
2012/08/12 - 2012/08/18
2位(同エリア5件中)
erifddさん
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前日の夕飯後のこと。ここで何をするかを考えていたとき、ガンバーさんから提示されたのは車の送迎100000トゥグルク、乗馬50000、ツァータンツアー120000、など。うーんぼったくり値段ではないけどやはりそれくらいかかりますよねー。ものすごく悩んでいたらちょっと割引してくれたが、それでもひとり230ドルくらいする。しかし友人は乗馬、私はツァータンに会いにどうしても行きたかったので腹をくくりましょう。 というわけで当日は午前中ツァータン、午後乗馬のキツキツスケジュール。
今回の旅程
8月12日 羽田→ウランバートル→テレルジ
8月13日 テレルジ→ウランバートル
8月14日 ウランバートル→フブスグル湖
8月15日 フブスグル湖 ★イマココ
8月16日 フブスグル湖→ウランバートル
8月17日 ウランバートル→エルデネ村→ウランバートル
8月18日 ウランバートル→羽田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7時半に朝食を食べに行きにゲルを出ると、昨日までなかったテントが出現していた。ここに自前のテントで寝泊まりする猛者もいるらしい。
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朝食はパンとジャム、おかずにソーセージと卵。Hさんによると昨日まではソーセージだけだったらしい。ああ、昨日私たちを迎えに来てくれたときに大量仕入れした卵か(笑)。
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ところでこのゲストハウス、ドアというドアがすべてノブが取れてて開けにくいったら。
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ツァータンツアーの車が来る時間となった。食堂で待っているとムルン空港に来たのと同じようなワゴン車がやってきた。食堂から出て、車に乗り込む。と、あれ、見送りに来てくれただけかと思っていたアルバートさんも車に乗り込むではないか。昨日はツァータンなんてフェイクだろと言っていたのに、一緒に参加することにしたらしい。
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車はドイツ人ひとりと日本人ふたりを乗せハトガルの街を離れた。運転手のお兄さんは英語がそこそこ話せる人で、アルバートさんに会話を丸投げして私たちは後部座席でくつろぐ。アルバートさんが運転手さんに何かモンゴルの歌を歌えとリクエスト。彼の口から出て来たのはもう今にもホーミーを歌い出しそうないかにもモンゴルっぽいメロディだった。お返しにアルバートさんがドイツの曲を、と第九を披露。おお、本場の第九(笑)。日本の曲も歌えと言われ、私たち何歌ったっけ…?涙そうそうだったかな…。
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アルバートさんは英語が堪能なため、写真を撮りたいポイントで車を停めたりといろいろリクエストしてくれるので一緒にいて楽。通りがかりの地元の人にも積極的に話しかけて、こうやって何年も世界中で楽しんでるんだろうな。
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一本道の奥に湖が見えてきた。ゲストハウスの近くはまだ河口だったが、今は青々とした水を湛えた海のように見える。
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岸辺の道に入るとツーリストキャンプが続く。ガイドブックに載ってる以外にもツーリストキャンプはたくさんあるんだな。
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車は右手に湖、左手に林を映しながら進んで行く。
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やがて道沿いに土産屋が並んでいるところで停止した。周りには同じように車がたくさん停まり、欧米人で溢れている。奥にはゲルとはちがう形の、ツァータン特有のとんがった形のテントが見える。
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その手前にはトナカイの群れ。トナカイ、動物園以外で初めて見たかも。角の長いの、短いの、大きいの小さいの色々だがみな一様におとなしい。
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角に触ってみたが毛で覆われていて柔らかい感触だった。
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アルバートさんは撮影スポットを探して、群れから離れて水辺にいるトナカイを接写している。
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朽ちた木が横たわる湖の水はすごく透明で、あまり良くない天気と灰色のトナカイもあいまってモノクロの神秘的な風景を作り出していた。
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よく見るとこの辺にいる欧米人、昨日空港で一緒だったツアー客である。メガネ女子のガイドさんがテントの中にいた。ツアー客に混じってテントを覗いてみたが、ツァータンの格好をした人の前には観光客が献上したお菓子がいっぱい。
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ツアー客がテントから出ると営業終了と言わんばかりにテントは閉められ、ツァータンの格好をしたお婆さんは車で休憩。うーん、やっぱこいつら、本物のツァータンじゃなくて観光客向けのフェイクだろうな。
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湖で獲れた魚の燻製、これ美味しかった。
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アルバートさん、お土産を値切ろうと屋台のお姉さんとやりあっている。お姉さんも英語で対応して、さすが観光地の人だわ。それを見ていた私たちのところにさっきのツァータンの一人が来て、何やら金をよこせと言っている。アルバートさんによると、見物料として何かお供え物か現金を渡さないとダメらしい。私たちツアー客に混じってちょっと覗いただけなのにさ。観光客って、その地の人々の本当の生活は案外見づらい。どこ行ってもそのもどかしさは感じる。
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微妙な気分でツァータン居住地を後にする。
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アルバートさんが運転手くんにどっかランチに連れてってくれとリクエスト。湖畔の小さなレストランに入ると売り切れということだったが交渉の結果作ってくれることになり(この辺アルバートさんまかせだったのでどういう流れかいまいち謎)お昼ごはんにありつけることになった。お肉の入った平べったい揚げパンをケチャップをつけていただくだけのシンプルなメニュー。
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湖畔を乗馬している観光客は多く、地元の子供をガイドにひとりで参加している人から、キャラバンのような団体まで様々。欧米人が大半だが、みんな馬の扱い上手いな。巧みに操りながら陽気に手を振ってくる。フブスグル湖、ここまでメジャーな観光地とは知らなかったな。
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車で宿まで帰って少し待つと、次は乗馬ツアー。宿の前に馬数頭と、どう見ても夏休み中の小遣い稼ぎに来たガイドの男の子が到着していた。
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最初にガンバーさんから乗馬のレクチャー。ガンバーさん、ぽっちゃりしてるのに馬に飛び乗るのはさすがに軽々。「モンゴルの馬は片手で操る。左から乗って、腹を蹴ると進む、手綱を引くと止まる。右、左、馬の後ろには立つな。蹴られるぞ。乗ってる間は荷物を出さないように。以上」これだけかい。テレルジで言われたことと変わらないが、今回は長丁場だぞ大丈夫か。
友人は問題なく操れたが、私は…乗った瞬間、進ませようとしてないのに勝手に馬が歩き出す。え、ちょ、止まって!止まってってば!馬の野郎手綱を引くと睨んできやがる。車道を横切ってどんどん進んで行く馬、いやあああどこ連れてくんだよー!
と、その時、ガイドの少年くんが自分の馬で難なく追いつき私の手綱を持って馬を連れ戻してくれた。ほ、惚れる…!すっかり恐怖心が芽生えてしまった自分、ガンバーさんの「暫く引っ張ってってもらうか?」の言葉に黙ってコクコク。 -
ガンバーさんが少年くんにあそこまで行ってぐるっと回って帰って来い的な指示を出して、乗馬の旅がスタートした。少年くんに引っ張られる私の馬と友人が巧みに操る馬は住宅街を離れ、草原へと繰り出した。草原の道から林の中へ、そして先程車で通ったと思われる水辺の道へとキャラバンは続く。今度は湖から離れて林の中に入って行く。もう何時間歩いてるだろうか。馬に乗り続けるのに変な力を使ってるのか、お尻も足もかなり痛い。林の道は馬一頭分しか通れない細くて急な坂道になり、坂を登りきると木々がぽっかりと空いた。眼下に蒼いフブスグル湖が一望できる。
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目の前は崖…ってちょちょちょっと馬よこのギリギリなとこで草食べないでー!崖っぷちで前傾されるとすごい怖いんですけどー!!
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乗馬ツアーが始まってはじめて、ここで一旦馬から降りて休憩。フブスグル湖、神秘的な碧さ。
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頼りになりまくりの少年ガイドと記念撮影。帰りはずっとモンゴルの伝統歌っぽい歌を歌っている…と思いきやたまに「ベイビーベイビベイビオー」とか歌いだすから笑える。こんなとこでも知られてるんだな、ジャスティン…。さすがの少年もお尻が痛くなってきたみたいでモゾモゾしてるので言葉は通じないけど疲れたねーとか笑い合ったり、「ほらリスがいるよ!」とか教えてくれたり、なんだか友人の存在を忘れてデート気分になってきた(笑)。
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結局6時間近くかかってゲストハウスに帰還。ガンバーさんとアルバートさんが迎えてくれた。「どうだった?」「楽しかったけど…」「どうした、落ちたのか?」いや、落ちてないけど、なんか膝がすごく痛いよ…。まあ、最後まで仲良くなれなかったけど、馬、ありがとよ。
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夕飯は昨日のご飯の麺バージョン。そして馬乗ってドロドロになったものの、シャワーは浴びれないまま就寝。
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