湖畔と塩の都　ハルシュタット＆バート・イシュル＆ザルツブルク

2012/01/08 - 2012/01/10

ザルツブルクといえば、モーツァルトとかサウンドオブミュージックですが
私残念なことに音楽は素養がなく･･･。
そんな自分でも楽しめた、古都と湖畔の旅行記です。

エリア ザルツカンマーグート周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ミュンヘン―ザルツブルク間は、電車で1.5〜2時間程度で、
違う国ですが南ドイツ地方の鉄道周遊「バイエルンチケット」適用範囲でもあり、
気軽に行けます。
ザルツブルクの駅に近づくと、丘の上の「ホーエンザルツブルク城」が見えて
気持ちが高まってきました。

ビアレストラン「シュティーグルブロイ」で夕食を。
見えにくいですが右上のポットに「フリタッテンズッペ」という
細切りクレープが入った名物のスープがあります。
ビーフコンソメのスープにヌードルが入ってるイメージですが、
はっきりいって、ラーメンです！！（オイシカッタよ☆）

翌日は、バスでバートイシュル→ハルシュタットまでは鉄道で、の予定でした。
しかし雪のため想定外の事態が！　
電車に乗ってから教えてもらったのですが、電車は途中駅まででストップだから、
ハルシュタットまでは代替輸送（タクシー）が来るから乗りなさいと。
鉄道駅から湖を船で渡るのを結構期待してたんですが、一転別ルートの山道を走ることになり
なかなか出来ない体験とはいえ、ヒヤヒヤしたよ。

何とか辿り着いた湖畔の街のハルシュタット。
緑の季節の映像は時々見ていましたが、これはまた違う風情です。

天気はどんどん悪化し、雪がじゃんじゃん降ってきてツライ感じになってきました。

雪の風情も情緒があります。
しかし寒いのが何ともしがたく、いまいち楽しい気持ちにもならずで。

気温はしんどかったですが、木組みの家々は確かに必見の美しさ。

カラーリングも素敵　①

カラーリングも素敵　②

山際の階段を、滑らないようにゆっくり登ってみます。

街のランドマークの教会。尖塔が絵になりますね。

ちょっとびっくりしてしまう納骨堂。
土地が少ないため、埋葬後期間が経つと掘り出され、
ここに安置し直されるとか。

冬期は閉鎖ですが、山の上の方には塩鉱があって、なかなか楽しいプレイスポットとか。
ハルシュタットは紀元前より塩の採掘で栄えていたそうです。
何千年もこの美しい景観が愛されてきたということですよね。

他の観光客の方、7〜8人ほどいらっしゃいましたが
帰りは皆バス停に集まり、いつ来るかもわからないバスを待ち。
結局1時間弱位でまた代替輸送のバンが来ましたけど、
寒いし帰れるか不安だし、正直感激する余裕もなかったのが残念でした。
夏季にリベンジだな。

バート・イシュルは、温泉の街として昔から愛されてきたそうです。
有名なエピソードは、フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート（シシィ）姉がお見合いするも
妹のエリザベートを気にいってしまって、というのですか。

昔、シシィが滞在したホテルだったシシィカフェで、ランチをしました。
当時の雰囲気があると思います。

小さい街ですが、川沿い（トラウン川）の遊歩道を散策するのもいい感じでした。

写真奥のカイザー・ヴィラでお見合いが行われ、
その後もメモリアルで皇帝夫妻に大切にされたようです。

この時は空いていなくて、中は見学できませんでした。

街並みもかわいいですね。
ザルツブルク⇔バート・イシュルのバスは湖畔地方、ザルツカンマーグートの街々を経由していき、
是非降りてみたい雰囲気で、やっぱり夏場にまた寄らなくてはね。

日が短いため、夕方6時〜7時頃でまっくらですが、
ザルツブルク旧市街を散策します。
結構閑散としてます。

モーツアルトもこの風景を見て育ったのですよね。感慨深いな。

最終日・朝の散歩です。
ミラベル宮殿のお庭。冬でもそこそこ緑があって良かった。

世界遺産の旧市街は、数々の小路でつながっています。

多くはショップになっていますが、ディスプレイがこれまた美しい！

中心街ゲトライデ通り。それでも日中は結構にぎやかです。

中世の建物をそのまま生かして今も暮らしているのですよね。
実に好感がもてます。

中世風の入り組んだ旧市街はまあ当然ではありますが、
ザルツブルクは新市街も、実は地図が非常に分かりにくく。
過去最高に道に迷ったもの記憶に残る旅でした。