イーサーン物産展　2013　＊ バンコク紀行(103) ＊

2013/01/24 - 2013/01/24

クイーンシリキット・コンベンションセンターで開催中のイーサーン・フェアに行って来ました。

タイ東北部イーサーン地方の物産展は、これまでタイ全土を対象にしていたフェアとは一味違う雰囲気を醸し出していました。

他の地方のものとは似て非なるイーサーン商品。工芸品の実演が多く、見ていて楽しいイベントでした。

エリア バンコク(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー

Amazing I-San 会場のクイーンシリキット・コンベンションセンター


<同会場でのAmazing Thailand Grand Sale Fairの様子は…＞
■□BTS/MRT各駅停車の旅(7)□■　シキリット・コンベンションセンター駅　歩いてわかった都会のオアシス　＊ バンコク紀行(75) ＊
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10706062/

Amazing I-San 2013

2013年1月24〜27日　10 a.m. - 8 p.m.
＠Queen Sirikit National Convention Center (QSNCC)
(MRTクイーンシリキット・コンベンションセンター駅）

http://www.qsncc.co.th/home.html

タイ東北部 イーサーン地方


タイ人口の1/3を占め、またタイで最も貧しいといわれるイーサーン地方は周辺のラオス、ベトナム、カンボジアから入った民族やタイ山岳少数民族など様々な人たちで構成されています。

フェアに集まった商品も実に多様で、バンコクで今まで見たことのなかった文様の織物や細工物がありました。

開場時間から30分後


やっぱり早く来すぎてしまいました…。スタッフが空っぽのブースの前でのんびり記念撮影をしていたりします。
あと30分は時差をつけないと…。

センターのフードコート


大きなフードコートがありますが、平日の午前中だと人もまばら。

なぜかエビバーガー


タイ料理満載のフードコートなのにいつも通り匂いだけでもう充分という気分になり、タイのバーガー・チェーン店Chester’s Grillへ。
ちょっとぱさついたエビバーガーと噛んでも正体不明なチキンナゲットのセットを。

11:00。そろそろ準備OKでしょう！


イーサーンは織物の産地。大きなスペースを使っていろいろな種類の染めから機織りまでを実演していました。

脛を使って糸を撚っています


各ブースのスタッフが着ている衣装も様々。
民族の違いだけではなく、社会的地位やどの村の出身であるかというのも衣装のデザインや素材に出てくるそうです。

綿花


綿織物は北部イーサーンの特産品。主に藍染にします。
中央部、南部は金糸などを使った絹織物の産地。乾燥しているので綿が育ちにくく桑を与えるだけで育つ蚕の方が簡単なので、農民も作業着に絹織物を着ていたそうです。

巧みに糸を紡ぐ

機織りの実演


この機は幅が狭く見えます。
昔は機の幅が狭く、腰に巻くスカートも膝丈までしか作れなかったそうですが、19世紀後半の技術革新で幅の広い機が導入されました。

こんな大きな機をおばあちゃんが操っていました

出来上がった綿織物が飛ぶように売れています


今回のお客さんは圧倒的にタイ人が多いようです。午前中なのによく人が集まって売れていました。
織物を売る様子はまるで日本の呉服屋さんが反物を並べているよう。

北部イーサーンは藍染の絣が特徴です


いい模様だなぁ。欲しい…！
でも藍染は小さいスカーフでも数千バーツの高値でした。

旅行業界のブースも多数出ていました

かぼちゃもいろいろ

竹細工を作っています

こちらは小さな壺に絵付け

5cmぐらいの小さな箱に細工を施しているのは…

モビールでした


チェンマイ周辺も同じような飾りがありますが、ちょっと違う形と色遣い。初めて見るものです。

イーサーン料理はガイヤーン(鶏の炙り焼き)やコームーヤーン(豚の喉肉の炙り焼き)


この辺りはタイ料理の中でもかなり好き♪

発酵させたイーサーンのソーセージ

花数珠(プアン・マーライ)もイーサーン・バージョン


たぶん仏様にお供えしたり車に飾ったりする花数珠と同じ役目のものかと思いますが、イーサーンのものは大きい！
果物やえんぴつなどの文房具まで取り込まれています。

コーヒーパックもありました

篭細工を作っています

長いのは魚籠でしょうか？
大きな刃で糸のように細く竹籤を作っていました。

こんな風車も出来ちゃう?!

男性の民族衣装もすてきです

もちろん女性は記念撮影に引っ張りだこ

珍しい灯籠(?)がありました

紙の筒を寄せ集めて出来ています

色紙を細い棒に巻いてパーツ作り


模様を合わせるのが大変そう…。

こんな帽子もあるんですね

布ものはもう買わないよと毎回思いながら…

あーまたやってしまいました


友人へのお土産とテーブルクロスにしよう。