北欧２か国｢涼」と「癒」を求める7日間の旅 vol.08=4日目am ノーベル賞で有名なストックホルム市庁舎＆塔=

2012/07/29 - 2012/08/04

すぽくろ恒例夏休みの旅！
2012年は北欧2か国（フィンランドとスウェーデン）へ行きました。

4日目。
タリンクシリヤラインでストックホルムまで来ました。
ホテルに荷物を置き、早速ストックホルムの街を観光します♪

午前中はノーベル賞でおなじみのストックホルム市庁舎・塔を見学しました。

エリア ストックホルム(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

10:15
ヘルシンキからの船旅を終え、
港からの直行バスでストックホルム中央駅に到着しました。

その中央駅の･･･

空港特急アーランダ・エクスプレス（Arlanda Express）ホームの
目の前にあるホテルへ。
こちらがストックホルムでお世話になるホテルです。

*Nordic sea hotel*
http://www.nordicseahotel.se/en/

ロビーにはnordic seaをイメージされるような?!
水槽がありました。全般的にオサレ♪

午前中の到着なのに、チェックインできました。
その部屋は･･･

正直狭く、カラオケボックスのような感じでした。
そして壁紙は外の景色で、野宿をしているかの･･･（略）

それでも、シャワーもトイレも清潔。
いつものごとく、寝るだけの部屋ですから（笑）

10:50
荷物を部屋に置き、早速観光!!
･･･とその前に、スウェーデンクローナに両替します♪

両替したのは、ストックホルム中央駅
アーランダエクスプレスホーム隣にある、黄色い看板FOREX!

*FOREXの両替レート*
1SEK=12.29円

うーむ。やっぱりタリンクシリヤラインで両替した方が
レートがよかった（汗）

*タリンクシリヤラインの旅行記*
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10700024/

それでは気を取り直して、観光へ！

中央駅から徒歩10分少々、
まずはストックホルム市庁舎へ行きました。

*ストックホルム市庁舎*
http://international.stockholm.se/cityhall

ストックホルム市庁舎の見学は、ガイドツアーに参加が必要です。

正面から入り、右手の建物にガイドツアー受付があります。
ここでガイドツアーのエントリー。


*ガイドツアー*
参加費：90SEK
【ストックホルムカード提示で無料】

11:30の英語によるガイドツアーに申し込みました。

タリンクシリヤラインでユーロ買いした、
ストックホルムカードがついに役に立つときです♪

初回使用時は使用開始日時記入欄に日時を記入してもらいます。

*ストックホルムカード*
ストックホルム市内の博物館等が入場でき、
地下鉄やトラム、バスなどが乗り放題になるお得なカード.
http://www.visitstockholm.com/en/stockholmcard/

主要スポットを集中的にまわるなら、
お得であることはもちろん、購入の煩わしさもなくおススメです☆

ガイドツアーの申込が終わりました。
引き続き、効率よく見学するために、市庁舎の塔の見学の申込へ。

市庁舎の見学時間は所要45分なので･･･
12:35からエントリー♪

11:30
ガイドツアー、スタートです♪

ストックホルム市庁舎といえば、
ノーベル賞授賞式後の晩餐会や
ダンスパーティが開かれるところで有名です。

まずはノーベル賞の晩餐会が行われるブルーホールへ。

市庁舎は建築家ラグナル・エストベリの設計により、
1909年から1923年の間に建設されました。

このブルーホール。最初の計画では名前のとおり、
ブルーにする予定だったそうですが、後に計画が変更され、
名前だけ残ったそうです。

階段向かいの壁面にある、この星印。

この階段を下りるとき、
星印を見ながら下りると、
ブルーの間にいる人々から美しく見えるそうです。

これは、「人を美しく見せるため」の建築家のこだわりで、
家族を巻き込んで、階段を何回も上り下りさせ、
段の高さや角度等も、細部までこだわったそうです。

続いては市議会議場へ。

天井はバイキング時代のイメージで、船底を模したデザイン。
頭の中、
なぜかパイレーツオブカリビアンの曲が流れます♪

この市庁舎は現役なので、
もちろん議場も実際に現在も使用されています。

議員の席は200席あるとのこと。

そして議員さんは副業が許されているそうです。
･･･というより、メインの仕事があっての議員で、報酬はなし。
ボランティアでされているんですね。

うーん、最近の日本の政治を見ていると
いろいろ考えさせられますね。

こちらは「プリンスのギャラリー」という愛称のつく、鏡の間。

ここは、表敬訪問が行われる時に使う部屋だそうです。
窓の外はメーラレン湖とストックホルム市街地を望めます。

で、窓とは反対側には壁画がありました。
壁画はフレスコ画で
メーラレン湖とストックホルムの街並みが描かれています。

この絵はなんと
スウェーデン王国のユーセン王子（当時）が
5年をかけて描いたものだそうです。

そして描いた理由というのは･･･

「窓からは優雅な風景が見られるが、
窓を背にしている人はそれが楽しめられない。
せめて画で楽しんでもらえるように。」
という思いからだとか。

さすが福祉国家！
ホスピタリティ精神がこんなところにも☆

そしてクライマックスは･･･

黄金の間!!
ノーベル賞のダンスパーティ会場としても使われています。

あの方もここでダンスされたのでしょうか。

この黄金の間は、
エイナル・フォルセッツ氏の創作で
約1,800万枚もの金箔が使われたモザイク画が、
壁面いっぱいに描かれています。

後方上部に描かれている、馬に乗った人物の画。
下の部分から仕上げていたら、計算が合わなくなってしまったそうです。

その他、建物の上に付してある王冠の画。
スウェーデン王室のシンボルは王冠が3つなのですが、
2つしか描かれていませんでした。
王冠の長さも計算が合わなかったためにバランスが悪い･･･

そんな裏話を聞くことができました。

そうそう。計算はちゃんとしなきゃね♪

それでも、黄金色は豪華さがでるので、画も引き立ちますね。
ミスがあっても、それがまた価値で美術品です☆

正面中央の壁面には、
メーラレン湖の女王が描かれています。

そして女王の左下は西洋社会、

右下には東洋社会の様子が描かれています。
スウェーデンは東西社会の中心であることを表現しているそうです。

さて、これで市庁舎見学（ガイドツアー）は終了。
見ごたえありました!!

出口にはノーベル賞晩餐会で使用される食器が展示されていました。

ここで食事･･･気分いいでしょうね。

さーて、市庁舎前の湖畔でひとやすみした後･･･

12:35
予約した、塔へ入場できる時間になったので、
さっそく上りました。
まずはエレベータで途中まで。

*塔*
入場料：40SEK
【ストックホルムカード提示で無料】

エレベータを降りると、
像が立ち並ぶギャラリー（？）へ。

ここから狭い通路を進みます。

通路は階段状になっていて、その段数は365段。
一方通行なので、入場制限をしているのでしょうね。

さーどんどん上っていきますよー

目がまわりそうなくらいらせん状の階段を
ぐるぐると上っていくと･･･

着きました、塔の上に!!

テッペンには、時刻を知らせる大きな鐘があります。
音も大きいので、気をつけてくださいね（汗）

塔から眺める、ストックホルム旧市街地。
いいですねー♪

こちらは中央駅側ですね。

この塔の高さは106m。
東京スカイツリーとは比べられないのですが、
適度な高さなので、市街地の様子が美しく眺められます。

ところで106mという高さ、

この市庁舎を建てる時に、
デンマーク・コペンハーゲン市庁舎も参考にしたそうです。
コペンハーゲン市庁舎の塔は105m･･･

スカンジナビアの盟主の意地でしょうかね。。

そうそう。
ストックホルムといえば、
宮崎駿アニメ『魔女の宅急便』に出てくる街のモデルだそうですね。

キキ、飛んでいるかなー（笑）

獲ったどー♪

お腹空いていることを思い出しました。
というわけで、ランチに行きます。