2012/11/17 - 2012/11/17
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captainfutureさん
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11月17日(土)
今日はクルナからルプシャ川を小舟で渡り、バスで世界遺産もあるバゲルハットへ日帰り。クルナ市内の船着き場までの街並み、バゲルハットでの15世紀のモスク群周辺の村なども歩いているだけでも楽しかった。
1タカ≒1円
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- 中国東方航空
PR
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今回のルート:
11/11 成田・上海・昆明→ /12 首都ダッカ→ /16 蒸気船ロケットスチーマーにてモロルゴンジ→ /16 クルナ(/17 ハゲルハット)→ /18 クシュティア→ /20 ラジシャヒ(/21 プティア)→ /23 ダッカ→ /27 昆明・上海・成田
青線:航路、黒線:陸路 -
2階レストランで朝食(宿泊料に込み)
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ビュッフェ式
カメラ構えると全員並んでしまった。
撮った後は満面の笑みでサンキューと言ってくる。
炊飯器にはホカホカのルティ(小麦粉で作った薄いナン)、大皿にはポロタ(ルティを油で揚げたもの)やトースト。
卵料理はその場で希望どおりに調理してくれる。 -
ゴラル(じゃがいもや玉ねぎ、ガーリック等の野菜をスライスしてカレー味で炒めたもの)、ダール(豆やガーリックのカレー味ふうペースト状のもの)、デザートにフェルニ。
どれも美味しい。 -
いったん部屋に戻り、外出するため戸のカギを閉めてもドアノブを持ち上げ強く押すと開いてしまう。
急きょ515室(3階)に変更してもらえた。
写真はホテル最上階から。
向かいにはロイヤル・インターナショナル・ホテル。 -
上の写真を右下に行ったところ。
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屋上にはプール
バーと表示された部屋もあったが、役所から開店許可が下りないとのことだ。
別のところでは従業員が客の(?)ワイシャツ等を洗濯。
襟元の汚れを専用ブラシで丁寧に落としていた。
まさか今時、石で叩きながら洗うのかもと思っていたが、そうでなくてほっとする。 -
屋上より
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遠く右にうっすら見える大橋は、日本の援助で作られたルプシャ川に架かるカン・ジャハン・アリ・ブリッジか。
今日のハゲルハットからの帰りにバスで渡る。 -
部屋替えで時間かかり、ホテル出たのは10:30。
今日はバングラ最大の見どころの一つ、バゲルハットの15世紀建造のモスク群へ。
ホテル前の三差路には、この街の特産品エビの像。
後ろはこの国が多民族国家であることを象徴するような広告。
ミャンマー国境近くに住む東洋系の顔立ちの少数民族の女性らと仲良く一緒に並ぶ、ベンガル男性と眉間に印のあるヒンズー衣装の女性。 -
別の角度から。
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その周囲の看板
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同上
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泊っているキャッスルサラーム・ホテル(写真)の左に見えるカーン・ジャハーン・アリ通りを2km程行ったところにある、ルプシャ川を渡る船着き場まで、リキシャで行くことにする。
フロントによると15〜20タカ。
20タカで行ってもらうことにする。 -
カーン・ジャハーン・アリ通り
後ろの男性は器用に大きな籠を頭に乗せて歩いている。 -
水を汲み終わって、別の道に帰っていく上の女性
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周囲に気兼ねしながらも快く収まってくれた。
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カーン・ジャハーン・アリ通り
向こう側に池が見える。池をぐるりと囲むように家や商店があるようだ。
この国は本当に池が多い。
右上にはマリア像の写真。この国では数少ないキリスト教徒か。 -
カーン・ジャハーン・アリ通り
歯医者 -
古紙かな
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分解してサビ止めを塗っているようだ。
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カーン・ジャハーン・アリ通り
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この一帯は家具工場が並んでいた。
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交差点中央には交通整理用のお立ち台
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ミスティ店
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商品棚につられて入ってみる。
ちょうどお客が美味しそうなミスティ詰め合わせを買っているところだった。 -
11:10、カーン・ジャハーン・アリ通り終点に到着。
街歩きは本当に楽しい。
当初20タカ(20円)の約束だったが、何回も停まってロス・タイムがどうのと言ってくる。
まあそうだったなと思い、プラス10して30タカ渡す。
もっとと言ってきたが、その場を立ち去る。 -
拡声器から音楽を流し、映画の宣伝
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ダッカでも見た、口当たりが和菓子のカルカンのような軽食
4トラのHalonさんの旅行記を拝見すると、どうも全インド、特に南インドで良く食べられるイドゥリーというものらしい。 -
後日食べたが、うっすら黒糖の味がして美味しかった。
ここで物色するように私のリュックやカメラをいろいろと触ってくる男性が。
年老いた父がいてカネがないのでカネをくれと、抱きついて来て離れない。
回りの人は苦笑している。懸命に離して逃げる。 -
キョロキョロしていると、船着き場はこっちだよと先導してくれる少年(右)が。
写真は船着き場入口。入場料2タカ。
彼の分も払ってあげると、次で払う渡し船料金2タカを彼がいつの間にか私の分まで払ってくれていた。 -
ルプシャ・ガット
ルプシャ川を挟んで対岸の「ルプシャ・ガット2」が見える。 -
ルプシャ・ガット
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対岸からやってきた渡し船
昨晩は真っ暗な中、この小舟に乗ってここにやって来た。
向こうに見えるのは、さっきホテル屋上から見えたカン・ジャハン・アリ・ブリッジ。
帰りはバスであの橋を渡って、この街のもう一つのバスターミナルのショナダンガ・バスターミナルに着く。 -
なんと、船頭はこの少年のようだ。
足を水につかりながら、素早い手つきでモーターのエンジンを掛ける。 -
堂々とした舵取りっぷり。
渡し船2タカ。
いつの間にかさっきの少年が私の分まで払ってくれていた。 -
最初の1、2分は左右に激しく揺れる。
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どんどん近づいて来た。
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対岸到着(ルプシャ・ガット2)
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ルプシャ・バスターミナル
乗り合いオート三輪 -
お菓子の行商さん
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さっきの少年がバゲルハット行きバスはこれだよと教えてくれる。
お礼にそこの露店でチャイでもおごるよと誘うと、出発間際だから早く乗れと言ってくる。
その後、どこかに預けていたらしい自転車に乗って窓下までやってきた。
写真を撮ってあげると、サンキューと満面の笑みでどこかに去って行った。 -
11:40出発。一番前の席を確保。
途中の世界遺産シャット・ゴンブズ・モスジット(モスク)前で降ろしてくれと運転手に伝える。
40タカ。 -
窓下での行商さん
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池では網を広げて漁をしている。
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昨晩は真っ暗で何も見えなかった道。
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左は良くTVCMで見たリップクリームの広告
http://www.youtube.com/watch?v=D-uXSQwuU8g -
舗装状態良好。揺れも少ない。
途中に棒に服を着せた かかし が見えた。 -
乗客の乗り降りで停まったところに、何やらカラフルな門が見える。
運転手にすぐ戻る旨伝えて撮りに行ってくる。 -
ヒンズーの祭りのようだ。
この辺りはヒンズー教の村のようだ。 -
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またしばらく行くと、今度も偶然停まった近くにカラフルな門。
また撮りに行ってくる。 -
聞いてみると結婚式とのこと。
村の入口に立っているようで、左ではテーブルを並べている。 -
あちこち撮っていると、運転手がここにも面白いのがあるぞ、と停めてくれるようになった。
独立戦争の記念碑 -
ここはピクニック・ランドとのこと。
(後日、クシュティアで会ったトポさんに写真を見せ、門の文字を訳してもらった。) -
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1時間10分後の12:50に、世界遺産シャット・ゴンブズ・モスジット前で降ろしてくれた。
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博物館入館料込みで100タカ(外国人料金)
地球の歩き方によると、バゲルハットは、スーフィー(イスラム神秘主義者)で武将のカーン・ジャハーン・アリがベンガルのスルタンであるナシルディン・マフムドの命を受け、15世紀に中ごろにシュンドルボンの一角に入植し、築いた町。
この写真の男性には後ほど、大いに助けて頂くことになった。 -
おお、シャット・ゴンブス・モスジットが見えたきた。
地球の歩き方によると、1459年にそのカーン・ジャハーン・アリによって建てられたバングラ最大級のモスク。
48m X 32.5m の長方形の建物。「シャット・ゴンブス」とは「60のドーム」という意味だが、実際には11X7列で77、四隅には塔のドームを入れると81のドームがあるという。 -
1985年世界遺産に登録。
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国中から観光客や参拝客が訪れるらしく、ここでも自分の携帯を取り出し、あちこちから一緒に写ってくれと言われる。
今日も外国人には誰にも会わなかった。 -
ダッカから母と一緒に参拝に来た学生(右はじ)と話をしながら、私も手足を清める。
13:15だが、集団礼拝にはもう少し時間があるとのこと。
少し周辺を散策 -
13:30、靴を脱いでダッカで買った礼拝用靴下を履き、中に入ってみる。
皆裸足。
なんともう始まっていた。
カメラ全音無音にし、自分も正座し目立たないようそっと撮らせてもらう。 -
5分後、集団礼拝が終わり、皆が帰った後、何人かが聖職者を囲んで話をしている。
ここの内部には通常ひとつ、あっても3基のミフラーブが10基もあるという。 -
静かな雰囲気
1459年建設当時そのままの姿とのことだ。 -
黒髭の聖職者の右の人達も他所からの参拝者のようだ。
彼に携帯を向け、彼の話を録画している。
左はじの人の額には、黒くなった礼拝ダコ。
私も撮っていいか聞くと、傍らを指差しここに来なさいと言ってくれる。
撮影後、皆はコーランを唱え始め、両手をお椀を持つような仕草が始まった。 -
ここでも一緒に写ってくれと何人かから声を掛けられる。
どんどん増えていくので、ごめんなさい!と言いながら足早に進む。 -
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同じ敷地内のバゲルハット博物館。
ここでもしっかり入場券チェック。カメラ不可。
中央には巨大なワニのはく製があった。 -
マドラサ(神学校)の帰りだろうか。
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バスで着いたカーン・ジャハーン通りを挟んで目の前の小さなモスク、シンガイル・モスジット。
先程のシャット・ゴンブス・モスジット以外はチケット不要。
旅行人によると、穏やかな曲線を描いたシングル・ドームのモスク。四隅には5層に分かれた塔を持つとのこと。
右のアーチで男性が読書中。 -
そっと撮らせてもらう。
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モスク内では一人が礼拝中。
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そのモスク前の庭
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14:35、隣接するカーン・ジャハーン通りを西へ、チュナコラ・モスジット、ビビ・ベグニ・モスジットへ徒歩で行ってみる。
荷台には野菜。拡大してみると、ナスに大根、葉物、あと奥にも2種類くらい。
自分ちで採れたのだろうか。この後の市場でこの少年が売っている姿を見る。
荷台の下にはジュース缶を使った手製のベルが3つ吊るしてあった。 -
カーン・ジャハーン通り
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さっき一緒に写ってくれと言われた一家がちょうど食堂から出てきた。
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いっぱいのコイ。
この後の市場に売りに行くようだ。 -
カーン・ジャハーン通り
いい感じのあぜ道 -
カーン・ジャハーン通り
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持っているのはサトウキビだろうか。
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談笑しながら仕訳していた。
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これがジュートだろうか。
いい雰囲気のガチョウ小屋。 -
カーン・ジャハーン通り
地図ではゴラ池の西にある、2つのモスクに通じる道の入口まで500m程度のハズだが、なかなか着かない。
リキシャで10タカで行ってもらうことに。 -
通りから煙突を持つ精錬所のような建物が見える。
ちょっと停まってもらい、お邪魔してみる。
穀物のような、飼料のような・・・、何だろうか。 -
ジュートで作られた傘の、何だろう、下の何かを覆っているのだろうか。
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その奥ではのんびりと牛が干草を食んでいる。
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その隣にあった民家。
お決まりのここにも家の前に池があった。
突然の来訪者で驚いていたが、快く写ってくれた。 -
カーン・ジャハーン通りに戻る。
6人がかりでよっこらしょ。 -
バスで来る時にあったピクニック・ランド。
この辺りはいくらでもピクニックできそうな場所はありそうなんだけどなあ。
小さな遊戯施設でもあるのだろうか。 -
籠
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賑やかな人の声が聞こえてくる。
市場のようだ。建物に魚やエビの絵が描かれている。
リキシャとはここでお別れ。
この辺りの小道を北に行って、2つのモスクに行く。 -
もう15:10。
暗くなり始める17時までに、その2つのモスクと、あと東へ3km以上離れたカーン・ジャハーン・アリ廟にも行きたいので、ここは入口だけサラリと見るに留める。
ホントは入ってみたかったんだけどなあ。 -
その隣は野菜市場。
さっきの自転車荷台の少年も立派に商売していた。 -
これはもしかしてダッカのニューマーケットで見つけられなかった、皮をむいて調理するという国花のシャプラ(蓮)か。
やっと見ることができた。 -
「チュナコラ・モスジット、ビビ・ベグニ・モスジット」と道で連呼していると、その道をまっすぐ行くといいよと皆が教えてくれる。
この男性が連れて行ってくれるという。 -
民家が並んだこの道をまっすぐ行く。
-
直ぐに止んだが小雨がぱらつく。
道沿いの彼の後ろにあるバナナ(?)の木の大きな葉をむしって傘を作ってくれた。 -
池を挟んで左は小学校のようだ。
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10分弱でビビ・ベグニ・モスジットに到着。
地球の歩き方によると、女性の名を冠したモスジットだが、カーン・ジャハーンの子孫であろうかと言われているだけで、確かなことは分かっていない、とのこと。 -
モスク裏には繋がれた2頭の牛が。
ポーズ取っている間に、モシャモシャと傘が牛に食べられてしまった。
後ろは民家。 -
再度正面から。
近所の人が出てきてしまった。 -
この後、チュナコラ・モスジットにも行く予定だったが、ここから更に500m〜1km 北西に行くいう。
旅行人ガイドのそのモスクの説明に惹かれていたが、時間がないのでゴラ池の北沿いにシャット・ゴンブス・モスジットへ帰り、そこからカーン・ジャハーン・アリ廟へ行くことに。
チュナコラ・モスジットのその説明文
『ビビ・ベグニ・モスジットから更に500m〜1km 北西へ行ったところにあるが、だんだん道が判然としなくなり、村の家々の軒先を通っていくことになる。ここまで来るとモスジットより村の風景のほうが美しくて面白い。』
写真は、通りすがりの女性と、その後ろでクリケットをする子供達。 -
15:35、シャット・ゴンブス・モスジットに戻る。
写真はゴリ池にたたずむ犬と猫。
彼にお礼を言い、別れようとすると何か言っている。
100タカ札を私に見せ、100タカ欲しいと言っているようだ。
そんな大金は出せない、でも親切にしてもらったからと30タカ出すと受け取らない。
それじゃあとその場を離れると、いつまでも追って来る。
小走りすると、腕を掴んでこようとする。
回りの人々はどうしたんだという顔でこちらを見ている。
追いかけられながら、さてどうしようかと案じていると、目の前に、さっきこのモスクの入場券を買った建物が見える。
あの年配の係員だったら英語も話すし仲裁してくれそうだ。
一気にそこへ全力疾走して逃げ込む。
すると案の定、何事かと冷静に二人の話を聞いてくれる。
案内の男性が、ベンガル語で一気に係員にまくし立てる。
彼が3時間ガイドしたのだから100タカ欲しいと言っていると説明してくれる。私が、いいや、30分だけだったと話すと、係員は案内の男性に何か言っている。
だんだん案内の男性が劣勢になっているようだった。
係員が当初の30タカでいいから渡すよう私に促す。
彼はしぶしぶ受け取る。
係員は私に、早くここを立ち去りなさいとジェスチャー。
建物内ではなおも係員は彼に何か説教のようなことをしていた。 -
私が立ち去る時間を稼いでくれたようだった。
さすが年の功。
走っている時、学生達が何事かと英語で話しかけてきてくれたが、彼らだったら仲裁とこの機転までは効かなかっただろう。彼には感謝。
直ぐにモスク前にいたオート三輪で東へ2.5kmのカーン・ジャハーン・アリ廟へ。50→40タカ。
シャット・ゴンブズ・モスジットからビビ・ベグニ・モスジットへ行くには、ゴラ池の北の道が近い。車道の南の道は、時間に余裕があれば市場等もあり面白いと思う。
カバンを肩に掛けた教師ふうの若い男性が自転車で擦れ違って行く。
のどかな風景がしばらく続く。
写真はカーン・ジャハーン通りから、参道へ入るところ。
ここから500m先の廟まで商店等が続く。 -
カーン・ジャハーン・アリ廟入口
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振り返ってその参道。
一般の商店や土産物屋が並ぶ。 -
旅行人ガイドによると、彼はモスジット群を造っただけでなく、虎、蛇、ワニ、洪水、サイクロン、塩害と戦いながら都市を造ったことで知られている。密林で覆われていたベンガルの開拓はまさに命がけで、それを見事達成した開拓者達は、やがて聖者として崇められるようになる。彼もその一人とのこと。
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正門に回る。
ここで、シャット・ゴンブス・モスジットで最初に会ったダッカから母と一緒に参拝に来ていた学生と再会する。 -
左のドームはちょうど塗り替え中だった。
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最初の門をくぐると、もう一つの門が。
入口で2タカ払って靴を預ける。 -
廟の中へ。
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柵に覆われたカーンの墓
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係員(聖職者?)に促されて希望者は一人ずつ柵内に入れてもらう。
係員が何かを唱えている間、かがんで赤い布の中に上半身を入れてもらった後、手を墓に触れながら一緒に何かを唱えていた。
その後、寄付を手渡す。 -
係員の一人はなんとイエメン人で、ダッカの学生と3人で少し話をする。
どうしてはるばるイエメンからと聞いてみたが、余り話したがらない。
初めてイエメン人と話した。
この人の国にも行ってみたいと思っていたが、内戦で当分は行けないだろうなあ。
学生からは、もし寄付をするのであれば、人に渡すのではなく必ず寄付箱に入れるように言われる。 -
建物から出て、前の階段を下りるとここにも大きな池。
-
タクル池。
この子の額にも魔除けの大きな黒い玉が描かれていた。 -
接岸部分には大きなワニが顔を出している。
最初おもちゃかと思ったが、本当に動いて驚いた。
「聖なるワニ」として、信者が生きた鶏を与えているようだ。
なんとさっきの学生がどこからか鶏を仕入れて来て、管理人(番人?)に渡し、ワニの口めがけて放るが、食欲がないのか食べようとしない。別の人も鶏を持って来た。諦めた管理人は後で食べさせるつもりなのか、2羽を手にどこかに行ってしまった。
2015年2月14日http://news.biglobe.ne.jp/international/0214/tec_150214_4509951730.html
『言い伝えにより際限なくエサを与えられた100歳のワニ、超肥満で死亡
不用心な観光客や地元の人が、お腹を空かせたワニに命を奪われるという悲惨な事件がたまに起きている。だが訪れた人々が良かれと思ってやったことが災いし、ワニの命を奪うということもやはりある。バングラデシュから100歳という長老ワニの死亡が伝えられた。
バングラディッシュ南西部のクルナ県バゲルハードに1459年に建てられ、真っ赤なモスクや門が美しいと観光スポットにもなっている「Khan Jahan Ali」という寺院。Khan-i-Azam(本名がKhan Jahan Ali)というイスラム教の著名な聖職者の墓があり、池を長老のワニが悠々と泳ぐ姿も有名であった。
だが、このほどその池で神々しい存在といわれた100歳にもなる1頭のワニが死亡。そこを参拝に訪れる人々は持参したニワトリやヤギをワニに与えてきたが、そのせいで彼らはすっかり肥満体と化し、ついに1頭が丸々とした腹を上に水面に浮かんでしまった。死因はどうみても“食べ過ぎ”が原因だという。
この池では肥満が原因でほかにも3頭が死亡しており、飼育係のモハンメド・サルワーさんは「与えすぎは良くないとわかっていても、ワニが満腹になれば自分たちも幸せになれる、豊かになれると誰もが信じているのです。エサとなる動物の大きさもどんどんエスカレートしていき、なす術がありませんでした」などと話している。』 -
撮ってくれと入ってきたパンジャビの男性
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池のほとりでは、仲間たちで楽器を演奏しながら楽しそうに歌っていた。
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階段を上がったところ。
綿あめと軽食屋
16:50、もうだいぶ日が陰ってきた。
ここを右に曲がり、急いで近くにあるジンダビル・モスジットとノイ・ゴンブス・モスジッドへ。 -
のどかな道を進む。
-
右の男性に流暢な日本語で、これからどこにいくのですか、と聞かれる。
中古車販売で良く埼玉県に居るらしい。
私の故郷はこの村なんです、とのことだった。 -
広場ではクリケットをやっている子供達が。
私の姿を見るとわ〜と集まって来て、口々に、キャンディー、ペン、ドルなどと言い、手を出してくる。
以前、配って回った外国人がいたんだろうな。
バイバイと言い足早に立ち去っても、貰えるまでしばらく付いて来られてしまった。 -
ジンダビル・モスジット
早歩きして5分で到着。 -
ジンダビル・モスジット
小さなモスク -
周囲はひと気が無く少し寂しいところだった。
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次は途中まで戻り、別の道に入りノイ・ゴンブス・モスジッドへ
-
-
民家前にオート三輪が停まり、男性がお婆さんと大きな鍋を乗せている。
家の敷地に入っていいですか、とジェスチャーすると、どうぞとのこと。
奥に通じる写真左の小道を入ってみる。 -
お邪魔しま〜す。
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家から娘さん達が出てきてくれた。
奥さんがちょうど屋上で洗濯物を干していたが、カメラを構えると隠れてしまった。 -
ノイ・ゴンブス・モスジッドに行くと話すと、ここの子達が、こっちだよと案内してくれる。
なんと、このお宅の隣だった。
ノイ・ゴンブス・モスジッドに通じる勝手口から入る。 -
正門から。
旅行人ガイドによると、9つのドームを持つモスジット。近年になって修復。正方形の建物で四隅に8層に分かれた塔を持ち、壁には4面それぞれに3つの入口がある。西側の中央入口にはテラコッタによる浮き彫りで飾られている、とのこと。 -
中の様子。
もう17:15。
暗くならないうちに、シャイト・ゴンブズ・モスジットに戻ることにする。 -
道沿いに戸の開いた民家が。
-
入ってもいいですか?とジェスチャーすると、どうぞとのこと。
-
イスラム式に「アッサラーム・アレイコム」と挨拶しても黙っているので、ヒンズー式に合掌し「ナマステ」と言うと、少し笑顔で同じように返してくれた。
突然の外国人にも追い返さずに丁寧に接してくれて感謝。 -
胸に手を当てドンノバード(ありがとう)と言って帰ろうとすると、奥を指差しこっちに来てとのこと。
-
するとお母さん(?)が椅子に座っている。
こちらも撮っていってとジェスチャーされた。 -
17:30、カーン・ジャハーン・アリ廟に到着。もう真っ暗。
参道を下って、カーン・ジャハーン通りとの交差点で帰りのバスに乗ることにする。
土産物屋で父にクリケットのバットを買ってもらい、ご機嫌の子供。後ろは食堂。 -
参道の商店をぶらぶら覗きながら坂道を下る。
クルナ特産のエビ等を出す食堂もあり、食べていこうかと考えるが、まだ少し早いので止めておく。
チャイ屋で一息つく。彼も英語を話す。 -
交差点に出てバスを停めるため手を挙げていると、これまた英語を話す人が停めてくれたりと色々親切にしてくれる。
この国は英語を話す人が少ないとあったが、結構話せる人が多い印象。
同じクルナでも、ルプシャ・バス停行きは40タカ、ショナダンガ・バス停行きは60タカ。
最初にルプシャ・バス停行きが来たが満席。立ちっ放しはしんどいので乗らず。
今度は行きと違うショナダンガ・バス停行きが来る。一番前の席が空いていたので、これに乗る。17:50。
写真は、一時停止し窓ふき中。右は運転手。 -
ショナダンガ・バス停行きは日本援助で建てられたルプシャ川に架かるカン・ジャハン・アリ・ブリッジを渡るようだ。
運転手は入口で料金を払っていた。 -
これから渡るところ。
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1時間10分後の19時にショナダンガ・バス停に到着。
-
ここからホテルへ帰るが、リキシャ等はふっかけて100や50タカと言ってくる。
振り切って歩いていると、ちょうど乗り合いオート三輪が来て15タカとのこと。
どこでも乗り合いオート三輪が安くて速い。 -
ホテル前で降ろしてもらい、どこかに食堂はないか探していると、突然街中の明りが消える。
停電のようだ。
街灯も消えるが、もともと自家発電の露店も多いので真っ暗にはならない。
あちこちのビルでは自家発電に切り替わったようで、ぽつぽつ電気が点き始める。
しばらくして停電が終わり、街中の電気が点き始める。
ビル2階に食堂見つける。
翌朝前を通ると、ここは HOTEL TITAN の食堂だった。 -
マネジャーが出てきて非常に丁寧に対応してくれる。
メニューはチキン・ビリヤーニ(180タカ)、マトン・ビリヤーニ(190タカ)の2つだけとのこと。
前者がダッカでの110タカに比べて、ここは高いなと思いつつ、マトンの方を選ぶ。
米の下に軟らかい大きなマトンが2つ隠れていた。
高かったことが納得。
そのうち、家族連れ等で満席になっていった。
写真左奥はラッシー。塩味のヨーグルトで、昨年イランでも飲んだもの。
塩抜きって言えば良かった。
隣には先月出来たばかりのアイスクリーム屋(上の写真の門の左右に広告)。日本のそれと同じ様な施設で、ミスティ1個20タカの国で、1カップ100タカ〜。日本より安いが、現地ではかなり高い部類に入ると思う。客は1カップルのみ。もう満腹なので止める。
20:30にホテルに戻る。
2回着たポロシャツを洗面器で洗うと、水が真っ黒になり底に砂が溜まる。
慣れてきたので余り感じなくなっていたが、やはり砂埃がスゴイところなんだなと思った。
明日は午前中はクルナ市内の街散策、午後にはバスでクシュティアへ向かう。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- のまどさん 2014/02/23 02:27:16
- ご投票ありがとうございます
- captainfutureさん、こんにちは。
拙ミャンマー旅行記にご投票頂き、ありがとうございます。ミャンマーは今までで一番好きな旅行先なので嬉しいです。
バングラデシュは東パキスタンとして同時期に現パキスタンとともにインドから独立しましたが、やはりだいぶ違いますね。もっとも距離が離れていて言語も異なるので当然ですが。湿度があり、環境に配慮した燃料を使っているとのこと、喉にやさしそうですね。
6章まで読み終わりました。写真1枚1枚味わいながらゆっくり続きを読んでいきたいと思います。
近いうちにまた遊びに来ます♪
- captainfutureさん からの返信 2014/02/23 21:19:04
- RE: ご投票ありがとうございます
- のまどさん、こんにちは。
ご覧になって頂き、こちらこそありがとうございます。
>やはりだいぶ違いますね。
ホントですね。ただ有難いことに、外国人にとても友好的なところは同じでした。
バングラもまたオススメです。
ミャンマーは行ってみたい国の一つで、のまどさんの少数民族の村訪問など、とても興味深く拝見しています。
まさしく“黄金の笑顔”っという感じですね。
こちらこそ、また伺わせて頂きます♪
-
- 康さん 2012/12/29 03:58:35
- なぞが解けました
- あれ…ピクニックランドだったんですね。
地元民に『ZOO?』と聴いて回ったら、みんな違うって言うけど
なんなのか教えてくれる人が居なかった(苦笑)
綿あめは、ズバリおなじオッサンから何本も買って食べてました(苦笑)
私の時は綿あめのオッサンが隣の豆菓子屋の店番も兼任でした。
乞食のおじいさんに、綿あめなんぞは3TKくらいだと言われた。
横の普通のオッサンには5TKくらいだろ…と、言われたが
店のオヤジは、ふざけんな10TKだよ、テン!て言い張ってた(苦笑)
地元の子連れのお父さんが10払ってたんで私も10で4本ほど平らげてきました(笑)
- captainfutureさん からの返信 2012/12/29 18:05:25
- RE: なぞが解けました
- そうみたいです。
まさか自然がこんなにわんさかあるところに、まさかピクニック・ランドとは思わないですよね。
僕も最初、動物園だと思っていました。
きっと小さな遊戯施設や小動物程度の展示はあるのかもしれないですね。
やはりあのオッサンでしたか。
僕も綿菓子なんて懐かしいので一つ食べてみようかなあと思ったのですが、もう日が暮れかかっていてその前にあともう2件モスジットを回らつもりだったので、止めてしまいました。
4本は食べすぎかもです(笑)
でもああいうところで食べるものって美味しいんですよね。
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