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アドリア海をイタリア、ベネチアから時計回りに鉄道、バス、フェリー、レンタカーを乗り継いで旅した16日間の自由旅行を紹介します。<br />ほぼ毎年、ヨーロッパを旅するシニアの夫婦です。<br /><br />9/10 羽田から夜行便で、パリCDG空港経由ベネチアへ<br />9/11 ベネチアからバスでオーストリアVillachへ向かい、鉄道に乗り換え、スロベニア、ブレッド湖へ<br />9/12 ブレッド湖観光 鉄道でクロアチア、ザグレブへ<br />9/13 プリトビッツェ国立公園 ザグレブへ戻る<br />9/14 ザグレブから、バスでスプリトへ<br />9/15 スプリト観光後、バスでドブロヴニクへ<br />9/16 ドブロヴニク観光<br />9/17 ドブロブニク観光 夜フェリーでイタリア バーリへ<br />9/18 バーリからアルベロベッロ往復<br />9/19 バーリからミラノへ鉄道で一気に移動<br />9/20 ミラノからレンタカーでスイス、サンモリッツへ<br />9/21 ベルニナの山々を観光<br />9/22 サンモリッツからミラノ経由、再度ベネチアへ<br />9/23 ベネチア観光<br />9/24 ベネチア観光と午後ベネチアからパリCDG空港経由成田へ<br />9/25 午後、成田着

2012年初秋のヨーロッパ自由旅行(③スプリト、トロギル編)

4いいね!

2012/09/14 - 2012/09/15

520位(同エリア679件中)

3

62

ほしいも学校

ほしいも学校さん

アドリア海をイタリア、ベネチアから時計回りに鉄道、バス、フェリー、レンタカーを乗り継いで旅した16日間の自由旅行を紹介します。
ほぼ毎年、ヨーロッパを旅するシニアの夫婦です。

9/10 羽田から夜行便で、パリCDG空港経由ベネチアへ
9/11 ベネチアからバスでオーストリアVillachへ向かい、鉄道に乗り換え、スロベニア、ブレッド湖へ
9/12 ブレッド湖観光 鉄道でクロアチア、ザグレブへ
9/13 プリトビッツェ国立公園 ザグレブへ戻る
9/14 ザグレブから、バスでスプリトへ
9/15 スプリト観光後、バスでドブロヴニクへ
9/16 ドブロヴニク観光
9/17 ドブロブニク観光 夜フェリーでイタリア バーリへ
9/18 バーリからアルベロベッロ往復
9/19 バーリからミラノへ鉄道で一気に移動
9/20 ミラノからレンタカーでスイス、サンモリッツへ
9/21 ベルニナの山々を観光
9/22 サンモリッツからミラノ経由、再度ベネチアへ
9/23 ベネチア観光
9/24 ベネチア観光と午後ベネチアからパリCDG空港経由成田へ
9/25 午後、成田着

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
3.5
グルメ
4.5
交通
3.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
エールフランス JAL
旅行の手配内容
個別手配
  • 今回の旅のルートをグーグルの地図に書き込んでみました。③ではどちらも世界遺産のスプリトとトロギルを紹介します。<br />ザグレブからスプリトへの移動は、プリトビッツェ国立公園と同じように雨の旅立ちでしたが、2日間の悪天候が去った後は、アドリア海の海の碧さが目に痛いほどの晴天が続きました。<br />今回、天候、移動中の位置などを正確に把握するために、日本からタブレット端末(iPAD)を持参し、iPADは予想以上の活躍をしました。ホテルはWi-Fiが無料で使用できるようになっている所が多く、ホテルの部屋で翌日の天気を確認したり、バスや列車の中で移動中の位置をGPSで把握することが出来ます。撮影したデジカメ写真をSDメモリ-カードからiPADにコピーして、バスの中でiPADの画面で写真を楽しんだりも出来ます。万一デジカメを紛失しても、撮影済みの写真を失わないで済みます。長期の旅行では、日本のニュースの確認や家族へのメール送信も可能です。これからの旅にはiPADかスマートフォンは必需品になるでしょう。

    今回の旅のルートをグーグルの地図に書き込んでみました。③ではどちらも世界遺産のスプリトとトロギルを紹介します。
    ザグレブからスプリトへの移動は、プリトビッツェ国立公園と同じように雨の旅立ちでしたが、2日間の悪天候が去った後は、アドリア海の海の碧さが目に痛いほどの晴天が続きました。
    今回、天候、移動中の位置などを正確に把握するために、日本からタブレット端末(iPAD)を持参し、iPADは予想以上の活躍をしました。ホテルはWi-Fiが無料で使用できるようになっている所が多く、ホテルの部屋で翌日の天気を確認したり、バスや列車の中で移動中の位置をGPSで把握することが出来ます。撮影したデジカメ写真をSDメモリ-カードからiPADにコピーして、バスの中でiPADの画面で写真を楽しんだりも出来ます。万一デジカメを紛失しても、撮影済みの写真を失わないで済みます。長期の旅行では、日本のニュースの確認や家族へのメール送信も可能です。これからの旅にはiPADかスマートフォンは必需品になるでしょう。

  • ザグレブの長距離場ターミナルでスプリトに向け出発前のバスです。事前に購入したチケットには、バスの出発プラットフォームの番号と座席番号が記入されていますので、チケット購入時確認されると良いでしょう。更にバスのフロントの下の方に、行き先明示板が有ります。<br />ザグレブバスターミナルを予定通り8:00に出発しました。<br />

    ザグレブの長距離場ターミナルでスプリトに向け出発前のバスです。事前に購入したチケットには、バスの出発プラットフォームの番号と座席番号が記入されていますので、チケット購入時確認されると良いでしょう。更にバスのフロントの下の方に、行き先明示板が有ります。
    ザグレブバスターミナルを予定通り8:00に出発しました。

  • ザグレブからスプリト間はこの写真の様な、何も無いカルスト台地を6時間も走って行きます。その間に、1回だけドライブインでトイレ休憩が有りました。<br />シニアの方は、長時間のバスでの移動はトイレの心配が多いと思います。私達も同じでした。ヨーロッパのバスはほとんどトイレが付いていないのが普通だと思います。今回ベネチアからオ-ストリア間のバスのみトイレ付でした。6時間の移動を覚悟して、朝から水分を取るのを控え、無事スプリトへ到着できました。<br />この辺が、添乗員がいない個人旅行の大変な所かもしれません。特に心配な方は、ザグレブからスプリトへの鉄道利用も有効かもしれません。ちょっと奮発してスプリト空港へ飛行機利用も便利かもしれません。地上を走っても、車窓からの見るべき所は残念ながら有りませんでした。

    ザグレブからスプリト間はこの写真の様な、何も無いカルスト台地を6時間も走って行きます。その間に、1回だけドライブインでトイレ休憩が有りました。
    シニアの方は、長時間のバスでの移動はトイレの心配が多いと思います。私達も同じでした。ヨーロッパのバスはほとんどトイレが付いていないのが普通だと思います。今回ベネチアからオ-ストリア間のバスのみトイレ付でした。6時間の移動を覚悟して、朝から水分を取るのを控え、無事スプリトへ到着できました。
    この辺が、添乗員がいない個人旅行の大変な所かもしれません。特に心配な方は、ザグレブからスプリトへの鉄道利用も有効かもしれません。ちょっと奮発してスプリト空港へ飛行機利用も便利かもしれません。地上を走っても、車窓からの見るべき所は残念ながら有りませんでした。

  • やっと、14:00頃スプリト長距離バスターミナルに到着。予定到着時間より、1時間遅れでした。スプリト到着後、スプリトの宿泊ホテルを捜し、荷物を預けて、再びトロギルへバスで移動。<br />この写真は、トロギル(世界遺産)の旧市街のシンボル、聖ロヴォロ大聖堂です。クロアチアの青い空はまだ顔を出してくれません。小さな雨粒がパラパラと落ちてくる天気でした。

    やっと、14:00頃スプリト長距離バスターミナルに到着。予定到着時間より、1時間遅れでした。スプリト到着後、スプリトの宿泊ホテルを捜し、荷物を預けて、再びトロギルへバスで移動。
    この写真は、トロギル(世界遺産)の旧市街のシンボル、聖ロヴォロ大聖堂です。クロアチアの青い空はまだ顔を出してくれません。小さな雨粒がパラパラと落ちてくる天気でした。

  • 大聖堂の入口にあるアダムとイブの像。

    大聖堂の入口にあるアダムとイブの像。

  • 聖イヴァン礼拝堂の天井。この礼拝堂のユニークな所は天井から聖イヴァンが上半身を逆さに乗り出している彫刻です。こんな天井は初めて見ました。

    聖イヴァン礼拝堂の天井。この礼拝堂のユニークな所は天井から聖イヴァンが上半身を逆さに乗り出している彫刻です。こんな天井は初めて見ました。

  • 聖イヴァン礼拝堂の石の棺が置かれた所です。

    聖イヴァン礼拝堂の石の棺が置かれた所です。

  • 大聖堂内部。十字架が下げられた主祭壇前。

    大聖堂内部。十字架が下げられた主祭壇前。

  • 聖ロヴォロ大聖堂前にある時計塔と雨にぬれた広場。古い町並みには、静かに降る雨としっとり濡れた石畳がぴったり合う感じ。観光客が少ないので、街の中に溶け込む様に歩くことが出来、これも個人旅行の良さかも知れませんね。

    聖ロヴォロ大聖堂前にある時計塔と雨にぬれた広場。古い町並みには、静かに降る雨としっとり濡れた石畳がぴったり合う感じ。観光客が少ないので、街の中に溶け込む様に歩くことが出来、これも個人旅行の良さかも知れませんね。

  • トロギルの街中はこの様な迷路のような細い路地が続いています。「知らない街を歩いてみたい」そんな気持ちにさせる、タイムスリップした中世の街への入口の様な所です。

    トロギルの街中はこの様な迷路のような細い路地が続いています。「知らない街を歩いてみたい」そんな気持ちにさせる、タイムスリップした中世の街への入口の様な所です。

  • トロギルの旧市街と城壁をチヴォ橋から撮影。この写真撮影後、北門近くにある長距離バスターミナルへ戻り、スプリトへのバスを捜す。このバスターミナルはどのバスがスプリトへ向かうのか大変分かりずらく、苦労しました。長距離バスでは無く、スプリト空港前経由スプリトの近郊バスターミナルへ向かうバスに乗車。スプリトとトロギル間のバス移動には、ガイドブックの様に30分程度と書かれてますが、交通渋滞も有り難しいと思います。1時間程度の移動時間を予定しておく必要がありそうです。その為、私達のトロギルの滞在時間は1時間程度となりました。

    トロギルの旧市街と城壁をチヴォ橋から撮影。この写真撮影後、北門近くにある長距離バスターミナルへ戻り、スプリトへのバスを捜す。このバスターミナルはどのバスがスプリトへ向かうのか大変分かりずらく、苦労しました。長距離バスでは無く、スプリト空港前経由スプリトの近郊バスターミナルへ向かうバスに乗車。スプリトとトロギル間のバス移動には、ガイドブックの様に30分程度と書かれてますが、交通渋滞も有り難しいと思います。1時間程度の移動時間を予定しておく必要がありそうです。その為、私達のトロギルの滞在時間は1時間程度となりました。

  • トロギルから再びスプリトに戻り、夕暮れの街を散策し、夕食へ。写真の場所は多くの観光客が集まるナロドニィ広場と西側の鉄の門。<br />スプリトでの滞在には、ホテルをどこにするかは大切です。Booking.com等で調べると宮殿の中や周辺に多くのApartmentの名前の宿泊場所が検索できます。私達も銀の門(東側)のすぐ外側のLa Porta Luxuryに宿泊しました。Booking.comでは4★ですが、ホテルではありませんでした。日本で言うと民宿の設備が良いホテルの感じです。石造りの5階建ての建物の最上階の1フロアを宿にしています。5階まではエレベ−ターも無く階段だけですので、その都度上り下りが必要です。荷物はホテルの方に持ち上げてもらいました。夕方6時以降は家主は帰ってしまうので、ホテル入口の鍵を預かり、そして自分の部屋の鍵も持って外出することになります。何か連絡したいことが有れば、ホテル入口ドアの外にある電話で連絡が出来ます。家主の携帯電話につながるようになっているようで、英語で話しすることが出来ます。<br />5階で、眺めは良かったですが、旅慣れた方以外にはあまりお勧め出来ません。スピリトの全ての、Apartmentが同じかどうか、はっきり言えませんが、3階にも同じようなホステルが有りました。ホステルの客がドアの所から電話で話していました。ベネチアの3★ホテルもこのスタイルに近かったので、高級ホテルか郊外のホテル以外は多くがこの方式の宿舎であると考えた方が良いと思います。

    トロギルから再びスプリトに戻り、夕暮れの街を散策し、夕食へ。写真の場所は多くの観光客が集まるナロドニィ広場と西側の鉄の門。
    スプリトでの滞在には、ホテルをどこにするかは大切です。Booking.com等で調べると宮殿の中や周辺に多くのApartmentの名前の宿泊場所が検索できます。私達も銀の門(東側)のすぐ外側のLa Porta Luxuryに宿泊しました。Booking.comでは4★ですが、ホテルではありませんでした。日本で言うと民宿の設備が良いホテルの感じです。石造りの5階建ての建物の最上階の1フロアを宿にしています。5階まではエレベ−ターも無く階段だけですので、その都度上り下りが必要です。荷物はホテルの方に持ち上げてもらいました。夕方6時以降は家主は帰ってしまうので、ホテル入口の鍵を預かり、そして自分の部屋の鍵も持って外出することになります。何か連絡したいことが有れば、ホテル入口ドアの外にある電話で連絡が出来ます。家主の携帯電話につながるようになっているようで、英語で話しすることが出来ます。
    5階で、眺めは良かったですが、旅慣れた方以外にはあまりお勧め出来ません。スピリトの全ての、Apartmentが同じかどうか、はっきり言えませんが、3階にも同じようなホステルが有りました。ホステルの客がドアの所から電話で話していました。ベネチアの3★ホテルもこのスタイルに近かったので、高級ホテルか郊外のホテル以外は多くがこの方式の宿舎であると考えた方が良いと思います。

  • 宮殿前の夕暮れのプロムナード。

    宮殿前の夕暮れのプロムナード。

  • プロムナードからスプリト港を眺めると、夕暮れの空に淡いピンク色の夕焼けが見え、明日からの天気の回復予感された。夕焼けを見ると、天気が悪くちょっと沈んだ気持ちも明るくなってくる。

    プロムナードからスプリト港を眺めると、夕暮れの空に淡いピンク色の夕焼けが見え、明日からの天気の回復予感された。夕焼けを見ると、天気が悪くちょっと沈んだ気持ちも明るくなってくる。

  • 夕暮れのスプリト港。

    夕暮れのスプリト港。

  • 夕食はマルヤンの丘下にあるレストランと言うか、地元の人も通うような居酒屋”Fife&quot;で頂く。かなりの人気で、相席でやっと私達の席を確保。出てきた食事は余り写真写りは良くないが、安くて、量は多く、味も日本人向き。ワイン(House Wine)もしっかり飲んで、日本円で3,000円弱。大変安く上がりました。外見を気になさらない方にはスプリトではお勧めの店です。

    夕食はマルヤンの丘下にあるレストランと言うか、地元の人も通うような居酒屋”Fife"で頂く。かなりの人気で、相席でやっと私達の席を確保。出てきた食事は余り写真写りは良くないが、安くて、量は多く、味も日本人向き。ワイン(House Wine)もしっかり飲んで、日本円で3,000円弱。大変安く上がりました。外見を気になさらない方にはスプリトではお勧めの店です。

  • 夕食が終ると、すっかりスプリトの旧市街も夕闇に包まれていた。<br />雨上がりで、濡れた石畳に街燈の灯りが揺れ、美しい。

    夕食が終ると、すっかりスプリトの旧市街も夕闇に包まれていた。
    雨上がりで、濡れた石畳に街燈の灯りが揺れ、美しい。

  • 石畳に街燈の灯りが青白く輝く、雨上がりの路地。石文化の国で無いと味わう事の出来ない、情緒ある夜の雰囲気。

    石畳に街燈の灯りが青白く輝く、雨上がりの路地。石文化の国で無いと味わう事の出来ない、情緒ある夜の雰囲気。

  • 宮殿の中心部。ローマ時代からの宮殿の円柱が薄っすらと石畳に写っている。

    宮殿の中心部。ローマ時代からの宮殿の円柱が薄っすらと石畳に写っている。

  • ライトアップされた大聖堂と鐘楼。

    イチオシ

    ライトアップされた大聖堂と鐘楼。

  • 城壁の東向きに開けられた銀の門。そして門の前に作られた夜のカフェ。<br />

    城壁の東向きに開けられた銀の門。そして門の前に作られた夜のカフェ。

  • 2000年前のローマ時代に建てられた世界遺産の遺跡の上を歩く。美しさと歴史の重さがワインに酔った身体を更に酔わせる。

    イチオシ

    2000年前のローマ時代に建てられた世界遺産の遺跡の上を歩く。美しさと歴史の重さがワインに酔った身体を更に酔わせる。

  • 銀の門の外側から写す。ローマ時代から風雪、地震など多くの想定外の試練に耐えた遺跡の持つ、存在感。<br />この銀の門の前にあるこの日の宿に戻ったのは夜の9時。この日の歩数は15,092歩だった。

    銀の門の外側から写す。ローマ時代から風雪、地震など多くの想定外の試練に耐えた遺跡の持つ、存在感。
    この銀の門の前にあるこの日の宿に戻ったのは夜の9時。この日の歩数は15,092歩だった。

  • ホテルに戻り、窓を開けて、銀の門とライトアップされている宮殿を撮影。<br />眺めの良いホテルだし、外側からは想像できないほど部屋の中は大変綺麗に改装されている。しかし、この部屋に入るのに一苦労した。マンションの入口の様な鍵を持って戻ったが、鍵をドアに挿して回しても、カチャッと鍵が開いた音はするが、ノブを回してもドアが開かない。何度やっても同じ。電話をかけたが、電話には誰も出ない。一瞬どうしてよいか、途方に暮れる。クロアチアの鍵は日本ではノブで開けるばねの部分も挿し込んだ鍵を更に回して開け、鍵を回しながらドアを開けるやりかたの様だ。偶然これが分かるまで、冷や汗を出しながら悪戦苦闘した。最初に出掛ける前にしっかりドアの開け方を確認してから出掛けられることをお勧めします。24時間管理人がいれば問題ないのですが、そこそこの値段で宿を捜すとこんな苦労も有ります。

    ホテルに戻り、窓を開けて、銀の門とライトアップされている宮殿を撮影。
    眺めの良いホテルだし、外側からは想像できないほど部屋の中は大変綺麗に改装されている。しかし、この部屋に入るのに一苦労した。マンションの入口の様な鍵を持って戻ったが、鍵をドアに挿して回しても、カチャッと鍵が開いた音はするが、ノブを回してもドアが開かない。何度やっても同じ。電話をかけたが、電話には誰も出ない。一瞬どうしてよいか、途方に暮れる。クロアチアの鍵は日本ではノブで開けるばねの部分も挿し込んだ鍵を更に回して開け、鍵を回しながらドアを開けるやりかたの様だ。偶然これが分かるまで、冷や汗を出しながら悪戦苦闘した。最初に出掛ける前にしっかりドアの開け方を確認してから出掛けられることをお勧めします。24時間管理人がいれば問題ないのですが、そこそこの値段で宿を捜すとこんな苦労も有ります。

  • 翌日(9/15)待ちに待ったダルマチア地方らしい澄み切った青空が顔を出した。朝日がピンク色に大聖堂の鐘楼を染めている。

    イチオシ

    翌日(9/15)待ちに待ったダルマチア地方らしい澄み切った青空が顔を出した。朝日がピンク色に大聖堂の鐘楼を染めている。

  • 早速、食事前に宮殿の周りを散策しながら、紺碧という言葉がぴったりに空をバックに大聖堂と鐘楼を撮影。

    早速、食事前に宮殿の周りを散策しながら、紺碧という言葉がぴったりに空をバックに大聖堂と鐘楼を撮影。

  • 3世紀末、ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝が皇帝を引退後、自分の故郷に近いスプリトに隠居の宮殿を建てたのが、スプリトの街の起源とか。その宮殿の中で一番の中心部分が、写真のペリスティル。現在正面の黒い布で覆われた部分が改装中。

    3世紀末、ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝が皇帝を引退後、自分の故郷に近いスプリトに隠居の宮殿を建てたのが、スプリトの街の起源とか。その宮殿の中で一番の中心部分が、写真のペリスティル。現在正面の黒い布で覆われた部分が改装中。

  • 宮殿の中心であるペリスティルの前にある有名なレストラン、ルクソール。何かエジプトのような名前だが、理由が有りそう。<br />朝日が、宮殿の円柱の影をくっきりと壁面に描いている。

    宮殿の中心であるペリスティルの前にある有名なレストラン、ルクソール。何かエジプトのような名前だが、理由が有りそう。
    朝日が、宮殿の円柱の影をくっきりと壁面に描いている。

  • 又、エジプトに関係したスフインクスが鎮座している。これは、ローマ帝国時代ローマの属国だったエジプトから遠征時のお土産に、ディオクレティアヌス帝が自分の隠居に運んで来てしまったので、何体かのスフィンクスがこの町に飾られているとのこと。

    又、エジプトに関係したスフインクスが鎮座している。これは、ローマ帝国時代ローマの属国だったエジプトから遠征時のお土産に、ディオクレティアヌス帝が自分の隠居に運んで来てしまったので、何体かのスフィンクスがこの町に飾られているとのこと。

  • 大聖堂と鐘楼への入口。朝の早い時間なので、観光客がほとんどいない。

    大聖堂と鐘楼への入口。朝の早い時間なので、観光客がほとんどいない。

  • スプリトのシンボルでもある鐘楼に登ろうと、見上げると建築現場の足場の様な階段が上まで続いています。高所恐怖症の方は上がるのは難しいかも。家内は階段の途中で、一番上まで登るのは諦めました。上に上がって行くと外側が細い円柱だけで、外が足元から見えるので、何となく足がすくんでしまうのではないでしょうか。

    スプリトのシンボルでもある鐘楼に登ろうと、見上げると建築現場の足場の様な階段が上まで続いています。高所恐怖症の方は上がるのは難しいかも。家内は階段の途中で、一番上まで登るのは諦めました。上に上がって行くと外側が細い円柱だけで、外が足元から見えるので、何となく足がすくんでしまうのではないでしょうか。

  • 最上階のフロアに到着。最上階のフロアは広く、階段よりも恐怖感は湧かないのではないでしょうか。<br />高い所まで上がった、価値は勿論あります。360度の素晴らしい展望を楽しめます。誰もいなかったので、この朝の絶景を一人占めにすることが出来ました。この写真は鐘楼から見て、マルヤンの丘の方向で、西側になります。秋分の日に近いので、東からの太陽の光が鐘楼の影をまっすぐ西に描いています。

    最上階のフロアに到着。最上階のフロアは広く、階段よりも恐怖感は湧かないのではないでしょうか。
    高い所まで上がった、価値は勿論あります。360度の素晴らしい展望を楽しめます。誰もいなかったので、この朝の絶景を一人占めにすることが出来ました。この写真は鐘楼から見て、マルヤンの丘の方向で、西側になります。秋分の日に近いので、東からの太陽の光が鐘楼の影をまっすぐ西に描いています。

  • 鐘楼の影と旧市街の家々の白い石壁と赤い甍のコントラストがなんとも印象的でした。

    イチオシ

    鐘楼の影と旧市街の家々の白い石壁と赤い甍のコントラストがなんとも印象的でした。

  • 鐘楼の円柱の間から見える紺碧のアドリア海の方を入れて、思い出に残る1枚。

    イチオシ

    鐘楼の円柱の間から見える紺碧のアドリア海の方を入れて、思い出に残る1枚。

  • 鐘楼の南側になるスプリト港と紺碧のアドリア海。雨上がりなので、全く靄も無く、クッキリとスプリトの沖合に浮かぶブラチ島の島影も写っています。

    鐘楼の南側になるスプリト港と紺碧のアドリア海。雨上がりなので、全く靄も無く、クッキリとスプリトの沖合に浮かぶブラチ島の島影も写っています。

  • イタリア、アンコーナとスプリトを結ぶ大型フェリーの発着港の桟橋。アンコーナ以外に、スプリトの港からクロアチアの多くの島やアドリア海の沿岸の港にフェリーが発着している。

    イタリア、アンコーナとスプリトを結ぶ大型フェリーの発着港の桟橋。アンコーナ以外に、スプリトの港からクロアチアの多くの島やアドリア海の沿岸の港にフェリーが発着している。

  • 鐘楼の北側。旧市街の先に新市街が広がっているのが分かる。

    鐘楼の北側。旧市街の先に新市街が広がっているのが分かる。

  • 鐘楼の最上階からペリスティル広場を写す。

    鐘楼の最上階からペリスティル広場を写す。

  • 鐘楼から降りて、宮殿内の遺跡見学が続く。この写真は海側(南側)の門、青銅の門とペリスティルの間にある前庭。2000年近く生き抜いてきた石組と言うかレンガ積みの素晴らしさに圧倒される。

    鐘楼から降りて、宮殿内の遺跡見学が続く。この写真は海側(南側)の門、青銅の門とペリスティルの間にある前庭。2000年近く生き抜いてきた石組と言うかレンガ積みの素晴らしさに圧倒される。

  • ローマのパンテオン神殿の様に前庭の天井は全て塞がれてなく、中央部に丸い空間が開いている。この空間を通過した太陽の光が、ローマ時代からのレンガの壁に光の輪を描きながら、時と共にゆっくり回って行く。自然を崇めていたローマ人らしい発想では無いだろうか。

    ローマのパンテオン神殿の様に前庭の天井は全て塞がれてなく、中央部に丸い空間が開いている。この空間を通過した太陽の光が、ローマ時代からのレンガの壁に光の輪を描きながら、時と共にゆっくり回って行く。自然を崇めていたローマ人らしい発想では無いだろうか。

  • 大聖堂はローマ皇帝の霊廟として作られたが、ローマ帝国が滅亡し、宮殿に住んだ人たちによってキリスト教の教会に変えられていった。現在も美しい教会として使われている。

    大聖堂はローマ皇帝の霊廟として作られたが、ローマ帝国が滅亡し、宮殿に住んだ人たちによってキリスト教の教会に変えられていった。現在も美しい教会として使われている。

  • 大聖堂の入口

    大聖堂の入口

  • 大聖堂の内部

    大聖堂の内部

  • 宮殿の城壁の壁が家の壁として活用されている。

    宮殿の城壁の壁が家の壁として活用されている。

  • 銀の門の近くで開かれている朝市。土曜日のせいか本当に多くの市民が「朝市」に集まり野菜や果物、花などを買い求めていた。

    イチオシ

    銀の門の近くで開かれている朝市。土曜日のせいか本当に多くの市民が「朝市」に集まり野菜や果物、花などを買い求めていた。

  • ヨーロッパの朝市は、カラフルで写真を撮るにはうってつけ。真っ赤な色はパプリカでその脇にはラグビーボールの様なスイカが並んでいる。

    ヨーロッパの朝市は、カラフルで写真を撮るにはうってつけ。真っ赤な色はパプリカでその脇にはラグビーボールの様なスイカが並んでいる。

  • スプリトの宮殿の中は多くの建物が建ち、細い迷路のような路地が繋がっている。路地の細い隙間から、真っ青な空が見える。

    スプリトの宮殿の中は多くの建物が建ち、細い迷路のような路地が繋がっている。路地の細い隙間から、真っ青な空が見える。

  • ペリスティルから鉄の門(西側)につながる宮殿のメインストリート。朝10時になり、多くの観光客が歩き始めた。

    ペリスティルから鉄の門(西側)につながる宮殿のメインストリート。朝10時になり、多くの観光客が歩き始めた。

  • メインストリートの脇で美味しそうなジェラードが売られていた。小型のコーンに1個ジェラードを乗せると、7KN約100円なり。このジェラードを食べながら歩くと、美味しくて、旅の思い出にもなる。

    メインストリートの脇で美味しそうなジェラードが売られていた。小型のコーンに1個ジェラードを乗せると、7KN約100円なり。このジェラードを食べながら歩くと、美味しくて、旅の思い出にもなる。

  • ジェラード屋さんの前の、カフェからは素晴らしい歌声が聞こえてくる。クラバ男声合唱団のおじさん達が歌を歌いながら、自分たちのCDを売っている。1枚15ユーロと書かれていた。

    ジェラード屋さんの前の、カフェからは素晴らしい歌声が聞こえてくる。クラバ男声合唱団のおじさん達が歌を歌いながら、自分たちのCDを売っている。1枚15ユーロと書かれていた。

  • 金の門(北側)と北側の城壁。金の門と云うからには、ローマ時代はこの門が宮殿への正門だったのだろうか。

    金の門(北側)と北側の城壁。金の門と云うからには、ローマ時代はこの門が宮殿への正門だったのだろうか。

  • 金の門の前にある「グルグール・ニンスキーの像」グルグールとはどんな人物であったかわからないが、この像の左足の親指に触れると幸運が訪れるとのことで、皆触っていた。その為、ブロンズ像はそこだけ金色に光り輝いていた。

    金の門の前にある「グルグール・ニンスキーの像」グルグールとはどんな人物であったかわからないが、この像の左足の親指に触れると幸運が訪れるとのことで、皆触っていた。その為、ブロンズ像はそこだけ金色に光り輝いていた。

  • マルヤンの丘に行く途中、スプリトの街が外から見える堤防まで歩いて行った。そこから写した写真。プロムナードのヤシの並木と街の白い城壁がマッチして美しい。

    マルヤンの丘に行く途中、スプリトの街が外から見える堤防まで歩いて行った。そこから写した写真。プロムナードのヤシの並木と街の白い城壁がマッチして美しい。

  • マルヤンの丘に登る。登り口を捜すのが難しい様に前に行かれた方が書かれているが、行ってみると簡単に分かる標識が有った。そこから階段を上って行くと、マルヤンの丘の展望台へ繋がっている。天気が良ければ、是非登られるのをお勧めしたい。私達が行った日は、靄が無いので、丘の上からスプリトの街と海が本当にすっきりと見渡す事が出来た。

    イチオシ

    マルヤンの丘に登る。登り口を捜すのが難しい様に前に行かれた方が書かれているが、行ってみると簡単に分かる標識が有った。そこから階段を上って行くと、マルヤンの丘の展望台へ繋がっている。天気が良ければ、是非登られるのをお勧めしたい。私達が行った日は、靄が無いので、丘の上からスプリトの街と海が本当にすっきりと見渡す事が出来た。

  • 再度、昼食を食べようと、マルヤンの丘から宮殿の中心ペリスティルへ戻ってみると、ローマ時代の兵士の衣装を着た二人がスフインクスの前に立って、ポーズをとっていた。

    再度、昼食を食べようと、マルヤンの丘から宮殿の中心ペリスティルへ戻ってみると、ローマ時代の兵士の衣装を着た二人がスフインクスの前に立って、ポーズをとっていた。

  • 記念にこのローマ兵の衣装を着た若者と一緒に記念写真も撮れるようです。チップはいるようですが。

    記念にこのローマ兵の衣装を着た若者と一緒に記念写真も撮れるようです。チップはいるようですが。

  • 12時になるとローマ兵の打ち鳴らす、威勢の良い太鼓が鳴って、ローマ時代の元老院の貴族の様なトーガを着た俳優が美女を従え、ペリスティルのバルコニーに現れた。そして、何語で話したか分からないが、ローマ皇帝になり済ましたような寸劇をして、集まった観光客を笑わせ、戻って行った。

    12時になるとローマ兵の打ち鳴らす、威勢の良い太鼓が鳴って、ローマ時代の元老院の貴族の様なトーガを着た俳優が美女を従え、ペリスティルのバルコニーに現れた。そして、何語で話したか分からないが、ローマ皇帝になり済ましたような寸劇をして、集まった観光客を笑わせ、戻って行った。

  • 朝から、歩き回ったのでビールで喉の渇きを抑え、大きいピザを食べて一呼吸着いた。多くの観光客が細い路地に出したテーブルに座って、昼食を食べている。スプリトは後からみると他の観光地よりも、食事は安かったように思える。

    朝から、歩き回ったのでビールで喉の渇きを抑え、大きいピザを食べて一呼吸着いた。多くの観光客が細い路地に出したテーブルに座って、昼食を食べている。スプリトは後からみると他の観光地よりも、食事は安かったように思える。

  • スプリト午後2時発のバスに間に合うよう、食事後、一度ホテルに戻り荷物を5階から下ろし、港の前にある長距離バスターミナルに向かう。

    スプリト午後2時発のバスに間に合うよう、食事後、一度ホテルに戻り荷物を5階から下ろし、港の前にある長距離バスターミナルに向かう。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • ももであさん 2012/10/20 23:04:18
    皇帝業よりFife
    ほしいも学校さん

    ぼくもこのBuffet Fifeで、魚のミックスグリル、スープ
    イカの唐揚げ、シーズンサラダを食べました。
    ホントに安くて美味しいですね♪

    隠居したディオクレティアヌス帝が、ある時皇帝への
    復帰を依頼されたそうですが、「一度キャベツ作りの
    幸せを知ったら、もう戻れないよ」と答えたそうです。

    皇帝業も決して楽ではなかったのでしょうね。

    ももであ

    ほしいも学校

    ほしいも学校さん からの返信 2012/10/21 22:47:43
    RE: 皇帝業よりFife
    > ほしいも学校さん
    >
    > ぼくもこのBuffet Fifeで、魚のミックスグリル、スープ
    > イカの唐揚げ、シーズンサラダを食べました。
    > ホントに安くて美味しいですね♪
    >
    > 隠居したディオクレティアヌス帝が、ある時皇帝への
    > 復帰を依頼されたそうですが、「一度キャベツ作りの
    > 幸せを知ったら、もう戻れないよ」と答えたそうです。
    >
    > 皇帝業も決して楽ではなかったのでしょうね。
    >
    > ももであ

    ほしいも学校

    ほしいも学校さん からの返信 2012/10/21 23:00:28
    RE: RE: 皇帝業よりFife
    > > ほしいも学校さん
    > >
    > > ぼくもこのBuffet Fifeで、魚のミックスグリル、スープ
    > > イカの唐揚げ、シーズンサラダを食べました。
    > > ホントに安くて美味しいですね♪
    > >
    > > 隠居したディオクレティアヌス帝が、ある時皇帝への
    > > 復帰を依頼されたそうですが、「一度キャベツ作りの
    > > 幸せを知ったら、もう戻れないよ」と答えたそうです。
    > >
    > > 皇帝業も決して楽ではなかったのでしょうね。
    > >
    > > ももであ

    ももであ様

    クロアチア、スプリトの旅行記を投稿した直ぐに、上記メールを頂き有難う御座います。
    ももであさんの旅行記をちょっと拝見させて頂いたら、今年の8月にレンタカーでクロアチアを廻られたようですね。その際、スピリトで私達が食べたFifeに行かれたとの事ですね。

    私達も、ヨーロッパをレンタカーで旅していますが、クロアチアはちょっと心配で、運転するのを諦めました。今回は私達はミラノからスイスサンモリッツ間をドライブしました。

    現在、スプリトの後を編集中ですので、Upしましたら読んでください。ご連絡します。
    それから、フランスの美しい村にもご関心があるようですね。私達も今までプロバンスやノルマンディーの美しい村を訪ねました。又、美しい村でも情報交換出来ると良いですね。

    これからもよろしく。

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