スペイン、グラナダで年越しとお正月(2013年1月旅行記)

2012/12/28 - 2013/01/05

３度目のスペインは、ようやくというか、はじめて有名なアルハンブラ宮殿のあるグラナダを訪れました。
４泊してのんびりとグラナダの街で迎えたお正月。
うち１日は元旦にパラドールへ泊まって、誰もいないアルハンブラでの静かなお正月を過ごせました。
飛行機を乗り継いでのグラナダは、なかなか遠いですが、悠久の歴史を感じる街です。

エリア グラナダ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 徒歩 飛行機
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

年末の28日、エールフランス277便で成田からパリ経由⇒マドリッド経由⇒グラナダ空港へ２回の乗継ぎ出発です。
いざ！

で、早朝のシャルル・ド・ゴールに到着。
ａｍ３時過ぎです。
ほぼ誰もいません...ね。

エールフランス277便は、成田を夜出てパリに朝着くため、とっても時間が有効で良く使わせて頂きますが、最近パリへの到着時間が1時間近く早朝に変更になり、AM3時ごろ着いてしまいます。
エールさんから、乗継ぎのお客に空港で朝食の差し入れがもらえました。（エコノミーです）
ここで4時間弱待って、いよいよスペインはマドリッドへ出発します。

続いてマドリッドのバラハス空港へ到着。
朝の９時半頃です。
到着した第二ターミナルから循環バスで、第四ターミナルへ移動します。
第四ターミナルのほうがお店も多く賑やかです。

小腹も空いたので、待ち時間の間に空港の売店で早速イベリコ生ハムと、ビールをＧｅｔ。
まずはスペイン上陸？を祝してビールで乾杯♪

出発時間に近づいたのでゲートへ行くと、グラナダ行き飛行機は１時間遅延していました．．．（慌てて飲んだのに）
マドリッドからグラナダへはイベリア航空の小型ジェットで飛びます。
こんな飛行機。
イベリア航空はネット予約で取りましたが、不景気なスペインの情勢ですので、実際今日まで本当に飛ぶか若干ヒヤヒヤものでした。

マドリッドから約１時間でグラナダ空港に到着。
自分達が乗ってきた飛行機以外に旅客機はありません！
いかにも地方の小空港って感じです。

空港のターミナルを出るとグラナダ市内行きのバスが待っています。
バス間に合うかなとか不安でしたが、絶対大丈夫な感じです。
だって自分達の降りてきた飛行機のお客しかいませんから、そのお客が全員降りてくるのを待ってた様子なので。
万が一乗り遅れてもタクシーがいっぱいいますし。
バスの運転手に料金払っていざ市内へ。

バスの一番前に乗ったおかげで、シェラネバダの雪山が迫力満点！

で、無事グラナダ市内へ到着。
最初の停留所がエルコルテイングレスのデパート前近く、２番目の停留所がカテドラル前。
そのカテドラル前で下車しました。

今回最初の3泊をしたNHビクトリアホテル。
とても便利な場所で、周囲はとても賑やかです。
ホテルの設備は文句なし。

グラナダのバルはお酒１杯頼むと、無料で毎回タパが付くシステム。
今回はそれが楽しみで、１日がかりで着いた体ながら早速バルへ繰り出します。
まずは一軒目でビール。ここのタパは生ハム！

二軒目は失敗。なんとポテトチップス...
でもクローズ時間間際だったらしいので仕方ない様子。
ところが閉店間際のせいかお店のお客がいい酔い加減のおかげで、みんなでフラメンコ踊り出し迫力ある踊り見れたのでラッキー!
続けて三軒目（まだ行くか！）は、写真のように美味しそうな小海老のから揚げ。
しかもボリューム満点。
これグラスワイン頼んだだけで出てきます。

ワインお代わりすると、今度は鳥肉の煮込み料理が。
もちろんタダ。
いやーもう満腹で料理は頼めません。
さすがに眠くなったので初日はこのへんで。
明日はいよいよアルハンブラ宮殿ですので。

二日目、日本からＷｅｂで予約しておいたアルハンブラ宮殿へやってきました。
まーとにかく、やっぱりすごい．．．の一言です。
いろんな方が素晴らしい写真を沢山掲載されてるので、ここの紹介は省きますが、絶対丸一日かけて見て欲しいし、更に歴史を勉強してから来ると良い宮殿だと思いました。
綺麗で荘厳だけど血塗られた悲しい歴史の建物でもあるので、じっくり見てたら全体で６時間半かかりました。
ちなみに長居する場合、ランチ場所が少ないようなので、お弁当持参が良いかも。
私達もホテルの朝食でサンドイッチ作ってワインと共に持っていきました♪

さて、アルハンブラ宮殿と言えば、夕日に輝く姿が有名。
ということで、宮殿見学を終えた足で街へ降りたら、今度はバスでアルバイシン地区にある、サンニコラス広場へ。
ここも有名な場所ですから誰でも来るとは思いますが、なるほど必見ポイントですね。
背後のシェラネバダ山脈との絶景な組み合わせは写真ではなかなか伝わりません。
ここはすごい人の数で、このように撮影するには人かき分けます。

さて、二日目の夜。
今日のバル一軒目は歩きつかれて、つい目の前のチェーン店に。イマイチなソーセージのタパだったので、早々に切り上げ二軒目に行こうということで作戦会議をした結果、イベリコ生ハム大好きな我々は、本格的なイベリコ食おうということで、偶然見つけたエルコルテイングレスデパートのほぼ隣にある肉屋直営らしきバル目指して、やってきたのがこちらのお店。

で、早速頼んだのがイベリコベジョータ!
手前のお皿は飲み物に付いてくるサービスのトマト煮込み。
ワインをボトルで頼んだせいかたっぷり載っています。
バルとしては少しお値段高めですが（そうは言っても日本人には安いんだけど）、このイベリコは今回食べた中で最高！

どうですか？
美味しそうでしょ？
生ハム満喫で本日は就寝（アルハンブラで歩き疲れ．．．)

三日目の朝
今日はグラナダ市内をゆったり散策。
まずは有名なカテドラル。
思ったよりはるかに巨大で見ごたえあります。

カテドラルの隣にある王室礼拝堂。
まーこのあたりは有名なので説明はガイドブックで。

ヌエバ広場からダーロ川沿いに川沿いの道をテクテク歩いてアルハンブラ宮殿の真下へ。

ヌエバ広場から１０分くらい歩くとちょっとした広場があります。
ここからアルハンブラ宮殿を真下から眺めることが出来ます。

天気も良かったので、ここでランチに。
レストランが沢山あるのでワイン飲みながらアルハンブラ宮殿を見上げるのもオツですね。
タパだけだと物足りないので、ここではガッツリご飯食べました。

のんびりランチのあとは、ここからアルバイシン地区へ散策しにブラブラ登っていきます。
入り組んだ迷路状態ですが、とりあえず上へ上へと進めば何とかなる？
途中にある家並みがとても絵になります。

そんなこんなで歩きついたら、昨日やってきたサンニコラス展望台！
昨日はバスで来ましたが余裕で歩ける場所だったようです。
帰りは下へ下へと歩けばそのまま街へ降ります。

ところで今日は大晦日。
そこで今夜も賑やかにバル巡りしようと思ったら、なんと！どのお店も大晦日は１７時くらいで店じまいだそうです！
ということで、今日は昨日の生ハム屋でイベリコ切り売りと、エルコルテのデパ地下でお惣菜を買ってきて、ホテルの部屋で年越しとなりました。
ただ、こんなこともあろうかと思って、ちゃんと年越しそばも持参してあります♪
懐かしい味でとても美味しい(^^)
※エルコルテイングレスは大晦日は営業して、１日と２日がお休みでした。

そして、部屋飲みしているうちに午前０時
街の中に花火が打ちあがりました！
部屋の窓から顔を出して、街行く人たち（みんな正装した酔っ払い）とハッピーニューイヤーです！
でも、街中朝までうるさいこと、うるさいこと．．．

さて、2013年元旦。
今日は街中のお店何もやっていません。
だからこそ、良いホテルとって籠もるのが一番ということで、今日は一泊だけアルハンブラ宮殿の中にあるパラドール・グラナダへ泊まらせて頂きます。
これもネットで予約。

今回は記念の旅行なんです。と予約時にコメント書いておいたら、こんな差し入れをプレゼントされました。
さすがパラドール！

アルハンブラ宮殿もお休みなのでほぼ誰もいません。
先日来たときはわんさか状態だったアルカサバの前も静まり返っています。
こんな静かな時も、また良いものです。

夜は更に静か。
部屋から望むヘネラリフェは幻想的な光景です。
この後はパラドールのレストランでディナー頂き、本当に静かなお正月を堪能しました。
レストランが日本人宿泊客だけらでビックリしましたが♪

今日はグラナダを発つ日。
のんびり朝ごはんを頂いたあとパラドールをチェックアウトし、時間もあったので、街からバスで空港向かおうと、スーツケース引きずりながら歩いて街まで降りてきました。
下りだから案外楽なもんです。
ところが、街の中は新年のお祝いパレードだそうでイベント真っ最中。

思わずパレード見とれます。
でも．．．
これじゃー空港行きのバス来ないではないですか！
スーツケース持って、走りまくって、警官に質問したりして。
結局バスはルート変更で全然違うところで折り返しみたいなので、あきらめてタクシーで空港向かいます。
まー、空港は街から近くタクシー２２ユーロくらいだったので良いのですが。
歩いて巡る街なので足は疲れますが、グラナダの年越しや新年の雰囲気も味わえて楽しいお正月旅となりました。
今年も良い旅出来ますように♪