2012/09/28 - 2012/09/28
8位(同エリア12件中)
さんしぇさん
オンフルールを引き上げた後、幾ばくかの時間を
ル・アーヴルにて過ごします。
セーヌを挟んで右岸(北岸)側のル・アーヴル、ここ実は
世界遺産でもあります。
「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」
これが正式名称。
街の名前アーヴルは古い仏語で「港」を指すそうで、古より
物流の拠点として栄えて来た、そのために戦争では破壊の
対象となり、かのノルマンディー上陸作戦から引き続いた
破壊作戦の槍玉に挙がることとなります。
そして近代、コンクリートの巨匠ペレによる再建目覚しく、
遂に世界文化遺産登録へ。
現在では、マルセイユに次いで、また大西洋岸では第1位の
規模を誇るまでに復興を果たしました。
片や対岸オンフルール、もともと両街共に港湾都市として
機能していたのが、いつしか泥の堆積等で港湾機能が落ちて
しまい、良港の誉れをル・アーヴルにすっかり譲ってしまい
ました。
しかし、それが為に戦争でも被害を免れ、風情ある町並みも
そのまま今に継承していると言う、セーヌを挟んだ明と暗。
さてまずは、ここへ来たなら見なくちゃね、の場所へ。
・印象派“源泉”の場所へ
・アンドレ・マルロー美術館。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
オンフルールからバスで30分、順調にル・アーヴルに
戻ってきました。
そして、乗り場探しに四苦八苦したのが、この
市内1番線。
ル・アーヴルに着いた時、降り際にドライバーに
バス停を聞いたら、インフォメーションで聞け、と
のたまう。
何故知らないの?1番線って番号からしたら、市内
メイン路線とかじゃないの?そう思いました。
そのわけは・・。 -
今回お世話になったのが、都市間バスと
言われる2社。
ケオリ社。
ル・アーヴル⇔エトルタを結びます。 -
そして、ヴェルト社。
ル・アーヴル⇔オンフルールの20,39,50番線が
こちら。
それに比べ、今から乗りたい市内バスは「Lia」の
マークの別系列。
つまり、会社が違えば乗り場も知らぬのは当たり前
な訳だったのでした。
少しだけ並んでインフォメーションで聞けば、ああ
行ってこう行って、と丁寧に教えては下さるのですが
かれこれややこしい。 -
やがて探し当てた^^1番バス停は、ステーション前の
大通りにあればまだしも、ホテル・ノヴォテルの向うへ
ぐるっと回り込んだ場所。
それでも10分間隔位で来るので、バス停さえ見つかれば、
後はこっちのもの。
さて、今から向かうのは。 -
多分歩けば2km、30分ほどで行ける筈ですが
この街並みを歩いて向かう気になれずに、楽する
ことに。 -
やって来ました汽水域。
堤防の向こうの海は、英仏海峡?大西洋では
ないよね?
結構曖昧です。(呆) -
この辺り、「ルート・ユネスコ」と名付けられ、
ル・アーヴル名所コースの南端です。 -
海を眺めるような1等地に、ガラスを多用したこちら、
アンドレ・マルロー美術館。
1961年、時の文相であり作家のマルロー、大戦で
破壊されたル・アーヴル美術館を改装、街に文化を
取り戻したのでした。
その後、200点からの寄贈を受け、2006年に
再度改装され、仏第二を誇る印象派絵画の殿堂と。 -
くるりと振り向けば。
そうなんです、立ちたかったのはここ。
日の出、ですね〜。
“印象 日の出”モネ 1873
なるほど、この向きならほぼ南東にセーヌ日の出が描けます。
私、ひょっとして海への日没の間違いかと思ってました。 -
仄聞の通り、往時の様子は欠片も無く。
セーヌの眺めは、工場群に阻まれてしまっています。
エトルタ観光の前後、もしお時間あらばバス1本で
ものの15分、運転手から買った1,50ユーロの
チケットは1時間以内なら乗り換えOKと思います。
足を延ばしてみるの、お勧めです。 -
印象派(の名称)誕生の現場を目に収めて満足の
後は、時間あるを幸い美術館に遊びます。
館内、ガラスの多用で明るさ一杯。
屋外に材を求めた印象派作品には、最高の
展示場所を得たのかもしれません。
一方、本年レストア成ったオルセーは、背景を
濃藍に明度を落とし、作品の細部に至るまでを
つぶさに見せるに腐心したと言います。 -
壁面一杯にブーダンが所狭し、これにはびっくり。
100点以上があるそうです。
「空のマスター」の異名を取るだけあって、
晴れから曇りや雨などの天候や、朝から夕刻へと
時間のもたらす移ろいを余さず切り取ろうとした
作品群が迫ってきます。
昨日今日と撮り尽くし、予備バッテリーも後僅か。
「満潮のトルーヴィルへの入港」 ブーダン
1892−96 晩年の作 -
「フェカン海岸」モネ 1881
お師匠ブーダンとの出会いは古く、モネ若干17歳に
して、当時は似顔絵や戯画などを画材店などで売って
いた、それを見たブーダンが外へ誘い、屋外で描く事を
教えたのだそうです。 -
「ヴァランジュヴィルの断崖」 モネ 1897
画中、漁師小屋をクローズアップした作品が
ボストン美術館にあります。 -
「睡蓮」モネ 1904
-
背中 ルノワール 1875
-
「モレの橋」シスレー 1887
おやぁ、こんなところにシスレーが。
そう言えば、モレ村河畔のこの場所に1点
絵画看板がありましたっけ。 -
嬉しいついでに描かれたと同じ、現地画像を
貼らせてください。
ただし、季節は違います。 -
「南仏の風景あるいは道」マティス 1919
印象派以降は、この地出身のデュフィも絵画だけで
なく陶器に絵付けした物がたくさん見られました。
他に、クロやここで初めて知った、キース・ヴァン・
ドンゲン(この時期パリで展観中)が面白いと思い
ました。 -
「ファウストとワーグナー、グリフォンと共に」
ドラクロワ 1798
印象派以前なら、他にジェリコー、ミレー、クールベ、
コローなど点数は少ないまでもいいものがたくさん。
後ろ髪を曳かれるように、駅へ戻って来ました。 -
駅建造の碑。
19hに合わせ、駅にゆっくり戻って来ました。
待合室、隣り合った老ムッシュ、いそいそ懐から
出てきたのは、袋入りのマドレーヌ二つ。
時は小腹が空く時間、男性でもおやつにするのね、
と思う目の前で、嬉しそうにかぶりつくムッシュ。
と、そこで目の合った私に、残りのマドレーヌを
わけっこして下さろうと老ムッシュ。
いくら何でも2つしかない内の一つは・・、と
躊躇しつつも、しっかりご馳走^^になりながら
他愛無いおしゃべりも嬉しいひとときでした。 -
定刻ル・アーヴル出発。
旅も残すところ2日です。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
22