2012年初秋のヨーロッパ自由旅行（⑨ベネチア）

2012/09/22 - 2012/09/24

アドリア海をイタリア、ベネチアから時計回りに鉄道、バス、フェリー、レンタカーを乗り継いで旅した１６日間の自由旅行を紹介します。
ほぼ毎年、ヨーロッパを旅するシニアの夫婦です。

9/10　羽田から夜行便で、パリCDG空港経由ベネチアへ
9/11　ベネチアからバスでオーストリアVillachへ向かい、鉄道に乗り換え、スロベニア、ブレッド湖へ
9/12　ブレッド湖観光　鉄道でクロアチア、ザグレブへ
9/13　プリトビッツェ国立公園　ザグレブへ戻る
9/14　ザグレブから、バスでスプリトへ
9/15　スプリト観光後、バスでドブロヴニクへ
9/16　ドブロヴニク観光
9/17　ドブロブニク観光　夜フェリーでイタリア　バーリへ
9/18　バーリからアルベロベッロ往復
9/19　バーリからミラノへ鉄道で一気に移動
9/20　ミラノからレンタカーでスイス、サンモリッツへ
9/21　ベルニナの山々を観光
9/22　サンモリッツからミラノ経由、再度ベネチアへ
9/23　ベネチア観光
9/24　ベネチア観光と午後ベネチアからパリCDG空港経由成田へ
9/25　午後、成田着

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅のルートをグーグルの地図に描いてみました。
このベネチアから旅が始まり、アドリア海を時計回りにオーストリア、スロベニア、クロアチア、南イタリア、北イタリア、スイスと廻りベネチアまで戻って来ました。⑨、⑩２回でべネチアの旅を紹介します。

ベネチア玄関サンタ・ルチア駅で列車から降りると、駅の前はもう大運河。ここでヴァポレットの４８時間有効のチケットを30ユーロ/人で購入。ベネチアで個人旅行をされる方は、長めのチケットを購入しておくと、何かと役立つ。　このヴァポレットのチケットを持っていたので、帰りローマ広場からベネチア空港までの市バスも支払不要になった。

ヴァポレットに乗って写真やビデオを撮影したりしたいと希望する方は、一度スーツケースなどをホテルへ預けて、身軽になってボートの一番後方に陣取って撮影されると、大運河（カナル・グランデ）の両岸を撮影しやすいと思う。
この写真もボートの後方から撮影。
写真の撮影ポイントも、リアルと橋を通過した辺りからがゴンドラの数も増え多くなると思う。

ゴンドラの船頭さんが運河を下りながら、運河の両岸に立つパラッツオ（宮殿）の由来などを客に説明しているのだろう。

以下の写真はリアルと橋からサンマルコ広場に近いサン・ザッカリアの船着き場までの運河の両岸の風景を写した。今回ベネチアは15年ぶりで2回目の訪問であったが、これぞ本当の世界遺産と思える景色に改めて感動した。この写真で紹介する大運河（カナル・グランデ）は見飽きることがない素晴らしさだ。

次々と大運河の両岸に美しい、歴史を感じる宮殿（パラッツォ）が現れる。

古い宮殿はその維持にも多額の費用が必要で、その費用を賄うためにも、多くの宮殿（パラッツォ）がどんどんホテルに改築されている。宮殿が改築されても、外観は修復するだけで、ヨーロッパの街並みを維持していくのと同様に、内装のみを目的に合わせて模様替えし、ベネチアの観光と景観を両立させているようだ。

サンマルコ寺院の前を過ぎ、下船予定のサン・ザッカリアの船着き場に近づいた。今回はサン・ザッカリアでヴァポレット１番を下船し、ローマ広場行のヴァポレット２番に乗り換えて、サンマルコ広場の沖に浮かぶサン・ジョルジョ島へ向かった。

ヴァポレット２番でサン・ザッカリアからサン・ジョルジュへ向かう船の後部からサンマルコ寺院を眺めると写真のように、真正面にサンマルコ寺院とドッカーレ宮殿が見えるベストスポット。ベネチアの代表的な絵葉書的な風景を楽しむことが出来る。

ヴァポレットがサン・ジョルジョ島へ近づくとマッジョーレ教会が水面に浮いてるように現れてくる。

ここでサン・ジョルジュ島に上がり、マッジョーレ教会の迫力ある正面のファッサードを見上げる。真っ白な大理石の迫力に圧倒される。マッジョーレ教会はサンマルコ広場から運河越しに、眺め、写真を写すのが定番になっていいるが、この教会まで来てこそその美しさが分かる気がした。

マジョーレ教会のファッサードの迫力に感動しながら、教会の内部へ。内部はミラノのドォーモなどと比べればシンプルな作りになっていいる。この教会の奥の方に鐘楼へ登るエレベータ乗り場がある。

マジョーレ教会の鐘楼に登り、やはり最初に見たいのがサンマルコ寺院と広場。天気に恵まれ、くっきりとサンマルコ寺院の鐘楼が目に飛び込んできた。

キャナル・グランデの河口越しに、ザッカリア教会方向を眺望。

ジュディッカ島とジュディッカ運河をバックに、マジョーレ教会のドームを写す。

マジョーレ教会を鐘楼から見下ろしなら写す。修道院らしい中庭が見える。

マジョーレ教会の鐘楼の鐘

マジョーレ教会の鐘楼からの眺望に満足し、再びサンマルコ広場に向かってヴァポレットに乗る。振り返れば、教会が澄んだベネチアの空の下に絵葉書の様に美しく見えた。

ちょっと傾いた鐘楼。つい写したくなるベネチアの景色

いつも多くの観光客でにぎわっているスキアヴォーニ川岸。宿泊したホテルもこの川岸沿いに在りました。

ベネチアの絶景を見ようとサンマルコ寺院の鐘楼に登る。エレベーターで簡単に登れるのが有難い。待ち時間は10分程度。

サンマルコ寺院の鐘楼からベネチアの絶景を紹介

サンマルコ広場を鐘楼から見下ろす。

鐘楼からサンマルコ寺院を見ると可愛い丸屋根が見え、そこに、秋の日で出来た鐘楼の影がしっかり伸びていました

サンマルコ広場にいる何度も聞く鐘楼からの鐘の音は、この鐘が鳴らしています。

真っ青な秋の空にくっきり映えるサンマルコ寺院のファサード（外壁）。左側の壁画修復工事で覆いがあるのが残念。

サンマルコ広場を囲むアーケードの由緒あるお店をウインドショッピング

ロマンスグレーの素敵なカップの後ろ姿が、サンマルコ広なの風景に溶け合い映画の1シーンのようだった。

傾いた秋の柔らかな日を受けて、サンマルコ広場が輝く。

サンマルコ広場からベネチアの迷路を町歩きに

ブティック通りを歩く。15年前に来たときは、レース屋さんや仮面の店などベネチアらしいお土産屋さんが多かったように思い出しながら歩く。

狭い運河に、ベネチアの空が写りベネチアらしい景色

アカデミア橋付近からジュディッカ島を眺めると豪華客船がゆっくり、ベネチアの港に向かって動いて行った。

夕暮れのアカデミア橋。この橋から運河と街を写した写真はベネチアの定番だが夕日の当たる時間は一層美しくなる。

夕日が柔らかくベネチアの建物を包み、一層ベネチアが美しく見える。

サンマルコ広場から細い路地を迷いながらリアルト橋付近に到着。

リアルと橋を渡りながら、夕暮れのカナル・グランデ（大運河）を写す。

パラッツォが夕日で輝き、運河に映えてベネチア以外では見ることが出来ない美しさ。

パラッツォが夕日で黄金の輝きを見せるベネチアの絶景に感動。

夕闇がベネチアの町を少しづつ覆い始める頃、喧騒から大人の雰囲気を待った街へ、変身を始める。

あんなに混み合っていたリアルと橋も、落ち着いた雰囲気に変わってきた。

夜の雰囲気をさらに盛り上げるのは、ベネチアのカーニバルに無くてはならないマスク。電燈の光でマスクやお土産が昼間より魅力的に見えてくる。

ライトアップされたパラッツォ、行きかう船ベネチアの夜は昼間とは違った美しさがある。

ベネチアは昼も夜の夢の時間を旅人に与えてくれる。ベネチア観光で、昼のベネチアを見ただけでは、半分しか見ていないのと同じ。

カンポ（町の広場）に集う観光客。今回、サンマルコ寺院の近くとリアルト橋付近に1泊づつ宿泊したが、それぞれ違った雰囲気の夜を楽しむことが出来る。

愛を語るには、ベネチアは最高の舞台かも知れません。こんな雰囲気を感じるだけでも、ベネチアが好きになって来ました。

トラリッタ・マドンナはベネチアシーフド料理のお店。飾らないが、味も良く、リーズナブル。リアルト橋付近に宿泊の際はお勧めします。