2010/05/02 - 2010/05/03
9921位(同エリア30165件中)
のうりかさん
クアラルンプールはマレーシアの首都。
マレーシア市民はKuala Lumpurを「KL」と呼ぶ。
「猫に連れられて旅に出る不本意な飼い主」
と聞いて大いに疑問を呈する人は、僕の旅行記にアクセスするのが初めての方だと思います。
そうですね。「ヘン」ですよねえ。
猫は僕が「ネコオヤジ」を自称しているからで、その「飼主」は僕の女房(またの名をニコトラ)を指しています。
かれこれ猫とその飼主になって、はや十数年が経過しようとしていますが、最初から僕は猫ではなく女房は飼主でもありませんでした。
ネコは、上の娘(当時3歳)に請われ、木の枝に止まったトンボを手で捕まえたとき。
「パパはネコのよーに、ジャンプして!」
と、娘が驚嘆したことからネコオヤジになったのですが、いつの間にやら子らは、ネコオヤジを女房と同じように「のうりか」と呼んでいたのでした。
女房は依然として「ママ」なのだけど。
飼主の襲名は、とある日のこと。
女房が逆ギレしそうなシイチュエイションで僕が苦し紛れに出したセリフは、
「飼主としてどう思っているのか!」
という意味不明な発言。
とたんに不穏な空気が一掃され、爆笑する女房どの。
あの日以来、僕は「ネコオヤジ」に。
女房はその「飼主」を名乗ることになった。
・ ・・わけです。
飼主と言えども、そこはそれ、猫ですから飼主の言うこと(命令、指示、オーダーの類)を聞くことはありえません。
つまり、「態度の悪いネコオヤジ」
はこれからも、「お手」をさせようとする飼主に対し、その挙動は微動だにしないと心に誓っているのです。
実に猫の風上にもおけない。いや、風下にもおけなかったネコオヤジ。
「温泉に行きたいだけなのに!」
と嘆く飼主を、台北のマッサージを条件に今回はクアラルンプールへ同行させる、メインはどこだ?
KLだよな!
とにかく3泊4日。
台北、KL、香港とこれをマシンガン・ツアーと呼ばずになんと言う?
良識ある4traメンバーの方々はけっして真似してはいけませんよ。
なかなか目的地へたどり着けませんからね。
それではKLへの旅へご案内しましょう。
「なんでこんな忙しい日程なの?」って飼主。
それは「キャセイだから」だニャッツ!
(写真は香港のキャセイ・ラウンジ。この絵がどこにあるかずっと謎だった)実は旅行時期を確認していただくわかるように、3年前の旅行記です。記載されている情報は最新のものではありませんので、ご承知おき下さい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5月2日(日)晴れ
某国の玄関口と言われる空港の第2ターミナル。
日航は何か勘違いしているFのカウンター
http://www.jal.co.jp/inter/airport/japan/nrt/nrt_07.html#counterFirst
昨年に続いて5月の連休に旅することができるのはそうそうあることではない。
つまり、「ありがたきこと」
それは僕も女房こと飼主ニコトラも大型連休とは相容れない仕事に就いているから。
おおよそ、ここで断言しても良い。
ゴールデン・ウィークに休んで海外へ旅行に出る人の9割以上の人々は会社からも、社会からも「アテにされていない」
つまり、必要とされていない。
某国の低成長GDPに貢献するため毎日身を粉にして働いていると自負するのは大いに結構なことだが、冷静に考えるとその程度の仕事だということだ。
会社や組織よりも、社会的に何も関係ない存在だということのほうがもっと深刻だとは思うが。 -
誰かの役に立ちたいと思うような人は、お金に余裕があったとしても、こんな民族大移動に安易に迎合したりはしない。
では、僕たち夫婦はどうか?
ええ。実に民族の大移動に諸手をあげて賛成する典型的な小市民です。
2人で連休に休めるとスケジュールが決まったのが4月上旬。
そこから予約を入れると、目的地も利用する航空会社もホテルも限られてしまう。
僕はその限られた選択肢から
「ベストではなく、よりマシな!」
チョイスをしているだけ。 -
キャセイのカウンターへチェックイン
バゲージはキャリーオン
セキュリティチェックと出国審査 -
いつも思うのだが、エレベータからキャセイのラウンジまで(正確には
ラウンジ入口の小姐が立つカウンターまで)の距離が微妙に長い。
構造上如何ともしがたいのだろうけど。
ラウンジは適当に埋まっている。 -
ここのラウンジの良いところ。
香港のエアラインなのに、中国系の利用者が大声で話していたりしないこと。
(むしろ日本人のほうがうるさい) -
ヌードルバーはなくとも、ロングバーならぬショートバーだけが
キャセイのアイデンティティを主張しているようだ。
CX451便は15:55の出発予定。
ボーディングは63番ゲーチョン -
A330の機材は新リージョナルの「改悪」と酷評されているシート。
http://www.cathaypacific.com/cpa/ja_JP/aboutus/cxgallery?refID=6a9eebcd8582a110VgnVCM10000010d21c39____#full
僕はそうは思わないけど。
むしろ、ANAあたりが頑張りすぎて、ゲストの望んでいる以上の過剰なサービスをハードのみに先行させていることに疑念をもっている。 -
ウェルカム・ドリンク
これから何杯飲むのかのシャンペンとオリエンタル・ブリーズ -
定刻前にドアクローズ
A滑走路16。 -
快晴の成田をテイクオフ
三浦半島を北から俯瞰するコース。 -
アペリティフに飼主が選んだのは、オリエンタル・ブリーズ。
(僕はトライしたことがない。ノンアルコールだから) -
ミールサービス
あまりお腹が空いていないはずなのに、食べている飼主。
これは意外だわ。 -
機内食に美味しいと言ったためしがない飼主がデザートまで制覇した。
キャセイ、恐るべし。 -
僕はキャセイがとりわけ他のエアラインと比較してミールが美味しいと感じてはいない。確かに量的には多いと思う。
-
キャセイのサービスのどこが好きなのかと問われると、うまく言えない。
ギャレーの裏から、ガチャガチャ、ガッシャン!という破壊音と小姐の絶叫を轟かせても、平然とにこやかに、短時間のフライトでここまでやるのか、という「仕事」を全うするプロ根性?を評価できると言えばいいのか。
ま、そんなところ。 -
淡水河口上空を過ぎ桃園空港の滑走路が見えてきた。
機は大きく左ターン。南からのアプローチ。
東シナ海への落陽がオレンジに輝く。 -
定刻通り18:30
桃園国際空港へ到着
入国審査
バゲージピックアップなし。
両替を済ます。 -
到着ロビーで待っていた呉さん。
当ペアの顔と自分の持っている名前カードを見て、こ奴らは!と気づいた様子。
「歳とって記憶悪いヨ」
とか言いながら車寄せへ。
機外へ出てここまで8分。
さすが、キャリーオンは早い。
第1ターミナルの良いところは、台湾市民が多いこと。
外国籍の旅客が少ないのでパスポート・コントロールに長蛇の列という光景を見ることはない。
外は日本でいえば真夏の夕暮れ。空気が濃い
呉さんの運転は安心だ。
頭悪くなってるヨ、と言うわりには日本語にますます磨きがかかっている
今日は九份行かなくていいのか?とか、
「娘たちいなくて新婚旅行みたいネ!」ってオヤジのハードディスクは既に回復した。
呉さんの日本語は「地球村」仕込み。
http://www.gvo.com.tw/languageJapanese.html
ついでに英語も。
http://www.gvo.com.tw/languageAmerican.html
呉さんが現役だったころ会社のボスが合衆国市民と日本人だったため3ヶ国語が必要になったという。
僕の親友「Y」にも呉さんの爪の垢を煎じて飲ませたい。見習え。
リタイアした後は奥さんと悠々自適な生活のはずなのだが、このピックアップサービスでアルバイトしている。
勤めていた会社を聞いてはいないが、おそらくは技術系だ。IBMとかの通信系かも。
帰りの予約してないけど、いつ帰るの?
明日の朝クアラルンプールまで行く
おー、それはいいネエ。
マレーシアいいよお。暑いけどね。
明日の朝送って行くか?
呉さんが送ってくれるなら7時30分にお願いするよ。
オッケー!
着いたらご飯食べるの?
と呉さん。
もう、機内でおなか一杯
キャセイのご飯うまかった?
YES! -
夜の高架を新幹線が駆け抜ける
新幹線のった?
昨年乗った!
今夜の宿はグランド・フォルモサ・リ−ジェント。
http://www.grandformosa.com.tw/JP/
フォルモサは台北で2番目に宿泊料金が高いとか。
一番はグランド・ハイアットだって。
格はともかくとして。
って、呉さん。
じゃあ、この前のウェスティンはどうなるの?と聞けば、
「あー、まあまあいいホテルだよね。台湾の人は行かないけど」
と、ばっさり斬られる。
ホントは老爺大酒店に泊まりたかったんだけどね。
http://www.royal-taipei.com.tw/jp/index.php
マッサージが最大の目的だからすぐ近くのホテルでよかったんだ。
マッサージいいねえ。オレも奥さんと2人で行くよ。シャンプーもしてもらう。
と呉さん。
それはそれは仲のおよろしいことで。
花博の会場が造成中。
http://www.2010taipeiexpo.tw/mp.asp?mp=4
11月6日から開幕とか。
懐かしい汽車整備工場通りを抜けて中山へ。
途中近道。
フォルモサの北の路地。
映画館の前に黄色と赤の屋台が並ぶ。
中華文化圏に入ったと感じる光景。 -
老爺大酒店にこの裏道は使えない。
中山警察署の交差点を回らないとエントランスに横付けできないから。
呉さんに明日の分の送迎代を渡して再見!
当然のようにドアマンがトランクから荷物を持ち去りレセプションへ案内される。 -
ロビーが広すぎる。
老爺大酒店の小じんまりとした雰囲気とは実に対照的な印象。
チェックインはテキパキと優秀な女性スタッフ。
正確な日本語に感動するネコオヤジ。
朝食やら、送迎の車やら気遣ってくれる。
台北は何度も訪れているがこのホテルは初めてだ。と言うと、エレベーターまで案内してくれた。 -
エレベーターは古い。
ボタンが数十年も前に建てられたアナハイムのディズニーランドホテルと同じ。
しかし、エレベーターがミッキーの声で話したりはしない。 -
ベルに案内された部屋は19階の南側。
想像していた以上に広い。
http://www.regenthotels.com/hotels/ritpe/rooms/1
外からこのホテルを見たことがある人は知ってると思うけど、窓が大きく切り取られているのに合わせて部屋が仕切られている。
鍵がこれまたレトロとも言い難い、金属の鍵。
カードキーよりも確実でよいかもしれんが、装飾もないく、色気なし。
バスルームがグレード高いマーブル。
バスタブも深い。 -
僕がホテルの部屋を選ぶにあたっての最も重視するのが「広さ」。
最近の予約ページは必ず?とsquare ftが表示されているので安心だ。
(1square metersは10.764square feet )
基準は拙宅の寝室と比べてどうかしかない。
拙宅の寝室はコストパフォーマンスを考慮してベッドはクィーン(キングのリネンを買う人はいないので高価すぎる)を入れてあるが、キングを入れたとしても両サイドにナイトテーブルを置く余裕はある。
ゆえにホテルでの液晶TVも37型以上でないとダメ。
僕も女房も近眼だからね。
画面大きくないと。(そろそろ老眼になっても良さそうなんだが・・・)
窓からは林森公園が広がり、その先にはTaipei101の灯りが浮かんでいた。
http://www.taipei-101.com.tw/jp/OB/index_ob.asp
林森公園。
約10年ほど前は戦前からの旧日本風家屋がひしめく雑然とした一画だった。 -
南西の方向には新光三越。
http://www.skm.com.tw/eng/index.html
台北の百貨店は夜9時頃まで開いている。
昔、上の娘を連れて新光三越で唐三彩馬を買って、梱包してもらいフラジールのタグまでつけて老爺大酒店へ持ち帰ってきたことがある。
そのとき応対してくれた三越のオババさまは実に正確な日本語で、まるで日本橋の特選サロンにいる錯覚を覚えたほどだった。
この街に来ると「美しい日本語」を思い出させてくれるだなんて、なんとも複雑な思いがする。
ウェルカムの果物はマンダリンとバナナ。
日本で食べるミカンとバナナとは似て非なる味がする。と言ってもめったに食べないんだけどね。
バゲージが届けられた。
コインで悪いんだけどティップを渡す。
なにせ昨年は3回も台湾へ行ってしまったのでコインを再び持ち込んだネコオヤジ。 -
では、参りましょう。
どこへ?
当然、マッサージ。
温莎堡視廳理容名店。
http://www.taipeinavi.com/beauty/63/article/
通称「ウィンザー」
毎回ここだけは外せない。
外したら女房こと飼主ニコトラになんと言われるかしれない。
今回の旅はクアラルンプールの旅だということになっている。
が、実際は違う。
ウィンザーの「マッサージつき」が重要なポイントであって、クラルンプールは「刺身の褄」
みたいなもの。
少なくとも飼主にとっては。
ネコオヤジはできればシンガポールへ行きたかった。
しかしながら、航空券を買ったのは1ヶ月前。
キャセイでさえも特別運賃に空席はなく、代替というわけでもないが選定されたディステネーションが「クアラルンプール」。
僕も飼主ニコトラにとっても「未知の土地」という理由だけが今回の旅のモチベーションだ。
そして、飼主はシンガポールにはいくばくかの魅力さえをも感じえないと言いきっている。
クアラルンンプールとシンガポール。
わずか300kmしか離れていない目的地にそう断言する飼主。
確かにシンガポールに観光資源など存在しない。
一度の訪問で何がわかる?と言われそうだが、シンガポールが観光都市だというのは、当局政府が外国人にそう錯覚させているだけだ。。
航空券を予約したとき、老爺大酒店にはまだ空室があったが、1週間後にはなくなっていて、ショック。
部屋数の違いと言ってしまえばそれまでだが、リージェント・フォルモサはgold points plusのhttp://www.regenthotels.com/taipeiサイトからの予約は満室だったものの、台湾サイトのホテルwebには空室あり。
ウィンザー理容室にいちばん近いホテル。
リージェント・フォルモサには有名なDFSがある。
http://www.dfsgalleria.com/cn/taiwan/
何も買わない飼主とネコオヤジにはプーヤオ。 -
ロビーを出てウィンザーまで歩くこと2分。
ウィンザーへ到着。
午後8時を過ぎている。
ツアー客がバスを降りて足裏マッサージを始めるロビー。
2人とも120分のコースにする。
30分待てと言われ、お茶を出される。
いつもここに来るのは夜じゃなかったので、こんなにお客さんがロビーを埋め尽くしている光景を見るのは初めて。
20分も待ったころウィンザーのオババさまから「お待たせしました!」と部屋へ案内された。
120分のコースでマッサージの小姐は背中を踏まない。
台湾マッサージの醍醐味?でもないが、足裏と小姐の足踏みはマストという考えに固執してはいない。
ただ、マッサージは効いた。
2ヶ月前くらいまでの疲れが消えたのだ。
確かに。
その後の疲れまではどうだったかは微妙なところとして。 -
ホテルへ戻る前に中山北路を少し歩く。
横断歩道の歩行者用信号はシグナルが動画になって楽しい。
ここは東京なら銀座通り。
ヴィトンの煌きもあればグッチ、コーチが軒を連ねる。
繁華街というか、文化がちょっと違うのは一本東の林森北路。間違いなく怪しいクラブやカラオケ店の賑わいは眠らない街、台北の一部と言ってよい。 -
ホテルへ。
「おかえりなさい」とドアを開けてくれるベルマン。ネコオヤジと飼主を一発で日本人とわかってしまうらしい。 -
The Gallery
http://www.grandformosa.com.tw/JP/Dining/Gallery/
夜の10時もまわって、ホテルのバーへ。
キール・ロワイヤル。
飼主はマッサージが相当に効いたらしく、ノンアルコールのレモンエイド。
飼主は家のカクテル(お家で飲むカクテル)が好きだと言う。
つまりはネコオヤジがつくるカクテルのことなのだが。
ときどき「1杯、1,500円」などと言ってサーヴすることもあるけど、飼主のうまい料理と相殺できるほどの法定果実でないことは重々承知しているネコオヤジ。
とりあえずは明日のマレーシアに乾杯。
ウィンザーに満足そうな飼主にほっとする。
旅の目的の6割はこれで達成されたかも。
明日の朝はピックアップが早い。
呉さんは時間に正確だ。
朝食のオーダーをドアの外にかけて就寝。
現地時間11時45分。
飼主と一緒の旅でネコオヤジはおりこうさんである。 -
5月3日(月)晴れ
6時30分のルームサービスで起きる。
大きなホテルは「何分から何分の間に」というチェックボックスを強要するが、僕は早い時間にサービスを受けるとき躊躇なく「何時何分に」と二重線をまでは引かなくとも、絶対にこの時間以外にありえないといわんばかりに、ホテルのスタッフが腕時計を見ながらドアの外でノックする姿を思い描くことができるほどのオーダーシートを書いている。(と思う)
ホテルとしてはご遠慮願いたいゲストかも。
こんなネコオヤジでも、一度だけホテルスタッフに申し訳ないと思ったことがあった。
それはフランスはパリの某ホテルでのこと。
前の晩に届けてほしいとリクエストした朝食の時刻は朝7時。
欧州(ドイツでもフランスでも英国でも)に到着すると1日目は完全にジェットラグにやられる。
最近は頑張って着いた晩を現地の時間で過ごすことにしているものの、翌朝は小っぱやく眼が覚める。これが夜中の1時とかでなければまだ救いようがあるが、中途半端に朝5時だと微妙だ。
件のケースは後者の事態で発生したもの。
朝方5時過ぎに眼が覚めて、また寝た。
つまり二度寝した。(二度寝は最高だよな!)
はたして件のホテルのサービス係は7時に部屋のベルを鳴らしたのである。
僕はそのとき起きなかった。
ベルの音など聞こえなかったと断言できる。
おそらくその後、スタッフはドアをノックもした。(と思う)
一向に返答のない東洋人ゲストに電話で叩き起こす方法もあったかに思うが、そこはさすがにホテル発祥の文化圏。
スタッフはドアチェインをしていなかった僕の部屋にそっと朝食の載ったワゴンを運び入れて去った。
そして1時間後、しまったあ!寝過ごしたわい!と飛び起きるネコオヤジ。
目に入ってきたのはワゴンに並んだパンとドームに入ったオムレツ。
かすかに香る水差しのバラをのこして。
おしつけがましいホスピタリティを超えたサービスに思わず唸った瞬間。
だからこそ旅は面白い。 -
朝食は中華。
牛乳じゃなく豆乳はマスト。
シンガポールでおぼえたチョイス。
日本のホテルで当然必須アイテムの納豆付き和食を摂るのであれば、朝から中国文化圏でウェスタンを食べるのは不自然だ。
あくまでも個人的なことですけど。
朝食に感激する飼主。
彼女はお粥と中国茶をこよなく愛す。
アイス?
残念ながらアイスクリームはついていません。 -
朝食を済ませ、パッキングしてロビーへ。
7時20分。チェックアウト。
空港までお車をご用意しますか?
というレセプションの申し出を丁寧に断り、飼主をロビーのソファに残してタバコを1本。 -
今日もよい天気。
外で一服していると呉さんが登場。
手をあげてニーハオ!おはようございます。
「時間はギリギリだから早速出発しましょう。」
とクルマへ戻る呉さん。
のうりかは飼主をロビーへ呼びに行く。
ドアマンが扉を開けてくれるのはマンダリンを意識してのことか。
それとも僕がそう思うだけか? -
レイバンをかけてクルマをスタートさせた呉さん。
後部座席のコンソールにペットボトルのお茶がセットされている。
コンビニで調達してくれたらしい。
ストローつき。
呉さん、謝謝。
高速道路に入るとすぐに渋滞。
「せっかくだから海岸線を行きましょう」
とコースを変更。
呉さんは離陸2時間前の空港到着を目指しているらしい。
新しい道路。
台北港なる新港を見やって海岸線を南へ。
ゴルフ場が点在する。
海に面したゴルフ場は難コースが多い。
日本ではフジ・サンケイ・クラシックの川奈ホテルがその代表格か。
http://www.princehotels.co.jp/kawana/index.html -
桃園国際空港の北側から第1ターミナルへ横付け。
呉さん、「また来てね!」と握手。
再見、また来るよ! -
呉さんに載っけられてしまったカートを押してチェックイン。
ディスティネーションはクアラルンプールまで。 -
キャセイは世界中に赤服の小姐を案内係りとして立たせている。
たまに等身大写真の小姐が笑顔で立っていることもあるのだが。
バッグは2人ともキャリーオン。
初めてMCTの50分に挑戦するのだから。
http://www.cathaypacific.com/cpa/en_NZ/atairport/airportdetails?cityCode=HKG -
CX469便は10:15出発。
カウンターの小姐にボーディングパスとラウンジのパスを2枚ずつ渡された。
出国審査を受けてセキュリティを通り、階上へ。 -
キャセイのラウンジ。
飼主はコーヒーだけ。
ネコオヤジはヌードル・バーへ。
中国人と華人はどう違うか書くと3,000語はかかるが、台湾人も香港人も例外なく条件反射のようにこのヌードル・バーを利用していると言って間違いない。
そうでなければ、成田とシンガポールにこのサービスがない事実と整合性がないから。
もちろん、必須アイテムの点心は蒸篭に鎮座してゲストを待っている。 -
キャセイはどこでも搭乗の案内が早い。
出発の20分も前にシャンパンを飲むと離陸時には睡魔がやってくる。
定刻通りドアクローズ。
快晴の台湾海峡を香港へ。 -
1時間45分のフライトでミールサービスに乗客はどこまで期待するものなのだろうか?
-
十数年前に日亜(JAA)とキャセイの香港、台北間のCクラスを経験しているがその差は微妙だ。
サービス基準の違い。と言ってしまえばそれまでだが。 -
例えば、チャイルド・ミール。
日亜は定番の唐揚げ巻寿司、ハンバーグをボックスに入れて出す。
彩りも良く、子供も嬉しそうだ。
キャセイのミールは香港と台湾の子供が喜ぶスナックやジュースが特徴。 -
小姐が搭乗口で僕の子らを「双子!」と叫ぶのはどちらのエアラインも同じだったが、キャビンでの子らに対するサービスは別モノだった。
キャセイは子供を一人のゲストとして扱う。
快適なフライか?何かほしいものがないか?
と、親ではなく子供に聞く。
おもちゃ入りの派手なリュックサックを、子供たちが喜んだかどうかは別として。
一方、ポメリーのハーフボトルをネコオヤジに1本あずける日亜は、機材もDC10にガムテープで補修し、個人用ビデオ液晶もなかったが、それでも満足できるエアラインだった。
なぜなら、日本語で事足りたから。 -
2時間弱のフライトにどこまで力を入れるかはそれぞれの経営戦略だったのだろう。
現在もキャセイは香港、台北間のビジネスクラスを安売りしていない。
日亜を引き受けた日航が香港台北線を復活させることは恒久的にありえないと断言できる。
今回の「軽膳」に感動する飼主。
完食こそしなかったが、デザートのケーキを平らげたのには、さすがにネコオヤジもびっくりさ。
だって、今まで飼主は機上で食す全てのミールは「美味しくない!」と喝破していたのだから。 -
アナウンスが香港へ着陸態勢に入ったことを告げる。
定刻よりずいぶん早く到着するらしい。
と、窓の下から巨大なB44が上昇していった。
時に香港時間11:29。
これは重大なインシデントではないのか?
(アメリカ連邦航空局FAAは、半径150m、高度差60m以内の接近と定義)
高度差60mは確保されていた? -
一人興奮するネコオヤジを訝る飼主。
乗客の中に騒ぎ立てる人もなく、CX469便は定刻より20分早く無事タッチダウン。
ゲート70へ。
台北より暑い。そう感じるだけか。 -
乗換えのセキュリティ・チェックを受けて出発階へ。
なんと、乗り継ぐCX725便は2番ゲーチョン!
どこ、それ?
こういう場合はピープルムーバーに乗ってメイン棟近くのTransfer Gateを利用するのが賢い乗換え方法だとわかった。 -
が、後悔、先にたたず。
後悔は後にもたたない飼主が自らアフガン・ハウンドのように2番ゲートをひたすら目指している。
おい、飼主。なぜ急ぐ?
吸煙室を発見し、一服したいという申し出は却下され、たどりついたキャセイのラウンジ。 -
飼主は昨日のマッサージの効果あらたかに、体内デトックス絶好調だらしい。
10分はラウンジのレストルームから出てこなかったな。
シャワーもしていたに違いない。 -
「おまたせ!」と、何事もなかったかのように晴れやかな表情の飼主。
では、目の前の2番ゲーチョンへ。 -
出発の20分前。
ネコオヤジと飼主は時間に遅れない。
おりこうさんである。 -
定刻12:50前にドアクローズ。
帰り、またここへ寄るのだったな。
さっきの台北にも。
ランタオ島の険しい山が窓に広がり青空にテイクオフ。 -
眼下にディズニーランドが見えた。
「香港迪士尼樂園」と書くべきか?
昔は「尼」じゃなくて「奈」。
東京迪士奈樂園だった。
http://disneyparks.disney.go.com/dpj/ja_JP/index?name=HKDLHomePage -
クラルンプールには16:40の到着予定。
3時間50分。またしばらく機上の人となる。
食前酒。
たまにはシャンパンじゃないものを飲んでみる。
クラウド・ナイン。(CLOUD NINE)
知りませんか?
ウキウキしているとか、意気揚々とか。
天国は7つ、天空は9つ?とか、かなり通なネーミング。
ウォッカベースで爽やか。しかし、甘いんだこれ。
スノウスタイルは塩ではなく砂糖。
おまけにスプライトで割っている。
ミントの葉が良い。
僕も拙宅でカクテルをつくるとき、夏にはミントの葉を庭から摘んで飾る。
フローズン・ダイキリなら文句なし。 -
キャセイの客室乗務員のユニフォームは赤と紫と黒があって、とりわけ紫小姐の活躍が光る。
黒服はオババさまと呼ぶには恐れ多く、大オババさまクラスで、会社で言うならスーパーバイザーのポジションくらいなのだろう。
香港夜総会のビッグママ相当の雰囲気を持つオババさまを想像してもらえれば幸いである。
または、台北、林森北路のネオン輝くクラブのビッグ・ママあたり。
で、この紫小姐はそれぞれのコンパートメントに一人配置されていると思われる。
彼女の仕事は赤服小姐の教育指導が大半を占めていると言ってよい。
実際、赤服小姐は紫ババさまの前では常に神妙というか、緊張している様が感じられる。
それゆえ、ギャレー裏での機器が崩壊する衝撃音と悲鳴には興味深深というものだ。 -
乾し鱈をもどした前菜。
妙に美味しい。
何でも戻すのは中華のマジック。
味も栄養も格段に良くなるというのだから。 -
窓からは南シナ海のなかに環礁が現れる。
しばらくするとマレー半島の東海岸独特の海岸線。 -
飼主は今回もブルーベリー・ソースがかかったデザートをたいらげてしまったらしい。
僕はいつもフルーツだけ食べる。
スイカが大好きだから。 -
到着まで1時間弱。
切り取られた森林や、蛇行した赤茶けた河を見下ろす。
所々の中洲にも緑があるのだから大きな河なのだろう。
積乱雲が近づいてきた。
シートベルト着用サインが点灯し、これから機は積乱雲を避けながら飛行すると、機長からアナウンス。 -
マレーシアは熱帯の国。
シンガポールもまた同じ。
飼主は熱帯が初体験となる。
機は高度を下げ、街の小さな空港を確認。 -
途中、都市計画された街並みを過ぎ、緑一面の低木プランテーションと、さっき降ったばかりのスコールでできた水溜りと言うには大きすぎる池が点在する大地がどんどん近づいて、滑走路が見えた。
-
16:10、着陸。
定刻より早い。
だっだ広い敷地。
低層のターミナル。日本にはない、アメリカ合衆国の土地の買収金額など関係ない作り方と似た雰囲気。
アメリカ合衆国の空港が巨大なのは国土が広く土地代が安いからではない。
合衆国市民が航空機をバス代わりにしているのは、高速鉄道網の整備が航空輸送に遅れてしまったためだ。
そうでなければ、慢性的に遅延する交通機関を壊れた生活必需品のように有難がって使い続ける理由がない。 -
機がタキシングしてゲートに着く間に、客室乗務員が2本のスプレー缶を噴射しながら通路を後方へ進んで行った。
検疫が厳しいのか・・・?
「KLの休日 ②」 ~アブラ椰子とコーランと(本編)へ続く。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- nakamasananiwaさん 2013/01/27 19:52:34
- ♪
一寸だけのぞかせてもらうつもりがまた引き込まれちまった。
つづきすぐ出そうですか?
- のうりかさん からの返信 2013/01/27 20:28:30
- RE: ♪
- やっほう!なかさん。
まかしときやす。
すぐUPしまっせ。
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