小豆島でロケ地巡り

2012/07/06 - 2012/07/07

映画「八日目の蝉」を見てからずっと行ってみたかった小豆島。
母＆娘はどうやら考える事が同じ。
「小豆島行ってみたいわ」
「私も」
「じゃあ行ってみましょ！」
という事で急遽１泊２日のプチトラベル決定。
目的は勿論「八日目の蝉」ロケ地巡りなの。

行きは姫路港からフェリーで福田港へ。
福田港と言えば、八日目の蝉のワンシーンが目に浮かびます。
寒霞渓や中山千枚田、二十四の瞳映画村など映画の中で希和子と薫が幸せな日々を過ごした場所を巡ってみたいと思います。

エリア 小豆島(香川)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

７月６日　お天気はイマイチ。
でも思い立ったら小豆島へ行っちゃいます！
早朝の伊勢湾岸道路は空いてるので快適。

姫路港までマイカーで向かいます。

行きのフェリーは姫路港発９：４５→小豆島福田港着１１：２５
小豆島急行フェリーは１時間４０分の船旅です。

早朝に出発したので余裕と思っていたら、途中カーナビの予想到着時刻が出航時間より大幅に遅い事に気づき「げげっ！？」

ノンストップでひたすら走ったら２時間ほど早く到着しちゃいました。
何年もカーナビの更新してないまぁちゃんの車で出かけたのが失敗でした。新名神も入ってなくて上手く計算できなかったみたい。

途中のＳＡやＰＡに寄って何か食べたかったのに、残念。
しかも港では突然、土砂降りの雨＾＾；
前途多難（！？）の幕開けだわ〜。

姫路港 乗り物

フェリーの客室は貸切状態に空いてました。
皆朝早かったので、ｚｚｚ

旅にでるとハイテンションになるわたくしは、上部のデッキでわくわくしながら景色を眺めてました。

途中何度も島が見える度に「あれが小豆島！？」と勘違い。
どうやらこの島も小豆島ではなかったようです。

小豆島急行フェリー 乗り物

船がゆっくり向かっていくので、これは間違いなく小豆島でしょう。
予想してたよりも大きな島です。
曇り空だけど、とりあえず雨も止んでるのでＯＫ

一番最初に乗船した私達の車は、当然降りる時も先頭。
なので、もたもたしてるわけにもいかず福田港で下船後、ドラマのシーンにひたる間も無くあっさりスルーしちゃいました。

さて、最初は何処へ？
って誰もちゃんと調べてないし（怒）
一人旅の時は、不安なのである程度下調べするけど家族旅行だと誰かが調べてるでしょって全員他力本願（笑）

そこで港付近に看板が出ていた寒霞渓へ行ってみる事に。
どうやらこのルートはロープウェイ乗り場ではなく直接山頂へアクセスするみたい。

やはり山頂に直接着いちゃった。
紅葉の季節は絶対ロープウェイだと思うけどまぁいいか。

左前方に見えてるのが一億円のＷＣ←くだらん事は調べてます。

寒霞渓 自然・景勝地

折角だし、一億円のＷＣに入ってみます。

う〜ん・・・綺麗だけど普通でした。

最近はＳＡやハイウエイオアシスのＷＣが豪華で綺麗だから、特に驚かないのかも。

オリーブソフトを食べてみます。
ピンクっぽいのと白いのと２種類を食べ比べ。
微妙なお味でした。

景色は曇りでも良い感じです。
（この付近にもお猿が出没するので飲食物に注意ですって）

映画の中で希和子と薫がここで新しい世界と出逢ったのかな？

な〜んてひたってましたが、この後オリーブ公園で出会った親切なガイドさんによると、実は山頂から５分ほど歩いた所にある展望台がロケ地なんだって。
事前にチェック不足でしたね。
まぁ、この時点で誰もその事に気づいてないから良しとしましょ。

皆、お腹も空いてきました。
なので中山千枚田の近くにある「こまめ食堂」を提案。
（食べ物だけは何故か調べてあるわたくし）

寒霞渓から中山に向かう途中、大きな観音様を発見したので立ち寄ってみました。
小豆島大観音というらしいです。
エレベーターで観音様に上れるようです。
別料金でサリーを着て参拝できるみたい。
でも、お腹空いてるので先に進みます。

小豆島大観音 寺・神社・教会

小豆島大観音駐車場付近からの展望。
緑の山々に囲まれた田園と集落がのどかで良い感じ。

中山の千枚田付近。
緑が濃くて素敵な風景が広がっています。

明日は「虫送り」の行事が復活されるそうです。
あ〜これは見たかった。
映画の中で希和子と薫が撮影されて見つかってしまうのよね。
「八日目の蝉」で虫送りのシーンは幻想的で素敵でした。

中山千枚田 自然・景勝地

こまめ食堂の外観。
昔懐かしい雰囲気が漂ってます。
にこやかで優しい笑顔がとても素敵な女性スタッフさんが出迎えてくれました。

こまめ食堂 グルメ・レストラン

テラス席でお昼をいただくことにしました。

心地良いお席だけど、虫系苦手な方は中でいただく方が無難かも。

こまめ食堂 グルメ・レストラン

地元で取れたお米や新鮮な野菜を使った定食は優しいお味。
シンプルだけど、どれも美味しいです。
おにぎり大好きなまぁちゃんは大満足。

内容はごくシンプル。
でも野菜が凄く美味しかったです。

さらにシンプルなそうめん定食。美味し。

お食事の後は付近を少し歩いてみます。

中山農村歌舞伎舞台ってのは、ここかしら？
（未確認なので違うかも）

中山農村歌舞伎舞台 名所・史跡

この季節は千枚田の緑が濃くて美しい風景を眺める事が出来ます。

これも後で聞いたのですが、こまめ食堂の前の道路を石碑のあたりまで上っていくと、映画にでてきた景色に出会えるそうです。

中山千枚田 自然・景勝地

中山撤収後、小豆島オリーブ公園へ。

これはアテナ像？
ハート型のオリーブはカップルの記念撮影にお勧めね。
だとすれば見守るこの方は愛の女神？
アテナは確か知恵の女神だからアテナじゃないのかも。
まぁ別にこだわらなくても良い事だけど・・・何となく気になってしまう私

ここではオリーブオイルの試食もできました。
オリーブオイルやオリーブの化粧品、石鹸、小豆島の名産品など、お土産選びも楽しめます。

道の駅 小豆島オリーブ公園 道の駅

オリーブの木々に囲まれた小道を散策。

道の駅 小豆島オリーブ公園 道の駅

小豆島と言えば、この風車小屋の景色が思い浮かびます。
この風景が見たかったので、蒸し暑さに負けた家族は放置して園内を彷徨いました。
最近一人旅してるので単独行動の癖がついちゃったかな。

前方は綺麗な青い海が広がってました。

見所も色々あるみたいなので、もう少しゆっくり滞在したかったかなぁ。
お隣にはサン・オリーブ温泉という施設もありました。

本日のお宿は小豆島国際ホテル

お部屋はエグゼクティブルーム６０４号室
リビングルームの窓からはエンジェルロードが見えます。

小豆島国際ホテル 宿・ホテル

リビングルームの隣には畳の寛ぎスペースもありました。
３人以上で宿泊の時はこちらにお布団を敷いてもらえます。
こちらの窓からも海が綺麗に展望できました。

小豆島国際ホテル 宿・ホテル

リビング＆和室にフローリングのツインベッドルームが付いてます。
マットレスはちょっと固めでした。

そしてお部屋の窓からエンジェルロードもばっちり見えてました。

この日はたまたま干潮が夕方の６時頃からと翌朝７時頃だったので、エンジェルロードをお散歩するのにぴったりでした。

干潮の前後２時間くらいと聞きましたが、実際はそれより長い時間現れてました。
夜はライトアップもあるそうです。

エンジェルロード 自然・景勝地

このお部屋には檜の露天風呂が付いてました。
（６Ｆのエグゼクティブルームには全室露天風呂がついてるらしいです。）
露天風呂というより実際は半露天風呂って感じですが、この檜の浴槽が超ビッグサイズ。
大人が５〜６人浸かれそうな大きさ。ゆったりバスタイムを楽しめました。

また、窓際にはブラインドがあるので浴槽に浸かるまでブラインドを下ろしておいて、浸かったままブラインドを上げれば、安心してお風呂からもエンジェルロードと海の景色を楽しめます。

夕食はレストランの個室に用意されてました。

前菜、八寸から舟盛りチックなお造りの盛り合わせ、海鮮鍋、メバルの煮付けなど、海の幸が次々に出てきました。
もう少し品数控えめでも十分な気がしましたが・・・

流石に魚ばかりだと食べ厭きちゃう（我儘な感想ですけど）

こんなに立派なメバルの煮付けを食べたらそれでもう満腹になっちゃいます。
木の葉に包まれてたのは、海鮮押し寿司。

「でも、煮付けには白いご飯が合うよね。」とまぁちゃん。
するとスタッフさんが「ご飯をお持ちしましょうか」って。
親切な対応はとっても嬉しいですけど、さらにご飯までは、無理。

そろそろデザートかな？と思っていたら・・・

一口サイズだけど、和牛のステーキが出てきました。
（もうそろそろ全員ギブですけど）

でもジューシーで柔らかくて美味しいお肉なので完食。
お肉は小豆島特産品のもろみでいただきます。

もうこれで後はデザートでしょ。

と、思っていたらここで出ました。
小豆島名物のオリーブそうめん。
これも美味しかったけど、お腹がいっぱいです。

なんとか無事デザートにたどりつきました。

醤油カステラや醤油アイスなど小豆島特産品の盛り合わせ。
カステラやアイスに醤油を入れなくてもねぇ〜なんて思っていましたが、食べてみたら予想以上に美味しいの。
醤油カステラは是非お土産に買わなくっちゃ！

こちらは翌日の朝食バイキング。

地元で取れた野菜料理が豊富でした。
ホント野菜が美味しいです。
バイキングは和食・洋食両方いただけて◎

小豆島国際ホテルは立地が良いし、お勧めです。

朝食後はホテルからエンジェルロードへ。
この立地の良さが人気なんでしょうね。

まず、約束の丘展望台に上ってみます。
こちらにも恋人の聖地の鐘がありました。
最近あちこちで良く見かけます。

晴れていたら最高のロケーション。
残念ですがお天気はイマイチ。

家族で来てるけど、とりあえず鐘を鳴らしちゃいます。
展望台の下にプレートの自動販売機があってちょっと笑えました。
ホテルの売店でも購入可能みたい。

エンジェルロード 自然・景勝地

こちらの展望台から眺めるエンジェルロードは素敵でした。

カップルでここを訪れたら、中央で手をつないで渡ると結ばれるらしいです。

沖縄みたいに真っ白な珊瑚の浜だったら、さらに素敵だろうな〜なんて思ってしまう私は間違いなく沖縄病患者です。

エンジェルロード 自然・景勝地

雨が降ってきたので早々に撤収。
もう少し遠くまで散策してみたかったので、少し心残りです。

手前の白い建物が小豆島国際ホテル。
こちらに宿泊するとエンジェルロードを歩くのに便利。
早朝の散策は貸切状態で◎

ホテルをチェックアウト後向かったのは、薫が遊んだ美しいビーチ。
ビーチへ向かう途中に戸形小学校がありました。
海亀が産卵に来た事があるようです。
入り口が少し分かりにくかったけど、小学校の手前に車を止める事ができました。

（その前にまぁちゃんの希望でビッグダディの診療所も見てきちゃった）見てどうする・・・って思うけど。

薫が遊んだ綺麗な砂浜の海。

戸形崎には５月初旬、海の上に鯉のぼりがつるされるそうです。

笠ヶ瀧寺にも行ってみたかったけれど、雨の後なので断念。

その代わり昨日寒霞渓の後で前を通った銚子渓お猿の国に行ってみました。
我が家は皆、動物好きなので気になるスポットです。

ここでは、お猿さんに餌をあげる事ができます。
人が檻の中に入って餌をあげるのね。
お猿さんの反応が激しいです。

銚子渓お猿の国 動物園・水族館

貫禄の大ボス
風格すら感じられます。

銚子渓お猿の国 動物園・水族館

奥の方でも餌をあげることができました。

こちらでもやはり小屋の中に入って、入り口から豆まきみたいに餌をあげます。
襲われないようにスタッフさんが入り口でガードしてくれます。

おじさんの背中におんぶのお猿さん発見。
「今からこの子がショーをするから見においで」と、言われてついて行きます。
名前はあいちゃん。賢そうなお猿さんです。

普通のお猿さんは目をそらすけど、あいちゃんはカメラ目線。
ショーの後、あいちゃんと一緒に記念撮影もできました。
ローカルだけど中々楽しいお猿の国。

お猿の国の向かい側に滝見小屋という建物を発見したので行ってみました。
雨の後なので水量たっぷりの滝を真上から眺める事ができます。
滝つぼへ行けるなら降りてみたかったけど、それらしき道は発見できませんでした。残念。

お次は昨日の親切なガイドさんイチオシ・スポット

宝生院の真柏を見に行きました。
確かに何かパワーを感じる古木です。

宝生院のシンパク 自然・景勝地

樹齢推定１５００年最古の柏だそうです。

ガイドさんによると正面からだけではなく、後ろ側からも是非眺めて欲しいとの事。
確かにこちら側から見るのも良いです。

宝生院のシンパク 自然・景勝地

二十四の瞳映画村に向かう途中、マルキン醤油記念館に立ち寄りました。
ここは観光客に人気の立ち寄りスポットみたいです。
ここでは、絶対に醤油ソフト食べてみなくちゃ！

マルキン醤油記念館 美術館・博物館

こちらの記念館は入館料が必要だけど、割引券があるし、お醤油がもらえるので入ってみます。

マルキン醤油記念館 美術館・博物館

軽いから持ってみなよと騙されて担ぐ。これ重たいです。
旅の恥はかき捨てのノリ。

金魚いかが？
面白い写真が撮れます。

お土産コーナーも充実。キャラクターのマルキンギョが可愛いです。

そして、並んででも買うべし！醤油ソフト
口コミの評判どおり濃厚なお味で美味でした。
佃煮やさんの佃煮ソフトも試してみたかったな。

帰りのフェリーの時間が迫ってくるので駆け足で二十四の瞳映画村に向かいました。

園内は昔懐かしい日本の風情。

二十四の瞳映画村 名所・史跡

青空も広がって良い感じ。

二十四の瞳映画村 名所・史跡

映画の中で希和子が小学校に入学前の薫を連れてここを訪れていましたよね。

教室の窓からは綺麗な青い海と青い空。
う〜ん良い所だわ。

キネマの庵では、昔懐かしい給食セットも食べられます。
お値段の割りにちょっと寂しい感じもしますが・・・
カレーと揚げパン、冷凍みかん、コーヒー牛乳という内容。

こちらはレトロな感じのコロッケ定食。
これは見た目以上にコロッケが美味でした。

また、キネマの庵では八日目の蝉に関連した展示が色々ありました。

昭和一桁ってこんな感じ？というレトロな雰囲気が漂ってます。

レトロなボンネットバスもあります。

予想した以上に楽しめた二十四の瞳映画村でした。
もう少しゆっくり時間をかけて回りたかったです。

入り口付近の水路には、噂のコブダイが泳いでます。
餌やり１００円
こんなに身体が出ちゃったらアカンと思うけど

ひっそりとこぶちゃんのお墓がありました。
みんなに愛されてたのね。

セット券を買ったので岬の分教所にも行ってみます。
時間が無い時はこちらをパスしても良いかな〜でした。

帰りは坂手港から神戸行きのジャンボフェリーに乗船。
近くには洞雲山寺や創麺屋があるので寄りたかったけど時間切れ。
う〜ん。残念。
少々物足りなさを感じつつ帰路につきました。

岬の分教場 美術館・博物館

帰りのフェリーに乗船後はみんな爆睡
明石海峡大橋に近づくと船内にアナウンスが入ります。
するとみんなデッキに出て橋を眺めます。

明石海峡大橋 (本州 舞子浜側) 名所・史跡

橋の下をくぐります。

橋を潜り抜けて振り返れば瀬戸内海に沈む夕陽。
もうすぐ神戸に到着です。

八日目の蝉ロケ地巡り小豆島ツアーも無事終了
小豆島は予想以上に良い所でした。