2012/06/06 - 2012/06/06
7位(同エリア66件中)
ベームさん
14日目、6/6。
ゴスラーから日帰りでクヴェトリンブルクに行きました。1日中曇天でした。
クヴェトリンブルクはドイツ揺籃の地として最も重要な都市です。
カール大帝のフランク王国が大帝の死後(814年)ルートヴィヒ1世を経て3つに分かれ、うち一つがドイツの母体となる東フランク王国です。王国では911年ルートヴィヒ幼童王の死でカロリング朝カール大帝の血統が絶え、コンラート大公をへて919年ザクセン大公ハインリヒ1世(鳥刺王、876~936年)が国王に選出されザクセン朝が始まった。これをもってドイツ国の始まりとする説があります。
ハインリヒ1世はクヴェトリンブルクに城を構え、936年ハインリヒ1世の死により息子オットー1世(大帝)が国王となり、962年にはローマ教皇によりローマ王の帝冠を受け神聖ローマ帝国の初代皇帝となる。オットーはイングランド王女エドギタとこの地で結婚式を挙げ、続くオットー2世、3世もこの地に居を構えるなど、クヴェトリンブルクはドイツ国の黎明期に極めて深いかかわりを持っているのです。
ハインリヒ1世は妃マチルドと共に聖ゼルヴァティウス教会に眠っている。オットー大帝の墓はマグデブルクの旅行記で記したように、妃エドギタと共にマグデブルク大聖堂にあります・
人口2万6千人。922年文献に現われている。こんな内陸の都市でも1426年ハンザ同盟に加入しています。1200以上もの木組みの家が大戦の被害を受けぬままひっそりとたたずんでいる。
写真は市庁舎。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヴェルニゲローデからゴスラーに行き1泊したあとクヴェトリンブルクに日帰りで行きました。
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ゴスラーのホテルの朝食です。
コッペパン1個、ベーコン少々、バター、ジャム、固ゆでの卵、牛乳、ジュース、コーヒー。いつもこれです。ハム、ソーセージ類は私には辛すぎます。水分は大目に。 -
ゴスラー駅。
ゴスラー発8:09。フィーネンブルク、ハルバーシュタットと2回乗り換え、クヴェトリンブルク着9:23。 -
途中乗換駅ハルバーシュタット。
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いよいよクヴェトリンブルクに着きました。世界文化遺産の町です。
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クヴェトリンブルク駅。
ここの所雨か曇りの日ばかりです。 -
駅前のモニュメント。
まずシュロスベルク/城山を目指します。 -
バーンホフ通りからハイリゲガイスト通りに入ります。といっても曲がり角を間違えここまで来るのに2回道を尋ねました。
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カール・リッター通り。
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この先を左に曲がると城山のはずです。
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城山の教会の塔が見えました。方角さえわかれば大丈夫、この路地を進みます。
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シュロスベルク、城山の足元の小さな広場に着きました。
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古い石畳みを敷き詰めた小さな広場です。
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クロプシュトック博物館。
18世紀の詩人クロプシュトックの生家がありました。 -
クロプシュトック:宗教叙事詩「メシアン/救世主」の作者。1724~1803年。
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この古い家も詩人の縁故者の家のようです。
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修道院教会聖ゼルヴァティと城博物館の看板。
教会には宝物館、クリプタ、ハインリヒ1世の墓があり、と書いてあります。 -
坂道を上ります。
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聖ゼルヴァティウス教会。
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聖ゼルヴァティウス教会。
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城博物館。
16世紀に建てられた城館です。
6ユーロ払うと博物館と教会に入れます。たしか左が教会、右が博物館の入り口だったと思います。 -
博物館と教会は隣接しています。
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聖ゼルヴァティウス修道院付属教会。
10世紀中頃ハインリヒ1世が建てた城塞の跡に1世の未亡人マチルドが修道院を創設、その修道院が焼失した跡に1129年付属教会が建てられた。 -
祭壇。
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簡素な堂内です。
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板張りの天井。
屋根の重量を軽くするものです。 -
地下のクリプタ。
この鉄格子の下にハインリヒ1世と妃マチルド、オットー1世の娘2代目修道院長マチルドが眠っています。 -
花が供えられています。
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ピエタ。
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城山からの眺め。
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城塞の麓の石畳の道。
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城山のふもとを回ってミュンツェンベルクの丘に向かいます。
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ミュンツェンベルクに通じる急な階段。
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10世紀、ここに女子マリエン修道院があった所で、16世紀には道化師、見世物師、楽士、労働者など貧しい人たちの居住地だったそうです。
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ミュンツェンベルクの家並み。
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この丘からの城山の眺めがすばらしいと聞いていましたが、そんな場所は見つかりませんでした。
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丘を降り下の道を歩いていると聖ゼルヴァティウス教会が一望できる所がありました。
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ミュンツェンベルクを眺める。
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町の中心部に向かいます。
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ブラジイ通り。
古い木組みの家が続きます。ブラオハウスの看板がかかっているのでビールの醸造所でしょう。 -
古物商。
ザクセン・アンハルト地方で一番大きいアンティークの店、との看板が架かっていました。 -
聖ブラジイ教会。
起源は10世紀。今の建物は1715年。 -
教会の前に建つ噴水。少年と犬と教会、フランダースの犬でないことは確かでしょう。
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聖ブラジイ教会。
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祭壇。
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聖ブラジイ教会。
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聖ブラジイ教会。
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聖ブラジイ教会。
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聖ブラジイ教会。
ベンチが仕切られています。こういうのは初めて見ました。 -
マルクト広場にやってきました。
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天気が悪くもう一つ活気がありません。
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市庁舎の隣にインフォメーションがあります。
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クヴェトリンブルク市庁舎です。
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市庁舎。
1310年。17世紀初めころ改築。 -
市庁舎の片隅にローラントの像が建っています。
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ブレーメンのローラントの像に比べ随分小さい。
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市庁舎の中にちょっと入ってみました。
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市庁舎。
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市庁舎。
綺麗なステンドグラス。 -
マルクト広場の一角。
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1階のウインドウを見てください。「イタリア料理店」と日本語で書いてあります。
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昼は屋台のブラートブルスト、2ユーロで済ませました。
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ローラントの像を使った看板。
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マルクト広場の東に幾本もの狭い路地があります。
狭い通路を抜けると木組みの古い家がひしめいています。 -
シューホーフ。
シュー/靴というから昔靴職人が集まっていたのでしょうか。 -
シューホーフの古本屋さんです。
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シューホーフ、通りというよりも路地です。
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ヘレのアルター・クロプシュトック。
1580年。 -
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グーツ・ムーツ広場のグーツ・ムーツ記念碑。
どんな人でしょう。 -
市庁舎の北にあるマルクト教会。
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マルクト教会。
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マルクト教会。
後陣と祭壇。 -
マルクト教会。
説教壇。 -
マルクト教会。
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マルクト教会。
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マルクト教会。
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マルクト通りを北に歩きます。
旧市街地のほぼ北端にある聖エギディ教会。 -
また南に向きを変えます。
シュレッケン塔。
城壁の名残です。 -
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聖マチルド教会
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聖マチルド教会。
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聖マチルド教会。
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聖マチルド教会。
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聖マチルド教会。
ピエタ。悲しみのうちにも凛としたマリアです。 -
聖マチルド教会。
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マルシュリンガー・ホーフ通り、北ハルツ州立劇場。
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ヘーハー塔。
劇場の前にバスターミナルがありその奥に建っています。 -
ヘーハー塔とシュロスホテル。
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ヘーハー塔からの眺め。
マルクト教会。 -
聖ブラジイ教会。
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マルクト広場に戻ってビールで一休み。うすら寒くビールを飲む陽気でもないのになぜか。ドイツに来たらビールを飲まないといけないという固定観念でしょう。
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駅に向かいます。
ハイリゲガイスト通り。 -
クヴェトリンブルク駅に戻りました。
しっとりとした古都でした。 -
駅のホーム。
クヴェトリンブルク発14:33、ハルバーシュタット乗換え、ゴスラー着16:03。
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