日本の旅　関西を歩く　大阪府枚方市観音山公園周辺

2012/06/11 - 2012/06/11

現在の枚方市、交野市のあたり一帯は平安時代の頃は「交野が原」と呼ばれ、日本に於ける七夕伝説発祥に地と伝わっている。
　平安時代初期、桓武天皇は「交野が原」に北極星を祭り国家の安泰を祈願し、たびたび狩猟を楽しんだといわれている。
「交野が原」は　貴族たちの遊猟地と栄え、『古今集』には在原業平が惟喬親王の狩猟の供をした時に『狩り暮し 棚機津女（たなばたつめ）に 宿借らむ 天の川原に 我は来にけり』と詠んだ歌が載っており、この頃には既に七夕の伝説が定着していたものと考えられている。
　このあたりには天野川を始め、今も残る七夕や星に関わる地名が多く生まれたのもこの頃だと言われている。地元に伝わる七夕伝説では『交野市の織物神社に祀られている織姫と枚方市の観音山公園にある巨石「牽牛石」が年に１度（７月７日）に天の川（天野川）に架かる逢合橋で出会い、逢瀬を楽しむ』という。
２００７年の７月７・８日には「全国七夕サミット」が枚方市、交野市で開催され観音山公園に牽牛像が建てられ牽牛石が祀られた。
観音山公園の一番高いところに鎮座している牽牛石は高さ約１ｍ、幅約２ｍの巨石でく牛の形に少し似ている。万葉歌人山上憶良の歌碑には『牽牛（ひこぼし）の 妻迎え船 こぎ出らし 天の川原に 霧の立てるは』が刻まれいかにも七夕伝説の公園という雰囲気がある。
（写真は観音山公園の「牽牛石」）

エリア 寝屋川・枚方・交野(大阪)

• 交通手段: 自家用車 徒歩

観音山公園の光景。

観音山公園周辺の光景。

観音山公園の光景。

観音山公園の光景。

観音山公園の光景。

観音山公園の光景。万葉歌人山上憶良の歌碑。
『牽牛（ひこぼし）の 妻迎え船 こぎ出らし 天の川原に 霧の立てるは』

観音山公園の光景。

観音山公園の牽牛（ひこぼし）像。

観音山公園の光景。

観音山公園の光景。

観音山公園の光景。観音山公園の一番高いところに鎮座している牽牛石。高さ約１ｍ、幅約２ｍの巨石でく牛の形に少し似ている。

観音山公園の光景。

観音山公園の牽牛石。

観音山公園の牽牛石の説明。

観音山公園から見た光景。

観音山公園の牽牛石。

観音山公園から見た光景。

観音山公園の光景。

観音山公園の光景。

観音山公園の説明。中山観音寺という寺があった場所で、南北朝の動乱で焼失し、廃寺となった。
１９７４年宅地造成に伴う発掘調査で、基壇や礎石が確認され、奈良時代から平安時代にかけての軒丸瓦や懸仏、鴟尾の破片、せん仏などが出土している。

観音山公園の光景。

観音山公園の光景。

観音山公園周辺の光景。

観音山公園の光景。

観音山公園の光景。

観音山公園周辺の光景。