2012/09/04 - 2012/09/05
414位(同エリア862件中)
まきさん
長崎ひとり旅の3日目は、長崎港から第一便の高速船に乗って五島列島の福江島へ行きました。五島列島の中では一番面積が広く、人口も多い島です。今回はレンタカーを借りて、世界遺産の暫定リストである「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」にも含まれる、福江島の教会をめぐりました。また、4日目は当初長崎市に戻る予定だったのですが、はじめの2日で長崎市内の大体の観光スポットは網羅したので、上五島まで足を伸ばしてみました。これが大正解。美しい自然と教会を見ることができました。
五島列島は、インターネットでもそれほど情報が多くないので、旅慣れていない人には、ツアーでない限り少しハードルが高いと思われがちかと思います。(自分もそうでした。)しかし、実際に行ってみると、気楽にのんびり過ごせるし、人々は皆とても親切なので、ふらっと立ち寄るぐらいのつもりで行っても十分に楽しめると思います。そして、自然の美しさ、教会の優雅なたたずまい、そして人々のやさしさに触れられる、すばらしい場所です。
なお、福江島では民宿を兼ねたレンタカー屋さん「かんこう」を利用しました。軽自動車をレンタルし、素泊まりの宿泊代を含めて1万円弱で済んだので、値段もお手ごろです。(事前に電話をすれば港まで迎えに来てもらえますが、歩いても5分弱ぐらいです。)
福江島ではエコツーリズムを推進しており、電気自動車をレンタルすることもできます。道のあちらこちらに急速充電器が配備されていますので、電気自動車で島をめぐるのも良いと思います。私は、運転をするのがとても久しぶりだったこともあり、ガソリン車にしました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7時40分に長崎港を出発するジェットフォイル(高速船)に乗って、福江島に到着したのは9時過ぎ。波も穏やかだったので、船酔いはしませんでした。
福江島には路線バスや観光バスもありますが、今回はレンタカーを利用して観光しました。港まで迎えに来ていただき、さくさくと手続きを済ませて、いざ観光スタート。
まずはじめにむかったのは、堂崎教会です。教会の中は写真撮影できなかったのですが、中は資料館になっており、五島のキリシタンの歴史を学ぶことができます。今回の旅の目的は教会めぐりなので、まずここで前知識を入れておくことができました。
なお、堂崎教会にかぎらず、今回訪れた教会のおおくは海に面しており、本当に美しい景観です。結局まわりの景色に目を奪われて、1時間弱お散歩してしまいました。 -
「かんこう」さんのレンタカーは幸いにもナビがついています!私は運転がそれほど得意ではなく、知らない道を運転するのは不安だったのですが、ナビがあれば安心です。(なくても、福江島の道はそれほど複雑ではないので、運転に問題なし!という方はナビなしでも大丈夫でしょう。)
次に向かったのは、水ノ浦教会です。ほとんどの教会は人がいなくても施錠はされておらず自由に入れるのですが、この日に限って水ノ浦教会は施錠されていたため、残念ながら中を見ることはできませんでした。しかしながら、真っ白な外観は、さきほどの堂崎教会の重厚な雰囲気とはまた違って、優美な佇まいです。 -
水ノ浦教会の中に入れず時間にも少し余裕が出たので、少し道を戻って楠原教会を訪ねてみることにしました。が、あいにくこの教会は工事中。作業員の方々がお昼休みをとっているところをお邪魔してしまいました。
レンガ造りの外観は、澄んだ青空によく合います。
なお、楠原教会に行く途中に道を間違えた(曲がり角を通り過ぎてしまった)のですが、福江島の道はそれほど複雑ではなく、Uターンできる場所もたくさんあるので、道に迷ってもそれほど心配する必要はないと思いました。自分のように運転が得意でなくても、福江島のドライブは快適です。 -
楠原教会からまたしばらく車を走らせて、道の駅「遣唐使ふるさと館」でお昼ご飯を食べました。
そこからまた車で15分ほど行ったところに、次の教会である三井楽教会があります。が、ここも残念ながら施錠されていました。これまでの古い教会とは異なり、比較的シンプルで新しい外観の教会です。 -
3つ連続で中に入れなかったので、もしやすべての教会が施錠されているのでは!と不安になったのですが、次は大丈夫でした。
次に訪れたのは、貝津教会です。
白い木造のシンプルなつくりですが、中に入るとステンドグラスがすばらしいです。教会の中はとても静かで落ち着いた雰囲気でした。なんとなく心が落ち着き朗らかな気分になれるような、やさしい雰囲気の教会です。 -
貝津教会の外観です。
この後、荒川温泉のバス停にある足湯に寄りました。お湯加減もちょうど良いので、ドライブに疲れたらぜひ立ち寄ることをおすすめします! -
次は井持浦教会。本当は玉之浦教会にも行きたかったのですが、レンタカー返却の時間や日没までの時間を考えて、今回は泣く泣くあきらめました。福江島の道は、市街地を出ると街灯もあまりないので、日没後の運転は避けたかったのです。
井持浦教会は、日本で最古のルルドが築かれた場所です。(ルルドの泉水を飲むこともできます。) -
井持浦教会の中です。シンプルなつくりで、ここも貝津教会と同様にやさしい雰囲気でした。ずっと座っていたいような、心が穏やかになる不思議な空間です。
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一日の最後は、大瀬崎灯台でしめくくりました。
映画「悪人」のロケにも使われた、日本の灯台50選にも入る灯台です。
ここの景色は、圧巻です。断崖絶壁にぽつんと立つ灯台は、遠くの展望台から眺めているだけでも足がすくみます。車でいけるところから灯台までは1.2キロ。休憩していた工事のおじさんに「歩いたら大変でしょうか。」と訪ねたところ「何千キロカロリーも消費しちゃうよ!」と笑われました。確かに、行きは下りなので20分弱でさくさく行けるのですが、帰りは山道を登ること30分。運動不足の身にはつらい道のりでした。
でも、この絶景を見られたので、歩いてよかったと思います。東シナ海を臨むこの景色を見ていると、本当にここは日本の西の果てなのだなと実感できます。
福江島の一日はこうして終わりました。無事にレンタカーを18時前に返却することができ、町の食堂で焼き魚定食を食べて、就寝。疲れたけれど、綺麗なものをたくさん見られて、なんだか心が洗われた気分でした。 -
福江島の民宿の方に「もう一日福江島にいなよ!」と言われ、後ろ髪引かれる思いで上五島へ。7時40分発のフェリーにのって、奈良尾港についたのは9時。ここではレンタカーの予約をしていなかったのですが、オフシーズンなこともあって電話するとすぐに迎えに来てくださいました。17時のジェットフォイルで長崎に帰る必要があるので、それまでにできる限り観光しよう!と出発しました。
まずは一番行きたかった(そして一番遠い)頭ヶ島教会に行きました。世界遺産の候補にも指定されている教会です。奈良尾港からは車で一時間弱。くねくねした道をひたすら進み、ようやくたどり着いた教会は、息を呑む美しさです。
教会の中は、厳か雰囲気です。今回の旅で訪ねた教会の中で、ここが一番個人的には感動的だった気がします。おそらく、ただでさえ長崎から遠いこの島のさらに僻地にあるこの場所に、こんな立派な教会と信仰を守ってきた人々がいる、という事実に感動したのだと思います。本当に、いつまでもここに座っていたいな、と思わせるような場所でした。 -
お昼は有川まで車で戻り、うどんの里で五島名物の五島うどんをいただきました。地獄焚き(あつい鍋に入ってでてくる)をいただいたのですが、細めだけどこしがある麺がとてもおいしかったです!うどんの里はお土産屋さんも併設されているので、そこでうどんとスープをお土産に購入しました。
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次は青砂ヶ浦教会を訪ねました。重要文化財にも指定されている教会です。有川から車で20分ぐらいのところにあります。レンガ造りの外観が美しく、教会の中に入ると静寂と厳かな空気につつまれていて、胸を打たれるものがあります。
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青砂ヶ浦教会の中にあるステンドグラスです。この日は曇りでしたが、それでも陽の光が差すと教会の中を淡く照らします。オフシーズンなこともあり、ほとんどの教会には観光客もいません。ひとりでいると、心が穏やかになりました。
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次は、青砂ヶ浦教会から車ですぐのところにある冷水教会を訪ねました。五島の教会の多くを手がけた五島出身の建築家・鉄川与助が27歳のときに初めて設計した教会です。先ほど訪れた青砂ヶ浦教会も同じ鉄川与助が設計したのですが、青砂ヶ浦教会と比べるとよりシンプルで質素な雰囲気。外観はムーミンの家のようでかわいらしい教会です。
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次は青方まで車で戻り、青方教会へ。ここはこれまで見てきた教会とは異なり、新しい感じの教会です。今でも上五島にはたくさんのキリスト教信者の方がいらっしゃるのだな・・・と、上五島の現在を感じられる教会です。
ここで雨が降ってきたので、しばらく雨宿りさせていただきました。 -
青方教会からさらに車で10分ほど走ったところにある、大曽教会です。レンガ造りの外観がすてきな教会。中に入ると、比較的シンプルですが厳かな雰囲気でした。
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青方・有川近辺の教会は時間的にこれぐらいが限界だったので、奈良尾港へ戻りました。その途中に寄ったのが、中ノ浦教会です。水辺に浮かぶ白い教会は、日本とは思えない、どこか異国にいるような錯覚さえ覚えます。純白な教会に入って、雨宿り。
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中ノ浦教会の中です。薄いピンク色を貴重とした内観は、教会を表す言葉としては適切ではないかもしれませんが、とてもかわいらしいです。天井や壁には五島のシンボルでもある椿の花があしらわれており、ステンドグラスは十字架の形になっていて、差し込む光を和らげます。質素ですが、五島らしさあふれる教会で、人々に愛されて守られてきた場所なのだろうな、と想像ができます。中ノ浦教会に限りませんが、どの教会にも「お掃除当番表」が掲げてあり、おそらく海の近くで建物の傷みも激しいとは思いますが、よく維持されていると感じました。おそらく、信者の方々が皆さんで教会をきれいにし、守っているのでしょう。
そんな五島のよさを感じられる場所でした。最後に訪れた教会でしたが、行ってよかったと思います。 -
中ノ浦教会を出たところで4時少し前。もう少し教会をまわれるかな?とも思いましたが、ぎりぎりで動くのもいやだったので、レンタカー屋さんに車を返して奈良尾港まで送っていただきました。
17時のジェットフォイルに乗って、長崎港へ。福江島と上五島には、本当に行ってよかった!と思いました。1泊2日で2つの島を回るには時間が足りなすぎたので、今度はゆっくり来たいと思います。
なお、最後の夜はグラバー園ちかくの「ホテルモントレ長崎」に宿泊しました。ヨーロッパのアンティーク調でとてもかわいらしいホテルでした。
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