Amtrak鉄道の旅④　その2　Texas Eagle号　Part 1

2011/03/05 - 2011/03/13

アメリカ大陸横断列車の旅・第４弾です！
（これが初投稿なんですが、投稿の準備の都合上、直近の旅行記から先に投稿いたします。）

シカゴーサンアントニオ（テキサス）－ロサンゼルスの約70時間（３泊４日）の旅です。

さすがに長旅ですので、ルーメット（簡易寝台個室）を利用しました。片道$1,270でした。座席車だと$189でしたので、かなりの贅沢旅行でした...

他の旅行者の皆様がコメントされている通り、寝台車乗客はファースロクラス扱いで以下の特典があります。
・出発駅でラウンジ利用、優先搭乗
・三食無料、飲料も含む。ただしアルコールは別途負担
・毎朝新聞が無料で配られる
・コーヒー、ジュースを無料で提供（セルフです）

今回はTexasEagle号として単独運転のシカゴーサンアントニオ間です。

エリア アメリカ

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

Texas Eagle号の出発駅、シカゴ・ユニオンステーションです。

同じくユニオンステーションの概観です。待合室ホールの建物だったと思います。歴史ある建物です。

乗車します。寝台車の乗客はラウンジから別ルートで案内されます。長距離列車は同じような時間帯に発車しますので、ラウンジでの案内放送に耳を傾けておかないと、取り残されてしまいます（笑　今回、初めてキチンと案内について行くことができました！　業務用？の通路を通って列車ホームを目指します。

一応、乗車予定のTexas Eagle号です。真昼間の出発ですが、ホームは地下にあるので真っ暗です（笑

シカゴのダウンタウンにさようなら。後ろに写る超高層ビルはシアーズタワーです。

途中の小駅です。一日に一列車しか停車しない割には立派な駅舎です。アメリカの鉄道の過去の栄光を垣間見ることが出来ます。

一日目の夕暮れです。水平線はどこまでも果てしなくアメリカの広大な平原をただひたすらにTexasEagle号は走ります。

車内設備です。各寝台車にはシャワー室が１室設置されており、寝台車の乗客は、いつでも利用できます。室内はシャワーブースと更衣室に分かれており、カーテンで仕切る仕組みです。さすがにマナー良く、床も完全に拭き取るなど、前の使用者は綺麗に片付けておられました。そこそこ熱めの温水が出ました。

タオルや石鹸はシャワー室に常備されています。

簡易イスと使用済みタオル入れも室内にあります。

シャワー室は１階に設置されています。近くには一部のルーメット、トイレ、荷物置き場があります。各車両に乗務員が一人いて見回りしてますし、防犯はバッチリです。アメリカ広しといえども、無人で荷物を放置できるのは、ここぐらいでしょうか（笑

二日目の朝食です。あとダイエット・ペプシを頼みました。ちなみにAmtrakではコカコーラは取り扱っていません。

途中駅です。すれ違うのは長大な貨物列車ばかり。それもそのはず、鉄道はアメリカの物流の4割を担っています。旅客中心の日本と対照的ですね。

テキサス州の主要都市ダラスに到着です。ここで20分停車します。列車への燃料補給や給水作業、タバコ休憩の目的なようです。ちなみに、この時点で30分遅れでしたが、キッチリ20分停車しました。酷い時には半日以上遅れるらしいので、定時と言っていいでしょう。

ダラス駅にはLRTが乗り入れています。さすがに乗車する時間はありませんでした。

乗車二日目にして、ようやくTexas Eagle号の全容をまじまじと眺めることができました。毎度のことですが、機関車のド迫力に圧倒されます。

Texas Eagle号の最後尾。寝台車です。なお、最後尾だからといっても、棒が横に二本はめられているだけで、特に転落防止の措置がとられてるわけではありません。従って、最後尾から眺めは最高です。一日見ていても飽きません（笑　昼間の私の指定席でした。付近の乗客の皆様、不審者行動でスミマセンでした。

寝台車最後尾からダラス市街地にお別れします。それにしても橋のショボいこと。ここをマイルトレイン（全長1.6kmを超える超長大貨物列車）が通過するんですね。

フォートワース駅に着きました。

車内から見たフォートワースのダウンタウンです。この後、サンアントニオで7時間45分という信じられない長時間停車を行い、SunsetLimited号と併結してロサンゼルスに向かいます。