憧れのエジプト（１７）～アブシンベル　アブシンベル神殿～

2012/09/08 - 2012/09/17

アブシンベル神殿にいよいよ到着です。

照りつける太陽の暑さも今は記憶にありません。
記憶に残るのは　神殿の圧倒的な存在感。
ラムセス２世の「私がファラオだ」の時を超えての主張。

エジプトのはるか南の地で
私はまた目を潤ませてしまいました。

７日目

１３：４５　　ランチ　ヌビアンレストラン

１５：００　　アブシンベル神殿

１６：３０　　集合　バスにてホテルへ　
　　　　　　　セティアブシンベル　チェックイン　休憩

１８：３０　　集合　音と光のショー観覧

２０：００　　夕食　ディナービュッフェ

エリア アブ・シンベル(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 観光バス

ヌビアン料理を堪能して
数分でこのアブシンベル神殿に着きました。

駐車場でバスを降りて　入場ゲートまでしばらく歩きます。

照りつける太陽はジリジリと焼けつくように暑かったと思います。
真っ青な空のこの写真を見れば　暑くないはずはありません。
でも記憶にありません。

正面の山がアブシンベル大神殿の裏側であることが分かっているだけに
気持ちが急いて　
鼓動が速くなったのが暑さではなかったと思います。

ナセル湖クルーズの船が停泊しています。

ナイル川クルーズの他にこの広大なナセル湖を巡るクルーズ船の旅があるそうです。
このアブシンベルに泊まり幾重にも表情を変える神殿を見られるなんて
羨ましい限りです。

入場ゲートでいつものように荷物チェックを受け
外に出ると　目の前にこの山がそびえてます。

この山の中はドームが作ってあり
ナセル湖の湖底に沈んでしまうところだった
アブシンベル大神殿を移設したのです。

その土台のドームを隠すようにこの山を作った訳ですね。

山の外側をぐるっと回るようにして
神殿の正面に向かいます。

山の真横あたりに来ました。
このまま石畳を歩いてもいいですが
左手の砂場の小山を上るのがショートカットコース。

奥に小さく見える人たちが
ショートカットコース

左の真ん中あたりの小さい影が
神殿の影です。

右手湖の向こうから朝日が上がりますが
午後は陽は神殿の山向こうに行ってしまうので
神殿正面は日陰になります。

山の横
神殿正面を後わずかにして
一枚の壁画が

陰でわかりにくいですが
ファラオらしき戦っているようなものと
神さまのようなものが
彫られています。

おおお！！
アヌビス！（アヌビス神＝死者の守護者　・ミイラづくりの神）

今まで遺跡に犬はたくさんいましたが
このアヌビス神を思わせる黒い犬は初めてです。

これは子犬でした。

わぁっ！！

目の前に現れました。
巨大な４体のラムセス２世像

アブシンベル大神殿です。

残念ながら日陰なのですこし暗め。

もう言葉はでません。

左から　右に
だんだん年を重ねていくラムセス２世の４体の像

数百のブロックに切り分けられ
６４ｍの下の湖底に沈んでしまうところを
移築されました。

あの頃と全く同じ
向きも同じ

崩れ落ちた２番目の頭部も
移設前と同じ位置に崩れているのだそうです。

中央の入口の真上に
ハヤブサの顔を持つ太陽神ラー・ホルアクティ

両側に（右は見切れていますが）
ラー・ホルアクティを礼拝するラムセス２世が彫られています。

さらに上部に
日の出を喜ぶ２２体のヒヒ（の一部）
下のコブラとカルトゥーシュも綺麗に彫られています。

いよいよ神殿内部に。。

大きなラムセス２世像はすぐそこに。
足もとからパチリ

ラムセス２世の最愛の王妃
ネフェルタリ

他にも足もとに子供たちや娘達の像がいました。

内部は撮影禁止。

大きなラムセス２世
カディッシュの戦いの場面など数々の壁画
そして至聖所の４体の神々の像
見ごたえは世界最大級なのでは？

感動に震えながら戻ってくると
入口の門番のおじさんが
アンクの形をした鍵を貸してくれました。

そう　このアンクを持って写真が撮りたかったのです。
持たせてもらって
「ネフェルタリのようだ」と両手をクロスするよう教えてもらい
写真を撮ってもらいました。
おじさんがとても素敵な笑顔だったので
「一緒に映ろう」って誘ったら　さらに満面の笑顔で
ピースサイン。

「おじさん！素敵な写真になったよ」

一枚しか撮れないと思ったら
おじさんが１人で撮ってもらいなと
ジェスチャーして　自分は隅に避けてくれました。
（右端にいるんです）

もうもう感激でした。

出来上がりを見ると
神殿内部の石像もすこし映ってますね。
ラッキ〜〜

ラムセス２世とネフェルタリのツーショット

足もとにはホルス像がありました。

自由時間が残り３０分
小神殿に向かいます。

ネフェルタリとハトホルの神殿

ラムセス２世がネフェルタリとの結婚２０年を記念してネフェルタリの為に造営しハトホル女神に捧げた神殿です。
しかし残念な事に完成を見ずして　ネフェルタリは無くなってしまったのです。

巨大なラムセス２世の像が並ぶ大神殿が
勇壮な神殿であったのに対し
こちらは芸術的な繊細な雰囲気が漂い
女神の為の神殿にふさわしいと感じます。

当時の美的センスに脱帽です。

ラムセス２世に挟まれるように真ん中にネフェルタリの像があります。
ファラオと同じ大きさに王妃の像が作られることは
他では見ることがなく
ラムセス２世のネフェルタリへの愛情と敬意が感じられます。

同じように左側にも３体があります。

またそれぞれ足もとに
王子達がいます。

ラムセス２世とネフェルタリ
美男美女なのです。

実物が見てみたかったなぁ。

入り口上のヒエログリフ

何が書かれているんだろう

戻る時間を考えるとそろそろ神殿を後にしなくてはいけません。

最後に写真の上手なＥＭさんに
絵葉書風にパチリ　
お気に入りショットです。

ツアーのお仲間のＫＴさんからいただいた
アブシンベル両神殿。
絶景です。

ここまで撮りに行くなんて。。
さすがです。

最後の最後にＥＭさんに
大神殿の前で。
ご機嫌のひとコマ

アヌビス犬　親

神殿を守ってるのか？

時間になりホテルにチェックイン

セティアブシンベル

コテージになってて
見た目はとてもオシャレでかわいい。

かなり広い敷地に
このようなコテージ何棟も

敷地の段差を利用して
２階建てになってます。
２階部分は手前はテラス。
入り口は裏手となってます。

私は１階
これは入り口と前のテラス

ツインのお部屋です。

片側に荷物広げてたので
不自然な角度からパチリ

雰囲気は満点なのですが
かなり作りは古い感じ。

今までも部屋に１人だったのですが
コテージと言うだけでものすごく
孤独感があって
ちょっと居心地が悪かったです。

夕暮れのプール

きれいな夕焼けでした。

陽が沈みきってしまって
ちょっと暗め

夕日のなか雰囲気はイイのですが
エジプト式に
陽が沈んだらサービス終了。

誰もません。

コテージから少し散歩して
ナセル湖が広く見える場所に行きました。

独特なリズムで鳴く鳥？
アフリカンなリズム？
その鳴き声が妙に心地よくてしばらく耳を傾けてました。

きれいだなぁ

１８：３０再びアブシンベル神殿に向かう前に
プールの辺りが幻想的。

アブシンベル神殿の音と光のショー

こうして神殿をライトアップしたり
神殿をスクリーンにしてラムセス２世の逸話を映しだしたり
神殿の移設の説明を投影したりして
見せてくれました。

見学に来ている観光客の人数の一番多い国籍の言葉で
上映してくれるそうです。

ＴＤさんから
「今日は　日本対フランスでやや日本が有利」と情報がありました。

そして
始まると

日本語でした！！ラッキー

その他の言語はレシーバーが貸し出されるそうです。

４０分弱の上映でしたが
とても見ごたえがありました。
いろんな神殿で音と光のショーは開催されていますが
ここのショーはなかなか評判良いらしいです。

私たちは　ここのショーしか見ませんでしたけど。

あと　私が期待していたのは
星空でした。

満天の星空って私見たことないんです。
天の川って見たことないんですよ。
なのでめちゃくちゃ期待してました。
たくさんシャッター切ったのに。。
この感動の証拠はないのですが

すっごく
すっごく
素敵な　降るような星空でした。

星が３Ｄで見えるんですね。
夜空に奥行きがありました。
もちろん星でできた霧のような　天の川も見れました。
この満点の空を見るために
メガネを新調したかいがありました。

写真で残せなかったのが残念ですが
脳裏に焼き付けるシーン　の　一つとして
忘れないように　
上映中も何度となく上を見上げておりました。

素晴らしかったです。星空。


こうして
長い一日が終わりました。

ホテルに戻り遅い夕食をいただき
ちょっと薄気味悪いコテージのバスルームで
サッサとシャワーを済ませ
明日のご来光に備え早く寝ました。

明日はアブシンベルの日の出観賞
朝日の当たるアブシンベル大神殿を見に行きます。

この旅行記へのコメント （2）

• hatokoさん 2012/11/12 18:51:35

  天の川

  家からでも天の川は見れるので、はにぃp8さんの所からも見えると思いますよ。
  スマホのアプリで位置を見ながら見てはどうですか？
  

  はにぃｐ８さん からの返信 2012/11/12 20:51:22

  RE: 天の川

  ぴじょん様
  
  いつも投票ありがとうございます。
  
  
  > 家からでも天の川は見れるので、はにぃp8さんの所からも見えると思いますよ。
  
  えええっ！！
  ほんとですか？
  見たことない。
  
  
  > スマホのアプリで位置を見ながら見てはどうですか？
  
  あ　このアプリ　エジプトでガイドさんが使っていた。
  ためしてみますね。