台北旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 現在の台湾の鉄道は、日本で言う在来線である「台湾鉄路管理局(台鉄)」と新幹線である「台湾高速鉄道(高鉄)」がある。これらの他にも台北と高雄には「捷運(MRT)」と呼ばれる地下鉄や、保存や観光目的の軽便鉄道が各地に存在する。今回の旅行では、主に台鉄と高鉄に乗車した。<br /><br />ほぼ鉄道旅行に絞って紹介するページのため、鉄道とは関係の無い観光等は意図的に省いている。<br /><br />【大まかな行程】<br /> 1日目・・・新千歳空港→桃園国際空港→台北(ホテル泊)<br /> 2日目・・・台北→高雄→二水→集集線→台中(ホテル泊)<br /> 3日目・・・台中→彰化→苗栗→台北(ホテル泊)<br /> 4日目・・・台北→台北市内観光→南港→菁桐→台北(ホテル泊)<br /> 5日目・・・台北→桃園国際空港→新千歳空港

2013年1月 台湾縦断鉄道旅行 4~5日目(全5日間)

20いいね!

2013/01/20 - 2013/01/24

12305位(同エリア28095件中)

0

24

kiro184

kiro184さん

 現在の台湾の鉄道は、日本で言う在来線である「台湾鉄路管理局(台鉄)」と新幹線である「台湾高速鉄道(高鉄)」がある。これらの他にも台北と高雄には「捷運(MRT)」と呼ばれる地下鉄や、保存や観光目的の軽便鉄道が各地に存在する。今回の旅行では、主に台鉄と高鉄に乗車した。

ほぼ鉄道旅行に絞って紹介するページのため、鉄道とは関係の無い観光等は意図的に省いている。

【大まかな行程】
 1日目・・・新千歳空港→桃園国際空港→台北(ホテル泊)
 2日目・・・台北→高雄→二水→集集線→台中(ホテル泊)
 3日目・・・台中→彰化→苗栗→台北(ホテル泊)
 4日目・・・台北→台北市内観光→南港→菁桐→台北(ホテル泊)
 5日目・・・台北→桃園国際空港→新千歳空港

同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • ◆4日目<br />【台北市内観光】<br /> この日は日帰りで市内観光や乗り鉄を楽しむことにする。観光とはいっても外から写真を撮るだけと一般人には理解し難い行動を取る。あくまで第一目的は「鉄道」。このあたりから私の旅行スタイルや当ページの趣旨をご理解いただけると幸いである。<br />台湾へ来て以来ずっと天気が良かったが、この日だけは小雨が降ったり止んだりしていた。<br />ホテルから徒歩10分程にある二二八和平公園に保存されている機関車を見学する。ショーケースのような建物の中で大切に保存されており、近づくと自動でライトアップ用の照明が点灯した。この機関車を探す途中で迷ってしまい二二八和平公園を縦断する形で歩いたが、朝だからか体操する人を多数見かけた。

    ◆4日目
    【台北市内観光】
     この日は日帰りで市内観光や乗り鉄を楽しむことにする。観光とはいっても外から写真を撮るだけと一般人には理解し難い行動を取る。あくまで第一目的は「鉄道」。このあたりから私の旅行スタイルや当ページの趣旨をご理解いただけると幸いである。
    台湾へ来て以来ずっと天気が良かったが、この日だけは小雨が降ったり止んだりしていた。
    ホテルから徒歩10分程にある二二八和平公園に保存されている機関車を見学する。ショーケースのような建物の中で大切に保存されており、近づくと自動でライトアップ用の照明が点灯した。この機関車を探す途中で迷ってしまい二二八和平公園を縦断する形で歩いたが、朝だからか体操する人を多数見かけた。

  • 続いて総統府と北門を見学するが、鉄道とは関係ないので省略する。8:30頃、台北駅よりMRT板南線に乗り市政府駅を目指す。<br /><br />市政府駅にて。この駅にはホームドアがあるが、設置されていない駅もあった。

    続いて総統府と北門を見学するが、鉄道とは関係ないので省略する。8:30頃、台北駅よりMRT板南線に乗り市政府駅を目指す。

    市政府駅にて。この駅にはホームドアがあるが、設置されていない駅もあった。

  • 市政府駅で降りたのは、TAIPEI101という高さ508mのビルにある展望台へ登るためだ。話のタネにでも1つぐらいまともな観光をしておこうといったところだ。9:30頃にもかかわらず展望台へのエレベーター前には中国人か台湾人の列ができていた。20分程並んで展望台へ登る。少し霧がかかっていて見晴らしはあまり良くなかったが、台北が都会であると改めて実感した。10:40頃にTAIPEI101を後にするが、私と入れ替わるように中国本土かららしい団体がバスでわんさか乗り付けてきた。もう少し遅い時間だったらさらに混雑したのであろう。

    市政府駅で降りたのは、TAIPEI101という高さ508mのビルにある展望台へ登るためだ。話のタネにでも1つぐらいまともな観光をしておこうといったところだ。9:30頃にもかかわらず展望台へのエレベーター前には中国人か台湾人の列ができていた。20分程並んで展望台へ登る。少し霧がかかっていて見晴らしはあまり良くなかったが、台北が都会であると改めて実感した。10:40頃にTAIPEI101を後にするが、私と入れ替わるように中国本土かららしい団体がバスでわんさか乗り付けてきた。もう少し遅い時間だったらさらに混雑したのであろう。

  • 【平渓線に乗る】 <br /> 11:00頃にMRT市政府駅より南港駅へ向かい、台鉄に乗り換える。この後はローカル線である平渓線の乗り鉄を楽しむ。<br />乗車したのは南港11:35発の基隆行き区間車。台湾の鉄道ファンから「スネ夫号」と呼ばれているEMU700形電車だ。なるほど言い得て妙である。

    【平渓線に乗る】
     11:00頃にMRT市政府駅より南港駅へ向かい、台鉄に乗り換える。この後はローカル線である平渓線の乗り鉄を楽しむ。
    乗車したのは南港11:35発の基隆行き区間車。台湾の鉄道ファンから「スネ夫号」と呼ばれているEMU700形電車だ。なるほど言い得て妙である。

  • 八堵で区間車を乗り換え瑞芳で下車する。12:22に到着したが、12:29発の平渓線菁桐行きの列車はやって来ない。駅に案内も無いのでおかしいと思ったらこれは休日のみ運転する列車だった(訪問日は平日)。そのため予定にはなかったが瑞芳駅前を散策する時間ができた。<br />駅には九分(イ分)へ向かうであろう観光客で混雑していた。台湾ではあまり見かけなかった白人系の人もいる。<br />駅前は屋台がひしめいていたため、昼食代わりに肉まんやイモ餅のようなものを買った。いずれも日本円で50円程度と安価だ。

    八堵で区間車を乗り換え瑞芳で下車する。12:22に到着したが、12:29発の平渓線菁桐行きの列車はやって来ない。駅に案内も無いのでおかしいと思ったらこれは休日のみ運転する列車だった(訪問日は平日)。そのため予定にはなかったが瑞芳駅前を散策する時間ができた。
    駅には九分(イ分)へ向かうであろう観光客で混雑していた。台湾ではあまり見かけなかった白人系の人もいる。
    駅前は屋台がひしめいていたため、昼食代わりに肉まんやイモ餅のようなものを買った。いずれも日本円で50円程度と安価だ。

  • 瑞芳13:13発の菁桐行きに乗車する。観光客と思われるすごい数の乗客が殺到し、ホームが工事中で狭い事もあって危険な状態となる。列車はDR1000形気動車3両だが乗車した車両はクロスシートだった。運良く窓側に着席できたが、通路までぎゅうぎゅう詰めになり定刻より少し遅れて発車した。<br />平渓線に入ると、勾配やカーブがきついのか乗客が多く重いのか列車は20km/h程の速度でノロノロ進む。そのため駅に着くたび2分程度づつ遅れ出す。予定では菁桐で17分滞在ののち折り返し列車に乗るつもりだったが遅れのため折り返し時間が減ったこと、多数の乗客でホームも大混乱になるだろうと思ったため1本遅い列車で引き返すことにする。<br />乗車したDRC1035のみクロスシート。他の2両はロングシートだった。

    瑞芳13:13発の菁桐行きに乗車する。観光客と思われるすごい数の乗客が殺到し、ホームが工事中で狭い事もあって危険な状態となる。列車はDR1000形気動車3両だが乗車した車両はクロスシートだった。運良く窓側に着席できたが、通路までぎゅうぎゅう詰めになり定刻より少し遅れて発車した。
    平渓線に入ると、勾配やカーブがきついのか乗客が多く重いのか列車は20km/h程の速度でノロノロ進む。そのため駅に着くたび2分程度づつ遅れ出す。予定では菁桐で17分滞在ののち折り返し列車に乗るつもりだったが遅れのため折り返し時間が減ったこと、多数の乗客でホームも大混乱になるだろうと思ったため1本遅い列車で引き返すことにする。
    乗車したDRC1035のみクロスシート。他の2両はロングシートだった。

  •  菁桐で1時間ほど時間が出来たため駅の周辺を散策する。<br />事前の調査で駅の近くにナローゲージの機関車が保存されていることを知っていたが、いざ探してみると見つからない。物置小屋のようなものを通り過ぎてからふと振り返ると、小屋から線路が外へ伸びている。もしやと思い近づくとお目当ての機関車があった。その物置小屋と間違えたものが下の画像である。<br />どうやら願い事を書いた竹筒を絵馬のように吊るしているようだ。この近くで竹筒売りのおばちゃんが何人かいた。機関車そのものにまで落書きがされており、もう廃屋同然である。付近の土産屋の軒先にも同じような竹筒がぶら下がっていた。何の意味があるのかこの時は分からなかったが、後日知ることになる。

     菁桐で1時間ほど時間が出来たため駅の周辺を散策する。
    事前の調査で駅の近くにナローゲージの機関車が保存されていることを知っていたが、いざ探してみると見つからない。物置小屋のようなものを通り過ぎてからふと振り返ると、小屋から線路が外へ伸びている。もしやと思い近づくとお目当ての機関車があった。その物置小屋と間違えたものが下の画像である。
    どうやら願い事を書いた竹筒を絵馬のように吊るしているようだ。この近くで竹筒売りのおばちゃんが何人かいた。機関車そのものにまで落書きがされており、もう廃屋同然である。付近の土産屋の軒先にも同じような竹筒がぶら下がっていた。何の意味があるのかこの時は分からなかったが、後日知ることになる。

  • 平渓線および菁桐はかつて石炭の積み出しで賑わった。今でも使われなくなったホッパーが構内に残る。

    平渓線および菁桐はかつて石炭の積み出しで賑わった。今でも使われなくなったホッパーが構内に残る。

  • 列車に来ない時は台湾人らしき観光客が線路で大騒ぎしている。写真を撮り合ったり歩き回ったりと大はしゃぎ。

    列車に来ない時は台湾人らしき観光客が線路で大騒ぎしている。写真を撮り合ったり歩き回ったりと大はしゃぎ。

  • 【十分老街の大騒ぎ】<br /> 菁桐15:02発の列車で十分へ向かう。十分には「十分老街」という露店などが建ち並ぶ商店街があるが、そこで有名なのは商店街のど真ん中を列車が走る事だろう。その様子を見たいため立ち寄る事にする。<br />

    【十分老街の大騒ぎ】
     菁桐15:02発の列車で十分へ向かう。十分には「十分老街」という露店などが建ち並ぶ商店街があるが、そこで有名なのは商店街のど真ん中を列車が走る事だろう。その様子を見たいため立ち寄る事にする。

  • 十分老街は十分駅にほぼ直結しており、長さも数100mとこじんまりしている。色々講釈を垂れるよりも見てもらった方が良いだろう。<br /><br />ここは併用軌道の路面電車ではない、まして廃線でもない、現役の鉄道車両が通る立派な線路である。

    十分老街は十分駅にほぼ直結しており、長さも数100mとこじんまりしている。色々講釈を垂れるよりも見てもらった方が良いだろう。

    ここは併用軌道の路面電車ではない、まして廃線でもない、現役の鉄道車両が通る立派な線路である。

  • 先の画像でもそうだが、線路を歩くのは当たり前。若い女の子やカップルが集まっている店があり、何をやっているのかと見ているとこんな事をしている。風船に願い事やメッセージを書いて記念撮影しているようだ。写真を撮っているのは風船屋の人。

    先の画像でもそうだが、線路を歩くのは当たり前。若い女の子やカップルが集まっている店があり、何をやっているのかと見ているとこんな事をしている。風船に願い事やメッセージを書いて記念撮影しているようだ。写真を撮っているのは風船屋の人。

  • 火を入れて記念撮影し、暖まった頃に手を離して空に浮かべる。空に飛ばしたらそれっきり、高く上がった風船は燃えてしまう。根本的な疑問だがいいのだろうか・・・?

    火を入れて記念撮影し、暖まった頃に手を離して空に浮かべる。空に飛ばしたらそれっきり、高く上がった風船は燃えてしまう。根本的な疑問だがいいのだろうか・・・?

  • 臭豆腐の屋台があったので買ってみた。臭豆腐とは中国や台湾独特の発酵食品で、その臭いは牛の糞尿とも汗の臭いとも言われる。決しておいしそうな匂いではないが台湾の飲食街ではこの臭いが漂っている。買った臭豆腐は揚げ豆腐に独特の臭いのタレを掛ける、まだ食べやすい部類のようだ(本場?だとタレに豆腐をじっくり漬け込んだものがある)。臭いはきついが味は香ばしく癖になる感じだ。

    臭豆腐の屋台があったので買ってみた。臭豆腐とは中国や台湾独特の発酵食品で、その臭いは牛の糞尿とも汗の臭いとも言われる。決しておいしそうな匂いではないが台湾の飲食街ではこの臭いが漂っている。買った臭豆腐は揚げ豆腐に独特の臭いのタレを掛ける、まだ食べやすい部類のようだ(本場?だとタレに豆腐をじっくり漬け込んだものがある)。臭いはきついが味は香ばしく癖になる感じだ。

  • 臭豆腐を食べていると目の前でこんな事が。最初は爆発でも起きたのかと思った。線路に設置した花火や爆竹をバックに記念撮影する店らしい。花火の横でしゃがんでいる人達が写真を撮って貰っている。もうめちゃくちゃ。

    臭豆腐を食べていると目の前でこんな事が。最初は爆発でも起きたのかと思った。線路に設置した花火や爆竹をバックに記念撮影する店らしい。花火の横でしゃがんでいる人達が写真を撮って貰っている。もうめちゃくちゃ。

  • 今更だが線路内への立ち入りは違法行為である。違反者は日本円で600〜6000円程度の罰金を取られるそうだ。しかし周りには観光協会のスタッフや警官も居たが、特に注意する様子は無い。

    今更だが線路内への立ち入りは違法行為である。違反者は日本円で600〜6000円程度の罰金を取られるそうだ。しかし周りには観光協会のスタッフや警官も居たが、特に注意する様子は無い。

  • 列車が来る1分前ぐらいになると、観光協会の人や警官が笛を吹き始める。すると線路に居た人が一斉に掃け、間もなく列車がやって来た。

    列車が来る1分前ぐらいになると、観光協会の人や警官が笛を吹き始める。すると線路に居た人が一斉に掃け、間もなく列車がやって来た。

  • 列車は25km/h程の速度で通過する。特に汽笛を鳴らして注意喚起することも無く、観光客も気にする様子は無い。看板やテントが車両ギリギリで、改めてとんでもない所を走っていると気付かされる。

    列車は25km/h程の速度で通過する。特に汽笛を鳴らして注意喚起することも無く、観光客も気にする様子は無い。看板やテントが車両ギリギリで、改めてとんでもない所を走っていると気付かされる。

  • 大騒ぎの十分老街から1本道を逸れると、台湾の田舎らしい風景がある。ここを見る観光客は居ない。<br /><br />【宿泊先の台北へ】<br /> 十分老街を存分に満喫し、十分16:55発八堵行き列車に乗る。この列車もぎゅうぎゅう詰め状態で発車する。途中で区間車を乗り換え、台北には18:19に到着した。これで台湾での乗り鉄は全て終了。最終日は帰国する航空機に乗るのみである。

    大騒ぎの十分老街から1本道を逸れると、台湾の田舎らしい風景がある。ここを見る観光客は居ない。

    【宿泊先の台北へ】
     十分老街を存分に満喫し、十分16:55発八堵行き列車に乗る。この列車もぎゅうぎゅう詰め状態で発車する。途中で区間車を乗り換え、台北には18:19に到着した。これで台湾での乗り鉄は全て終了。最終日は帰国する航空機に乗るのみである。

  • 夕食を何にしようかと考えていたが、日中に買い食いしてあまり空腹ではないこと、最後にまた排骨を食べておきたいこともあり駅弁で済ませることにする。初日に買った弁当とは違うものである。<br />初日に買った弁当は100元だったが、これは60元(日本円で約180円)の小振りなものである。それでも排骨や揚げ豆腐などボリューム満点。台湾の安い缶ビールを大量に飲んで寝てしまった。

    夕食を何にしようかと考えていたが、日中に買い食いしてあまり空腹ではないこと、最後にまた排骨を食べておきたいこともあり駅弁で済ませることにする。初日に買った弁当とは違うものである。
    初日に買った弁当は100元だったが、これは60元(日本円で約180円)の小振りなものである。それでも排骨や揚げ豆腐などボリューム満点。台湾の安い缶ビールを大量に飲んで寝てしまった。

  • ◆5日目<br />【帰国の日】<br /> この日は帰国するための航空機に乗る。桃園国際空港8:35発と早いため、余裕を持って4:45頃に台北駅横のバスターミナルに到着する。<br /><br />バスターミナルに到着すると、タクシーの運転手が客引きしていた。最初は断っていたが現地の女性(簡単な日本語を話せる)が「一人200元で相乗りする」というようなことを言っていたので、台湾に来てタクシーに乗っていなかったこともあり試しに乗ってみることにする(バスだと125元)。<br />その女性とタクシーに乗り込んだが、運転手が戻って来ない。乗用車タイプの車なので、どうやら残りの乗客2名を探しているようだった。オイオイいつまで掛かるのかと思っていると、3人目の30歳ぐらいの男性が乗車。待たされること15分、4人目に浮浪者っぽい汚い爺さんが乗車しタクシーは発車する。爺さんは泥酔しているのかろれつの回らない感じで運転手に話しかけている。タクシーはどんどん速度を増し、高速道路に入ってからは140km/hオーバーで爆走する。<br />途中のおそらく板橋でなぜかタクシーは高速道路を下りる。街の中に入って行き、倉庫街のような所で汚い爺さんを降ろした(いくら払ったのか不明だが、最初からここで降りる予定だったようだ)。再び高速道路に戻ると、今度は160km/hで暴走する。途中で1回リミッターも効いた。バスや一般車をまるでテレビゲームのように抜いて行く。こちらが160km/hぐらいで走っているのに、ハイヤーと思われる黒塗りのメルセデスが200km/hぐらいで抜かして行く。台湾人らしい他の2人の乗客を見ると、全く気にしていないらしくスマートフォンでFacebookやニュースサイトを見ていた。<br />硬直して乗車することしばし、桃園国際空港が見えてきた。バスだと1時間掛かる道を、板橋で街の中に入ったにもかかわらず何と25分で到着。生きてて良かったと実感した。

    ◆5日目
    【帰国の日】
     この日は帰国するための航空機に乗る。桃園国際空港8:35発と早いため、余裕を持って4:45頃に台北駅横のバスターミナルに到着する。

    バスターミナルに到着すると、タクシーの運転手が客引きしていた。最初は断っていたが現地の女性(簡単な日本語を話せる)が「一人200元で相乗りする」というようなことを言っていたので、台湾に来てタクシーに乗っていなかったこともあり試しに乗ってみることにする(バスだと125元)。
    その女性とタクシーに乗り込んだが、運転手が戻って来ない。乗用車タイプの車なので、どうやら残りの乗客2名を探しているようだった。オイオイいつまで掛かるのかと思っていると、3人目の30歳ぐらいの男性が乗車。待たされること15分、4人目に浮浪者っぽい汚い爺さんが乗車しタクシーは発車する。爺さんは泥酔しているのかろれつの回らない感じで運転手に話しかけている。タクシーはどんどん速度を増し、高速道路に入ってからは140km/hオーバーで爆走する。
    途中のおそらく板橋でなぜかタクシーは高速道路を下りる。街の中に入って行き、倉庫街のような所で汚い爺さんを降ろした(いくら払ったのか不明だが、最初からここで降りる予定だったようだ)。再び高速道路に戻ると、今度は160km/hで暴走する。途中で1回リミッターも効いた。バスや一般車をまるでテレビゲームのように抜いて行く。こちらが160km/hぐらいで走っているのに、ハイヤーと思われる黒塗りのメルセデスが200km/hぐらいで抜かして行く。台湾人らしい他の2人の乗客を見ると、全く気にしていないらしくスマートフォンでFacebookやニュースサイトを見ていた。
    硬直して乗車することしばし、桃園国際空港が見えてきた。バスだと1時間掛かる道を、板橋で街の中に入ったにもかかわらず何と25分で到着。生きてて良かったと実感した。

  • 【予定外の乗り鉄】 <br />暴走タクシーのおかげで空港には5:30に着いてしまった。この時間開いている飲食店はバーガーキングしかなかったので、そこで朝食をとる。 <br /><br />出発の2時間前になっても搭乗手続きのゲートが表示されない。どういうことかとインフォメーションに聞いてみると、自分が居るのは第一ターミナルで搭乗予定の航空機は第二ターミナルから出るようだ。こちらの英語力が残念なので細かくは分からなかったが、エレベーターに乗って行けと言うのでそちらへ向かうことにする。<br />第二ターミナルへの移動途中で、全くノーマークだったスカイトレインに乗車することができた。<br />スカイトレインは第一と第二ターミナルを結ぶ無人運転の電車で、無料で乗車できる。日本の新交通システムの方式が使われているようだが、実態は水平移動するエレベーターと言った方が分かりやすいだろう。車内はきれいで、座席が少なくゴンドラのような感じだ。1分半の乗車であっという間に第二ターミナルへ到着した。

    【予定外の乗り鉄】
    暴走タクシーのおかげで空港には5:30に着いてしまった。この時間開いている飲食店はバーガーキングしかなかったので、そこで朝食をとる。

    出発の2時間前になっても搭乗手続きのゲートが表示されない。どういうことかとインフォメーションに聞いてみると、自分が居るのは第一ターミナルで搭乗予定の航空機は第二ターミナルから出るようだ。こちらの英語力が残念なので細かくは分からなかったが、エレベーターに乗って行けと言うのでそちらへ向かうことにする。
    第二ターミナルへの移動途中で、全くノーマークだったスカイトレインに乗車することができた。
    スカイトレインは第一と第二ターミナルを結ぶ無人運転の電車で、無料で乗車できる。日本の新交通システムの方式が使われているようだが、実態は水平移動するエレベーターと言った方が分かりやすいだろう。車内はきれいで、座席が少なくゴンドラのような感じだ。1分半の乗車であっという間に第二ターミナルへ到着した。

  • 【さようなら台湾】<br /> 無事に搭乗手続きも完了し、いよいよ台湾を離れる時が来た。<br /><br />日本では見られない鉄道、日本では考えられない街の様子など非常に濃い旅行になった。今回の旅行は南北を縦断する形で旅行し台湾西海岸側がメインになった。今回行けなかった花蓮や台東などの東海岸側、台湾南端の枋寮、阿里山や製糖鉄道などまだまだ見逃している鉄道があるため、また訪れてみたい。

    【さようなら台湾】
     無事に搭乗手続きも完了し、いよいよ台湾を離れる時が来た。

    日本では見られない鉄道、日本では考えられない街の様子など非常に濃い旅行になった。今回の旅行は南北を縦断する形で旅行し台湾西海岸側がメインになった。今回行けなかった花蓮や台東などの東海岸側、台湾南端の枋寮、阿里山や製糖鉄道などまだまだ見逃している鉄道があるため、また訪れてみたい。

  • 蛇足ではあるがこの日、平渓線の十分老街で見た光景の謎が解けた。帰りの機内で上映していた「台北に舞う雪」という映画が台北や平渓線沿線を舞台としており、そのロケ地巡りで若い女性やカップルが多かったのだ。この映画はいわゆるラブストーリーで、劇中では十分老街で見かけたのと同じく、竹筒を軒先に吊るすシーンや願いを書いたバルーンを空に浮かべるシーンもあった。観光客が線路内で大騒ぎしていたのも納得できた。

    蛇足ではあるがこの日、平渓線の十分老街で見た光景の謎が解けた。帰りの機内で上映していた「台北に舞う雪」という映画が台北や平渓線沿線を舞台としており、そのロケ地巡りで若い女性やカップルが多かったのだ。この映画はいわゆるラブストーリーで、劇中では十分老街で見かけたのと同じく、竹筒を軒先に吊るすシーンや願いを書いたバルーンを空に浮かべるシーンもあった。観光客が線路内で大騒ぎしていたのも納得できた。

この旅行記のタグ

20いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

台湾で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
台湾最安 145円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

台湾の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP