
2012/08/09 - 2012/08/10
14位(同エリア31件中)
たまおさん
昨年行ったウユニ塩湖にすっかり魅せられて・・・
今年もまた行ってきちゃいました!!
今回は、アルゼンチンのブエノスアイレスから
1ヶ月かけてボリビアのサンタ・クルスまで行こうという計画。
私の中でのこの旅のハイライト、アタカマ越えも終わり、最終目的国ボリビアに着きました。
ウユニでの旅仲間とも別れ、一人旅再開。
バスで4時間、ポトシに到着。
ポトシはアンデス山脈に囲まれた鉱山の町。16世紀にスペイン人に押し掛けられ、銀資源を持ち去られた後は、町もすたれたが、20世紀初頭に鉱山資源が見直され、町は復活。標高4070m。世界で最も高い位置にある都市。
去年と続けて2度目だからか、なんだかボリビアは親近感がわき、安心できました。
-
8月9日
10:00、ほぼ定刻通りバスはポトシに向けて出発。 -
-
-
-
-
-
-
途中一回休憩が入る。
やっぱりリャマは人間が食べるものが好きなのでしょうか??また狙っていました。チョコレートではなかったですが…。 -
-
14時頃にポトシに到着。5時間かかると聞いていたが、4時間で着いた。バスはold Terminalに着いて、そこでは次の街までのチケットは買えず、新しいNueva Terminalに行って買わなければならない。タクシーで10分かかるらしく、面倒くさい。
この町にきて、鉱山を見ずしては語れない。街中の旅行会社でセロ・リコ(鉱山)のツアーを予約。ツアーは100Bs。
そして地元の人が交通の足として使っているミニバスに乗ってNueva teraminalへ行ってきた。どのミニバスに乗ればいいかは旅行会社のお兄さんが教えてくれた。けっこう頻繁に走っているので乗りやすかった。降りるときに料金を払う。1,3Bs。 -
帰りもミニバスで。
私がこんな写真を撮っているものだから、フランス人のカップルに話しかけられてしまった。このカップル、乗ってきた時からずっとそわそわしていてガイドブックと地図を見ていた。この状況で話しかけられることは「どこで降りたらいいか?」だ。案の定そうだった。(私に聞くな!!←方向音痴)
「いや…その…私もツーリストで…私も今日着いたばっかりで…よく、分からないんだけど…。ん〜、あー、でも…分かるかも…しれない…。んー、まぁ…とりあえず分かったら教えるね」
運賃の支払い方も聞かれたので、「うん。降りる時に支払うんだよ。1,3Bsね!」(ここは自信満々)
このカップル、英語はあまりしゃべれなかったが、スペイン語は少しできるようだった。 現に車内の地元の人たちに聞いていたから。だったら、はじめからそうしろーーーーーーー!!
「自動扉」と見えますが、ボリビアにはたくさんの日本の古い車が走っています。「○○株式会社」とか「○○保育園」とか、車体に書かれたままで、なんか見ていると懐かしい感じがします。ちなみに中国のも多い。 -
中心広場に立つカテドラル。
-
サンタ・テレサ聖堂。
-
8月10日
8時45分、旅行会社に集合でセロ・リコの鉱山のツアーに参加。利用した会社は「Big Deal Tours」。
ツアーは最初にmining marketに行き、ダイナマイトやコカの葉など鉱山で働く人たちにとって必要な物を売っているところにいく。
写真はその周辺。 -
そのあと、参加者全員、ヘッドライトを付けたヘルメットをかぶり、専用のジャケット、ズボン、ブーツを履き、いよいよ、鉱山の見学です。
-
まずは、工場の見学。
この機械は、取れた鉱物を銀と他の物質に分けるもの。 -
-
ここ、セロ・リコの鉱山は今でも採掘中なので、実際に多くの人たちが働いています。だから、敬意を払って見学させてもらっているわけです。
みなさん、コカの葉をむしゃむしゃと食べていました。
コカの葉は、眠気覚ましやエネルギーにもなるので、働く人たちにとってはなくてはならないもの。
実際に働いている人たちなので、写真を撮られるのを嫌がる人もけっこういました。本当に申し訳ありません…。 -
-
セロ・リコからのポトシの街の眺め。
セロ・リコは標高4800m。
アタカマからウユニへのツアー初日に高山病の薬を飲んで以来、全く飲んでいなかった私。もう高山には慣れたつもりでいて、ウユニ塩湖の上でもはしゃいで走りまわっていました。でも、ウユニよりも1000m標高が高いここはさすがに、坂道を歩くと、苦しかったです。 -
-
-
-
-
-
-
いよいよ、鉱山の中へ。
-
このツアー、かなりハードだと聞いていたのですが、
「所詮、鉱山の中を歩くだけでしょ?」
と甘く見ていた私。
ところがどっこい…。 -
道幅は狭く、下は水が溜まっていたり深くなっているところもあり、でこぼこして歩きにくく、頭の上には太いパイプが走り、それがまっすぐ一本ではなく入り組んで通っているからそれをよけなければならず、下にも注意し、上にも注意し、ほとんど中腰で歩かなければならないのだ。何度もパイプにゴン!と頭をぶつけた。ところどころ、パイプからガスが出ていて、これはもしや有毒ガス!?と思いながらドキドキ。しかも、腹這いになって進む所や、長い梯子を上って行かなければならないところもあり、とにかくしんどい。(あの、映画「LIMIT OF LOVE海猿」の最後の方にある、伊藤英明が怪我人の男性を背負って梯子を上って船外へ脱出するシーンを想像していただきたい)しかも、この梯子、一本でつながっておらず、途中途中で乗り換えが必要なのだ。つまり、途中で梯子が切れていて、上に続く梯子はその90℃横にある感じ、と言えばよいのか??だから、乗り換えに失敗してバランスを崩したりしたら、まっさかさまに落ちてしまう!運動センスを試されているような気がした。運動神経が悪い私は本当に緊張した。私の後ろにも人が続いているから、私が落ちたら下の人も巻き込んでしまう…。
でも、辛いのはこれだけではない。鉱山の中の匂いと、塵粉!!鉱山で働く人たちは生涯この塵粉を吸っているので、胸を悪くして亡くなる人がたくさんいる。息を吸いたくなくても、ここは標高が4800m。ただでさえ空気が薄いのに、さらにそんな鉱山の中を歩くものだから、息が切れて辛い!!したくなくても、口でハァーハァー大きく息をせざるおえなかった。
疲れと高山のためか、もう途中からフラフラで、なんとか必死に前についていく感じ。途中途中のガイドの説明も、意識が遠のいてしまって、まったく聞ける状態ではなかった。
結局何キロ歩いたか…。フラフラで頭が朦朧としてたので全然感覚が分かりません。ただただずっと、早くツアー終わってくれと願っていた。お願いだから早く…、と…。
完全に甘く見ていた…。
でも、とてもいい経験になったのは確かだ。本当に鉱山の中で働く人たちの労働環境の厳しさはすごい。一日中、暗い中にいて、コカの葉を噛みながら、アルコールを飲みながら働いている。それでも、一日の賃金はわずかUS3$にも満たないとか。 -
鉱山の中から出てきた私。もう死にそうです…。
もうひとつ、このツアーの不満をあげるとすると、英語ガイドだと聞いていたのに、ほとんど英語での説明をしてくれなかったこと。同じツアーのフランス人の夫人とスペイン人の青年が代わる代わる英語で説明をしてくれたのだった…。でもまぁ、ガイドの英語は訛りが強くて聞きとりづらく、同じツアーの人たちは本当にきれいな英語を話したので、結果的にはよかったのかも…。
でも…、最初のmining marketで2リットルのファンタを買わされたり、コカの葉を買わされたり、私はわけが分からず、なんで買わされなきゃいけないんだ!と結局私だけ買わなかったのだが、これらはこれから行く鉱山で働く人たちにあげる物だったのだ。英語での説明がないから全く分からず…それを知っていれば私も買ったのに!
ロンプラにも紹介されていてすごく評判いいみたいなこと言っていたけど。たまたま当たったガイドが悪かったのか。 -
13時すぎにツアーは終了。
宿に戻って休憩。
ボリビアではとにかくのんびり休もうと思っていたのに、なんか違う…。 -
ポトシの街を散策。
-
手前のどっさりと籠に入っているお菓子、小麦粉を練って油で揚げて甘い蜜をかけたような感じで、ふっくらと揚がっているから中には何が入っているんだろうと期待していたら・・・、
からっぽだった。。。
皮だけを食べているような感じ。 -
-
-
-
-
サンタ・テレサ聖堂・修道院
-
-
-
-
-
-
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
44