2012/08/10 - 2012/08/12
237位(同エリア309件中)
ナオさん
一昨年の針ノ木岳、昨年の小蓮華山に続いて、今年も8月の夏山は北アルプスの山に決め、二人で選んだ山は、日本二百名山の烏帽子岳です。
私は日本三百名山の野口五郎岳にも登りたかったのですが、これは烏帽子岳に登った時点の夫の体調と、天気しだいということにしたら、結局烏帽子岳だけになってしまいました。
烏帽子岳は北アルプス裏銀座コースの起点の山で、登山コースのブナ立尾根は、日本三大急登とか、北アルプス三大急登とか言われ、標高差1250メートルを一気に登るかなり登りでがするコースなので、リュウマチの持病がある70歳の夫とでは仕方ないなとも思っていますが。
それでも元気に鎖場を登って烏帽子岳の頂上に立ち、頂上からの眺めを楽しみました。360度の展望は最高で、立山から剣岳、一作年登った針の木岳も大きく見えました。
また一つ二百名山を登り終え、三十年以上も、夫婦揃って山に登つづけていられる幸せを、噛みしめたのでした。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8月11日、私達夫婦は日本200名山の烏帽子岳に登るため、泊まっていた中綱湖畔の宿を後に、しなの大町から葛温泉を通って、七倉ダムに沿った七倉隧道を抜け、七倉までやって来ました。
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七倉は、一般車が入れる最終地点です。ここには大きな駐車場があります。そして、登山者の強い味方、七倉山荘があります。
私達は以前にも、ここまで入りこんで、七倉山荘で山での汗を流させていただいたことがあります。 -
七倉は、既に標高1058・9mの地点です。
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七倉には、登山届けを提出する登山補導所があります。ここで、私達も、2泊3日で烏帽子岳と野口五郎岳を登山の届けを出します。
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ここは七倉山荘前です。
山歴30年以上、日本100名山はとっくに登り終えている私達夫婦ですが、数年前からリュウマチが出て、今は、体調のいい時と悪い時の差が激しい70歳の夫と、10年前から喘息に悩まされている私の登山ですから、あまり無理はしないで、できる範囲で自然を楽しんでこようと思います。 -
一般車は通行禁止のゲートがある七倉ですが、ここから先、高瀬ダムまで東京電力の管理道路が続いており、特定のタクシーのみ入ることが出来ます。私達も、駐車場に車を止め、ここでタクシーに乗り換えます。
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私達の乗ったタクシーは、七倉から山の神トンネルを抜け、高瀬川に沿って東京電力管理道路を走り、高瀬ダムの堰堤を登って行きます。ダムの堰堤を車で登るのは初めてです。
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高瀬ダムの堰堤の上に着きました。ここがタクシーで入れる終点です。
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これが高瀬ダム湖です。この高瀬ダムと高瀬ダム湖を見るため、観光客は七倉からここまで歩いて入って来たりします。
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登山者は、高瀬ダムの堰堤上でタクシーから降りて、ここから歩き出します。
6時5分、私達もここから歩き出します。不動沢トンネルを抜け、不動沢を見ながら不動沢吊橋を渡り、濁沢キャンプ指定地を横目に見て通り過ぎます。 -
これが不動沢・濁沢キャンプ指定地に立つ標識です。烏帽子小屋から槍ヶ岳山荘まで続く裏銀座コースの、ここが出発地点と言うわけです。
私達はとにかく、標識にある烏帽子小屋まで登ります。烏帽子小屋までのコースタイムは本や地図によって違いますが、山と渓谷社の長野県の山によると、高瀬ダムからブナ立尾根の取り付きまでが40分、そこから烏帽子小屋までが5時間40分のようです。 -
濁沢を丸太の仮橋で渡ります。
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濁沢の奥に見えているのが濁滝と呼ばれている不動滝です。一般の観光客も、滝や沢を見に、この辺りまでトレッキングやハイキングで入って来るようです。
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6時45分、ブナ立尾根に取り付きます。
北アルプス裏銀座コースの起点のブナ立尾根は、日本三大急登とか、北アルプス三大急登とか言われ、標高差1250メートルを一気に登るかなり登りでがする尾根です。 -
展望のないブナ林の中の急な登り。蒸し暑い日で、立ち止まるとすぐブヨが寄ってきます。
あえぎながら登る私達を、若い登山者がどんどん追い越して登って行きます。この日、私達が追い越したのは、私達よりまだバテバテだった一組の夫婦のみです。 -
岩屋のある権太落しを過ぎ、槍見台を過ぎ、三角点のある所まで登って来ました。ここはもう2208・5m地点です。
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たぬき岩、大カンバを過ぎ、急登を頑張り、主稜線の2551mの標高地点へ着きました。
標高が2000mを越えると、いつも高度順応が今一つの夫は、今回もかなりバテバテになりましたが、それでも休憩時間も入れて6時間半かけて何とかブナ立尾根を登り切りました。
そこには小さなお花畑があり、頑張った私達をウサギギクが優しく迎えてくれました。 -
ヨシバシオガマも咲いています。
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イチオシ
午後1時半、無事に烏帽子小屋に着きました。
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烏帽子小屋での私達です。
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烏帽子小屋の、この日の登山者は多いです。
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まだ夕方までには十分時間があったので、烏帽子岳に登りに行こうと夫を誘ったのですが、もう動きたくないと断られてしまいました。
その上、明日の朝に烏帽子岳を登った後すぐ下山しようと言うのです。私は野口五郎岳まで行くつもりだっただけに、残念でなりませんが、初めから夫の体調しだいという約束なので、仕方ありません。
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そこで私は、居合わせた登山客と話しながら、のんびりと烏帽子小屋の前からの北アルプスの展望を楽しみます。
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小屋の前に広がる可憐なイワギキョウのお花畑です。
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目の前には、谷を挟んで赤牛岳が大きく立ちはだかっています。
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イチオシ
赤牛岳の右には薬師岳が連なって見えます。
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ここまで頑張って登ったからこそ見ることの出来る雄大な眺望です。
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これは私達が泊まった烏帽子小屋の中です。見えているのは2階で、ここが泊まり客の眠るところです。
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そして烏帽子小屋での食事です。
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夕食後、小屋の外へ出て見ました。空は夕焼けて、山々がとても綺麗でした。
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烏帽子小屋からの北アルプスの山々です。
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これは烏帽子小屋前から見た蓮華岳から針ノ木岳方面の山々です。
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イチオシ
だんだん日が落ちて、一瞬北アルプスの山々が燃えるように赤く染まりました。幻想的で神々しく、とても綺麗でした!
日が落ちると、2500mを越える山の上では急に冷え込みます。夕焼けの光景に見とれていた登山者も、一人、また一人と小屋の中に消えていきます。
私達も小屋に入り、居合わせた登山者と談笑の後、さっさと眠りにつきます。 -
8月12日5時20分、昨日と打って変わって元気になった夫と二人、烏帽子小屋に荷物を預け空荷で、烏帽子岳の頂上に向いました。
烏帽子小屋から烏帽子岳までのコースタイムは50分です。 -
烏帽子小屋からは、樹林帯を抜けて尾根に出ますが、樹林帯では小さな白い花がいっぱいでした。これはゴゼンタチバナです。
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イチオシ
南沢岳、不動岳から船窪岳、七倉岳、北葛岳、蓮華岳、針ノ木岳方面へと続く稜線を辿り、偽烏帽子などとも呼ばれる前烏帽子岳のピークを登り越します。
ここは、偽烏帽子などとも呼ばれる前烏帽子岳2605mの頂上です。頂上には剣が奉納されています。
ここまでくると烏帽子岳が大きく見えてきます。 -
この辺り、コマクサも多いです。
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烏帽子岳2628mは鋭く尖ったかっこいい鋭鋒です。
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イチオシ
烏帽子岳の鋭鋒は空に向ってすくっと立ち、私達の登攀意欲をかきたてます。
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ここは烏帽子小屋から1kmの地点にある烏帽子岳分岐です。稜線から分かれて、烏帽子岳へ登る分岐点です。
私達もここから烏帽子岳頂上へと向います。 -
烏帽子岳の頂上直下にやってきました。鎖場があります。鎖場は結構好きな私達夫婦、楽しみながら登っていきます。
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6時20分、烏帽子岳2628mの頂上に着きました。
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これは高い所大好きの、烏帽子岳での夫です。こんなことをしている夫は、とても70歳には見えないでしょう!
こういう写真を写す私もけっこう苦労しているのですけれど・・・ -
烏帽子岳2628mの頂上大岩の上の居心地は最高です。展望は良く、三百六十度の大パノラマです。
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北を見れば烏帽子岳の岩峰の向こう、蓮華岳、針ノ木岳から立山、剣岳まで大きくはっきりと見えていました。
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西を見れば薬師岳の山々が連なって見えています。
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イチオシ
大きく見えているのは200名山の赤牛岳です。
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烏帽子岳から烏帽子小屋へと引き返します。
大きく三ツ岳から野口五郎岳が迫り、その先には以前に登った水晶岳も見えています。
野口五郎岳、必ず近々登りにきます。 -
帰りの樹林帯の中で見つけたツマトリソウです。
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一度烏帽子小屋まで引き返し、預けていた荷物を受け取り、コーヒーを注文、ゆっくり楽しんだ後、下りに向きます。
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ブナ立て尾根の下りです。
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2208.5mの三角点のところまで下ってきました。
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昨日、6時間半かけて登ったブナ立尾根を、今度は3時間20分で下ってきました。
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不動沢を渡って、高瀬ダムの堰堤に帰ってきたのは12時50分です。タイミングよく客を送ってきたタクシーを拾えました。
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高瀬ダムの堰堤を下って行くタクシーの中、シートに体を預け今回の登山を振返ると、ちょっぴり満足で、ちょっぴり不満な私です。
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七倉山荘前の車の所に帰り着いたのは午後1時5分でした。
贅沢を言えば切りがありませんが、何はともかく、今年も夫婦揃って北アルプスの山に登れたことの幸せを、今しみじみと噛みしめています。
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