2012/09/21 - 2012/09/22
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taka_0929さん
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イビサを発ち、次に向かった先はバルセロナ。7年前に訪れたことがあったが、断片的な記憶しかない。新鮮な気持ちでこの街に触れることにしよう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.0
-
ヨーロッパ随一の格安航空会社の Ryan Air で、5時頃イビサを発った。
この Ryan Air、出発前は「搭乗4時間前迄にオンラインチェックインし搭乗券をA4サイズで印刷して空港に持参すること!(さもないと50ユーロ徴収!)」だの、「機内に持ち込める手荷物はタテヨコ幅Xセンチまで!(それに収まらないとXXユーロ徴収!)」だの、やたら乗客に種々の行為を強いるものの、空港での手続きは何ともルーズ。
まぁ、預入れ手荷物代1個プラスして、総額45ユーロで移動できるからイイけど。
バルセロナ空港に着いた。
このウマは『ボテロのウマ』。
ぼてっとしてるからボテロなんじゃなくて、ボテロという人が造ったウマの像です。 -
空港から街なかに出ようとする。
7年前はどうしたんだっけ?あっ、電車だ。
と、鉄道駅に徒歩で移動。
ただ、到着ターミナルから国鉄の空港駅までの間の通路は、うらぶれた感じ。
ふと、日本出発前に触れた「(バルセロナが属する)スペイン・カタルーニャ州が中央政府へ財政支援を申請」というニュースが頭をよぎる。
・・・
だが電車は、10分待っても中々来ない。
空港と市内を結ぶ電車が10分も来ないのはおかしい、と判断し、駅係員の人に尋ねると、遅れている、とのこと。
ならば、と、移動手段をバスに変更。バスはすぐつかまり、30分ほど乗ってホテルの最寄り停留所に到着。
だがそこからホテルまでが、長い。
地図を見ながら荷物を引いて歩いてはいるのだが、交差点から交差点までの1ブロックが、長い。
あっ、ここはイビサと違って「都市」なんだな、という当たり前の事実にようやく気付く。
ホテルに着いたのは夕暮れどき。
ここからは夕陽は見えない。
今回泊まったこのホテル「AB Viladomat」は、7年前に来た時に泊まったので、他に安いホテルがあるにもかかわらず懐かしくなって予約を入れてしまった。
チェックインして驚く。なんて豪華な部屋!
ダブルベッドが2つある!ミニバーがある!トイレには「清掃済」のシールが貼ってある!
当時のオレは、なんという安全運転をしていたことか・・と自分の変化にまた驚く。 -
とそんなことを考えながらシャワーを浴び終わると、誰かが部屋をノックしている。
はーい、とドアを開けると、一通の封書を手渡された。
ああ、これこれ。
出発前に手配した、FCバルセロナの本拠地、カンプ・ノウのガイドツアーのチケット。
楽しみ楽しみ。 -
早く寝ればいいものを、旅行中だからと、街歩きしてしまう。貧乏性だなぁ。
スペイン広場からモンジュイックの丘(バルセロナオリンピックのメイン会場)に至る通りで、噴水ショーをやっているという情報を基に、足を運んでみた。
なんかライトアップされてる。 -
あっ、やってる!
-
ラテン音楽に合わせて、巨大な噴水が豪華に水を吹き上げる!
とても圧巻!
でも写真じゃ、多分その5分の?くらいしか伝わらないと思います。。 -
明くる朝。
ホテルの部屋からバルセロナの、整えられた街並みが俯瞰できる。 -
バルセロナに来たら、やっぱりサグラダ・ファミリア、とホテルの最寄り駅から地下鉄に乗り込む。
7年前も行ったしね。
ずばり「サグラダ・ファミリア」駅で降り、地上に出ると、、
おおっ、唐突に登場!
感動しつつも、あまりの展開の早さに面食らう。 -
あたりは入場券購入待ちの行列と観光客でごった返している。
-
日本で既に11〜12時入場指定の入場券を買っていたので、時間になるまで周囲を散策。
この教会の周囲には、全体を俯瞰できる適度な広さの広場がないので、写真を撮るのに一苦労。
これが精一杯かな? -
それにしてもデカい!
(人の高さと比べてみてください) -
11時になったので、ようやく入場。
完成時の模型が教会外に展示されていた。
茶色の部分が完成した部分、白い部分がこれから作るところ。 -
サグラダ・ファミリアに対する全体的な総括を先に言ってしまうと、この教会は、大きな造形も、細部の彫刻も、全く手を抜いていないのがすごい。
-
細部の彫刻の例。
聖書の一節を書き記した扉。 -
内部に入ってみた。
当然のことながら、7年前より工事は進んでいるが、こんなにピッチが早いとは思わずビックリ。
ここは内陣です。 -
こちらは壁面。
教会内部の解説モニターでは、2026年竣工予定と謳っていたが、あながち絵空事でないかもしれない。 -
内陣に近い壁面には、各国語でお祈りの言葉が掲げられていた。
小さいとき、(実家がクリスチャンという訳ではないけど)ミッション系の幼稚園に通っていた頃を思い出す。
お昼はお弁当を椅子の上に載せ、自分はそれに向かってひざまずいてお祈りをしてから食べたりとか、
何曜日かには牧師さんがやって来て説教を行なうのだが、その牧師さんが持っている聖書の、背表紙以外の3辺が金色だったのが妙に記憶に残っていたりとか。 -
内陣に掲げられたイエスの像。
傘の周囲にはブドウがぶら下がってる。
なぜブドウか?
ブドウ→ワイン→イエスの血→贖罪(ゆるし)
という象徴としてブドウなのかな?
と、つい色々考えてしまう。
幼稚園のバックボーンが影響しているのか。 -
カラフルなステンドグラスを透過する光が美しい。
-
教会内部に小一時間はいただろうか。
あまり中をうろついてもキリが無いので、別の場所から外に出た。
そしたらまた、この造形に圧倒! -
かつてCMにも出ていた外尾悦郎さんは、今は現場の彫刻家達の監督をされているらしい。
それにしてもデカい。
やっぱりこの入口部分も、枠内に収まらない。 -
建設現場に遭遇。
-
サグラダ・ファミリアを後にします。
-
続いて向かった先は、サグラダ・ファミリアの建設を指揮したガウディと同時代に活躍したモデルニスモ(19世紀末の新藝術運動、スペイン版アール・ヌーヴォー)の建築家、ドメネク・イ・モンタネール作の「カタルーニャ音楽堂」。
ここも造形がすごい。 -
別の外観。
英語ガイドツアーの14時からのチケットを購入した。 -
14時まで時間があるので、旧市街をうろつく。
泊まってるホテル周囲の新市街とは違い、道幅が狭く、建物が迫ってくる感じ。 -
市場を見つけたので、ふらっと立ち寄る。
のど乾いたから、ジュース買お。
くだもの屋さんの店頭で、フレッシュジュースを1.5ユーロにて購入。 -
ジュースを片手に、市場をうろうろ。
市場にもバルがあるんだ。。 -
14時になったのでカタルーニャ音楽堂に戻り、ガイドツアーに参加する。
まず音楽堂の概要の紹介ビデオを30分強観た後、いよいよ館内へ。
で、のっけからこんなまばゆい装飾に圧倒される。
それじゃあ中は、もっと凄いんだろうねぇ? -
音楽堂の内部です。
ガイドさんの説明を聞きながら、というより、説明そっちのけでホール内を鑑賞しまくる。 -
こんな天井、見たことない!
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ステージ奥の彫刻(右)。
人体や動植物の造形をデフォルメせずストレートに表現するあたりは、中世のルネサンスに似ているかもしれない。 -
ステージ奥の彫刻(左)。
壁面から浮かび上がるようにデザインされているんだね。 -
2階席に登り、全体を眺める。
このコンサートホールは、決して歴史的建造物として保存するだけではなく、現在もコンサートに使用されているそう。
こんな空間で演奏し、また鑑賞するなんて、贅沢だね! -
場所はうってかわって、いよいよバルサの本拠地、カンプ・ノウへ!!
サッカーの国際試合は(国対抗)ワールドカップや、クラブワールドカップしか観ないような、熱烈なバルサ・ファンの方々からしたら大変失礼なミーハー観戦者ですが、それでもここに来たらテンション上がる☆ -
スタジアムの周囲には、世界各地のファンクラブ?のエンブレムが!
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往年の選手を偲ぶモニュメントでしょうか。
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まずはバルサ博物館へ入場。
クラブワールドカップでバルサが優勝した時のトロフィー!
この試合、観てたよ!テレビで。 -
ほか、数々のタイトルマッチを制して獲得したトロフィーの数々。
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パネル展示もあります。
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メッシのユニフォーム&サイン入りボールも。
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バルサはサッカーチームのほか、バスケットボールやハンドボールなどのチームも擁することも、展示で分かります。
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さあ、いよいよピッチへ!
選手たちと同じルートを通ります。
そのルートの途中には、礼拝堂も。 -
この先がピッチ!
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ピッチに至る通路の壁には、イニエスタ、シャビ、ピケ・・・
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反対側には、メッシ、プジョル、ピント・・
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普段観てなくても、興奮するなあ!!
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メッシのユニフォームを着たおじさんに、記念に撮ってもらいました。
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そして、この先には・・・
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ピッチが目の前!
ちゃんと草の匂いがする。 -
ここでコーナーを蹴るのか・・
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みんな我を忘れてシャッターを切ってる。
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スタジアム全容。
9万4千人もの人で埋まると、どれくらい大きな歓声が巻き起こるんだろう! -
興奮冷めやらぬまま、カンプ・ノウから再度旧市街に移動。
途中、バルセロナ一の市場、ボケリア(サン・ジュゼップ)市場に遭遇。
でも人で混んでたのでパス。 -
旧市街のこのカフェの壁画、ピカソの作だそう。
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その裏側。
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そういえば「メルセ」なるバルセロナのお祭りが、この時期にあるらしかったけど、行けなかった。
このカテドラル前のステージ、それなのかな・・? -
日が暮れたので、最後の夜をバルで過ごす。
赤ワインと、牛モツとレンズ豆をトマトピューレで酸っぱく煮たもの。
モツは普段食べつけないけど、美味かった。
そして別の店には私語し、モヒートを一杯。
で、地下鉄でホテルに戻る途中、、ほろ酔い気分でエスカレーターに乗っている最中、スリの未遂に遭った。
肩から提げたバッグのファスナーが開く時に生じるかすかな振動で、ふと、我に返り後ろを睨みつけた。
「えぇぇ、オレ、何もしてないよ〜」というジェスチャーの男。
警察に突き出そうにも証拠はなく、反撃される恐れもあるし、ましてやこっちは酔ってるし、瞬時の判断でそそくさと現場を離れた。 -
ホテルに戻り2時間弱仮眠し、シャワーを浴び、チェックアウトした。
深夜4時。
空港に向かうタクシーのおじさんと、スペイン談義。
「スペインではね〜、1年間連続して勤務すると、翌年から1ヶ月間バカンスをくれるんだよ〜」
移住するか。
バルセロナからロンドンに向かう飛行機は、ブリティッシュ・エアウェイズ。
格安航空じゃないけど、エクスペディアで1,400円で取れてしまった(ただし税等がかかり実際は7千円ほど)。
ヒースロー空港に到着し、マークス&スペンサーのスーパーでサンドイッチとサラダを買い、そばの喫茶店で注文した紅茶と一緒に朝食。
ロンドンは値段の割にはたいした食べ物出ないことが多いから(ビール以外)、今度ロンドンに来る時は、この程度の食事でいいじゃん?とふと思った。 -
成田に戻る飛行機までは、4時間ほど時間がある。
あまり活動的ではない、到着ターミナルのゆったりとした空気を、しばし味わう。 -
さて、いよいよ成田に戻る飛行機に乗り込みます。
今度のヴァージンアトランティック航空の飛行機は "Dancing Queen" 号。
久しぶりの大型休暇は、これにて終わり。
またいつの日にか、こちらに足を運ぼう。
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