知床・ウトロ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 平成24年度の旅を知床にすると決めたのは、昨秋の紀州の宿でのこと。道東を訪ねるのは初めてのことで、年甲斐もなくワクワクして行って来た。<br />8月30日10時50分羽田集合。11時半のエアドゥで女満別へ。<br /> 13時過ぎに女満別へ着いたのだが暑い。滑走路の温度計は故障中なのか39度を指している。これホントニ北海道?そのまま、メルヘンの丘へ。黒澤明は感心したそうだが、なんという事もない景色。ただ、北海道は広いね〜。<br /> この夜はウトロのホテル知床泊り。露天風呂からの上弦の月はほぼ満月に近く格別だったのだが、ここの売店には期待の酒がなく、4合瓶は2種類しかない。残念。<br /> 翌朝は7時半発。ウトロ港から知床クルーズ。海上から知床半島を眺めようという趣向。<br />荒々しい断崖が続く。石ころだらけの海岸を、ヒグマが歩いているのが見えたが、後のテレビで見たようにやせ細っていたのかどうかは不明。2時間ばかりでウトロに帰港。今度は陸側から知床巡り。戦後の開拓者の苦労の跡を偲びつつ、知床五湖のうち一湖を見学。高架木道という奴は、ヒグマも登れないように電撃を用意してあるのだそうだ。人間のワガママさだと思うが、観光客が安全でかつ自然に対する影響を極力少なくするためだと言われれば仕方がないのかも。<br /> 岩尾別川の上流には一軒宿の温泉ホテルがあるという。冬に再訪してみたいものだ。<br /> 知床峠からは、国後島が随分近く見える。ここへ来ると誰でも愛国者になるというが、小生もそう。「メドベージェフの馬鹿野郎!早く島を返せ!」と叫んでしまった。<br /> エゾシカや、キタキツネの姿を車窓から眺めつつ昨夜のホテルへ帰って昼食。ここも節電中で薄暗い。<br /> 午後は摩周湖と、阿寒湖へ。猛暑のおかげか、摩周湖は晴れ渡り、真青な湖面が実に美しい。第一展望所売店のいちごソフトは実に美味いぞ。<br /> 阿寒湖のマリモは特別天然記念物で、あたり前のことだが取ったらアカン。瓶詰めで売っているのは、他所でとれた偽物だという。<br /> 延々と続くじゃがいも畑を眺めつつ、網走へ。今夜の宿は「かに本陣友愛荘」。「友愛」といえばどこかの阿呆な元総理のお題目だが、そう言えば彼の選挙区は北海道だったね〜。 閑話休題。<br /> その名の通りかにづくしであったが、正直、この季節はカニの時期ではない。ここの売店には酒は置いていない。自販機でワンカップを買わねばならない。こんなことは初めてだが。<br /> 最終日は、原生花園で「赤い真っ赤なハマナス」を見てさすがケンさんよ網走番外地よと。能取岬の先はなにもない、オホーツクの海がひろがっているだけ。ただ、どこへ行っても案内板に中国語と韓国語の表示が。愛国者の小生としては面白くない。ここは日本なんだろうが。中国や韓国(行ったことはないが)の観光地には日本語の案内板があるのかと。<br /> 刑務所博物館、休泊所の実物模型。北海道開拓の歴史には囚人に対する残虐極まりない仕打ちがあったという。脱走中などと刷り込まれたTシャツを売っていたが、さすがに買えなかった。<br /> 14時半のエアドゥで羽田へ。これでツアーは終わり。<br /> 来年は奥飛騨あたりの露天風呂から穂高連峰を眺めながら一杯やろうかということになった。

知床紀行

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2012/08/30 - 2012/09/01

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ハッシーさんさん

 平成24年度の旅を知床にすると決めたのは、昨秋の紀州の宿でのこと。道東を訪ねるのは初めてのことで、年甲斐もなくワクワクして行って来た。
8月30日10時50分羽田集合。11時半のエアドゥで女満別へ。
 13時過ぎに女満別へ着いたのだが暑い。滑走路の温度計は故障中なのか39度を指している。これホントニ北海道?そのまま、メルヘンの丘へ。黒澤明は感心したそうだが、なんという事もない景色。ただ、北海道は広いね〜。
 この夜はウトロのホテル知床泊り。露天風呂からの上弦の月はほぼ満月に近く格別だったのだが、ここの売店には期待の酒がなく、4合瓶は2種類しかない。残念。
 翌朝は7時半発。ウトロ港から知床クルーズ。海上から知床半島を眺めようという趣向。
荒々しい断崖が続く。石ころだらけの海岸を、ヒグマが歩いているのが見えたが、後のテレビで見たようにやせ細っていたのかどうかは不明。2時間ばかりでウトロに帰港。今度は陸側から知床巡り。戦後の開拓者の苦労の跡を偲びつつ、知床五湖のうち一湖を見学。高架木道という奴は、ヒグマも登れないように電撃を用意してあるのだそうだ。人間のワガママさだと思うが、観光客が安全でかつ自然に対する影響を極力少なくするためだと言われれば仕方がないのかも。
 岩尾別川の上流には一軒宿の温泉ホテルがあるという。冬に再訪してみたいものだ。
 知床峠からは、国後島が随分近く見える。ここへ来ると誰でも愛国者になるというが、小生もそう。「メドベージェフの馬鹿野郎!早く島を返せ!」と叫んでしまった。
 エゾシカや、キタキツネの姿を車窓から眺めつつ昨夜のホテルへ帰って昼食。ここも節電中で薄暗い。
 午後は摩周湖と、阿寒湖へ。猛暑のおかげか、摩周湖は晴れ渡り、真青な湖面が実に美しい。第一展望所売店のいちごソフトは実に美味いぞ。
 阿寒湖のマリモは特別天然記念物で、あたり前のことだが取ったらアカン。瓶詰めで売っているのは、他所でとれた偽物だという。
 延々と続くじゃがいも畑を眺めつつ、網走へ。今夜の宿は「かに本陣友愛荘」。「友愛」といえばどこかの阿呆な元総理のお題目だが、そう言えば彼の選挙区は北海道だったね〜。 閑話休題。
 その名の通りかにづくしであったが、正直、この季節はカニの時期ではない。ここの売店には酒は置いていない。自販機でワンカップを買わねばならない。こんなことは初めてだが。
 最終日は、原生花園で「赤い真っ赤なハマナス」を見てさすがケンさんよ網走番外地よと。能取岬の先はなにもない、オホーツクの海がひろがっているだけ。ただ、どこへ行っても案内板に中国語と韓国語の表示が。愛国者の小生としては面白くない。ここは日本なんだろうが。中国や韓国(行ったことはないが)の観光地には日本語の案内板があるのかと。
 刑務所博物館、休泊所の実物模型。北海道開拓の歴史には囚人に対する残虐極まりない仕打ちがあったという。脱走中などと刷り込まれたTシャツを売っていたが、さすがに買えなかった。
 14時半のエアドゥで羽田へ。これでツアーは終わり。
 来年は奥飛騨あたりの露天風呂から穂高連峰を眺めながら一杯やろうかということになった。

同行者
友人
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
観光バス ANAグループ JRローカル 徒歩 AIR DO
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
近畿日本ツーリスト

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