富山旅行記(ブログ) 一覧に戻る
お盆休みです!<br />お盆休みは登山なんです。しかも、今年のお盆休みは9連休!<br />こんな長い休みなら、憧れのロングトレイルに行きたくなる。いや、行かなければならないのです。<br /><br />ということで、以前からの憧れだった、日本最後の秘境―雲ノ平、を目指しましょう。<br />標高2500〜2700メートルに広がる25万平方メートルの台地。どの登山口からも1泊以上しなければ辿り着けない北アルプスの奥地。高山植物が咲き乱れ、天然記念物の雷鳥の生息地でもあります。<br />岐阜県から山々を越えて4泊5日。富山県側へ北アルプスを横断します。<br /><br />山あり、谷あり、雨あり、風あり、霧あり、晴れもあり・・・。<br />近年稀にみる究極の大自然を楽しんだ?山旅になりました。<br /><br />人間って、なんてちっぽけな存在なんでしょう。そんな気分にさせてくれる貴重な山旅になりました。

日本最後の秘境―雲ノ平、を目指して!

21いいね!

2012/08/11 - 2012/08/14

1895位(同エリア7090件中)

0

69

腹ペコランナー

腹ペコランナーさん

お盆休みです!
お盆休みは登山なんです。しかも、今年のお盆休みは9連休!
こんな長い休みなら、憧れのロングトレイルに行きたくなる。いや、行かなければならないのです。

ということで、以前からの憧れだった、日本最後の秘境―雲ノ平、を目指しましょう。
標高2500〜2700メートルに広がる25万平方メートルの台地。どの登山口からも1泊以上しなければ辿り着けない北アルプスの奥地。高山植物が咲き乱れ、天然記念物の雷鳥の生息地でもあります。
岐阜県から山々を越えて4泊5日。富山県側へ北アルプスを横断します。

山あり、谷あり、雨あり、風あり、霧あり、晴れもあり・・・。
近年稀にみる究極の大自然を楽しんだ?山旅になりました。

人間って、なんてちっぽけな存在なんでしょう。そんな気分にさせてくれる貴重な山旅になりました。

同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス JR特急 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 旅の出発は、現在暮らしている東京都町田市。<br />AM5:00起床。約23キロのザックを背負って、AM6:29発の在来線で、まずは八王子へ。

    旅の出発は、現在暮らしている東京都町田市。
    AM5:00起床。約23キロのザックを背負って、AM6:29発の在来線で、まずは八王子へ。

  • 約25分で八王子に到着。

    約25分で八王子に到着。

  • 八王子からは、AM7:29発のスーパーあずさ1号に乗車。<br />長野県松本へ向かいます。

    八王子からは、AM7:29発のスーパーあずさ1号に乗車。
    長野県松本へ向かいます。

  • 松本駅からバスに揺られて約2時間。PM0:00頃、この山旅の出発点、新穂高温泉登山口に到着です。

    松本駅からバスに揺られて約2時間。PM0:00頃、この山旅の出発点、新穂高温泉登山口に到着です。

  • 山ってのは、夕方に天気が崩れます。<br />PM3:00までには、テントを張りたい。<br />本日は、約1時間ちょっとの、わさび平小屋を目指します。

    山ってのは、夕方に天気が崩れます。
    PM3:00までには、テントを張りたい。
    本日は、約1時間ちょっとの、わさび平小屋を目指します。

  • 比較的なだらかな道が続きます。<br />良き準備運動になります。

    比較的なだらかな道が続きます。
    良き準備運動になります。

  • 約1時間10分で本日の宿泊地、わさび平小屋に到着!

    約1時間10分で本日の宿泊地、わさび平小屋に到着!

  • 小屋の前に沢があります。<br />水がうまい!<br /><br />この山旅は、飲み水に悩まされなかった…。<br />違う意味で、「水」に悩まされましたが。<br />とにかく、登山の最大の悩み、飲み水に困らなかったのは非常に嬉しかった。

    小屋の前に沢があります。
    水がうまい!

    この山旅は、飲み水に悩まされなかった…。
    違う意味で、「水」に悩まされましたが。
    とにかく、登山の最大の悩み、飲み水に困らなかったのは非常に嬉しかった。

  • 本日のホテル、MYテントです。<br />散らかってますが。

    本日のホテル、MYテントです。
    散らかってますが。

  • 中は意外に広いです。<br />独り身には十分です。

    中は意外に広いです。
    独り身には十分です。

  • 山の人は、小屋やテント場に着くと、小屋で冷やされているビールを煽ります。<br />…下戸なもんで。炭酸飲料なんです。何が悪い!同じ炭酸だ!<br />標高2500メートル以上での炭酸飲料は、おいしさ200%増しなのだ!

    山の人は、小屋やテント場に着くと、小屋で冷やされているビールを煽ります。
    …下戸なもんで。炭酸飲料なんです。何が悪い!同じ炭酸だ!
    標高2500メートル以上での炭酸飲料は、おいしさ200%増しなのだ!

  • 日暮れまで時間があったので、沢に生息している苔を撮影。<br /><br />この日は、PM8:00に就寝。夜、雨が降ってくる。明日が心配…。

    日暮れまで時間があったので、沢に生息している苔を撮影。

    この日は、PM8:00に就寝。夜、雨が降ってくる。明日が心配…。

  • AM3:00起床。<br />前日に買っておいたアンパンを頬張り、エネルギー充填!<br />そうこうしていると雨が止んだ!月が出てきた!<br />行くしかないでしょう!攻めるしかないでしょう!<br />待ってろ!北アルプス!!!

    AM3:00起床。
    前日に買っておいたアンパンを頬張り、エネルギー充填!
    そうこうしていると雨が止んだ!月が出てきた!
    行くしかないでしょう!攻めるしかないでしょう!
    待ってろ!北アルプス!!!

  • AM5:15、わさび平小屋を出発!<br />ここから、約4時間半で1100mも標高をUPさせます。

    AM5:15、わさび平小屋を出発!
    ここから、約4時間半で1100mも標高をUPさせます。

  • 急に展望が開けます。<br />目指せ!前方の山のTOP!

    急に展望が開けます。
    目指せ!前方の山のTOP!

  • ぐんぐん標高を上げていきましょう。

    ぐんぐん標高を上げていきましょう。

  • AM6:15 秩父沢に到着。<br />水が流れてますが、その上になるのが万年雪です。<br />その雪の下を通って、水が流れてきます。<br /><br />…とてつもなく冷たく美味い水です。<br />この美味さがあるから、山はやめられない。

    AM6:15 秩父沢に到着。
    水が流れてますが、その上になるのが万年雪です。
    その雪の下を通って、水が流れてきます。

    …とてつもなく冷たく美味い水です。
    この美味さがあるから、山はやめられない。

  • そうこうしていると、太陽が顔をのぞかせます。<br />ライジングサンです。<br />暑くなります。

    そうこうしていると、太陽が顔をのぞかせます。
    ライジングサンです。
    暑くなります。

  • 結構、登ってきました。<br />写真中央に見えている沢が出発地点ぐらいです。

    結構、登ってきました。
    写真中央に見えている沢が出発地点ぐらいです。

  • 先は長い・・・。

    先は長い・・・。

  • 北アルプスの醍醐味、稜線に出た瞬間なんです。<br />登り切った瞬間に広がる大展望!<br />この瞬間のために、重い荷物を担いで、登って行くんです。<br /><br />今回は、尾根を登り切ったら、北アルプスのランドマークである槍ヶ岳が威風堂々と立ちはだかります。<br />写真中央にある槍の穂先のように尖がった山です。<br />去年は、あのてっぺんに立ったのだから、感動も2倍2倍!

    北アルプスの醍醐味、稜線に出た瞬間なんです。
    登り切った瞬間に広がる大展望!
    この瞬間のために、重い荷物を担いで、登って行くんです。

    今回は、尾根を登り切ったら、北アルプスのランドマークである槍ヶ岳が威風堂々と立ちはだかります。
    写真中央にある槍の穂先のように尖がった山です。
    去年は、あのてっぺんに立ったのだから、感動も2倍2倍!

  • AM8:20、鏡平小屋に到着です。<br />15分の休憩後、再び、歩き始めます。

    AM8:20、鏡平小屋に到着です。
    15分の休憩後、再び、歩き始めます。

  • 鏡平小屋の前から見る槍ヶ岳もパンチがあってイイです。

    鏡平小屋の前から見る槍ヶ岳もパンチがあってイイです。

  • 槍ヶ岳が見えたので、これで登りが終わったと思ったのですが、おっとどっこい!<br />ここから約1時間、また登り!<br />しかもかなりキツイ。

    槍ヶ岳が見えたので、これで登りが終わったと思ったのですが、おっとどっこい!
    ここから約1時間、また登り!
    しかもかなりキツイ。

  • ヒィヒィ、ハァハァ言って、なんとか登り切ります。<br />そして到着、弓折乗越。<br />先ほどから見えている槍ヶ岳。ビジョンがちょっと違うでしょ。<br />仰ぎ見ていた槍ヶ岳が、同じぐらいの高さに。<br />それだけ登ってきた証拠です。

    ヒィヒィ、ハァハァ言って、なんとか登り切ります。
    そして到着、弓折乗越。
    先ほどから見えている槍ヶ岳。ビジョンがちょっと違うでしょ。
    仰ぎ見ていた槍ヶ岳が、同じぐらいの高さに。
    それだけ登ってきた証拠です。

  • 1時間前の鏡平小屋があんなに下に…。

    1時間前の鏡平小屋があんなに下に…。

  • この弓折乗越で標高2500メートル。<br />見たこともない高山植物が心を癒してくれます。

    この弓折乗越で標高2500メートル。
    見たこともない高山植物が心を癒してくれます。

  • この時点で、AM9:30。<br />まだまだ、行きまっせ!<br />遠くに、本日の最終目的地、鷲羽岳が見えます。<br />写真中央の遠くの山です。

    この時点で、AM9:30。
    まだまだ、行きまっせ!
    遠くに、本日の最終目的地、鷲羽岳が見えます。
    写真中央の遠くの山です。

  • こんな感じで、普通に雪が残っています。

    こんな感じで、普通に雪が残っています。

  • やっぱり槍ヶ岳ってカッコイイですね!

    やっぱり槍ヶ岳ってカッコイイですね!

  • 弓折乗越からは、山々をつないで歩いていきます。<br />登り切っているので、急登はなし。<br />稜線なので、風が吹いていて気持ちイイ。<br />これもやめられない楽しさ。<br />どんどん、鷲羽岳も近づいてきます。

    弓折乗越からは、山々をつないで歩いていきます。
    登り切っているので、急登はなし。
    稜線なので、風が吹いていて気持ちイイ。
    これもやめられない楽しさ。
    どんどん、鷲羽岳も近づいてきます。

  • 休憩ポイントの双六小屋が見えてきました。

    休憩ポイントの双六小屋が見えてきました。

  • AM10:45、双六小屋に到着です。<br />あれ?ピンボケ?<br />…さすがに疲れていたのでしょう。

    AM10:45、双六小屋に到着です。
    あれ?ピンボケ?
    …さすがに疲れていたのでしょう。

  • 双六小屋の前から見た鷲羽岳。<br />この鷲羽岳…かなりカッコイイ。槍ヶ岳に匹敵する!<br /><br />写真の中央部、左側に茶色の建物が見えます。<br />ここが、本日のテント場になる三俣山荘です。<br />あそこまで、約2時間。がんばりましょう!

    双六小屋の前から見た鷲羽岳。
    この鷲羽岳…かなりカッコイイ。槍ヶ岳に匹敵する!

    写真の中央部、左側に茶色の建物が見えます。
    ここが、本日のテント場になる三俣山荘です。
    あそこまで、約2時間。がんばりましょう!

  • 双六小屋から三俣山荘までの道のりには、双六岳や三俣蓮華岳という山があります。<br />しかし、この山旅の最大の目的は、雲ノ平と鷲羽岳!<br />その2つを明日にトライします。<br />ここは体力温存です。無理して急登して2山を攻めるのではなく、山裾の道を通って、頂上を回避します。<br />時間も節約できます。<br /><br />この決断が、良かった。いろんな意味で。

    双六小屋から三俣山荘までの道のりには、双六岳や三俣蓮華岳という山があります。
    しかし、この山旅の最大の目的は、雲ノ平と鷲羽岳!
    その2つを明日にトライします。
    ここは体力温存です。無理して急登して2山を攻めるのではなく、山裾の道を通って、頂上を回避します。
    時間も節約できます。

    この決断が、良かった。いろんな意味で。

  • こんな山裾の道をガンガン歩きます。

    こんな山裾の道をガンガン歩きます。

  • 高山植物も見る余裕があります。<br />きれいです。

    高山植物も見る余裕があります。
    きれいです。

  • 槍ヶ岳から遠ざかっていきます。

    槍ヶ岳から遠ざかっていきます。

  • 双六小屋から約2時間。<br />朝から歩き始めて8時間。<br />やっとの思いで、三俣山荘テント場に到着です。

    双六小屋から約2時間。
    朝から歩き始めて8時間。
    やっとの思いで、三俣山荘テント場に到着です。

  • この三俣山荘テント場が大正解!<br />前方にそびえる鷲羽岳!<br />鷲が羽を広げたような山の形からつけられたそうです。<br /><br />見よ!<br />この雄大さ!威圧感!存在感!カッコ良さ!パンチ力!偉大さ!<br />数少ない北アルプスではありますが、ここに勝るテント場はあるのでしょうか?<br />暫定No1です!

    この三俣山荘テント場が大正解!
    前方にそびえる鷲羽岳!
    鷲が羽を広げたような山の形からつけられたそうです。

    見よ!
    この雄大さ!威圧感!存在感!カッコ良さ!パンチ力!偉大さ!
    数少ない北アルプスではありますが、ここに勝るテント場はあるのでしょうか?
    暫定No1です!

  • そして、このテント場の素晴らしさは、鷲羽岳だけでなく、槍ヶ岳も拝めること。<br />あぁ〜。何時間での眺めていれます。

    そして、このテント場の素晴らしさは、鷲羽岳だけでなく、槍ヶ岳も拝めること。
    あぁ〜。何時間での眺めていれます。

  • この圧倒的なパンチ力。

    この圧倒的なパンチ力。

  • さぁさぁ、ディナーです。

    さぁさぁ、ディナーです。

  • 本日のディナーは、角煮丼とお味噌汁。<br /><br />アルファ米(乾燥米)をお湯でもどして、真空パックの角煮を湯煎。それをご飯の上にぶちまければ、もう他にはいらないでしょう!<br />ガツガツ食らいつきます。

    本日のディナーは、角煮丼とお味噌汁。

    アルファ米(乾燥米)をお湯でもどして、真空パックの角煮を湯煎。それをご飯の上にぶちまければ、もう他にはいらないでしょう!
    ガツガツ食らいつきます。

  • 遠くから、自分のテントをパシャリ。<br />真ん中にある緑のテントがMYテントです。<br />後ろにあるのが雪渓です。雪です。<br />風が吹いたら寒い寒い。

    遠くから、自分のテントをパシャリ。
    真ん中にある緑のテントがMYテントです。
    後ろにあるのが雪渓です。雪です。
    風が吹いたら寒い寒い。

  • さて、3日目。<br />AM3:00に起床。星が見える!今日もイイ天気。<br />と思いきや、AM4:00から雨。風も出てきた。<br />それを押して、AM5:20に鷲羽岳山頂に向けて出発。しかし!打ちつける雨。とてつもない突風。<br /><br />登り始めて30分。横風に煽られ、体重57キロ+担いでるザック20キロ=約80キロが谷底に吹っ飛ばされかける。<br /><br />“あかん!これは死ぬ!”<br />と思い、出発した三俣山荘へ引き返します。<br /><br />ここは自分の命が大事。ルートを変更して、谷を下って登るルートへ変更。雲ノ平を目指します。

    さて、3日目。
    AM3:00に起床。星が見える!今日もイイ天気。
    と思いきや、AM4:00から雨。風も出てきた。
    それを押して、AM5:20に鷲羽岳山頂に向けて出発。しかし!打ちつける雨。とてつもない突風。

    登り始めて30分。横風に煽られ、体重57キロ+担いでるザック20キロ=約80キロが谷底に吹っ飛ばされかける。

    “あかん!これは死ぬ!”
    と思い、出発した三俣山荘へ引き返します。

    ここは自分の命が大事。ルートを変更して、谷を下って登るルートへ変更。雲ノ平を目指します。

  • 谷を一気に下ります。<br />すると、黒部川の源流です。<br />ここから流れ出る水が、黒部ダムで蓄積されて、日本海へ注ぎ込まれるのです…。

    谷を一気に下ります。
    すると、黒部川の源流です。
    ここから流れ出る水が、黒部ダムで蓄積されて、日本海へ注ぎ込まれるのです…。

  • AM6:40に三俣山荘を再出発して、約3時間。<br />雲ノ平小屋に到着です。<br />テントを張ってもイイのですが、天気の悪化も気になります。<br />テントも濡れてるし…。レインコートもビショビショ。<br /><br />考えた挙句、今晩は雲ノ平小屋に泊まることに決定!

    AM6:40に三俣山荘を再出発して、約3時間。
    雲ノ平小屋に到着です。
    テントを張ってもイイのですが、天気の悪化も気になります。
    テントも濡れてるし…。レインコートもビショビショ。

    考えた挙句、今晩は雲ノ平小屋に泊まることに決定!

  • この雲ノ平小屋、再築されて2年目。<br />小屋の中は木の香りが残っています。そしてキレイ!<br />AM9:30に小屋について、本を読んだり、散歩したり、他の登山者とおしゃべりしたり…。

    この雲ノ平小屋、再築されて2年目。
    小屋の中は木の香りが残っています。そしてキレイ!
    AM9:30に小屋について、本を読んだり、散歩したり、他の登山者とおしゃべりしたり…。

  • みんなで脚を投げ出して語らいます。

    みんなで脚を投げ出して語らいます。

  • 雨がやみ、霧が晴れかけると、外に出て、高山植物をバシャバシャ撮ります。

    雨がやみ、霧が晴れかけると、外に出て、高山植物をバシャバシャ撮ります。

  • 見たこともない花々です。

    見たこともない花々です。

  • 可憐な花です。

    可憐な花です。

  • 色とりどりです。

    色とりどりです。

  • 晴れていれば…。

    晴れていれば…。

  • なんせ晴れていれば。

    なんせ晴れていれば。

  • 少し晴れた!…か?

    少し晴れた!…か?

  • 小屋の夕食は石狩鍋。<br />冷えた体に染み入ります。<br />山で食べるものは、なんでも最高に美味い!<br /><br />カレー、角煮、ドライマンゴー、カップヌードル…etc.

    小屋の夕食は石狩鍋。
    冷えた体に染み入ります。
    山で食べるものは、なんでも最高に美味い!

    カレー、角煮、ドライマンゴー、カップヌードル…etc.

  • 小屋はシーズン最高の混雑。1つの布団で二人が寝ます。<br />これも致し方なし。<br /><br />日が暮れると、雨が強さを増す一方。<br />雷も鳴り、本物の雷雨に!<br />テント張らずで正解でした。<br /><br />なんだかんだで、ぎゅうぎゅうでも約7時間爆睡。

    小屋はシーズン最高の混雑。1つの布団で二人が寝ます。
    これも致し方なし。

    日が暮れると、雨が強さを増す一方。
    雷も鳴り、本物の雷雨に!
    テント張らずで正解でした。

    なんだかんだで、ぎゅうぎゅうでも約7時間爆睡。

  • 翌日はAM4:00起床。AM5:00から朝食をを頂いて、外に…。<br />土砂降り。一晩降り続いた雨。<br />しかし、ここで停滞することはできない。せめて次のテント場である太郎平に行きたい。<br />そこには、とてつもない急坂を下る必要がある。<br />岩に木の根っこで元々悪い道なのに、この雨。<br /><br />ここは気合をいれて行くしかない。<br /><br />剣道で鍛えた不撓不屈の精神で、不退転の覚悟を持って、行くしかない!

    翌日はAM4:00起床。AM5:00から朝食をを頂いて、外に…。
    土砂降り。一晩降り続いた雨。
    しかし、ここで停滞することはできない。せめて次のテント場である太郎平に行きたい。
    そこには、とてつもない急坂を下る必要がある。
    岩に木の根っこで元々悪い道なのに、この雨。

    ここは気合をいれて行くしかない。

    剣道で鍛えた不撓不屈の精神で、不退転の覚悟を持って、行くしかない!

  • 約2時間をかけて、雨の中、道悪の急坂を下ります。<br />一気に700mも高度を下げます。<br />登山道は昨晩からの雨が流れ込み、もはや、川…。下山ではありません。沢下りです。<br />靴の中は水の侵入でぐちょぐちょ。レインコートの中もぼとぼと…。<br /><br />自然の中のちっぽけなで無力な自分に悲しくなります。

    約2時間をかけて、雨の中、道悪の急坂を下ります。
    一気に700mも高度を下げます。
    登山道は昨晩からの雨が流れ込み、もはや、川…。下山ではありません。沢下りです。
    靴の中は水の侵入でぐちょぐちょ。レインコートの中もぼとぼと…。

    自然の中のちっぽけなで無力な自分に悲しくなります。

  • 2時間かけて700メートルを下って、そこから2時間をかけて400メートルを登ります。<br />AM10:30、本日の宿泊予定地である太郎平小屋に到着。<br />ここで晴れるか?<br />悲願の鷲羽岳と雲ノ平は視界が10メートルもなかったのに…。

    2時間かけて700メートルを下って、そこから2時間をかけて400メートルを登ります。
    AM10:30、本日の宿泊予定地である太郎平小屋に到着。
    ここで晴れるか?
    悲願の鷲羽岳と雲ノ平は視界が10メートルもなかったのに…。

  • 時間は早い。雲ノ平でゆっくりできず、ひたすら歩いたので、予定よりかなり早い。<br />小屋で確認すると、富山駅行きの最終バスに間に合う!!!<br />靴も服も雨でずぶ濡れ。ザックも水を含んだテントなどで重い重い。<br />ここで1泊しても、明日の天気が良いという保証はない。<br />!!!下りるぞ!!!

    時間は早い。雲ノ平でゆっくりできず、ひたすら歩いたので、予定よりかなり早い。
    小屋で確認すると、富山駅行きの最終バスに間に合う!!!
    靴も服も雨でずぶ濡れ。ザックも水を含んだテントなどで重い重い。
    ここで1泊しても、明日の天気が良いという保証はない。
    !!!下りるぞ!!!

  • 下りると決めたら、ひたすら下りる!<br />徹底的に下りる!<br />ガツガツ下りる!<br />膝が痛くなっても下りる!<br />だって、あとは下りるだけですから。<br />あとは野となれ山となれ。

    下りると決めたら、ひたすら下りる!
    徹底的に下りる!
    ガツガツ下りる!
    膝が痛くなっても下りる!
    だって、あとは下りるだけですから。
    あとは野となれ山となれ。

  • あの湖の近くまで、約2時間半、下り続けます。<br />案の定、残り1時間というポイントで、右膝に激痛が!!!<br />右膝をかばっていると、これまた案の定、左膝にも激痛が!<br />最後は、ヘトヘトでなんとか下山。

    あの湖の近くまで、約2時間半、下り続けます。
    案の定、残り1時間というポイントで、右膝に激痛が!!!
    右膝をかばっていると、これまた案の定、左膝にも激痛が!
    最後は、ヘトヘトでなんとか下山。

  • PA1:30、這う這うの体で最終目的地である折立登山口に到着。<br />

    PA1:30、這う這うの体で最終目的地である折立登山口に到着。

  • 登山口から富山駅まではバスで2時間。<br /><br />バスでは、甲府在住の30代男性と30代の大阪在住の女性お二人と一緒になる。<br />甲府の方は昨日の雲ノ平小屋から同じで、女性お二人とは太郎平小屋付近から抜きつ抜かれるだった方。<br /><br />バスでの2時間で話は弾みます。京都までの電車に時間があったので、名前も素性も知らない4人で、駅前で蕎麦を食べて、スーパー銭湯に行って4日間の汗を流します。<br /><br />山の絆ですね。

    登山口から富山駅まではバスで2時間。

    バスでは、甲府在住の30代男性と30代の大阪在住の女性お二人と一緒になる。
    甲府の方は昨日の雲ノ平小屋から同じで、女性お二人とは太郎平小屋付近から抜きつ抜かれるだった方。

    バスでの2時間で話は弾みます。京都までの電車に時間があったので、名前も素性も知らない4人で、駅前で蕎麦を食べて、スーパー銭湯に行って4日間の汗を流します。

    山の絆ですね。

  • PM7:56発のサンダーバードの最終電車で京都へ帰ります。<br /><br />銭湯にまで行った方々ともお別れです。<br />「また、どこかの山で会いましょう」<br />それが合言葉です。<br /><br />車中、ますのすしを食べて、じゃがりこ食べて、コーラです。<br />ガツガツ食べます。

    PM7:56発のサンダーバードの最終電車で京都へ帰ります。

    銭湯にまで行った方々ともお別れです。
    「また、どこかの山で会いましょう」
    それが合言葉です。

    車中、ますのすしを食べて、じゃがりこ食べて、コーラです。
    ガツガツ食べます。

  • 最後は、この山旅のベストショットで!<br /><br />※実は、この山旅…。一度もどこの山の頂上にも立ってないのです。<br /> 双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、ワリモ岳、祖父岳、祖母岳、太郎山…登れる山はこれだけあったのに…。一度も山頂(ピーク)に立たずです。<br /> そうなんです。「どこの山に登ったの?」と聞かれると、「ただひたすらに、山道と山裾を歩いてきました」という状況なんです。<br /> でも、これも山旅なんです。イイんです!<br /><br /> この山旅、非常に楽しかったので。雨やら風やら、非常に貴重な経験も積むことができた。<br /> レベルアップできたと思います。<br /> しかし!やっぱり、悔しい!また、必ず晴れた鷲羽岳と雲ノ平にチャレンジします!!!

    最後は、この山旅のベストショットで!

    ※実は、この山旅…。一度もどこの山の頂上にも立ってないのです。
     双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、ワリモ岳、祖父岳、祖母岳、太郎山…登れる山はこれだけあったのに…。一度も山頂(ピーク)に立たずです。
     そうなんです。「どこの山に登ったの?」と聞かれると、「ただひたすらに、山道と山裾を歩いてきました」という状況なんです。
     でも、これも山旅なんです。イイんです!

     この山旅、非常に楽しかったので。雨やら風やら、非常に貴重な経験も積むことができた。
     レベルアップできたと思います。
     しかし!やっぱり、悔しい!また、必ず晴れた鷲羽岳と雲ノ平にチャレンジします!!!

この旅行記のタグ

21いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP