2012/10/17 - 2012/10/18
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ちびのぱぱさん
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札幌の自宅から、支笏湖をぬけて、登別温泉に。
登り別でも、下りはいっしょ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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ああ、やっぱり……。
ホテルを予約してあれば、天気がどうのこうのという、我が儘なことを言うわけにはいきません。
温泉に浸るのが目的ですし、雨になろうと、その目的に支障が出るわけでもありません。
札幌の自宅を、幾分うんざりした、おおよそ行楽気分とはほど遠い気持ちで後にし、やってきた支笏湖上空にも、やはり重い雲がたれ込めていました。 -
湖畔に通じる道には、色とりどりの落ち葉が、誰かが上手にちりばめていて、
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その落ち葉を、踏みつつ、湖畔の路を行きます。
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予想していたこととはいえ、気分が重くなる。
いえ、重くなると言うより、沈んでゆく……。
不思議なことに、かならずしも、悪い感じではありません……。 -
こんな日に、アヒルを漕いで、湖上を散歩する人々。
妻は乗ってみたいと言いますが、わたしはごめんです。 -
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おしゃれなハットを頭に、曇天の気分とは裏腹に、底抜けにひょうきんな顔のアヒルどのたち。
よく見ると、塗装が疲れています。
彼らは、すでに現役を退いていて、砂浜の上で悠々自適か……。
もしかしたら、多客期には、再びお呼びがかかるのかも知れませんが、いずれにせよ、意匠というのは、時代を反映しておもしろいものだと思います。
新しい方のアヒルは、どこか隙がない顔をしているのにたいして、この、たぶんバブル前、きっと高度成長期の、アヒルたちの明るいこと。 -
朴(ホウ)の木の実。
家に持ち帰ったら、一週間後に、中から宇宙生物が現れました。
落ちているのを見かけたら、家に持ち帰ってみましょう。 -
湖畔の、土産物屋街には、関西からの団体客がいらっしゃり、惜しげもなく、高価なヒメマス料理を物色していました。
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登別グランドホテル。
支笏湖から南の樽前山の脇をぬけて、登別に着く頃には、雨が降り出していました。 -
4年前には、北海道洞爺湖サミットの際の米国大統領の宿泊場所になりました。
ブッシュさんも、硫黄泉を満たした湯船につかって、明日の世界についての構想を練ったのでしょうか。
いや、時期的に、もう引退後の生活のことなど考えていたのでしょう。
きっと……。
缶ビールを「ぶしゅっ」と開けてね。 -
よくあさは、きれいに晴れ上がっていました。
観光とは、光を見ること……、でしょうか。
気分も上々、朝の露天風呂、
隣に入っていた、裕福そうな中年男性に黙礼され、湯船につかります。
この方、ぱっちりとした目にすだれのように心許ない髪をなでつけた頭。
日本の方ではないな、と思いましたが、案の定、庭先にある滝を指さして
「あれはお湯ですか?」
と、英語で訊ねてきました。 -
しばらく会話を楽しみましたが、常連客のようです。
折しも中国は大騒ぎ……。
たぶん……、この方は……1/13億、ではないかなと。
中国はひとつの世界ですかね。
その「世界」の中には、とうぜん色々な人がいます。
湯船に身を浸しながら、紅葉越に青空を見上げ、そんなことを考えました。 -
登別の源泉は豊富です。
昨日風呂で一緒になった札幌在住の男性は、ホテルごとにその違いを評価してくれました。
グランドホテルの湯種は、硫黄泉と鉄泉の二種。
「まほろば」と、「たきもと」が群を抜いているそうです。
まほろばは、確かに、迷うほどの豊富な湯種。
グランドホテルは、食事に定評があります。
朝食付きのプランでしたが、確かに満足いたしました。
私見ですが、夕食バイキングをつけると、つい食べ過ぎて、眠りが悪くなるので、つけずに弁当などで軽く済ませます。 -
地獄谷を散策。
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木道の下の源泉。
静かです。 -
朝日を背に浴びて、湯船につかっているように温かい。
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クッタラ湖にぬける道にある大湯沼。
妻に言わせれば、猫ちゃんの顔。 -
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クッタラ湖は、絵に描いたような円形をしていますが、その全景を見ることのできる場所は、意外にも、熊牧場の展望台。
熊牧場は値が張りますので、そうそう行けるものでもありません。 -
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太平洋に沿った国道36号線沿いのドライブイン。
いつもながら、巨大な熊のオブジェ。
恐竜好きのわたしにつきあわされて、恐竜映画を何度も見ている妻は、この巨大な熊が歩き出して、襲いかかってくる場面を妄想しているようです。 -
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帰りにもう一度、支笏湖を通ると、昨日とは打って変わってタルマエ山が見えています。
とても優雅な山容なのですが、山頂部の尾根に、発情期のチンパンジーのおしりのような溶岩ドームがあって、どうも気になってしまいます。
テルマエ(お風呂)の帰りにタルマエを見る。
「タルマエ ロマエ。」
「なに?」
「ただの、だじゃれ。」 -
さて、午後の用事に間に合うように帰らなければ。
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