アドリア海の碧い海で命の洗濯　【１７】ロープウェイでスルジ山へ

2012/12/29 - 2012/12/29

ツァヴタットから帰ってきて、先ず向かったのはスルジ山。
こんな青空の下なら眺めも最高だろうと期待して！

5年前は、ロープウェイは内戦時に破壊されたままの状態だったので、
歩いて上りました、確か1時間半ほどかかった？かな？
しかも、夏の真っ盛りだったもので、山火事が自然発生した時^^;
よくよく見ると、半分焼け焦げた山肌が見えているのに、
おまけに、上る途中、消防に使ったらしきホースや
赤く燃え残った木切れもあったりしているのに
初めは何も危険を感じずに上っていったものでした。。。

今は便利ですね〜、あっというまに、ゴンドラに乗って
山頂まで連れていってもらえるのですもの。。。
すっかり綺麗になり、あの悲惨な姿が消えた山頂駅を見て、
よけいに考えさせられてしまいました。


☆'.･*.･:★'.･*.･:☆'.･*.･:★'.･*.･:☆'.･*.･:★･*.･:☆'.･*.･:★'.･*.･:☆

【今回の日程】

１２月２３日（日）伊丹空港→成田空港→フランクフルト空港→ドブロヴニク
　　　２４日（月）ドブロヴニク旧市街、ストン、マリストン
　　　２５日（火）マカルスカ
　　　２６日（水）ドブロヴニクで
　　　２７日（木）ドブロヴニク→コトル（モンテネグロ）
　　　２８日（金）ペラースト、コトル→ドブロヴニク
　　　２９日（土）ドブロヴニク
　　　３０日（日）ドブロヴニク空港→フランクフルト空港→
　　　３１日（月）→成田空港→伊丹空港

【泊まったホテル】
　
　1・2泊目　ドブロヴニク　HOTEL PETKA　（3☆）
　3・4泊目　ドブロヴニク　HOTEL NEPTUN （4☆）
　　　　　　　　　　　　　→ HOTEL ALISTON（5☆）
　5泊目 　　コトル（モンテネグロ）HOTEL MONTE CRISTO
　6・7泊目 ドブロヴニク　RIXOS LIBERTAS DUBROVNIK（5☆）

　　　それぞれ、とっても素敵なホテルでした♪
　　　　（クチコミの方で後日ご報告します）

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ツァヴタットから３０分少々で見えてくる旧市街

あまりにもいいお天気なので、スルジ山へ行こうと

旧市街近くと思われるバス停で降りて

ロープウェイ乗り場へ向かいます。

５年前にはなかったロープウェイ。。。
夏の真っ盛り、山火事発生中にもかかわらず
まだ燃え残る木の枝を見ながら、歩いて上りましたが
今回は、初体験のロープウェイへ^^

ロープウェイ乗り場に到着

往復８７クーナでチケット購入。

ドブロヴニクカードを提示しても利用できません！

３０分毎の運行です。

ゴンドラ内から、十字架が見えてきました。

前来たときにはなかった整備された通路

こちらの山道を歩いてゆっくり上ってくるのも

眺めを楽しみながらいいものでした^^

今回宿泊しているホテルもしっかり眺められます。

旧市街と山道

旧市街をアップで

あちらには、ロクルム島

夏なら、30分?1時間毎くらいでボートが出ているのですが
今の時期は、団体での申し込みだけのようです。

ラパッド地区も見下ろせて

こちらは、モンテネグロ方面

遠くの山に雪がのっかっているのも見えています。

このような綺麗なロープウェイが復活してくれて

観光客にはいいかもしれないけれど、

私個人的には、昔のあの崩れたままのロープウェイ乗り場に執着してしまう

こんなに綺麗に整備されてしまって、

あの時の衝撃というか、内戦時代の考えさせられるものは

すっかりなくなってしまった。。。

こちら側は、まだ頂上の以前の風景が残されていて

この碑も周りが綺麗になってすっきり

こちらの廃墟も

そのままで、ちょっとホッとする。

前来た時にはなかった博物館に入ってみた。。。

中では、内戦当時の写真や遺物など展示物を

思ったよりたくさん見ることができました。

一部ですがご紹介しておきます。

各展示室を繋ぐ廊下

若くして命を失った人たちの写真

ほとんどの人が30歳にもなっていないのに。。。

廃墟の窓からは、素晴らしいアドリア海の眺めと

健気にひっそり咲いているお花

こんな小さな鉄の塊が

たくさんの大切な人の命と町を奪ってしまった

破壊された旧市街の様子を示す地図

まだ上に行ける！？

廃墟の上に通じる階段を上って出てきました

ここからの眺めは最高です。

破壊された当時のまま残されている

破壊されたままの建物からの眺めは

とっても対照的に平和そのもの

こちらは綺麗に再建されたロープウェイ頂上駅

５年前は破壊されたままの頂上駅に、ハッとさせられたものです。

現在は近代的な建物に、レストランも入り、しばらく長居できるようになっています。

十字架は、ナポレオンが贈ったといわれているが、

現在のは戦争後に建て直されたものらしい。

夜になると、ライトアップされた十字架が旧市街からよく見える。

この青年達、どこからどうやって上ったのか

最初は、「罰当たりなことして！」と思ったものの

私も上ってみたくて、上れそうな箇所を探したけれど、

おばさんには無理でした^^;

十字架前からの眺めです。

先ほど訪れたツァヴタット方面です。

十字架の足元には

花束や

蝋燭が供えられていました。

十字架から、頂上駅方面を見て

しばらくこの風景を眺めながら、遅いランチタイムにしました。

そろそろ、景色も堪能できたので、下ります。

歩いて下りようかとも思ったけれど、

往復分を買ってしまっているので、乗ることにしてしまった。

この眺めは、歩いていたら見られない。

麓の駅に降りてきて、このあと、旧市街へ?