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ジベルニーでモネの庭園を楽しんだ後は、いよいよルマンクラシック! レース初日の金曜日はフランス人のモデルカービルダー、Jean-François Alberca(略してJF)の自宅に1泊し、翌日はサーキットでキャンプしながら、夜通し行なわれているレースを観戦するという、体力的には若干ハードな日程です。

ルマンクラシック 2012(その1)

2いいね!

2012/07/04 - 2012/07/11

38位(同エリア41件中)

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13

gdist43

gdist43さん

ジベルニーでモネの庭園を楽しんだ後は、いよいよルマンクラシック! レース初日の金曜日はフランス人のモデルカービルダー、Jean-François Alberca(略してJF)の自宅に1泊し、翌日はサーキットでキャンプしながら、夜通し行なわれているレースを観戦するという、体力的には若干ハードな日程です。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
友人
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配
  • JFとは2月にパリで行なわれたレトロモビルで会って以来、頻繁にメールのやり取りをしてきました。早朝6時半にホテルを出発、目的地のサン・ピエール・デ・コール(Saint Pierre des Corps)へは、モンパルナス始発のTGVに乗って1時間ほどで到着します。<br /><br />※オペラ座のホテルからモンパルナス駅へは地下鉄で移動したのですが、TGVの発車するホームまでの移動距離が長いので、乗り継ぎには時間に余裕をもっておいたほうが良いでしょう! あと、TGVのチケットはホーム手前の黄色い自販機で購入しましたが、事前に下記の動画で予習しておいたので(笑)、迷わず買う事ができました。<br /><br />http://www.youtube.com/watch?v=RU40X1vE7H0<br /><br />

    JFとは2月にパリで行なわれたレトロモビルで会って以来、頻繁にメールのやり取りをしてきました。早朝6時半にホテルを出発、目的地のサン・ピエール・デ・コール(Saint Pierre des Corps)へは、モンパルナス始発のTGVに乗って1時間ほどで到着します。

    ※オペラ座のホテルからモンパルナス駅へは地下鉄で移動したのですが、TGVの発車するホームまでの移動距離が長いので、乗り継ぎには時間に余裕をもっておいたほうが良いでしょう! あと、TGVのチケットはホーム手前の黄色い自販機で購入しましたが、事前に下記の動画で予習しておいたので(笑)、迷わず買う事ができました。

    http://www.youtube.com/watch?v=RU40X1vE7H0

  • 列車を降りて出口に向かうと、JFが5才の息子を連れて迎えに来てくれていました。彼の自宅はそこから車で15分ほど走ったところの、ロワール河沿いの幹線道路から少し奥まった場所にある住宅街の一角。じっと耳を澄ましても小鳥の鳴き声しか聞こえないような静かなところです。

    列車を降りて出口に向かうと、JFが5才の息子を連れて迎えに来てくれていました。彼の自宅はそこから車で15分ほど走ったところの、ロワール河沿いの幹線道路から少し奥まった場所にある住宅街の一角。じっと耳を澄ましても小鳥の鳴き声しか聞こえないような静かなところです。

  • 到着して早々、彼の自慢のコレクションを見せてもらいました。同一車種を一度に数台作って、ひとつは自分のコレクションとして手元に残し、残りは顧客向けに販売して生計を立てているようです。

    到着して早々、彼の自慢のコレクションを見せてもらいました。同一車種を一度に数台作って、ひとつは自分のコレクションとして手元に残し、残りは顧客向けに販売して生計を立てているようです。

  • お互いにつたない英語で製作方法について話しているうちに、奥さんのMarieが午前の仕事を終えて戻ってきました。自己紹介もそこそこに、JFの家族3人+私の4人でル・マンに向けて急ぎ出発します。ご覧のようなフランスの田園風景を眺めながら、地元の惣菜店で調達したサンドイッチを頬張りつつ、楽しいドライブでした。

    お互いにつたない英語で製作方法について話しているうちに、奥さんのMarieが午前の仕事を終えて戻ってきました。自己紹介もそこそこに、JFの家族3人+私の4人でル・マンに向けて急ぎ出発します。ご覧のようなフランスの田園風景を眺めながら、地元の惣菜店で調達したサンドイッチを頬張りつつ、楽しいドライブでした。

  • サーキットのプレスセンターで事前申請しておいたパスを受け取り、いざサーキットへ! 時折大粒の雨が落ちてくるあいにくの天気で、まだ予選走行も始まっていない為、観客席の人影はまばらでした。

    サーキットのプレスセンターで事前申請しておいたパスを受け取り、いざサーキットへ! 時折大粒の雨が落ちてくるあいにくの天気で、まだ予選走行も始まっていない為、観客席の人影はまばらでした。

  • ホームストレートの地下通路を通ってパドック(整備場)に移動すると‥。名車旧車の類がところ狭しと肩を並べて、出走前の整備に余念がありません。メカニックがエンジンを『ブォン』と空吹かしでもしようものなら、たちまちその車の周りにギャラリーが集まってきます。が、立ちこめる青白い煙と生ガスの臭いに耐えきれず、早々に退散する人も多かったです(笑)

    ホームストレートの地下通路を通ってパドック(整備場)に移動すると‥。名車旧車の類がところ狭しと肩を並べて、出走前の整備に余念がありません。メカニックがエンジンを『ブォン』と空吹かしでもしようものなら、たちまちその車の周りにギャラリーが集まってきます。が、立ちこめる青白い煙と生ガスの臭いに耐えきれず、早々に退散する人も多かったです(笑)

  • この金曜日のメインイベントは、なんと言っても今年で誕生50周年を迎えるフェラーリ250GTOのリユニオンです。

    この金曜日のメインイベントは、なんと言っても今年で誕生50周年を迎えるフェラーリ250GTOのリユニオンです。

  • 生産台数わずか39台、史上最も美しいスポーツカーのひとつに数えられる車がここル・マンに20数台も集結し、V12エンジンの美しいエキゾーストを響かせて目の前を走ってくれるんですから、マニアにとってはこの上ない至福の時であります。<br /><br />パレードが始まる少し前には雨も止み、青空も広がって、コースの状態もほとんどドライコンディションになりました。さすがに1台10億とも20億とも噂される貴重な車ですから、アクセル全開には少し物足りないパレードランでしたが、それでもストレートを団子になって駆け抜けてゆく姿はかなりの迫力! ちょっと鳥肌が立ちました。

    生産台数わずか39台、史上最も美しいスポーツカーのひとつに数えられる車がここル・マンに20数台も集結し、V12エンジンの美しいエキゾーストを響かせて目の前を走ってくれるんですから、マニアにとってはこの上ない至福の時であります。

    パレードが始まる少し前には雨も止み、青空も広がって、コースの状態もほとんどドライコンディションになりました。さすがに1台10億とも20億とも噂される貴重な車ですから、アクセル全開には少し物足りないパレードランでしたが、それでもストレートを団子になって駆け抜けてゆく姿はかなりの迫力! ちょっと鳥肌が立ちました。

  • GTOのパレードランが終わった後は、土日のレースに向けての予選が開始! ル・マン・クラシックに出場する車は、それぞれが当時出場した年代ごとに6つにグループ分けされ、そのグループの中で昼と夜の予選を闘い、スタート位置につく順序が決定されます。

    GTOのパレードランが終わった後は、土日のレースに向けての予選が開始! ル・マン・クラシックに出場する車は、それぞれが当時出場した年代ごとに6つにグループ分けされ、そのグループの中で昼と夜の予選を闘い、スタート位置につく順序が決定されます。

  • レース本戦は1回(1ヒート)の走行時間が43分。それを7時間おきに3ヒート走って、最も多く周回した車が勝者となります。各ヒート毎に、最低1回はピットインしてドライバー交代するように義務付けられているので、サポートメカニックの手際の良さも見どころのひとつです。

    レース本戦は1回(1ヒート)の走行時間が43分。それを7時間おきに3ヒート走って、最も多く周回した車が勝者となります。各ヒート毎に、最低1回はピットインしてドライバー交代するように義務付けられているので、サポートメカニックの手際の良さも見どころのひとつです。

  • サーキットの走行を終えた車は、係員に誘導されてパドックへと戻り、次の出走に向けて整備を受けます。この誘導路はほぼ決まっているので、サーキットのレイアウトさえ頭に入れておけば、待ち伏せして写真を撮ったりすることも可能です。

    サーキットの走行を終えた車は、係員に誘導されてパドックへと戻り、次の出走に向けて整備を受けます。この誘導路はほぼ決まっているので、サーキットのレイアウトさえ頭に入れておけば、待ち伏せして写真を撮ったりすることも可能です。

  • この日は夕方6時前にサーキットを後にしました。JFは若干名残惜しそうでしたが、またもや大粒の雨が降ってきたし、家族連れであることも考えると正しい選択だったと思います。

    この日は夕方6時前にサーキットを後にしました。JFは若干名残惜しそうでしたが、またもや大粒の雨が降ってきたし、家族連れであることも考えると正しい選択だったと思います。

  • 夕食は自宅の庭にある東屋でBBQ! 内容は炭火で焼いたソーセージにサラダ、付け合わせに茹でたマカロニ、デザートにヨーグルトというシンプルなものでしたが、なんと言ったら良いか? フランス人の生活の楽しみ方、その豊かさに衝撃を受けた、忘れられないディナーになりました。<br /><br />しかし、午後8時を過ぎているというのに、この眩しいほどの日差し、信じられません!

    夕食は自宅の庭にある東屋でBBQ! 内容は炭火で焼いたソーセージにサラダ、付け合わせに茹でたマカロニ、デザートにヨーグルトというシンプルなものでしたが、なんと言ったら良いか? フランス人の生活の楽しみ方、その豊かさに衝撃を受けた、忘れられないディナーになりました。

    しかし、午後8時を過ぎているというのに、この眩しいほどの日差し、信じられません!

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