ちょっぴりディープなシンガポール　～ 奇祭・タイプーサムは 痛いプーサム ～

2013/01/27 - 2013/01/27

シンガポールは新しくて安全な国。でも、刺激を求める人にとってはちょっぴり退屈な国…。
そんなイメージはありませんか？
そんなあなたのために、ちょっぴりディープで刺激的なお祭りを紹介します。
なんと、インドでも禁止されているという危険で痛～いお祭りです。

タイプーサムの由来は、重い病や生まれながらの障害の治癒を願ってムルガン（シヴァの次男）に祈りをささげ、それがかなえられた者が自分の身体を傷つけて、感謝の心と厚い信仰心を示す、という行事だそうですが…。
とにかく痛そうなんです！

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0

Little Indiaにあるヒンドゥー寺院「スリ・ペルマル寺院」。
ここから約４ｋｍ離れた、River Valley Rd.のヒンドゥー寺院「スリ・タンダユタバニ寺院」まで、信者の方々が歩いていきます。

こんな感じの方々です。

子どもがお腹をすかせていたし、人ごみで子連れ移動がたいへん…。
と思っていたら、すぐ近くにレストラン発見！

ここを拠点に、子ども達にはジュースとお菓子を食べさせつつ見物することに。

お寺の中から、次から次に信者の方々がでてきます。

中には音楽部隊もあり、大音量でインディアンミュージックを演奏。
さらに周囲にはインド系の人々がたくさん。
ここはインド？

信者の方々が次々に…。

よ〜くみてみると…

鉄の棒が頬や唇を貫通！！

見てるだけで寒気が・・

こちらの方も！

体にも無数の針のようなものが…。

でも、痛そうな顔をする人はいません。

子どもが疲れたので、いったん引きあげ。

途中にあった、「SUMO CREDITS」というお店。
なぜ相撲？？ 力士とお金貸し…。力士ってどんなイメージ？

不思議に思い撮影(^^)

子ども達を置いて、ひとりゴール地点の「スリ・タンダユタバニ寺院」へ。

初めてきました、この寺院。

ここのゴープラム（≒ 鳥居）

ゴープラムって、なんか好きー。

スリ・タンダユタバニ寺院は、ここRiver Valley Rd.にあります。

ここは日本人が多く住んでおり、普段は（ぼちぼち）閑静な住宅街。

でもこの日は、大勢のインド系の人、インド系以外のシンガポール人、在住の外国人、そして観光客などですごい人でした〜(*_*)

見物人のための、特設食べ物屋さん。

買っているのは主にインド系の人。

寺院に向かう道には、痛そうな信者とそれを取り囲むその親族・知人（？）らの大行列が続く。

あの中に入ってみた〜い！！

ということで、軽〜い気持ちで行列の中にレッツゴ〜〜！

行列の中は、さらにたくさんの人々がひしめきあい、身動きもとれない感じ。

賑やかそうなご一行を発見。

このご一行について行ってみよう！

女性が抱えている金属のポットには、ミルクが入っています。

ヒンドゥー教の人々にとって、ミルクは聖なるもの。

こんなポットを持っている人が、他にもたっくさんいました。

重くて大きいカバディ（担いでいる飾り）を付けているので、自分では水分を補給できません。
だから、時々まわりの人が水分をとらせてあげてました。

それにしても、この赤い飲み物はなに？

音楽舞台のみなさん。

かなり大音量。私は好きです。

カバディを背負っている人を近くで見てみると…。

い、痛そう〜！っていうか絶対痛い！！

だってところどころ皮膚を貫通してるもん…。

これは、ごみのポイ捨て…ではありません。

もうすぐ寺院に入るので、下足は禁止。そのため、靴をビニール袋に入れて裸足になるのです。
でも、みんな無造作にポイポイ地べたに置きます。取られたりなくしたりしないのかな？？
私は自分のバックにねじ込みました。

そして裸足で失礼します。

これからご一行とともに、寺院内部へレッツゴー！

いたるところでシンガポール警察が見張っています。

寺院の入り口では、牛乳を売っています。
ほとんどの信者がこれを購入するので、次から次に飛ぶようにうれます。

この牛乳、どうするんだろう…。

さぁ、ゴープラム。
ここを通ってみんなで寺院内部へ。

もみくちゃになりながら…

寺院内部。

歌って踊る信者たち。

カバディを背負っている信者さん、絶対痛くて泣きそうなはず

これはムルガン神。タイプーサムの主役です。この日は派手にライトアップされていました。
ヒンドゥー教の三大神のうち、破壊をつかさどるシヴァ神の次男。日本でも人気がある像の顔をした神様ガネーシャの弟でもあります。

この神様は日本に渡り仏化し、「韋駄天（いだてん）」と呼ばれています。

寺院内部には白い粉を持った神職さんが。

この粉何だろう…。

まわりを見渡すと、その白い粉をおでこに塗った人がたくさん。

でも、何のために塗るのかはわかりませーん。

そしてここがゴール。

たくさんの信者の方々にもまれることやく２時間、ようやく身動きがとれるようになったー！

ゴールすると、カバディなどの飾り類を外します。

これは、針を抜いているところ。

この時、本人はどんな表情をしているかというと…

いたってポーカーフェイス。

抜けにくい針や釘を抜くときも、痛そうな顔はしません。

役目を終えたカバディは、トラックに乗りいずこかへ。
どこに行くのかな？

親族の方々？もトラックでお帰り。

もしかしたら、インド本国から来た人なのかも知れません。

その後、食事がふるまわれるということなので行ってみることに。

ところが…。
大行列!!!

並ぶこと約３０分…。

ようやくふるまい食事にたどり着きました(^^)

こんな感じ。

スパイシーなお粥に、二種類のカレーがかかってます。

ん？ スプーンがない！！
ということは…

やっぱり手で食べるんだ〜。

後ろをみると、祀っていたバナナとお花を小分けして、ビニール袋に詰めている人たちが。
信者さんに、縁起物として売るものみたい。

祈る姿ってなんか好き。

あ！さっき信者さんたちが買ってた牛乳！
神職さんにみんな渡してる！！
その牛乳、でっかーい桶みたいのにどんどん流しこんでる！！

この牛乳どうなるの？ ずっと見てたけど、わからなかった…。

気になる〜

お祈りの仕方もいろいろとバリエーションがあった。

この人、うつぶせに寝て、竹の子みたいになっていてちょっとおかしかった(^^)

でも、真剣にお祈りしてるんだからそんなこと言っちゃ失礼ですね…

まだまだ信者は次から次へ。
午前中から、夜の9時くらいまで続きます。

祭壇の前で、女の子が遊んでいました。

どこの国も、子どもはやっぱりかわいいですね(^^)

この旅行記へのコメント （4）

• あいぼんさん 2014/02/24 00:53:32

  まだまだシンガポール面白いですね

  ☆MOGURA☆さん、はじめまして。
  
  こんなディープなシンガポールの姿があったんですね。
  MBSができてから、シンガポールはすっかりきれいで
  お金持ちなイメージになってしまった感じがしますが、
  まだまだディープなシンガポールの側面も見られて
  とても面白かったです。
  私は昔シンガポールに住んでたことがありましたが
  たくさん見逃していたようです。
  ☆MOGURA☆さんはシンガポール在住でしょうか？
  エルサレムとかマニアックな場所ばかり、しかも子連れで(？)
  訪問されているようでとても楽しいです。
  少しずつ旅行記読ませてください。
  

  ☆MOGURA☆さん からの返信 2014/02/27 00:11:39

  RE: まだまだシンガポール面白いですね

  あいぼんさん
  
  　はじめまして。フォローありがとうございます。あと、お返事が遅くなってしまいごめんなさい。
  　シンガポール、なかなか奥が深いですよ〜。
  　確かに「シンガポールと言えば」のスポットもいいんですが、シンガポール人の友人に教えてもらったりしながら、ガイドブックにないちょっぴりマニアックなスポットに行き、一人悦に入ったりしてます　笑
  
  > 私は昔シンガポールに住んでたことがありましたが
  > ☆MOGURA☆さんはシンガポール在住でしょうか？
  
  　そうです、在住です。もうすぐ帰っちゃいますが。
  
  > エルサレムとかマニアックな場所ばかり、しかも子連れで(？)
  > 訪問されているようでとても楽しいです。
  
  　子連れの難しさ、子連れならではの楽しさもありますよね。 お互い、parent旅行者として精進しましょう(^^)
  
  　わたしもフォローさせてもらいます。
  　

• Leeさん 2013/02/17 19:19:26

  見逃しちゃった

  ☆MOGURA☆くん、こんばんわ。
  
  　タイプーサム、すごかったねー。
  
  　私は前日から追いかけてたからヘトヘト。
  　ティミティほど寝不足じゃなかったけど、
  　暑かった分、疲れちゃった。歳だしね...。
  
  　私はこのムルガン神を見逃しちゃった。
  　すごくキレイに飾られてたんだね。
  　☆MOGURA☆くんの旅行記で確認できてよかった！
  
  　　　Lee

  ☆MOGURA☆さん からの返信 2013/02/18 00:55:23

  RE: 見逃しちゃった

  Leeさん
  
  　ムルガン、きれいでしたよ〜！
  　Leeさんでさえ見れなかったものが見れたなんて…。光栄です(^^)
  
  　いつも見てくれてありがとうございます。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆MOGURA☆