アメリカ西部ドライブ旅行（その８）　モノ湖→タイオガロード→ヨセミテバレー・・そしてパンク！

2012/09/05 - 2012/09/06

（日程）
８月３０日　札幌→羽田（8/31、0：15）→ロサンゼルス（8/30、18：15）（ロサンゼルス泊）
８月３１日　ロサンゼルス→サンタモニカ海岸→ラフリン→ラスベガス　（ラスベガス泊）
９月１日　　ラスベガス→デスバレー→マンザナー収容所跡　（ラスベガス泊）
９月２日　　ラスベガス→フラッグスタッフ→セドナ　（フラッグスタッフ泊）
９月３日　　フラッグスタッフ→グランドキャニオン→モニュメントバレー　（フラッグスタッフ泊）
９月４日　　フラッグスタッフ→バーストウ→マンモスレイク　（マンモスレイク泊）
９月５日　　マンモスレイク→モノ湖→タイオガロード→ヨセミテ公園　（ソノラ泊）
９月６日　　ソノラ→サクラメント→レイクタホ→シエラ温泉→リノ　（シエラ温泉泊）
９月７日　　シエラ温泉→レイクタホ→ヨセミテ公園→マーゼット→サリナス　（サリナス泊）
９月８日　　サリナス→モンテレー→カリフォルニア西海岸→ロサンゼルス
９月９日　　ロサンゼルス（1：15）→羽田（9/10　5：00）
９月１０日　羽田→札幌帰宅

（航空券）全日空スーパーエコ割（新千歳⇔羽田含めて１２万４千円）


＊＊アメリカ西部ドライブ旅行（その７）より続く＊＊

朝１０時、マンモスレイクスを出発。３９５号を北に向かう。シエラネバダ山脈を横断する「タイオガロード」（１２０号）との分岐に差し掛かるが、一旦通り過ぎて、まずはモノ湖に向かう。

モノ湖のビジターセンターに到着し、湖を眺める。ここをロサンゼルス都市圏の水源として使用してきた経緯からか・・やはり水が相当干上がっているようだな・・　モノは「蚊」という意味らしいが・・少し距離があるからか・・ビジターセンターに「蚊」はいなかった。

更に数マイル北に進み、より湖面に近いところから湖水を眺めてからモノ湖を後にした。Ｕターンして１２０号との分岐点に戻り「タイオガロード」に入っていく。ごつごつした岩山の景色の中を上っていく。そしてタイオガパス（峠）が見えて来た。（標高は１万フィート弱で３０００Ｍを越えている。）ここにヨセミテ国立公園のタイオガゲートがある。

料金２０ドルを支払い、１週間有効のレシートとヨセミテ公園案内書を貰った。（この時点では、再訪する羽目！になろうとは考えてなかった）

料金所を出て、すぐの休憩所で車を止めて景色を眺めた。標高３０００Ｍの高原の森林と湖沼の美しい風景が広がる。

更に進むとテナヤ湖が見えてくる。美しい湖だ・・湖岸でくつろいでいる観光客が何人もいた・・おっと泳いでいる人もいるぞ？

次にオルムステッドというビューポイントに差し掛かる。ヨセミテバレー方面が一望できる。また振り返ってみると、タイオガ峠側の雄大な景色が・・素晴らしいなあ・・

この後、タイオガロードを下っていくと１４０号との三叉路に辿りつく。ここを左折して、ヨセミテバレー方面に進む。

トンネルをいくつか抜けて、マーセッド方面からの道路と合流すると、いよいよヨセミテバレーに入っていく。時間は午後２時。（尚、ここからは一方通行となる。）

すると・・真正面に「どでかい！」一枚岩の岩山が見えてきたぞ！！おお！これが、ヨセミテ公園のシンボルともいえる「エル・カピタン」だあ！！　その大きさに圧倒されて見惚れてしまった・・


ここでアクシデント！！　更にバレー内の道路を奥に進んでいたのだが・・その見事な景色に気を取られて・・よそ見をしてしまった・・「ゴツン！」何かに当たる音が・・タイヤを縁石に当ててしまった・・ｏｒｚ　見たところ・・まあ大丈夫だろう・・と思っていたのだが・・「ガタガタ・・」って音がする・・うわぁ！パンクしている・・ｏｒｚ（タイヤの側面が破れて空気が抜けてしまった）

路肩に車を止めて、積んであったスペアタイヤと取り替える。こんなところで、ジャッキアップ作業をして、タイヤ交換する羽目になろうとは・・これは手際よくやったが・・呆然としてしまった。

とにかく、これでヨセミテ観光は中止だ。ヨセミテバレーを散策後、夕方からは、グランシャーポイントというヨセミテを見渡せる絶景ポイントに行く予定だったのに・・諦めなくては・・（このことが尾を引くことに成る・・）

街に出て、車屋を探してタイヤ交換しようか・・とも考えたが・・ここは日本ではない・・とにかく、まずは、落ち着いて情報収集するのが先決と、朝に予約したモーテル（カントリーイン）に真っ直ぐ向かってチェックインすることにした。
（宿は、ヨセミテから、北西方向に５０マイルほど離れたソノラという小さな町にある。当初は１００マイル以上離れた街に取る予定だった。ヨセミテ観光に時間をたっぷり使えるように・・と変更したのに・・）

スペアタイヤは、径の小さいもので、５０マイル以上のスピードを出すなとステッカーが張ってあった。少しは余裕をみているだろうが・・６０マイルを上回らないように慎重に運転して宿に向かった。

午後４時半にモーテルに到着。部屋は１０１、番号からして・・最初の客だな・・　（自然観光拠点のモーテルにこんなに早くチェックインする人は通常いない・・）

まずは、代行会社にメールで連絡したが、借り入れ後のトラブルは自身で解決してくださいと突き放される・・ダラーレンタカーに電話かメールで連絡しようと考えたが、動けないわけではないし、人身や物損の事故でもないし・・

ネットでいろいろ検索すると、最寄のレンタカー営業所に行って車を変更してもらえば良いとわかった。しかし、単に車を変更してもらっただけの人もいれば、タイヤ代金を３００ドルほど請求された人もいる。レンタカーも車両保険には、勿論入っているが、それは、タイヤには適用されないようなことも書かれている。（また、日本のレンタカー会社の場合は、タイヤ実費１万円位を請求するらしい）

ダラーレンタカーの最寄の営業所は・・と探すと、サクラメント空港が一番近いことがわかった。しかし、この町から１００マイルは離れている・・エフタロウもスペアタイヤで運転したことはあるが、長距離移動したことはない・・ネットでも長距離は避けるようにと書かれてあるし大丈夫なのか？？　

とにかく今夜は、ここでゆっくり休んで、明朝にサクラメント空港のダラーレンタカー営業所に直接向かうことにした。しかし、追加費用のことと、スペアタイヤでの長距離移動が心配でよく眠れない・・不注意から、こういった事態を招いたことを非常に後悔した。

更にトラブルは続く・・早くこの問題を処理して観光に戻る為、朝８時には到着できるようにと早朝５時半に出発した。サクラメントへは、西方向に１２０号で行き、フリーウエイ５号に乗り換えて北上するのが速いのだが、それだとスペアタイヤの５０マイル制限だと思いっきり他の車に煽られてしまう・・あえて山沿いの４９号を北に進むことにした。　しかし、これが大チョンボを招いてしまう・・

ソノラの三叉路で左折し４９号を北方向に走らなければならないのを・・真っ直ぐ１０８号を山側（東方向）に行ってしまったのだ・・夜明け前で周りが暗く、道幅も当初広かったので、エフタロウは全く疑いもしなかった。森林が深くなり・・おかしいな？っと思った時には、もう４０マイル以上走っていた。しかし、まだ先に進んでしまう。最終的に間違えた！と悟ったのは、５０マイルも奥に進んで、あるはずの町（サクラメント方面への分岐点の町）に一向に着きそうもないのと、１０８号を示す道路標識を見付けた時だった・・ｏｒｚ

精神的に相当、動揺していたんだろうなあ・・こんなチョンボをしてしまうとは・・途中に何回もカーソンシティ（山向こうのネバダ州の州都）までの距離表示があったのだが、４９号経由でも行こうとすれば行けるので・・疑わなかったのだ・・

５０マイルも山奥から、ソノラの町まで戻ることに・・スペアタイヤは大丈夫なのか・・ここで更なるパンクがあったら「立ち往生」だ・・こんな山奥では携帯も通じないし、大変なトラブルになる・・（たまに通る車に英語で助けを請わなければならなくなる）凄いプレッシャーの中で前にも増して慎重に運転する羽目になってしまった・・ｏｒｚ

尚、エフタロウが借りたレンタカーには、ナビ機能は付いていない。追加料金が日数分掛かり割高になるのと、日本より道が複雑でないから、迷うことは無いだろうとタカを括ってケチったのだ・・その報いを受けてしまうことになろうとは・・ｏｒｚ

午前８時に無事ソノラに帰着・・見るとこんな小さな町（人口５千人弱）なのに・・ハーツレンタカーの営業所がある！　ハーツだったら、この町で対処することが出来たのだ・・多少割高ではあるが、アメリカ全土にきめ細かく営業網のあるハーツにしておくべきだったと・・後悔した。

結局サクラメント空港には、４９号経由で午前１０時半に漸く到着。ダラーレンタカーの係員に事情を説明したところ・・「ああ！フラットタイヤ（パンクのことをアメリカではこう表現する）ね！　車交換するから、まず燃料をそこのＧＳで満タンにして来てね！」（ロサンゼルス空港営業所以外では満タン貸しの満タン返しのようだ・・）といわれた。

満タンにして戻ってくると、代わりの車がもう用意されていたｗｗ　費用は掛かるのか？請求は来るのかと何回かしつこく問い質したが・・答えはＮｏ！　エフタロウの取り越し苦労だったｗｗ　（書類の車変更理由のところに「フラットタイヤ」と書いただけだった！）

尚、スペアタイヤで、道を間違えた分も含め、２５０マイルも走ってしまったが、５０マイル制限に対して６０マイル以上は絶対出さないよう慎重に運転したこともあり？　何の問題もなかった・・　結構、長距離を走れるんだなあ・・？　

今度の車は、フォードの小型車、クルーズ機能は付いてなかったが、日本車と同じくらい燃費が良かった。（リッター１５ＫＭ位）因みに前の車はリッター１０ＫＭ程度しか走れなかった。（←ガソリンは日本の３分の２位の値段だから、結局日本と同等のコストが掛かった・・）　最初っから、この車を貸してくれればよかったのに・・

まあ、とにかく、これでようやく観光に戻れる・・しかし、パンクで前日の午後２時から多大な時間を浪費してしまった・・そして、この後、無理をしてしまうことになり、更に問題を起こしてしまう・・

午前１１時、ようやくサクラメントからレイクタホに向かって出発した。



アメリカ西部ドライブ旅行（その９）に続く

エリア ヨセミテ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビジターセンターからのモノ湖

ビジターセンターから更に北へ数キロ行った所からのモノ湖

タイオガパス（峠）東側のタイオガロードと岩山。峠を越えると景色が一変する。

タイオガパス料金所を越えてすぐの標高３０００Ｍの森林と湖沼の景色

テナヤ湖の眺め（その１）

テナヤ湖の眺め（その２）

オルムステッドポイントからの東側（タイオガ峠側）の眺め

オルムステッドポイントからの西側（ヨセミテバレー側）の眺め

ヨセミテ国立公園のシンボル「エル・カピタン」

「エル・カピタン」（その２）この後、レンタカーのパンクでこの日の観光は中止となる・・