高杉晋作が挙兵した長府をまわる

2012/09/22 - 2012/09/22

今日は温度も下がり、暑さも和らいだので、下関市の長府を久しぶりに散歩した。城下町の佇まいを残すだけでなく、歴史的話題も満載されたところだ。城下町長府というバス停を降りて北上すると、鎌倉時代の国宝の仏殿のある功山寺（七卿落ちした三条実美らが２カ月滞在したところ。また、ここで高杉晋作が奇兵隊と挙兵したところで、維新のスタート地点の一つ。もっと前は大内義長が毛利元就に攻められ自害した場所でもある。境内の一角には長府博物館がある。坂本竜馬の直筆を８点も所有しているところ！！！来月、その特別展があるとのこと。ちいさい建物なので、ほんの一部しか見れないのが残念。）。今回は幸運なことに、国宝の仏殿の扉が開かれ、初めて内部に入った。
長府は、この一角のほか、近くの毛利邸にぜひ行くべきだ。庭園の素晴らしは尋常ではない。さらに、乃木神社や覚苑寺も歴史好きには必須のスポット。まわる途中は武家屋敷や土塀のある通りを歩くことになる。瀟洒な食事スポットもある。猥雑さとは無縁の雰囲気の地区だ。

最初の一枚は国宝の功山寺仏殿。

エリア 下関(山口)

功山寺の山門

功山寺

功山寺境内にある高杉晋作の像。

功山寺の美しい庭。

以前は予約するとこの庭を眺める場所で食事ができた。英国のゲストといったのを思い出した。

坂本竜馬が信頼していた三好慎蔵の墓がテレビドラマのせいで脚光をあびてきた。毛利の墓の一角にある。

功山寺の一角にある長府博物館。小さいが所蔵品は素晴らしいのだ。坂本竜馬の直筆だけでも８点所有している。竜馬ゆかりの博物館とやらに何カ所かいったが、本物は京都以外、ほとんど見たことはない。ここは、ただ、そのうち、毎回１，２点しか展示していないのは残念。来月竜馬特別展示があるらしい。また、行きたい。

乃木神社にある乃木の生家。

乃木夫妻。

毛利邸の入り口。

毛利邸の庭園。

明治天皇も滞在されたところ。ともかく、庭がすばらしい。。。

萩と山口とこの長府は、同じ毛利藩の地域でも、幕末や維新と絡む史実が豊富なところだ。この夏読んだ大宅壮一や司馬遼太郎の本のせいで、一層、興味深く歩いた。