書いてあるそずりって何?」と聞くと、「このあたりは作州牛っていって、、、、、」と美味しそうな説明をされたので「じゃそれちょうだい。」と、「今日のそずりは脂が多めなので炒り焼きがええよ。」とのことで、「じゃそれで。」
-
これが、その「そずりの炒り焼き」です。
かなりのボリュームですが、うまい!!とにかくうまい!!
ついつい御前酒をおかわりしてしまい、大将となんだかんだと話をするうち、私がやたらと御前酒のとっくりとお猪口を褒めるものだから、「よければ、あげるよ。」だと。丁寧に新聞紙にくるんでくれて、、、そんなつもりで言ったのではないのですが、ありがとうございました。 -
最後に、大将が「またここらに来ることあったら、寄ってね。」って。
うれしいなあ。「北海」忘れません。
こうして初日が終わりました。
あっという間だったけれど、どれだけの人たちと会話できたんだろう。
写真にはないけど、佐用の駅前の喫茶店のおじさん、サングラスが調子悪かったので偶然あった佐用駅前のめがね屋さんのお兄さん、もちろん、駅員さん、車掌さん、駅前タクシーの運転手さん、、、
ひょっとしたら、出逢いの多さや会話の多さって一人旅の特権なのかなあ。
そんなことを思いながら、早起きの明日に備えて寝ます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- rosenkroneさん 2013/02/13 19:31:50
- 旅の感動が
- よく伝わってきました。
自転車ならではの旅でしね。
うらやましいな。
たくさんの出会いや偶然にびっくりしました。
銭湯も印象的。
また読み返したいと思います。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
1
65