ビルバオ_Bilbao　文化産業を中心に変貌する都市！私たちの旅は食文化に偏ってますが．．．

2011/03/26 - 2011/03/26

スペイン北部・バスク州ビスカヤ県の県都であるビルバオを訪れました。スペイン北部屈指の港湾都市であるこの街は、鉄鋼業をはじめとする産業を柱に発展してきました。それ故、これまで環境汚染に悩まされてきましたが、近年は生活の質の向上を掲げた都市再生事業を進める中で文化に重点を置き、文化産業の中心地としての知名度を高めています。
★都市再生事業の象徴、グッゲンハイム美術館
★世界最古の運搬橋、世界遺産に登録されているビスカヤ橋へ
★「食」のバスクだけに、街のあちこちでグルメ三昧

エリア ビルバオ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

サンタンデルから車で1時間半ほどでビルバオの街に到着しました。

恐縮ですが、バスクだけに着いて早々「食」です。「レストラン・アピカレ（Apikale）」にて。

ミックスサラダに．．．

サーモンの燻製。

タラのグリーンソース和えに．．．

イカのから揚げ。

空いていた小腹は満たされました。

グッゲンハイムから徒歩圏のお洒落なレストランです。

さて、満たされたところでまずはグッゲンハイム美術館へ。

1997年に開館した、ビルバオで最も有名な建物です。

美術館の前の「パピー」（1992年、ジェフ・クーンズ作）。

「ビルバオ・グッゲンハイム美術館（Museo Guggenheim Bilbao）」。

アメリカのソロモン・Ｒ・グッゲンハイム財団が設立した、グッゲンハイム美術館の分館の一つとのこと。

1997年10月18日に開館しました。

アメリカの鬼才建築家フランク・Ｏ・ゲーリーによって設計された、脱構築主義建築の傑作とされている美術館だそうです。

チタニウムの壁が輝いています。

美術館に入ってや否や．．．

またまた．．．今度はＢＡＲです。

食のバスクですから．．．

食を追及するのは仕方ありません。

芸術より食欲？．．．この後、ようやく美術館へ。

美術館内は残念ながら撮影不可。これはお土産屋さんです。

館外の一部は撮影可能です。

このクモのオブジェは、美術館に入らなくても橋の上から見られます。

ヨーロッパの週末の観光地にて、しばしば見られる光景。

美術館の横、イバイサバル川に架かるサルベ橋。

「パピー」にお別れのキスをして、ビスカヤ橋へ向かいます。

車道を普通に走るサイクリスト達。

イバイサバル川のほぼ河口まで行くと、世界遺産の「ビスカヤ橋（Puente de Vizcaya）」がお目見えします。

1893年に建造された、世界最古の運搬橋です。

パリのエッフェル塔を企画したギュスターヴ・エッフェルの弟子、バスク人のアルベルト・パラシオによって設計されたそうです。このようなゴンドラで運びます。

この橋は今も現役．．．

24時間、8分毎に、人や車を運んでいます。

おや、橋の下がなにやら賑わっています。

橋のたもと、川沿いの遊歩道で演劇が行われていました。

ストーリーはよく判りませんが、コミカルな演劇です。

演劇を終えた舞台俳優達も、橋のたもとで一休み。

イバイサバル川を行くボート。

川を眺める女性。

バスク人の技術力を示す、堂々たる姿です。

チケットを買えば橋に登れます。

が、ここは、登らずに渡ります。

ゴンドラに乗ると、係員が乗車賃を回収に来ます。１ユーロを払って、と．．．

ゴンドラが動き始めました。

２分もかからずに、動く世界遺産で対岸に到着。

再びビルバオの街へ戻ります。ここは、ビルバオの中心とも言えるイン・フェデリコ・モユア広場。ここに、LOEWEの店舗があります。日頃お世話になっている妻に、今年モデル（2012年）のスエードのAMAZONAをプレゼント。

そこから少し北へ、サン・ホセ教会。

傍らにオブジェ。近代美術で工業から観光とサービス業へシフトするビルバオを物語っています。

ムセオ広場付近にたたずむ、ビルバオ美術館。

さて、バスクといえば食ですよね。

ホテル、メリア・ビルバオ（Melia Bilbao）のレストラン、「アイシアン（Aizian）」へ。

某旅行サイト、トリッ○アド○イザーにて、ビルバオのレストラン410軒中2位にランクされているレストランです。（2012年10月現在）

この、「シェフのおススメメニュー?」で行ってみましょう。

パン。

タルタル風サーモンのマリネ、ワサビ添え（Tartar de salmon marinado con toques de wasabi）。
おやおや、いきなりワサビとは。これはいけます。

きのこと豚足のクリーミーリゾット（Arros cremoso de hongos y manitas de cerdo）。
豚足の臭みは一切なく、美味しいです。

レストランの雰囲気。

タコと、鰹だし入りクラッシュポテト（Pulpo sobre patata rota y jugo de atun seco）。
ぷりぷりのタコでした。

イベリコ豚の醤油風（Presa iberica marinada en soja）。
美味しいけど、ちょっと塩辛かったかな．．．

カリフラワーのクリームとアーモンドのプラリネ（con crema de coliflor y praline de almendras）。
カリフラワー？訳に少々疑念あり。味は文句なしですが。

カフェ・コルタオ（Cafe cortado）で締めました。ワサビに醤油．．．本日のメニューは日本風のアレンジだった様です。ですが、和風のテイストはあまり感じず、欧州の創作料理としてしっかり楽しめました。

レストラン裏のイトゥリサ・ドーニャ・カシルダ公園で少し休んだ後、帰路につきます。
「生活の質の向上」を追及する街は、「食」の追及も熱心です。

この旅行記へのコメント （5）

• わんぱく大将さん 2017/03/29 09:08:47

  ビルバオに行こうが

  RAINDANCEさん
  
  ビルバオに行こうが、サンセバに行こうが、食べるものには執着せず。たま〜に、自分が作るｘｘのほうが旨いな、って思うこともあり（外で食べるということは、その雰囲気を味わうってことも含みますし）　食べるより、写真撮るか、のほうが勝ってますね、いつものことですが。
  
  復活祭に又、バスクにと狙っていますが。。。　　　大将

  RAINDANCEさん からの返信 2017/06/01 21:36:30

  RE: ビルバオに行こうが

  大将さん
  
  ご無沙汰です。
  私は食べるものには結構執着してますよー。なるべく地元の郷土料理は味わいたいと。
  ですが、ミシュランの星付きとかは執着はないですね。伝統的な家庭料理が好みです。
  あと、バルの文化も。次にバスクはいつにしようかな？．．．
  
  　RAINDANCE

• duc teruさん 2013/01/20 13:15:00

  ２月の渡西を控えて

  RAINDANCEさん
  
  初めまして。彼の地でお住まいだったとか、貴重な旅行記を
  大変興味ぶかく拝見しました、Bilbaoには是非行きたく思っています。
  
  ２月26日、BCN in で
  3月18日午後にMAD　よりVueling で　San sebastian に入り　2泊してMADに戻ります、戻りは　3月20日　EAS 発　20:35ですので3日目も大分時間があります、
  18日はバル巡り、19日か20日をBilbao訪問、後はどのように過ごそうかと考えています。
  
  旅の終盤でも在り、疲れもたまっているのでゆっくりしようかなとも思ったり、でも体調が許せばHondarribia散策等を考えています。
  
  お薦めスポットを教えて頂ければ幸いです。この後22日にトレド泊、他の日はマドリードで街歩き、26日に帰国の予定です。
  
  回答の1人占めはもったいないのでQ&Aに出しますのでそちらでご回答頂ければ他の方とも共有できますので、いきなりの質問で恐縮ですが、宜しくお願い致します。
  
  duc teru
  
  
  
  

  RAINDANCEさん からの返信 2013/01/26 14:16:18

  RE: ２月の渡西を控えて

  duc teruさん
  
  はじめまして。
  ご訪問＆投票ありがとうございます。
  書き込みをいただいてしばらく経ちましたが、Q&Aにご回答させていただきました。「独り占めはもったいないのでQ&Aに」というお考え、すばらしいと思います。それに応えられる様、自分なりにできる限り広範囲の視点で回答させていただきました。
  ひょっとしてもうご覧になられたかもしれませんが、Mirabellaさんの旅行記もこの地方の情報が多いです。まだでしたら是非ご覧になられてはいかがでしょうか。
  それでは、良い旅の時間をお過ごしくださいね。
  
  　RAINDANCE

  duc teruさん からの返信 2013/01/26 16:15:08

  RE: RE: ２月の渡西を控えて

  RAINDANCEさん
  
  早速ご回答拝見いたしました、勝手な注文をつけての厚かましいお願いに快く応じて頂き有難うございました。
  
  素人計画で一寸不安だったのですが御回答を拝見して自分なりに納得致しました。ビルバオ往復は高速バスとバスク鉄道を両方使い分けてみたいとも考えております。お陰様でだんだん旅気分になってきました。
  
  又お邪魔します。今後とも宜しくお願い致します。
  
  duc teru
  
  
  
  > duc teruさん
  >
  > はじめまして。
  > ご訪問＆投票ありがとうございます。
  > 書き込みをいただいてしばらく経ちましたが、Q&Aにご回答させていただきました。「独り占めはもったいないのでQ&Aに」というお考え、すばらしいと思います。それに応えられる様、自分なりにできる限り広範囲の視点で回答させていただきました。
  > ひょっとしてもうご覧になられたかもしれませんが、Mirabellaさんの旅行記もこの地方の情報が多いです。まだでしたら是非ご覧になられてはいかがでしょうか。
  > それでは、良い旅の時間をお過ごしくださいね。
  >
  > 　RAINDANCE